パターは高価なものが多く、なかなか買い替えにくいクラブですが、その中でもリーズナブルに購入できるのが「中古パター」です。
そして、中古パターの中でも、より感覚で打つことができる利点を持っているのが、センターシャフトのパターです。
センターシャフトと言えば、ヘッドの真ん中にシャフトが刺さっているパターのことですが、一体どんな特徴があるのでしょうか。
今回は、中古のセンターシャフトパターの歴代の人気モデルから最新作まで、おすすめの商品を数多く紹介します。
目次
- 1 中古のセンターシャフトパターを使うメリット
- 2 中古のセンターシャフトパターを使うデメリット
- 3 中古のセンターシャフトパターの選び方
- 4 中古のセンターシャフトパターおすすめ10選
- 4.1 【テーラーメイド】ハイドロブラスト ジュノ TB2 トラスセンター(DW-IPR33)
- 4.2 【テーラーメイド】スパイダー GT ブラック センターシャフト パター(N0749126)
- 4.3 【オデッセイ】ホワイト ホットOG #1WCS パター(73011W3300)
- 4.4 【オデッセイ】ホワイト ホット OG #5CS パター(73006Y23400)
- 4.5 【オデッセイ】2-BALL TEN CSパター(73009U3300)
- 4.6 【オデッセイ】ELEVEN CS TOUR LINEDパター(73018X3301)
- 4.7 【スコッティキャメロン】PHANTOM X 5s(742RC34J)
- 4.8 【ピン】TYNE C
- 4.9 【ピン】SIGMA2 KUSHIN C
- 4.10 【プロギア】Silver-Blade α 03CS
- 5 まとめ
中古のセンターシャフトパターを使うメリット
安い
中古のセンターシャフトパターを使う一番のメリットは、やはり価格の安さにあります。
特に、パターはアイアンやウッドと比べると劣化をしにくいので、かなり古いモデルが格安で販売されているケースも。
ですので、中古パターは高級パターをリーズナブルに手に入れたい人や、さまざまなパターを試してみたい人にうってつけです。
状態が良いものも多い
パターは、飛ばすのではなく転がすためのクラブなので、他のクラブのようにフルスイングで使うことはありません。
ヘッドへの衝撃も他のクラブと比べて少ないため、目に見えた傷やへこみなどがつきにくい傾向にあります。
そのため、ヘッドの状態が良いものも多いので、中古品でも他のクラブより抵抗なく使うことができるでしょう。
芯に当てやすい
センターシャフトのパターは、シャフトの延長線上に芯があるので、他のシャフトより感覚で打つパターとなります。
シャフトをボールに当てる感覚で打つことから、テニスや野球と似た要領で打つことが可能です。
そのため、ゴルフ初心者でもどこに当てればいいか感覚をつかみやすく、芯に当てやすいのがメリットと言えます。
距離感がつかみやすい
センターシャフトは打点とシャフトがほぼ一直線になるため、重心距離がなく、打感がダイレクトに手に伝わるのが特徴です。
そのため、頭の中で想像している距離と実際の距離の誤差が小さくなり、思った通りの距離感で打つことができます。
打ちたいと思った通りの距離を打ち出しやすいので、大きくオーバーやショートがしにくい点がメリットです。
引っかけにくい
センターシャフトパターはオフセットがないので、インパクトでヘッドが遅れることなくボールに当たります。
そうすると、フェースを返しすぎて引っかけたりすることが少なく、左に出にくくなるのです。
普段から引っかけが出やすい人や、左にボールが転がりやすい人に、特に向いているパターと言えるでしょう。
中古のセンターシャフトパターを使うデメリット
スイートスポットが小さい
センターシャフトパターは、芯を狙いやすいのが利点ですが、同時に芯の範囲が小さい傾向にあります。
例えば、フェースのトゥやヒール寄りにボールが当たってしまうと、フェースが開閉しやすくブレの原因に。
少しの打点のズレでも方向がズレてしまう場合があるので、打点が安定しない人にとっては難しいと感じるかもしれません。
打ちにくいと感じることも
ゴルフクラブの中で、センターにシャフトが刺さっているクラブはパター以外にありません。
そのため、L字シャフトを使い慣れている人や、ウッドやアイアンを打ちなれている人は注意が必要です。
ウッドやアイアンは、すべてヒールにシャフトが付いているので、それに慣れてしまっていると打ちにくく感じる場合があります。
グリップ交換が必要な場合もある
これは、中古パター全般に言えることですが、パターの使用状態によっては、グリップがツルツルに摩耗している場合があります。
そうなると、パッティングの際の滑りや上手く握れないということにつながるので、新しいグリップ交換が必要です。
グリップ交換にはグリップ代、工賃の他に時間もかかるので、すぐパターを使いたい人や安く購入したい人は注意が必要です。
右に出やすい
センターシャフトパターは、シャフトの左端とフェースが重なる「オフセットなし」のパターです。
オフセットなしは、引っかけやすい人の場合はちょうどいいのですが、フェースが開きやすい人の場合、裏目に出てしまいます。
フェースが返る前にボールに当たってしまうので、その結果、右に出やすくなってしまうのがデメリットです。
中古のセンターシャフトパターの選び方
ヘッド形状
ヘッド形状は、大きく分けると長方形型の「ピン型」、かまぼこ型の「マレット型」、多角形型の「ネオマレット型」があります。
ピン型はブレード型とも呼ばれ、ヘッドが小さいので操作性が高く、より繊細なタッチで打つことが可能です。
マレット型は、半円上の形状でピン型よりも重心が深いので、慣性モーメントが高くミスに強い作りになっています。
そして、マレット型をさらに深重心にしてミスに強くしたのがネオマレット型のパターです。
このように、形状が異なるとヘッド重量や操作性も大きく変わってくるので、自分に合ったヘッド形状を選ぶのがおすすめです。
フェース素材
フェース素材は、各メーカーが独自技術を駆使した開発をしているので、大きくメーカーの特徴が出る部分です。
特に、インサート素材は金属素材や樹脂素材、ボールと同素材を使ったものなど、さまざまな種類があります。
金属素材は硬く弾くような打感で転がりがよく、樹脂素材やボールと同素材の場合は柔らかい打感で転がりすぎるのを防ぎます。
さらに、トップスピンのかかりやすさや打音も変わってくるので、好みの打感のフェース素材を選ぶといいでしょう。
メーカー
パターを製造しているメーカーは数多くありますが、その中でも人気が高いのは、オデッセイやスコッティキャメロンなどです。
オデッセイはホワイトホットパターをはじめとして、幅広いモデルのパターを販売しており、価格もリーズナブルなのが特徴です。
高級パターのスコッティキャメロンは、精巧に削り出されたヘッドと高級感のある見た目で、機能性とデザイン性に優れています。
他にも、アンサーシリーズが有名なピンや、トラスパターが大人気のテーラーメイドなど多くのメーカーがあります。
価格帯
中古パターの価格のポイントは、「発売日」と「状態」で、新しいモデルで状態が良いパターほど価格が落ちにくい傾向にあります。
ですので、できるだけ価格を抑えたい場合は、発売日から年数が経っているモデルを選ぶのがおすすめです。
ただその際に、ヘッドの錆びやグリップの劣化があるとパフォーマンスに影響を及ぼしてくる場合があります。
パターは比較的劣化が少ないクラブですが、グリップなどは消耗品になるので、購入の際にはよくチェックして選ぶといいでしょう。
中古のセンターシャフトパターおすすめ10選
メーカー・製品名 | ヘッド素材 | シャフト長さ | ロフト角 | ライ角 |
---|---|---|---|---|
テーラーメイド TPコレクション ハイドロブラスト ジュノ TB2 トラスセンター | ソフトステンレススチール | 33、34インチ | 3.0度 | 70度 |
テーラーメイド スパイダー GT ブラック センターシャフト パター | 軽量アルミニウム | 33、34インチ | 3.0度 | 70度 |
オデッセイ ホワイト ホットOG #1WCS パター | ステンレススチール | 33、34インチ | 3.0度 | 71度 |
オデッセイ ホワイト ホット OG #5CS パター | ステンレススチール、アルミニウム | 33、34インチ | 3.0度 | 71度 |
オデッセイ 2-BALL TEN CSパター | ステンレススチール、ABS | 33、34インチ | 3.0度 | 71度 |
オデッセイ ELEVEN CS TOUR LINEDパター | ステンレススチール、アルミニウム TPU | 33、34インチ | 3.0度 | 71度 |
スコッティキャメロン PHANTOM X 5s | ステンレススチール、アルミニウム | 33、34インチ | 3.5度 | 70度 |
ピン TYNE C | ステンレススチール | 34インチ | 3.0度 | 70度 |
ピン SIGMA2 KUSHIN C パター | ステンレススチール | 34インチ | 3.0度 | 70度 |
プロギア Silver-Blade α 03CS | ステンレス | 33、34インチ | 3.0度 | 70度 |
【テーラーメイド】
ハイドロブラスト ジュノ TB2 トラスセンター(DW-IPR33)
2021年に発売して以来、女子プロを始めとして大人気となったトラスパターのセンターシャフトモデルです。
「トラスホーゼル」と呼ばれる三角形のホーゼルが、芯を外した時のフェースのねじれを抑制して、まっすぐな打ち出しを可能に。
インサートを複合素材にすることで、柔らかな打感と手ごたえを兼ね備えた1本となっています。
ヘッド素材 | ソフトステンレススチール |
---|---|
シャフト長さ | 33、34インチ |
ロフト角 | 3.0度 |
ライ角 | 70度 |
【テーラーメイド】
スパイダー GT ブラック センターシャフト パター(N0749126)
ツアー選手の愛用者も多いスパイダーシリーズの2022年モデルで、前作よりさらに安定性を重視したパターとなっています。
TPUとアルミニウムの複合素材と45度の溝により、トップスピンがしっかりかかり、最後まで転がるボールを実現しました。
ウイングにウエイトを配置した「オープンフレームマルチマテリアルデザイン」という形状で、慣性モーメントの高さも魅力です。
ヘッド素材 | 軽量アルミニウム |
---|---|
シャフト長さ | 33、34インチ |
ロフト角 | 3.0度 |
ライ角 | 70度 |
【オデッセイ】
ホワイト ホットOG #1WCS パター(73011W3300)
2021年発売のホワイトホットOGのピン型パターで、ソール部分の調整可能のウェイトを変えることでバランス調整も可能です。
幅広のソールとセンターラインにより、低重心でまっすぐ打ち出せる安心感のある打ち出しを実現しました。
ホワイトホットシリーズの特徴である、ホワイトホットインサートにより、吸い付くような打感で打ち心地も抜群です。
ヘッド素材 | ステンレススチール |
---|---|
シャフト長さ | 33、34インチ |
ロフト角 | 3.0度 |
ライ角 | 71度 |
【オデッセイ】
ホワイト ホット OG #5CS パター(73006Y23400)
2020年発売のホワイトホットOGのマレット型パターとなっており、打ちやすさと安心感を兼ね備えたパターとなっています。
トゥとヒール部分に配置されたウエイトにより、センターシャフトの弱点であるフェースのブレを軽減してミスに強い作りに。
機能性の高さとリーズナブルな価格で、コスパにも優れた1本となっています。
ヘッド素材 | ステンレススチール、アルミニウム |
---|---|
シャフト長さ | 33、34インチ |
ロフト角 | 3.0度 |
ライ角 | 71度 |
【オデッセイ】
2-BALL TEN CSパター(73009U3300)
オデッセイの人気シリーズである「2ボール」と「テン」がタッグを組んだモデルで、両方の良さを併せ持った1本となっています。
2ボールの象徴である白い円で構えやすさを、テンの特徴であるヘッドの穴を埋めた形状で慣性モーメントを高めた作りに。
「マイクロヒンジインサート」により、しっかりした打感と高い打音で転がりの良いボールを実現しました。
ヘッド素材 | ステンレススチール、ABS |
---|---|
シャフト長さ | 33、34インチ |
ロフト角 | 3.0度 |
ライ角 | 71度 |
【オデッセイ】
ELEVEN CS TOUR LINEDパター(73018X3301)
イレブンパターのセンターシャフトモデルで、フェース寄りに配置されたウェイトが一番の特徴です。
ウェイトで浅重心を作り出すことで、高い慣性モーメントを出しながら、フェースの開閉もしやすい作りに。
一般的なネオマレット型とは異なり、ミスの寛容性と操作性を兼ね備えたパターとなっています。
ヘッド素材 | ステンレススチール、アルミニウム、TPU |
---|---|
シャフト長さ | 33、34インチ |
ロフト角 | 3.0度 |
ライ角 | 71度 |
【スコッティキャメロン】
PHANTOM X 5s(742RC34J)
ファントムXシリーズの2022年モデルで、削り出しスチールとアルミニウムソールの複合ヘッドとなっています。
大型ヘッドの重みでまっすぐストロークできるので、安定した方向性と転がるボールを打ち出せる作りに。
シャフトがややヒール寄りに刺さっていることで、トゥ側に若干の浮きが出てダフりを防ぐ効果もあります。
ヘッド素材 | ステンレススチール、アルミニウム |
---|---|
シャフト長さ | 33、34インチ |
ロフト角 | 3.5度 |
ライ角 | 70度 |
【ピン】
TYNE C
ツノ型マレットで人気となったタインのセンターシャフトパターで、同シリーズのタイン4より大型のヘッドが特徴です。
フェースの両端にタングステンウェイトを配置したツノ型ヘッドにより、安定性と操作性の両方を兼ね備えた作りを実現しました。
センターシャフトの利点である、芯の捉えやすさと距離感の掴みやすさもあり、非常に高性能なパターとなっています。
ヘッド素材 | ステンレススチール |
---|---|
シャフト長さ | 34インチ |
ロフト角 | 3.0度 |
ライ角 | 70度 |
【ピン】
SIGMA2 KUSHIN C
硬さの異なる二重のインサートにより、メーカー史上最も柔らかい打感と打音を実現しました。
フェースはメーカー独自のTR溝により、芯を外してもしっかりと転がるボールを打ち出すことができます。
専用レンチをグリップに差し込むと、シャフトを32~36インチまで調整可能なので、自分好みの長さにすることが可能です。
ヘッド素材 | ステンレススチール |
---|---|
シャフト長さ | 34インチ |
ロフト角 | 3.0度 |
ライ角 | 70度 |
【プロギア】
Silver-Blade α 03CS
アルミフェースとステンレスボディの複合ヘッドとすることで、深重心で高い慣性モーメントを実現しました。
フェースは両端を荒く、中央は細かい溝にすることで、芯を外したボールもしっかりと転がる作りです。
シルバーのブレードとブラックのヘッドのコントラストで、見た目にも構えやすい1本となっています。
ヘッド素材 | ステンレス |
---|---|
シャフト長さ | 33、34インチ |
ロフト角 | 3.0度 |
ライ角 | 70度 |
まとめ
難しい印象が強いセンターシャフトですが、芯へ当てやすさと距離の掴みやすさから、幅広い層が使いやすいパターとなっています。
中古パターであれば、新品よりも気軽に購入しやすいので、いろいろ試してみるのもおすすめです。
中古のセンターシャフトパターの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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