ブリヂストンのアイアンは、昔から上級者向けと言われてきました。
なぜなら、ジャンボ尾崎を始めとした、プロゴルファーと共に技術革新を続けてきた経緯があったからです。
ただ、最近は他メーカーの躍進もあるせいか、上級者だけでなく初心者向けのクラブ開発にも力を入れています。
この記事では、ブリヂストン製アイアンを初心者が使うメリット・デメリットを解説します。
おすすめのアイアン10選もあわせて紹介しますので、最後までご覧ください。
目次
- 1 初心者向けブリヂストンのアイアンを使うメリット
- 2 初心者向けブリヂストンのアイアンを使うデメリット
- 3 初心者向けブリヂストンのアイアンの選び方
- 4 初心者向けブリヂストンのアイアンおすすめ10選
- 4.1 【ブリヂストン】213HF (HFLC1IR5)
- 4.2 【ブリヂストン】222CB+(2PMN6IS)
- 4.3 【ブリヂストン】TOUR B J-GR(GCKB5I)
- 4.4 【ブリヂストン】JGR HYBRID FORGED(GHGB4I)
- 4.5 【ブリヂストン】PHYZIII(PIES5I)
- 4.6 【ブリヂストン】PHYZ (PIJB5IR)
- 4.7 【ブリヂストン】TOURSTAGE V-iQ 2012年モデル
- 4.8 【ブリヂストン】TOURSTAGE V-iQ 2016年モデル(QIGB5I)
- 4.9 【ブリヂストン】J15(BJFB6I)
- 4.10 【ブリヂストン】TOURSTAGE X-BLADE GR FORGED(GFES6IS)
- 5 まとめ
初心者向けブリヂストンのアイアンを使うメリット
やさしく打てる
ブリヂストンが初心者向けに開発したクラブは、芯から外れても大きなミスにつながらないよう設計されおり、ヘッド形状の進化もそのひとつです。
低深重心の技術や、ダフっても芝を滑らせるソール形状により、楽に上がって飛距離ロスも最小限におさえられるようになりました。
初心者が起こしそうな、ミスへの寛容性に優れた設計が特徴といえます。
飛距離がでる
ブリヂストンでは「飛び系アイアン」と称される、飛距離性能が優れたクラブも開発しています。
昔にくらべて、高反発素材や反発係数向上の開発を繰り返すことで、初心者でも楽に飛ばせるようになりました。
番手距離を伸ばすためのストロングロフトも、今では当然の技術として採用されています。
種類が豊富
ブリヂストンでは、中古も含めて初心者向けのクラブが豊富に用意されています。
1つのシリーズ内でも、飛び系とそれ以外にわけられているほど多彩なラインナップなので、目的別に応じた選択が可能です。
メーカーサイトでは、新品クラブが対象の、シャフトやグリップが選べるカスタムサービスもおこなっています。
初心者向けブリヂストンのアイアンを使うデメリット
操作性はあまり期待できない
初心者向けのクラブは、飛距離や楽に上がる設計のクラブが多いので、左右に曲げるといった操作には向いていません。
無理やりボールを曲げようとすると、スイングが崩れてしまう可能性があります。
操作性を求めるなら中級者向けのクラブか、飛び系以外のモデルを候補にしましょう。
クラブの重量に注意する
初心者向けのクラブは振りやすいように、重量が軽めに作られています。
軽いとクラブを自由に動かせる反面、自分の意図とは違う動きをしてしまうかもしれません。
スイング軌道やフェース向きが変わるとミスショットがでやすくなり、それに対応するためスイング自体を修正しがちになります。
クラブの影響でスイングが崩れないよう、重量には十分注意してください。
形状の好みがわかれる
ブリヂストンのアイアンには、ヘッド形状の違うモデルが多数存在しています。
シニアや力のない人向けのPHYZに例えると、かなりグースネックでソールも厚く、ヘッド全体が大きく見えます。
大きいヘッドは安心感を得られますが、シャープな形状が好きな人だと違和感を感じてしまうかもしれません。
初心者向けブリヂストンのアイアンの選び方
ヘッド形状
初心者向けのアイアンでは、キャビティ形状がおすすめです。
キャビティは低深重心で球が上がりやすく、広めのスイートスポットになっているため、ミスしてもそれほど飛距離がロスしません。
それとヘッドが大きいので、オートマチックに打てるという、初心者にやさしい機能がふんだんについています。
グースネック型とあわせて選べば、ボールも捕まりやすいので、とても打ちやすい形状と言えるでしょう。
モデル・シリーズから選ぶ
最新のBシリーズから中古品のX-BRADEまで、シリーズが豊富にあります。
Bシリーズは初心者から上級者まで対象であり、シニアや女性向けであれば、PHYZとV-iQをおすすめします。
頻繁にクラブを交換しない人であれば、JGRシリーズがおすすめです。
同じシリーズでも細分化されているので、形状や飛び系アイアンといった、目的別のクラブ選択も可能です。
体格や筋力に合わせる
通常アイアンには、カーボンとスチール2種類のシャフトが用意されています。
シャフトが軽いと振りやすいのですが、ヘッドスピードが早いとスピンが効きすぎてしまい、十分な飛距離が望めません。
また、身長に高低差があるとライ角が適性値から外れてしまい、ダウンスイングで軌道ズレを起こし、ミスにつながってしまいます。
ですので、自分の体格や筋力に合ったクラブ選択をしましょう。
価格帯
新品モデルは10万円以上しますが、中古になると、2〜3万円程度まで下がるモデルもあるため、予算がない人でも購入しやすくなるでしょう。
モデルや年代にもよりますが、半額以下で買えるクラブも多いので、状態次第では中古モデルの検討もおすすめします。
初心者向けブリヂストンのアイアンおすすめ10選
製品名 | 番手 | ロフト角 | ライ角 |
---|---|---|---|
213HF | 5~9、PW、48° | 22°~48° | 61°~63.5° |
222CB+ | 5~9、PW | 24°~46° | 61°~63.5° |
TOURB JGR | 6~9、PW | 25°~44° | 61.5°~63.5° |
JGR HYBRID FORGED | 7~9、PW1 | 26°~38° | 61.5°~63° |
PHYZⅢ | 6~9、PW | 26°~44° | 61.5°~63.5° |
PHYZ | 7~10、PW | 26°~45° | 61°~63 |
TOURSTAGE V-iQ 2012年モデル | 5~9、PW | 24°~44° | 61.5°~62.5° |
TOURSTAGE V-iQ 2016年モデル | 6〜9、PW | 27°~44° | 61.5°~62.5° |
J15 | 5~9、PW | 24°~44° | 61°~63.5° |
TOURSTAGE X-BLADE GR FORGED | 5~9、PW | 25°~45° | 61°~63.5° |
【ブリヂストン】
213HF (HFLC1IR5)
軟鉄鍛造のキャビティアイアンです。
ヘッドがグースネック気味なので球も捕まりやすく、たまに芯を外してもそれほど飛距離は落ちません。
シャフトはカーボンと軽めのスチールから選択でき、ヘッドスピードが遅い人でも無理なく、楽に飛ばせるクラブです。
打感も柔らかく、高弾道でピンを狙えるやさしいアイアンです。
番手 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW | 48° |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ロフト | 22° | 25° | 28° | 33° | 38° | 43° | 48° |
ライ角 | 61° | 61.5° | 62° | 62.5° | 63° | 63.5° | 63.5° |
【ブリヂストン】
222CB+(2PMN6IS)
上級者向けの221CBをやさしくしたアイアンです。
飛距離は213HFより落ちますが、芝に対する球の抜けが良く、上級モデル特有の柔らかい打感を味わえます。
フェース面を少し長くしたことでスイートスポットも広がり、低重心で球が上がりやすいクラブとなっています。
初心者でも比較的やさしく打てるアイアンです。
番手 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW |
---|---|---|---|---|---|---|
ロフト角 | 24° | 27° | 31° | 36° | 41° | 46° |
ライ角 | 61° | 61.5° | 62° | 62.5° | 63° | 63.5° |
【ブリヂストン】
TOUR B J-GR(GCKB5I)
2020年モデルのJGRアイアンです。
フェースアングルはストレートで球が捕まりやすい、グースネック形状をしています。
ストロングロフトの飛び系アイアンですが、引っかけやプッシュといった悪いイメージは湧きません。
同じJGRシリーズHF3よりも、価格面でも安い設定になっています。
直進性とミスに強い部分はそのまま受け継いでいるので、コストパフォーマンスに優れたクラブです。
番手 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW |
---|---|---|---|---|---|
ロフト角 | 25° | 28° | 33° | 38° | 44° |
ライ角 | 61.5° | 62° | 62.5° | 63° | 63.5° |
【ブリヂストン】
JGR HYBRID FORGED(GHGB4I)
発売時(2015年)に「爆飛びアイアン」と評されるほど、飛距離性能に優れたアイアンです。
フェースの設計を高反発が期待できる薄肉化にすることで、高初速を実現しています。
7番アイアンが26°のロフト設定となっているので、かなりのストロングロフトと言えるでしょう。
上がりにくさを補うために、軽量シャフトと重心設計を追求した点にも注目です。
クラブ全体のバランスを整えたい人に向けて、単品クラブとして5番・6番、それと3種類のロフト別ウェッジも別売りしています。
番手 | 7 | 8 | 9 | PW1 |
---|---|---|---|---|
ロフト角 | 26° | 29° | 33° | 38° |
ライ角 | 61.5° | 62° | 62.5° | 63° |
【ブリヂストン】
PHYZIII(PIES5I)
PHYZは大きめのヘッドとミスに強い寛容性が特徴のクラブです。
飛びに関しても、バックフェース裏に作られたくぼみによりインパクト時のたわみが増大し、高初速が生まれる設計になっています。
それに加えて、ソールに配置されたタングステンウェイトの影響で、低重心・高弾道も実現しました。
もともとシニア層がターゲットのクラブですが、力のない成人男性や女性でもやさしく打てるアイアンです。
番手 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW |
---|---|---|---|---|---|
ロフト角 | 26° | 29° | 33° | 38° | 44° |
ライ角 | 61.5° | 62° | 62.5° | 63° | 63.5° |
【ブリヂストン】
PHYZ (PIJB5IR)
2019年発売の5代目PHYZアイアンです。
内部にある360°ポケット構造はミスに強く、フェースの広範囲に反発エリアを広げる役目を担っています。
またフェースの厚さも、同世代のゼクシオ10より0.3mmほどの薄肉化に成功しているため、高初速が期待できます。
ストロングロフトの設計ですので、飛距離が欲しい人におすすめのクラブです。
番手 | 7 | 8 | 9 | 10 | PW |
---|---|---|---|---|---|
ロフト角 | 26° | 30° | 35° | 40° | 45° |
ライ角 | 61° | 61.5° | 62° | 62.5° | 63° |
【ブリヂストン】
TOURSTAGE V-iQ 2012年モデル
2012年に発売された、初心者向けのアイアンです。
ヘッドを大きくし、フェースラインの向きを工夫したことで、構えたときの安心感を高めています。
また、フェースの肉厚を変えて反発範囲を広げることにより、インパクト時に芯から多少外れても安定した飛距離がだせます。
ヘッドとシャフト、グリップに衝撃吸収素材を内蔵しているので、ソフトで爽快な打感を味わえるアイアンです。
番手 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW |
---|---|---|---|---|---|---|
ロフト角 | 24° | 27° | 30° | 34° | 39° | 44° |
ライ角 | 61.5° | 61.5° | 62° | 62° | 62.5° | 62.5° |
【ブリヂストン】
TOURSTAGE V-iQ 2016年モデル(QIGB5I)
従来のV-iQより打ちやすさが向上したアイアンです。
2012年のモデルと同じく、フェースラインを工夫したことで、構えやすくなっています。
グースネック形状のためボールの捕まりもよく、ミスの寛容性にも優れたクラブです。
テークバック時にクラブがブレないようシャフトに目印がついているので、安定して振れない初心者にもおすすめのクラブです。
番手 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW |
---|---|---|---|---|---|
ロフト角 | 27° | 30° | 34° | 39° | 44° |
ライ角 | 61.5° | 62° | 62° | 62.5° | 62.5° |
【ブリヂストン】
J15(BJFB6I)
ヘッドとフェース構造を変えたことで飛距離性を追求したアイアンです。
「360°POCKET」と呼ばれる、内部形状をポケット状にする設計により、反発エリアを広げています。
また一部の肉厚を薄肉化し、インパクト時のたわみを増大させることで、高初速を生み出しました。
構えやすさとミスに強いソール形状を特徴とし、初心者でも十分使用できるアイアンになっています。
番手 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW |
---|---|---|---|---|---|---|
ロフト角 | 24° | 27° | 30° | 34° | 39° | 44° |
ライ角 | 61° | 61.5° | 62° | 62.5° | 63° | 63.5° |
【ブリヂストン】
TOURSTAGE X-BLADE GR FORGED(GFES6IS)
軟鉄鍛造で作られたキャビティアイアンです。
フェース下部の形状を工夫したことで、インパクト時のたわみを増やすことに成功しています。
ソールにタングステンウェイトを配置した結果、低深重心も実現しました。
また弾きが強い中空構造でありながらも、打点部を肉厚に設計したことで、軟鉄の打感を損なわずに打てます。
打感と飛距離両方を求めている人におすすめのクラブです。
番手 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW |
---|---|---|---|---|---|---|
ロフト角 | 25° | 28° | 31° | 35° | 40° | 45° |
ライ角 | 61° | 61.5° | 62° | 62.5° | 63° | 63.5° |
まとめ
上級者向けのイメージが強いブリヂストンですが、中級者や初心者に向けたアイアンもたくさん開発されています。
ボールが上がりやすく、ミスへの寛容性と飛距離性能に優れたクラブも多いので、興味をもった人はぜひ検討してみてください。
初心者向けブリジストンのアイアンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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