芝を刈り込んだライで性能を発揮するフェアウェイウッドですが、進化を遂げてラフやディープライにも使えるクラブとなっています。
狭いホールではドライバーの代わりに、芝の抵抗を受けて距離が出せないロングアイアンに代る頼れるクラブです。
そこで今回は、リーズナブルな価格で人気の中古モデル12選をご案内します。
さらに中古モデルの選び方や、メリット・デメリットについてもご紹介しますので、最後までご覧ください。
目次
- 1 中古フェアウェイウッドを使うメリット
- 2 中古フェアウェイウッドを使うデメリット
- 3 中古フェアウェイウッドの選び方
- 4 中古フェアウェイウッドおすすめ10選
- 4.1 【キャロウェイ】 2022 ROGUE ST MAX （4F860529K300）
- 4.2 【テーラーメイド】 2022 ステルス プラス （N9323609）
- 4.3 【ダンロップ】 2021 XXIO 12 （XX12NVFW）
- 4.4 【テーラーメイド】 2021 SIM 2 MAX （CCU46）
- 4.5 【ダンロップ】 2021 XXIO エックス （XX12BKFW）
- 4.6 【キャロウェイ】 2021 EPIC MAX FAST （4D850319N200）
- 4.7 【ピン】 2020 G425 MAX
- 4.8 【ヤマハ】 2020 インプレス UD＋2 （Y21FIUSR5）
- 4.9 【本間ゴルフ】2019 T//WORLD XP-1
- 4.10 【ダンロップ】 2018 SRIXON Z F85 （10271648）
- 4.11 【ブリヂストン】 2015 JGR （GFGB1W）
- 4.12 【ミズノ】 2013 T-ZOID PLUS （43BB15455）
- 5 まとめ
中古フェアウェイウッドを使うメリット
飛距離の向上
フェアウェイウッドはロングアイアンよりもシャフトも長いため、ボールを遠くに飛ばすことができます。
さらにシャフトのしなりやヘッドの抜けを意識してスイングすれば、パワーに頼ることなく飛距離を伸ばすこともできます。
打ち方によってはドライバーと同じくらい、もしくはそれ以上に飛ばすこともできるクラブです。
打ちやすさ
ロングアイアンに比べて、ヘッドに奥行きがありサイズも大きいので、構えたときに安心感のあるクラブです。
ヘッド上部は軽量化し内部は空洞なので、重量はソールに集中していることから、ボールが上げやすい低重心モデルです。
シャフトのしなりを利用し、力むことなく飛距離を得られることから、打ちやすいモデルと言えます。
ラフからの救済
フェアウェイからのショットを想定したクラブがフェアウェイウッドなので、整備された芝で性能を活かせるように造られています。
全体的にクラブの飛距離は伸び、コースの難易度が増しているなかで、それまでとは違い活用法が求められるようになりました。
現在はラフからのショットができる、多様性のあるモデルが使われています。
中古モデルは価格が安い
ニューモデルのときの価格からみると、はるかにお得な設定となっているのが中古クラブの良いところです。
また同じモデルであっても、出品者によって価格設定に違いがあるため、最安値を探すことをおすすめします。
ショップを回る方法もありますが、ネットショップを利用して価格を比較すると、簡単にお得な情報を入手できます。
垂涎の名器が使用できる
憧れの選手の使用モデル、希少価値のあるプレミアモデル、多くの人が推している人気モデルなどに巡り合うことができます。
中古市場に出品されているクラブは、年代や型式にとらわれることなく、なかには名器と呼ばれているクラブもあります。
ただし使用状況を踏まえた上で、自分のスキルに合うクラブを使うことが重要です。
中古フェアウェイウッドを使うデメリット
一定のスキルが必要
フェアウェイウッドは、飛距離とともに精度の高さが要求されるクラブです。
精度が高くなるほど、正しいスイングやテクニックをマスターした、ゴルフスキルが必要となります。
一定のスキルを習得するには時間がかかりますし、練習量も必要となります。
長くなるほど難しいクラブとなるので、相性を確かめることが必要です。
ライの状態を選ぶ
フェアウェイウッドはフェアウェイでの使用を想定しているため、深いラフや芝がはげた硬い地面からのショットには向いていません。
アイアンに比べるとヘッドのサイズが大きいため、草丈が長いと引っかかる可能性があります。
また、ディープライにヘッドを打ち込むショットも不向きなため、ライの状態を三期分ける必要があります。
弾道が曲がる
長いシャフトの先端に大きなヘッドがついているため、スイングスピードが上がるとシャフトがしなりフェースが開きます。
開いたままインパクトを迎えるとスライス、戻り過ぎるとフックしてしまい、弾道が安定しないことがあります。
弾道をコントロールするには、シャフトの剛性や調子、トルクなどを合わせることが必要です。
高反発によるルール不適合
2002年にドライバーを対象に高反発クラブの規制が決まりましたが、2006年にはフェアウェイウッドやアイアンも対象となりました。
2008年には本格導入されたことで、主要公式競技では使用できなくなっていますが、中古クラブのなかにはルール不適合のものもあります。
2008年以前のクラブは、ルール不適合の可能性があるので確認が必要です。
メンテナンスのサイクル
中古クラブのなかには、経年劣化による損傷や、手入れ不足による錆などが出ている場合があります。
劣化が進むとヘッドが外れる、もしくはシャフトが折れるなど、危険な状況になることも考えられます。
使用目安はヘッドが20年、シャフトで10年、グリップは3年程度なので、メンテナンスしていない中古クラブはチェックが必要です。
中古フェアウェイウッドの選び方
ニューモデル発売後の価格に注目
中古クラブを選ぶときは、ニューモデルが発売されたあとは安くなり、お得な価格で購入できます。
ニューモデルが発売されると、やがてニュークラブも中古市場に流れてくるため、経過するほどリーズナブルになってきます。
一方でニューモデルのすべてが、最新のテクノロジーを搭載しているとは限らず、費用対効果を考えると中古モデルがおすすめです。
シャフトの材質と特性
シャフトの材質や特性は、スイングの感覚や打ち出すボールの弾道に影響を与えます。
フェアウェイウッドの場合は、カーボン製とスチール製から、自分の好みやパワーに合うタイプを選ぶことになります。
素材だけではなく、トルクやキックポイントなどの特性も考慮し、自分のプレースタイルに合ったシャフトを選ぶことが重要です。
重量フローで選ぶ
ドライバーからウェッジまで、統一感のあるクラブを使用すると、スムーズにスイングができます。
特に、フェアウェイウッドを選ぶときは、ドライバーとの重量フローを大事することが重要です。
ドライバーが重さの感じられるスチール製で、フェアウェイウッドが軽量感のあるカーボン製だと違和感が生じます。
ほかにも、ユーティリティやアイアンとの重量フォローを考慮して選ぶことで、扱いやすいクラブとなります。
メーカーで選ぶ
メーカーによって主力としているモデルが違うため、自分の求めるクラブと合致しているかを確かめることが必要です。
ロングアイアンに代わるクラブ重視しているメーカーは、飛距離に特化している2番や3番に優れた品があります。
一方で、打ちやすさを重視しているメーカーは、ラフでも使いやすいミドルアイアン以下の番手まで揃えています。
スムーズに選ぶためには、あらかじめ自分にとって必要なクラブを決めておくことです。
価格帯で選ぶ
中古のフェアウェイウドの価格帯は、新品の3割から4割程度を目安にすることができます。
仮に7万円で売り出したクラブであれば、2万1000円から2万8000円が平均価格と考えられます。
それよりも安ければお得な買い物となりますが、モデルの人気度や品質状態で辺土するのが中古価格です。
モデルが決まったらネットで価格を検索し、その上で品質をチェックして選ぶことをおすすめします。
中古フェアウェイウッドおすすめ10選
| メーカー名・商品名 | ロフト角（°） | ライ角（°） | 長さ（インチ） |
|---|---|---|---|
| キャロウェイ 2022 ROGUE ST MAX | 18 ～ 26 | 58 ～ 59.5 | 40.5 ～ 39 |
| テーラーメイド 2022 ステルス プラス | 15 ／ 19 | 57 ／ 57.5 | 43.25 ／ 42 |
| ダンロップ 2021 XXIO12 | 18 ～ 26 | 59.5 ～ 61 | 40.75 ～ 39.25 |
| テーラーメイド 2021 SIM 2 MAX | 19 ～ 28 | 57 ～ 58.5 | 40 ～ 38.75 |
| ダンロップ 2021 XXIO エックス | 15 ～ 20 | 58 ～ 59.5 | 43 ～ 41.5 |
| ピン 2020 G425 MAX | 14.5 ～ 23.5 | 57.5 ～ 59 | 43 ～ 41.5 |
| ヤマハ 2020 インプレス UD＋2 | 19 ～ 24 | 59.5 ～ 60.5 | 40.5 ～ 39.5 |
| 本間 2019 T//WORLD XP-1 | 15 ～ 21 | 58 ～ 59.5 | 43 ～ 42 |
| ダンロップ 2018 SRIXON Z F85 | 15 ～ 21 | 59 ～ 60.5 | 43 ～ 42 |
| ブリヂストン 2015 JGR | 15 ～ 21 | 59 ～ 60 | 43.25 ～ 42.25 |
| ミズノ 2013 T-ZOID PLUS | 16 ～ 22 | 59.5 ～ 60.5 | 42 ～ 41 |
| キャロウェイ 2011 EPIC MAX FAST | 15 ～ 21 | 57 ～ 58 | 43 ～ 42 |
【キャロウェイ】
2022 ROGUE ST MAX （4F860529K300）
ドローバイヤス設計なので、長めのクラブのスライスが気になる方におすすめのモデルです。
設計段階で最適化できるようAIを活用し、ロフトに合わせたスピン量・打ち出し角・ボールスピードを備えることができました。
振り抜きが良く、高いミート率を誇る飛距離を重視したモデルでありながらも、扱いやすさを備えたクラブです。
ロフト角（°） | 18 ～ 26 |
|---|---|
ライ角（°） | 58 ～ 59.5 |
長さ（インチ） | 40.5 ～ 39 |
【テーラーメイド】
2022 ステルス プラス （N9323609）
強弾道・低スピンモデルなので、吹け上がりが気になる方におすすめのクラブです。
貫通型スピードポケットを搭載したことで、バックスピンを抑えて飛距離性能を向上させることに成功したモデルです。
また高い寛容性を備えているので、フェース下部のミスヒットでも、初速を低減させることなくボールを打ち出すことができます。
ロフト角（°） | 15 ／ 19 |
|---|---|
ライ角（°） | 57 ／ 57.5 |
長さ（インチ） | 43.25 ／ 42 |
【ダンロップ】
2021 XXIO 12 （XX12NVFW）
広いスイートスポットを備えたモデルなので、ミスヒットが気になる方におすすめのクラブです。
長めのクラブをフルスイングしたとき、ボールを芯で捉えられずに、想定した飛距離を得られないことがあります。
XXIO 12はオフセンターヒットでもパワーロスをカバーできるため、スキルを問わず安定した飛距離が得られるモデルです。
ロフト角（°） | 18 ～ 26 |
|---|---|
ライ角（°） | 59.5 ～ 61 |
長さ（インチ） | 40.75 ～ 39.25 |
【テーラーメイド】
2021 SIM 2 MAX （CCU46）
低重心・高慣性モーメント設計なので、弾道のバラツキが気になる方におすすめのクラブです。
カーボン素材を取り入れた軽量タイプのヘッドは、大型化によって高い慣性モーメントが備わったことで安定した軌道が得られます。
さらに低スピンタイプなので、吹け上がりによる飛距離ロスが軽減でき、飛びが狙えるモデルです。
ロフト角（°） | 19 ～ 28 |
|---|---|
ライ角（°） | 57 ～ 58.5 |
長さ（インチ） | 40 ～ 38.75 |
【ダンロップ】
2021 XXIO エックス （XX12BKFW）
低重心・深重心設計のモデルなので、ボールのつかまりに不満を感じている方におすすめのモデルです。
高トルク設計なので、アドレスでフェースを1度ほど開くと、インパクトでの戻り作用でボールをつかまえることができます。
また、振り抜きの良い軽量ヘッドによって、インパクトゾーンでヘッドが走り、飛距離が狙えるクラブです。
ロフト角（°） | 15 ～ 20 |
|---|---|
ライ角（°） | 58 ～ 59.5 |
長さ（インチ） | 43 ～ 41.5 |
【キャロウェイ】
2021 EPIC MAX FAST （4D850319N200）
AI設計による高反発ヘッドは、飛距離アップを狙いたいゴルファーにおすすめのクラブです。
ドライバー並みの反発性能を備えたフェースによって、力まずミートを心掛けるだけで飛距離性能を実感できます。
打ち出すボールは、癖がなくストレートの軌道を描く中弾道タイプなので、ゴルフレベルを問わず扱いやすいクラブと言えます。
ロフト角（°） | 15 ～ 21 |
|---|---|
ライ角（°） | 57 ～ 58 |
長さ（インチ） | 43 ～ 42 |
【ピン】
2020 G425 MAX
直進性を備えた高慣性モーメントタイプなので、ボールの曲がりが気になるゴルファーにおすすめのクラブです。
シリーズにはMAX・SFT・LSTと3タイプありますが、もっとも慣性モーメントの高い深重心設計がスタンダードモデルのMAXです。
安定した軌道でストレートの弾道が得られることから、不安なく振り切ることができます。
ロフト角（°） | 14.5 ～ 23.5 |
|---|---|
ライ角（°） | 57.5 ～ 59 |
長さ（インチ） | 43 ～ 41.5 |
【ヤマハ】
2020 インプレス UD＋2 （Y21FIUSR5）
扱いやすさに特化したモデルなので、「フェアウェイウッドが苦手」と感じているゴルファーにおすすめのクラブと言えます。
ロフト角の大きな4番・5番・6番を使うことで、当たらない・上がらないと言った悩みは解消できます。
同時にパワー不足や左右のブレも解消できる、お助け感の強い便利なフェアウェイウッドです。
ロフト角（°） | 19 ～ 24 |
|---|---|
ライ角（°） | 59.5 ～ 60.5 |
長さ（インチ） | 40.5 ～ 39.5 |
【本間ゴルフ】
2019 T//WORLD XP-1
ミート性能を追求したモデルなので、つかまりが悪いと感じている方におすすめのモデルです。
高強度のステンレスヘッドは、低重心・深重心設計なので、高く打ち出すことができ、しっかりボールをつかまえることができます。
初速が上がる軽量ヘッド、十分な打ち出し角、低スピン量、高いミート率に必要な要件を備えたクラブです。
ロフト角（°） | 15 ～ 21 |
|---|---|
ライ角（°） | 58 ～ 59.5 |
長さ（インチ） | 43 ～ 42 |
【ダンロップ】
2018 SRIXON Z F85 （10271648）
狭いコースでのフルスイングには不安がある、と言う方におすすめのモデルです。
広めのスイートエリアによって、オフセンターにミスヒットしたときでも、ストレート弾道で打ち出すことができます。
中弾道の低スピンモデルなので曲がる心配はなく、素振りのように軽やかにスイングをすればイメージ通りのショットができます。
ロフト角（°） | 15 ～ 21 |
|---|---|
ライ角（°） | 59 ～ 60.5 |
長さ（インチ） | 43 ～ 42 |
【ブリヂストン】
2015 JGR （GFGB1W）
飛びに特化したモデルなので、飛距離を優先したいゴルファーにおすすめのクラブです。
インパクトでの摩擦が低減できるパワーミーリングを採用したことで、余分なスピン量を抑えることができます。
スピン量を抑制できたことで、吹け上がりによる飛距離ロスがなくなり、結果的に飛距離アップが実現できるクラブとなっています。
ロフト角（°） | 15 ～ 21 |
|---|---|
ライ角（°） | 59 ～ 60 |
長さ（インチ） | 43.25 ～ 42.25 |
【ミズノ】
2013 T-ZOID PLUS （43BB15455）
シャロー形状のヘッドなので、フェアウェイウッドに難しさを感じるゴルファーにおすすめのクラブです。
フェースの上下幅を小さく、ヘッド薄くしたシャロータイプは、ヒットで上下のブレをなくし、精度の高いミートができます。
ミスヒットの心配がなく、ボールを捉えられることから、安心して飛距離を狙うことができます。
ロフト角（°） | 16 ～ 22 |
|---|---|
ライ角（°） | 59.5 ～ 60.5 |
長さ（インチ） | 42 ～ 41 |
まとめ
距離のあるショットで重要な役割を担うフェアウェイウッドですが、扱いの難しさから使うことの少ないクラブとなっています。
お得な価格帯のなかから戦力として使えるよう、使い勝手の良いモデルを選ぶことをおすすめします。
中古フェアウェイウッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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