その名の通り山小屋のようなキュートな見た目から、こだわりのあるキャンパーに人気のロッジ型テント。
大きくて重量があるイメージのため、ソロでは使いづらいと思われている方も多いのではないでしょうか。
ところが最近では、ソロでも簡単に設営・撤収ができる商品も数多くリリースされています。
そこで今回は、ソロキャンプにも最適な、設営しやすく快適に過ごせるロッジ型テントをご紹介していきたいと思います。
ソロ向けロッジ型テントを使うメリット
周りと差がつく
最近では設営のしやすさを求めてワンポールを使っているソロキャンパーが多く、周りを見渡すとワンポールだらけのことも。
そんな中でロッジ型テントを使うと、周りと差をつけることができますし、遠くからでもひと目で自分のテントを探すことができます。
そのため、人と同じものがイヤ、好きなものに囲まれてキャンプをしたい、というソロキャンパーにはもってこいです。
快適な室内空間
ロッジ型テントは山小屋のようなかたちをしているため、室内空間が広く、テント内で過ごしても圧迫感がなく快適です。
また、大きな窓が付いているため室内が明るく、外の景色を見ながら過ごす冬のおこもりキャンプにも最適。
好みのファニチャーを並べてカーテンを付けるなどして、自分の部屋のようにレイアウトを楽しむのもいいですね。
風に強い
ロッジ型テントはフレームの構造がしっかりしているため、風のある日でも比較的安定するような造りになっています。
また、コットンテントによくある太めのフレームは、設営は大変ですが強風に耐えられる、最強のテントとも言えます。
ソロ向けロッジ型テントを使うデメリット
設営にはコツが必要
ワンタッチで簡単に設営できるものもありますが、物によっては生地をピンと張るためにポールの取付けに力が必要なものもあります。
また、複数のポールを組み立てる必要があるものもあり、コツをつかむまでは設営に少し時間がかかるでしょう。
重量がある
テント本体やフレームの素材にもよりますが、全体的に重量のあるものが多く、なかには20kgを超える商品もあります。
そのため、駐車場から距離のあるサイトや、女性一人での持ち運びは少し覚悟が必要です。
コットン素材は手入れが大変
ロッジ型テントと言えばコットン素材をイメージする方も多いと思いますが、夏は涼しく冬は温かいというメリットがあります。
その反面、雨や湿気に弱くカビが発生しやすいため、濡れたらしっかり乾かすなどのお手入れが必要になってきます。
ソロ向けロッジ型テントの選び方
大きさや収容人数で選ぶ
ロッジ型テントには2人用から6人用のものまでありますが、ソロで使用する場合は2〜4人用のものがベストです。
ただし、収容人数がすべてではなく、家具を置いたりペットと過ごすといった場合は、大きめのサイズが必要なこともあるでしょう。
これからご紹介する商品はサイズの比較表も用意しているので、是非参考にしてみてください。
色やデザインで選ぶ
山小屋のような基本的なかたちは同じですが、色やデザイン、素材はメーカーによってさまざまです。
格子状の窓がついているものが多いのですが、出入り口のみのミニマルなタイプまであり、好みによって選ぶことができます。
設営・撤収のしやすさで選ぶ
ソロの場合、設営から撤収まで自分ひとりでする必要があるため、設営・撤収のしやすさは最重要ポイントとなります。
多くのメーカーが設営・撤収方法を動画で公開しているため、購入前にチェックしておくことをおすすめします。
また、個人のYouTubeチャンネルでも設営動画、レビューが公開されているため、そういった動画もチェックするとよいでしょう。
メーカー
国内メーカーで言うと「ogawa」や「テンマクデザイン」が有名で、サポートもしっかりしているため初心者にはおすすめです。
いわゆる中華ブランドからも安くて良い商品が多く出ているため、コスパ重視であればそういったメーカーから選ぶのもよいでしょう。
価格帯
簡易的なものであれば1万円以下でありますが、快適な居住性を求めるなら3万円台〜10万円を超えるものまで幅があります。
一般的なテントと比べて割高になるため、商品レビューをしっかりとチェックして、後悔のないよう慎重に選びましょう。
ソロ向けロッジ型テントおすすめ10選
メーカー・製品名 | サイズ | 重量 | 素材 |
---|---|---|---|
ogawa カーサイドロッジ | W310×D230×H208cm | 18.5kg | ポリエステル |
テンマクデザイン ミグラテール | W353×D232×H210cm | 26kg | TC |
テンマクデザイン ペポライト | W240×D220×H140cm | 8.02kg | TC |
沢田テント コットンテントS | W240×D200×H150cm | 10kg | コットン |
コディアックキャンバス 2人用 Flex-Bow VX | W259×D183×H128cm | 13.8kg | コットン |
NINEHILLS SENAI 48 | W470×D210×H190cm | 11.2kg | ポリエステル |
Soomloom Tiny-Town | W480×D210×H195cm | 11.4kg | ポリエステル |
Naturehike Ango 3 ワンタッチテント | W210×D210×H160cm | 5.1kg | ポリエステル |
TOMOUNT インフレータブルテント | W210×D300×H200cm | 20kg | TC |
MIL-TEC MINI PACK Standard | W205×D145×H100cm | 1.8kg | ポリエステル |
【ogawa】
カーサイドロッジ(2340)
オガワと言えばオーナーロッジが有名ですが、こちらのカーサイドロッジも負けず劣らずキュートな見た目です。
鉄骨のフレームでテント自体が自立するので、カーサイドテントとしてだけでなくテント単体としても使用可能。
そのため、設営したあとに急に車を動かさなければならないようなシチュエーションにも対応できます。
サイズ | W310×D230×H208cm |
---|---|
重量 | 18.5kg |
素材 | ポリエステル |
【テンマクデザイン】
ミグラテール
まるでサーカスのテントのような可愛い見た目が特徴的な、キャンプ場でも目立つこと間違いなしのテントです。
室内は広々としており、大型の格子窓で外の景色を楽しむことができるため、冬のおこもりキャンプにも最適。
格子窓の内側にはカーテンレールが取り付けられるループが付いているため、カーテンでさっと目隠しをすることもできます。
サイズ | W353×D232×H210cm |
---|---|
重量 | 26kg |
素材 | TC |
【テンマクデザイン】
ペポライト
高さがさほどないため、女性一人での設営も問題なくできるロッジ型テントです。
TC素材でオールシーズン快適に使用することができ、背面はワイドタイプのメッシュになっているため風通しも抜群。
ただし、ベンチレーターが付いていないため、ストーブを焚いたときや雨の日の換気が難しいところがデメリットのひとつです。
サイズ | W240×D220×H140cm |
---|---|
重量 | 8.02kg |
素材 | TC |
【沢田テント】
コットンテントS(SW-COT-BL2)
鳥取県で生まれた沢田テントがリリースしている、目の覚めるようなブルーが他にはないコットンテントです。
四角い窓は田んぼの田を、また6人用に付いている三角窓は鳥取県を代表する大山の山をイメージしているとのこと。
重量や手入れの面でコットンなりの扱いづらさはありますが、長く愛用したくなるような温かみのあるテントです。
サイズ | W240×D200×H150cm |
---|---|
重量 | 10kg |
素材 | コットン |
【コディアックキャンバス】
2人用 Flex-Bow VX
コディアックキャンバスは、アメリカで最も売れているコットンテントのメーカーになります。
こちらのFlex-Bowシリーズは2〜8人用まで展開されていますが、こちらの2人用テントはソロにぴったりのサイズです。
天井のポールとサイドの2本のポールで組み立てるだけという簡単設計なので、女子ソロキャンパーにも最適です。
サイズ | W259×D183×H128cm |
---|---|
重量 | 13.8kg |
素材 | コットン |
【NINEHILLS】
SENAI 48
連結式のポールを組み立てるだけのワンポール構造になっているため迷わず設営でき、軽量で持ち運びもしやすいテントです。
全方向にメッシュパネルが完備されているため風通しがよく、景色を眺めたり、夜は寝転がりながら星を眺めることができます。
ただし、スカートが付いていないため冬キャンプでの使用は厳しく、3シーズン用に限定されるでしょう。
サイズ | W470×D210×H190cm |
---|---|
重量 | 11.2kg |
素材 | ポリエステル |
【Soomloom】
Tiny-Town
先にご紹介したNINEHILLSとデザインはほぼ同じですが、機能面に若干の違いがあります。
こちらのテントにはNINEHILLSにはない背面の出入り口が付いていますが、全面のメッシュパネルを閉じることができません。
あとはお値段の違いのため、あなたにとって必要な機能が付いているかどうかで判断するとよいでしょう。
サイズ | W480×D210×H195cm |
---|---|
重量 | 11.4kg |
素材 | ポリエステル |
【Naturehike】
Ango 3 ワンタッチテント(NH21ZP010)
ワンタッチテントと言うだけあって、軽い力で設営することができる、ポップアップテントのような手軽さが魅力です。
そのため、ソロキャンプだけでなく、家族でピクニックに行くときなどにも気軽に持ち運んで使うことができます。
前室用のポール2本も付属しているため、簡易タープとしても使用でき、日差しや多少の雨をしのぐこともできます。
サイズ | W210×D210×H160cm |
---|---|
重量 | 5.1kg |
素材 | ポリエステル |
【TOMOUNT】
インフレータブルテント
フレームの代わりにインフレータブルチューブを採用し、エアーポンプで空気を入れて設営するテントです。
そのため、フレームの組立や取付け方法を確認する必要もなく、女性でも迷うことなく簡単に設営が可能。
撤収も空気を抜いて畳むだけという手軽さが魅力で、チェックアウトが迫っているときでも慌てる必要がありません。
サイズ | W210×D300×H200cm |
---|---|
重量 | 20kg |
素材 | TC |
【MIL-TEC】
MINI PACK Standard(14205001)
とにかく安くて気軽に購入できるロッジ型テントをお探しの方は、こちらの商品を選んでみてはいかがでしょうか。
ロッジ型テント特有の格子窓のような装飾は一切ありませんが、無骨なミリタリー系の見た目が逆に新鮮でもあります。
テントは寝るだけのもの、と割り切って考えているようなミニマルキャンパーにはおすすめです。
サイズ | W205×D145×H100cm |
---|---|
重量 | 1.8kg |
素材 | ポリエステル |
まとめ
キャンプ場でもひときわ目立つこと間違いなしのロッジ型テントは、コツさえつかめばソロでも楽に設営できます。
他のテントにはない、自分だけの快適空間を実現してくれるロッジ型テントを、新幕選びの候補としてみてはいかがでしょうか。
ソロ向けロッジ型テントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方