長時間パソコンに向かってタイピングをしていて、肩こりになったり腱鞘炎になったりしたことはありませんか?
そこで候補に上がってくるのが、エルゴノミクスキーボードのような、左右分離型のキーボードになるかと思います。
今回は、楽な姿勢でタイピングができる分割型キーボードの、なかでも安い価格の商品をご紹介していきます。
目次
- 1 分割型キーボードとは
- 2 分割型キーボードを使うメリット
- 3 分割型キーボードを使うデメリット
- 4 分割型キーボードの選び方
- 5 分割型キーボードおすすめ10選
- 5.1 【サンワサプライ】エルゴノミクスキーボード(SKB-ERG3BK)
- 5.2 【サンワサプライ】エルゴノミクスキーボード トラックボール付き(SKB-ERG5BK)
- 5.3 【Microsoft】Ergonomic Keyboard(LXM-00018)
- 5.4 【Perixx】エルゴノミクスキーボード(PERIBOARD-330B)
- 5.5 【Perixx】エルゴノミクスキーボード(PERIBOARD-413B)
- 5.6 【Perixx】エルゴノミクス キーボード(PERIBOARD-512B)
- 5.7 【Kensington】Pro Fit Ergo(K75400JP)
- 5.8 【オウルテック】Bluetoothキーボード(OWL-BTKB6402-BK)
- 5.9 【Mistel】Barocco MD600v3(MD600-PUSPDAAT3)
- 5.10 【Kinesis】Freestyle2 for PC(KB800PB-us-20)
- 6 まとめ
分割型キーボードとは
分割型キーボードとは、キーが左右に分かれているもの、またはキーボードが物理的に左右2つのユニットに分かれているものを指します。
キーが左右に分かれているものは、エルゴノミクスキーボードとも言われており、中央部が盛り上がった形状のものが多いです。
キーボードが2つのユニットに分かれているものは、それぞれを好みの位置に配置することができます。
いずれも、肩と腕を開いた姿勢になるため、長時間のキーボード操作を行っても肩や手が疲れにくい設計となっています。
分割型キーボードを使うメリット
肩や手の負担が軽くなる
左右にキーが分かれているため、腕や手首が自然なポジションとなり、長時間タイピングをしても疲れにくい作りとなっています。
また、肩を縮めることがなく姿勢も正しくなるため、肩こりや、肩こりによる眼精疲労に悩んでいるような方にもおすすめです。
キータイピングの矯正になる
左右分離型のキーボードは、タイピングのホームポジションに従って左右にキーが分かれているため、キータイピングの練習にもなります。
また、Yのキーを左手で打つような自己流の癖が付いてしまった方にとっては、キーが分かれているため矯正することにもつながります。
好みの場所に配置できる
2つのユニットに分かれているキーボードは、ご自身の肩幅や好みのポジションに合わせてキーを配置することができます。
また、タブレットPCの両脇に置いて使ったり、使用する端末やアプリによって配置を変えるというアレンジもでき便利です。
分割型キーボードを使うデメリット
慣れるのに時間がかかる
普通のキーボードと比べると独特な形状、キー配列となっているため、キーポジションに慣れるまでは時間がかかります。
最初はタイプミスが起きやすく、タイピングに時間がかかることを想定して、あまり忙しくない時期に使い始めるのをおすすめします。
特定のキーが遠くなる
キーの配列が左右に分かれたV字型となっているため、Deleteキーなど、特定のキーが遠く感じる場合もあります。
よく使うキーがどのような配置になっているか、購入前に製品画像でよく確認して機種を選定するようにしましょう。
英語配列が多い
有名メーカーの商品ですと日本語配列のものも出ていますが、ほとんどは英語配列になるため慣れが必要です。
よって、日本語タイピングがメインになるような方は、機種は限定されますが日本語配列のものを選んだほうがよいでしょう。
分割型キーボードの選び方
キー配列・サイズで選ぶ
大まかに言うと日本語配列・英語配列、フルサイズ、テンキーレスから選ぶかたちになります。
分離型のその独特な形状のため、クセのあるキー配列になっているものも多いので、購入前に製品画像でチェックするようにしましょう。
サイズに関しては、フルサイズのエルゴノミクスタイプになるとかなり大きくなるため、デスクスペースに余裕がある方に向いています。
形状で選ぶ
エルゴノミクスタイプでもその形状はさまざまで、真ん中にかけての傾斜が高いものもあれば割とフラットなものまであります。
高さに関しては、下記おすすめ商品のスペック表にも記載していますのでチェックしてみてください。
また、背面のチルトスタンドは、奥についているものもあれば手前についているものもあるので、好みに合わせて選択しましょう。
レビューを参考にする
左右分離型のキーボードは、YouTubeのレビュー動画が少ないため、ECサイトのレビューは重要な確認ツールとなります。
キー配列のクセなどに関しては、レビューに記載されていることが多いので、気になる商品があればくまなくチェックするようにしましょう。
メーカー
エルゴノミクスキーボードに関してはMicrosoftは歴史が長く、国内メーカーではサンワサプライ等からもリリースされています。
左右分割型キーボードに関しては、現在国内で流通しているメーカーとしては台湾のMistel、アメリカのKinesisに限定されます。
価格帯
エルゴノミクスキーボードの場合、有線でしたら5千円台とお求めやすいものもありますが、無線になると2万円近くはします。
左右分割型キーボードは、おもにメカニカルになるため、安いものでも1万円台、高いもので2万円以上と高額になります。
分割型キーボードおすすめ10選
メーカー・製品名 | タイプ | サイズ/重量 | 配列 |
---|---|---|---|
サンワサプライ エルゴノミクスキーボード | メンブレン | 350x 203 x 43mm /780g | 日本語テンキーレス |
サンワサプライ エルゴノミクスキーボード トラックボール付き | メンブレン | 350x 203 x 43mm/790g | 日本語テンキーレス |
Microsoft Ergonomic Keyboard | メンブレン | 487.7 x 262.4 x 60.7mm/1020g | 日本語フルサイズ |
Perixx PERIBOARD-330B | メンブレン | 463 x 227 x 39mm/840g | 英語フルサイズ |
Perixx PERIBOARD-413B | メンブレン | 406 x 279 x 51mm/820g | 英語テンキーレス |
Perixx PERIBOARD-512B | メンブレン | 481 x 234 x 44mm/1030g | 英語フルサイズ |
Kensington Pro Fit Ergo | メンブレン | 463 x 216 x 36mm/500g | 日本語フルサイズ |
オウルテック 折りたためるエルゴノミクスキーボード | パンタグラフ | 328 x 102 x 6mm/170g | 英語テンキーレス |
Mistel Barocco MD600v3 | メカニカル | 295.5 x 124.5 x 39.5mm /485g | 英語テンキーレス |
Kinesis Freestyle2 for PC | メンブレン | 390 x 185 x 18mm /1000g | 英語テンキーレス |
【サンワサプライ】
エルゴノミクスキーボード(SKB-ERG3BK)
左右のスペースキーの間にスクロールホイールが付いているため、マウスに手を伸ばすことなく画面スクロールが可能です。
コンパクトなテンキーレスのため、デスクの上でも場所を取らず、カバンに入れて持ち運ぶこともできます。
お求めやすい価格帯のため、初めてエルゴノミクスキーボードを試してみる方にとってもおすすめの商品です。
タイプ | メンブレン |
---|---|
サイズ/重量 | 350x 203 x 43mm/780g |
配列 | 日本語テンキーレス |
【サンワサプライ】
エルゴノミクスキーボード トラックボール付き(SKB-ERG5BK)
先述のSKB-ERG3BKとキー配列は同じですが、光学式トラックボール付きでマウス要らずのキーボードです。
パームレストにより手首がしっかりとホールドされ、かつトラックボールでマウス操作もできるため、手の位置を動かす必要がありません。
ただし、エンターキーの横にもキーがあるのがタイプミスを起こしやすいとのレビューもあり、操作には慣れが必要になってくるでしょう。
タイプ | メンブレン |
---|---|
サイズ/重量 | 350x 203 x 43mm/790g |
配列 | 日本語テンキーレス |
【Microsoft】
Ergonomic Keyboard(LXM-00018)
マイクロソフトのエルゴミクスキーボードは歴史が長く、数代に渡って買い替えて使用しているユーザーも多いかと思います。
計算しつくされた形状は、キーボードを抱きかかえるように使用でき、クッション性の高いパームレストで手首が疲れにくい設計。
テンキー付きフルサイズのためかなり場所は取りますが、数字の入力が多く、ショートカットキーも駆使したいユーザーにおすすめです。
タイプ | メンブレン |
---|---|
サイズ/重量 | 487.7 x 262.4 x 60.7mm/1020g |
配列 | 日本語フルサイズ |
【Perixx】
エルゴノミクスキーボード(PERIBOARD-330B)
コスパのよいキーボードブランドとして知られているペリックスは、英語配列に限定されますが、多くの分離型キーボードを出しています。
こちらの商品は、背面のチルトスタンドまたは付属のスタンドを使って3段階の高さ調節が可能。
また、スクロールホイールやUSBハブが付属していたりと、付加機能も盛りだくさんで使い勝手のよいキーボードです。
タイプ | メンブレン |
---|---|
サイズ/重量 | 463 x 227 x 39mm/840g |
配列 | 英語フルサイズ |
【Perixx】
エルゴノミクスキーボード(PERIBOARD-413B)
こちらはコンパクトなテンキーレスモデルのため、キーボードからマウスへの手の移行がスムーズにできます。
V字型のキー配列により肩と手が適度に開き、長時間タイピングをしても肩や手首が疲れにくい設計となっています。
ただし、英語配列でエンターキーが横長、バックスペースキーが遠いというのが難点で、操作に慣れるのには時間がかかりそうです。
タイプ | メンブレン |
---|---|
サイズ/重量 | 406 x 279 x 51mm/820g |
配列 | 英語テンキーレス |
【Perixx】
エルゴノミクス キーボード(PERIBOARD-512B)
こちらもエルゴノミクスデザインで肩の負担を軽減し、さらにキーの表面がカーブしているため指にフィットする作りとなっています。
7つの独立したマルチメディアキーが付いており、ブラウザの検索、メールの起動、音量調節がワンタッチでできます。
フルサイズのテンキー付きモデルのため場所は取りますが、データ入力の多いオフィスワーカーに適したモデルです。
タイプ | メンブレン |
---|---|
サイズ/重量 | 481 x 234 x 44mm/1030g |
配列 | 英語フルサイズ |
【Kensington】
Pro Fit Ergo(K75400JP)
トラックボールマウスで有名なケンジントン Pro Fit Ergoシリーズの、キーボードバージョンとなります。
背面のチルトスタンドは手前にあり、リストレストも付いているため手首の位置を固定させ安定したタイピングが可能。
全体的に薄型で高さがあまりないため、割とフラットなポジションで操作をするのがお好みのユーザに向いているでしょう。
タイプ | メンブレン |
---|---|
サイズ/重量 | 463 x 216 x 36mm/500g |
配列 | 日本語フルサイズ |
【オウルテック】
Bluetoothキーボード(OWL-BTKB6402-BK)
折りたたみ式のコンパクトなサイズで、気軽に持ち運んでスマホやタブレットの文字タイピングをするのに最適なキーボードです。
コンパクトながら人間工学に基づいた設計となっており、キーピッチは17mmあるため意外と打ちやすいと感じるでしょう。
いちどペアリングをさせておけば、開くとBluetooth接続されるので、カバンから取り出してすぐにモバイル端末につながり便利です。
タイプ | パンタグラフ |
---|---|
サイズ/重量 | 328 x 102 x 6mm/170g |
配列 | 英語テンキーレス |
【Mistel】
Barocco MD600v3(MD600-PUSPDAAT3)
物理的に左右切り離して使えるキーボードは、好きなポジションに動かすことができ、右用、左用キーボードとしても使用可能。
60%のコンパクトモデルで、英語配列のメカニカルになるため、特定のキーをメインに使うゲーミングなどの用途に向いています。
キー軸はCherry MXの4つの軸が用意されており、好みの打鍵感から選ぶことができます。
タイプ | メカニカル |
---|---|
サイズ/重量 | 295.5 x 124.5 x 39.5mm /485g |
配列 | 英語テンキーレス |
【Kinesis】
Freestyle2 for PC(KB800PB-us-20)
左右分離型の形状となっており、英語配列ですがクセのない配列のため、さほど抵抗なくご使用いただけるのではないでしょうか。
メンブレン式のため打鍵感も柔らかく音も静で、メカニカルに慣れていないユーザーにもおすすめできます。
左右それぞれの高さを調節するためには、別売りのスタンドが必要になってくるのがマイナスポイントのひとつです。
タイプ | メンブレン |
---|---|
サイズ/重量 | 390 x 185 x 18mm /1000g |
配列 | 英語テンキーレス |
まとめ
一日じゅうPC作業をしていて肩こりがひどい、手首が痛むという方にとって、左右分離型キーボードは救世主となってくれるかも知れません。
この記事を読んで、あなたにとって気持ちよくタイピングができる、とっておきの一台に出会っていただけたら幸いです。
分割型キーボードの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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