ロードバイクを乗るうえで、持っていると重宝する「ジレ」。
ベストのような形状のジャケットで、羽織るだけで体温低下を防いでくれますし、暑くなったら手軽に脱ぐことが可能です。
寒い時期にはあるとありがたいジレですが、サイクリングにおいて必須というわけではないためついつい購入が後回しになりがちです。
そのため今回は、安いうえにコスパに優れた商品を厳選してご紹介します。
目次
- 1 安いロードバイク用ジレを使うメリット
- 2 安いロードバイク用ジレを使うデメリット
- 3 安いロードバイク用ジレの選び方
- 4 安いロードバイク用ジレおすすめ10選
- 4.1 【モントン】インサレーティッド サイクリング反射ベスト
- 4.2 【ルコックスポルティフ】フリースベスト(QCMSJC60)
- 4.3 【モンベル】ウインドブラストベスト(1103266)
- 4.4 【パールイズミ】サイクルジャージ キルト ベスト(3710-B)
- 4.5 【YORKEN】サイクリングジャケット 裏起毛(YK-WFP-002)
- 4.6 【リヴェロ】Rowsleyロウズリー ジレ サイクルウエア
- 4.7 【Morethan】サイクルベスト メンズ ノースリーブ(WVP-020)
- 4.8 【CATENA】メンズ サイクリングベスト 超薄型(XJV006M37XS)
- 4.9 【カステリ】Squadra Stretch Vest
- 4.10 【ベイスキー】BK ウィンドベスト ダブルジッパー
- 5 まとめ
安いロードバイク用ジレを使うメリット
最初の一着目として試しに使える
最初の一着目には比較的安価なジレをおすすめします。
理由は買ったものの結局使わなかったり、色やフィット感が合わず後悔することになりかねないからです。
安価なジレだと思っていたものと違ったと感じても、ダメージが小さくて済みますよね。
特にこだわりのブランドがない場合、最初の一着目には安価なものを購入することをおすすめします。
初期費用を抑えられる
いざロードバイクを買って乗り始めると言っても、ヘルメットやライト、ペダル等々初期費用がかさみがちですよね。
そんなときにいきなりハイブランドのジレを買うのは難しいかもしれません。
初期費用を抑えてロードバイクライフを満喫するためにも、まずは安いジレを購入しておくといいでしょう。
ロングライドが可能に
ヒルクライムでは寒さが致命的になり、サイクルウェアだけでは心もとありません。
海岸沿いのサイクリングも風が強く、サイクリング用でない上着でも防寒にはなりますが、風によってバタついてしまいます。
上着のバタつきは想像以上に体力を奪われますので、サイクリング用のジレを用意すると、寒暖差を気にせずロングライドが可能になります。
安いロードバイク用ジレを使うデメリット
バリエーションが少ない
安いジレでも基本的な防寒機能は問題ありませんが、色やデザインのバリエーションが少ない傾向にあります。
機能性だけでなく色やデザイン等にもこだわりたい場合、安いジレでは不満に思うかもしれません。
自分が気に入ったジレを手に入れるまでのつなぎとして買うのであれば、間違いなく安いジレを購入することをおすすめします。
通気性・速乾性が劣る
安価なジレでは、通気性・速乾性が劣る場合があります。
ジレを着用しながらサイクリングして汗をかいた際、汗抜けが悪いと汗が引いた際に冷え、結果的に寒くなってしまいかねません。
値段と性能は比例しがちなため、ハイエンドモデルに比べて安価なジレでは通気性や速乾性に劣ることがあるので注意が必要です。
フィット感や重量が劣る
ハイエンドモデルに比較してフィット感に劣ることが少なくありません。
フィット感が十分でないと走行中ジレがバタつき、ロングライドでは体力が奪われかねませんし、上着のバタつきは一度気になりだすとずっと気になるものです。
また、安価なジレだとやや重さが気になるケースがあります。
ロングライドでは着用しているウェアの重さやミスサイズがジワジワ効いてくるので要注意です。
安いロードバイク用ジレの選び方
使用素材を確認する
使用素材によって特性が変わります。
自分の使用用途やシーンに合ったジレを選ぶため、素材ごとの特徴をまとめましたので参考にしてみてください。
ポリエステル素材
軽量で折りたたみやすいため収納性に優れます。
一方、バタつきやすい側面もあるためブレや走行中の摩擦音は気になるかもしれません。
ナイロン
特性はポリエステルに近いですが、ポリエステルより伸縮性や摩耗に強いと言った特性があります。
キルト
保温性が高く、かつ軽量です。
冬場やのサイクリングに最適ですが、一方でかさばってしまう可能性は覚えておかなければなりません。
メッシュ
通気性に特化しています。
メッシュ加工がされているジレだと汗をかいても外気へ放出可能ですが、一方で保温性が劣る場合があります。
ポケットの有無・数を確認する
ロードバイクを始めた直後に気付くかと思いますが、鍵やスマホを収納する場所が皆無と言っていいほどありません。
小物入れを取り付けることもできますが、ロードバイクに慣れてきてロングライドへ向かう場合、工具やスペアのタイヤチューブを入れることが多くなります。
結局鍵やスマホの保管場所問題は解決できなくなってしまうため、ポケットの場所、個数をよく確認しておくことが重要となります。
特にバックポケット(背中にあるポケット)があれば大変重宝しますのでバックポケットがついているかどうかは確認しておいた方がいいでしょう。
色・デザインを確認する
せっかくジレを買ったものの、色やデザインが気に入らず使わなくなってしまったではもったいないですよね。
オンラインショップで購入する場合色やデザインをよく確認し、実際に自分が着用しながら走っていることをイメージしてから購入することをおすすめします。
また、一見忘れられがちなのですが、自身のロードバイクと調和しているかどうかも重要です。
自分に似合うかだけでなく、ロードバイクと合わせてみたとき、色合いがマッチするかどうかも考慮するといいでしょう。
対応シーズンを確認する
ロードバイク用ジレには対応シーズンが明記されている場合があります。
大きく分けると「春・秋用」、「夏用」、「冬用」がありますが、メーカーによって分け方は違います。
また、最近ではオールシーズンのものもありますので、よく確認してから購入するようにしましょう。
最初にとりあえずで買う場合は、オールシーズンのものか春・秋用のものが無難かもしれません。
安いロードバイク用ジレおすすめ10選
【モントン】
インサレーティッド サイクリング反射ベスト
サイドにメッシュ加工がされており、通気性が保たれつつも保温性を損なっていません。
一番の特徴である反射板がついているため、夜間走行時に他者からの視認性を向上させ、事故防止に役立ちます。
至適温度は8~16℃となっているため、春・秋にはいいかと思いますが、冬場やヒルクライム時には重ね着や冬用を選ぶことをおすすめします。
【ルコックスポルティフ】
フリースベスト(QCMSJC60)
素材にポーラテックを使用しているため、手触りが良く保温性に優れたジレとなっています。
背面には隠しポケットもあるため収納面も十分ですので実用的です。
カジュアルなデザインのため市街地を走る際にも浮きませんし、キャンプやグランピングといったアウトドアシーンでも活躍するかと思われます。
【モンベル】
ウインドブラストベスト(1103266)
ナイロン素材のため計量かつ耐久性に優れており、保温機能も申し分ありません。冬場の使用も可能です。
伸縮性もあるため程よく体にフィットし、走行中の風によるバタつきも抑えられています。
カラーバリエーションが少なく暗色系が多い点がやや残念ですが、そこが気にならなければコストパフォーマンスに優れた商品です。
【パールイズミ】
サイクルジャージ キルト ベスト(3710-B)
パールイズミは日本で設立されたサイクルウェアブランドです。
サイクリングやクリテリウム、ヒルクライムなど、様々なシーンを想定した多彩なラインナップが魅力です。
キルティング加工のため軽量で温かいですが、若干かさばるので収納性はやや劣ります。
袖にシリコン加工がされているため、ずり上がりにくい工夫がされている点もポイントです。
【YORKEN】
サイクリングジャケット 裏起毛(YK-WFP-002)
裏起毛となっているので温かく、かつ軽量な造りとなっています。肌触りもいいです。
汗をかきやすい背面や首周りは通気性が良く、熱気や汗を上手く放出できるよう作られています。
前後に反射板がついているため夜間の走行にも適していますが、カラーはブラックの1色のみとなっているため、そこはやや気になるポイントです。
【リヴェロ】
Rowsleyロウズリー ジレ サイクルウエア
100%ポリエステルでできた生地は軽くて着心地が良く、防風・防水性能に優れています。
ベンチレーション機能がしっかりしているので、風雨はしっかり防ぎながらも通気性も両立しています。
また、背部のバックポケットは比較的大口径のため、余裕をもって使用することが可能です。
主に秋から初冬にかけてを想定した商品とイメージしていただければいいかと思われます。
【Morethan】
サイクルベスト メンズ ノースリーブ(WVP-020)
背面に透気素材、側面にストレッチ素材、前面に防風素材と異なる3種類の素材が使われているのが特徴です。
カラーも10色展開とバリエーションが豊富なのも魅力的です。
保温機能も申し分ありませんが、断熱に特化した商品ではないため春秋の使用をおすすめします。
総合的に見てコストパフォーマンスに非常に優れた商品と言えるでしょう。
【CATENA】
メンズ サイクリングベスト 超薄型(XJV006M37XS)
ポリエステル時のため軽量で折り畳み可能なので持ち運びに便利です。
背部とサイドはメッシュ地で通気性に優れてるため、汗抜けの心配も必要ありません。
また、背面ポケットは3つに分かれている点やファスナーが上下で2つついている点も実用的で非常に便利です。
ただし、伸縮性はないため窮屈に可能性があります。心配な方は1サイズ大きいものを購入することをおすすめします。
【カステリ】
Squadra Stretch Vest
プロチームへの供給も行う、イタリアを代表するサイクリングウェアブランド「カステリ」。
10,000円を超える商品が多いカステリですが、紹介するスクアドラ ストレッチは比較的お手ごろな価格で購入することが可能です。
素材は100% ポリエステルですが、伸縮性もありかつバタつきも少ないため、機能性を優先しつつも、ファッション性を損ないたくない方におすすめです。
【ベイスキー】
BK ウィンドベスト ダブルジッパー
値段はお手ごろですが防寒機能や通気性に優れ、コストパフォーマンスのよい商品です。
フロントのジッパーは上下ダブルジッパーのため温度調整が容易に可能で、前面のポケットにもファスナーがついているためポケットに入れた鍵やスマホの落下に関しても心配ありません。
まとめ
安いロードバイク用ジレにはカラーバリエーションが少ない、重量があるといったデメリットもありますが、防寒性能や耐久性では申し分ない商品も数多くあります。
特にこだわりのブランドやデザインがない場合、まずはコスパの良い安価なジレを購入してサイクリングへ活用してみることをおすすめします。
安いロードバイク用ジレの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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