これまでBluetoothスピーカーは、接続端末が切り替えのたびに設定が必要であり、ストレスを感じた方もいるでしょう。
ですが、近年では接続端末の切り替えがスムーズに行える、マルチペアリング対応Bluetoothスピーカーが発売されています。
ただ、近年登場した接続技術ですし、似た名称のマルチポイント技術と混同し、手が出せない方もいるというのが現状です。
そこでマルチペアリング対応Bluetoothスピーカーおすすめ紹介をはじめ、メリットデメリット・選び方を解説します。
目次
マルチペアリング対応Bluetoothスピーカーとは
マルチペアリングは耳にしたことがある方も多いと思いますが、似たワードもあり、詳しく理解されていない方もいるでしょう。
マルチペアリングとは、複数の端末情報を記憶する機能であり、一度接続した端末ならば、手順を必要とせずに接続できる技術です。
似たワードにマルチポイントが存在しますが、こちらは複数端末と同時接続できる技術となります。
そのため、製品がマルチペアリングに対応していれば、上限数までの端末情報を記憶し、即時接続が可能です。
Bluetoothスピーカーと複数端末の同時接続はできませんが、記憶した端末への接続切り替えがスムーズに行えます。
マルチペアリング対応Bluetoothスピーカーを使うメリット
接続手順を省略できる
マルチペアリングは、一度接続した端末情報を記憶する機能であり、記憶されている限り、手順を省略して即接続が可能です。
仕事・自宅で端末を使い分けていると、接続端末変更の際、毎回手順を踏む必要がありますが、これを省略できます。
ワンタッチで簡単に接続が切り替えられるので、面倒な設定の度に感じるストレスから、解放されるのは大きいですね。
家族・友人と共有できる
マルチペアリングは端末情報の複数登録が可能であり、上限数をオーバーしない限り、2度目以降は設定の必要がありません。
これにより、生活時間が違うご家族の方とも使いまわせますし、友人の端末と接続し、好きな楽曲を共有し合うことも可能です。
共有間でストレスを感じることもないですし、普段聴かないジャンルの楽曲を知る機会も得られます。
マルチペアリング対応Bluetoothスピーカーを使うデメリット
選択肢が少ない
Bluetoothスピーカー自体は多く存在しますが、マルチペアリング機能が搭載された製品は限りなく少数です。
さらに言えば、屋内外の使用を想定された製品が多く、ポータブルタイプに限定されてしまうため、選択肢が無いと言えます。
他タイプも製品化されてはいますが、ポータブルタイプの割合が高く、気に入るスピーカーが見つからない可能性もあります。
同時接続はできない
マルチペアリングはあくまでも「接続済み端末情報の記憶」が可能なだけであり、複数機を同時に接続できるわけではありません。
2台同時接続のステレオ運用、端末の同時使い分けは不可能であり、あくまでも即時接続切り替えができるというだけです。
スピーカー同時接続はステレオペアリング、端末同時接続はマルチポイント対応でなければいけないため、注意しましょう。
本格的な環境向きではない
マルチペアリングに対応したスピーカーは、日常生活の質を上げたり、屋内外での使用を想定した製品が多いのが特徴です。
充実した機能がストレスの無い環境を構築できますが、音質重視で製作されていないため、本格的な環境下では活躍できません。
趣味で音楽を嗜める程度の音質しか実現できないため、シアター・レコーディングのような本格派ではない点に注意しましょう。
マルチペアリング対応Bluetoothスピーカーの選び方
ペアリング可能数で選ぶ
一重にマルチペアリングと呼ばれていますが、記憶できる端末数はスピーカーによって異なり、2台~8台と様々です。
スピーカーを使用するのが自分だけであり、仕事・プライベートでの使い分け程度であれば、2台までで問題ありません。
ですが、スピーカーを家族で共有したり、友人と共有されるのであれば、複数の端末情報が記憶できるスピーカーが必要です。
家族4人に対して2台しか記憶できない場合、古い情報から削除され続けるため、全員分の端末情報を常に記憶できません。
スピーカーを使用される人数・端末台数を加味しつつ、記憶可能数に余裕がある製品を選ぶと良いでしょう。
マルチペアリング対応Bluetoothスピーカーおすすめ10選
【BOSE】
ポータブルスピーカー(SLINK REV BLK II)
コンパクトサイズながらも360℃均一な再生を可能にしつつ、パワフルサウンドを実現したスピーカーです。
最長13時間再生できるバッテリーに加えて、優れた耐久力も有しており、屋内外でも活躍できます。
2台までペアリングに対応しているので、ニーズに合わせて即時切替も可能であり、専用アプリで利便性の底上げも可能です。
【Denon】
Envaya Pocket(DSB-50BT-BG)
フルレンジドライバー2基+ラジエーターが搭載されており、サイズを超越したダイナミックサウンドを可能にしたスピーカーです。
防塵・防水・大容量バッテリー仕様が特徴であり、あらゆる場所に適応しつつ、apt-X低遅延にも対応しています。
内蔵マイクによるボイスコントロールで操作も簡単ですし、最大8台までペアリングできる点もおすすめです。
【BOSE】
SoundLink Flex(SLink Flex WHT)
テクノロジーを多数搭載しつつ、カスタム設計に仕上げており、場所を選ばず、臨場感あふれるサウンドが楽しめるスピーカーです。
防水・防塵耐性をはじめ、衝撃・紫外線への耐性も高めているので、あらゆる場所で使用しつつ、長寿命を実現しています。
過去に接続した端末情報を最大8台まで記憶可能であり、状況に合わせて即時切替できるマルチペアリングもおすすめです。
【BOSE】
SoundLink Mini(SL mini II SE SLV)
トランスデューサー+デュアルラジエーターを搭載しており、サイズを抑えつつ、パワフルサウンドを実現したスピーカーです。
サイズと重量を抑えているので、持ち運びやすく、場所を選ばずに1台でダイナミックな臨場感を楽しめます。
過去に接続した最大8台の端末が記憶できるので、状況に合わせて即時切り替え可能であり、おしゃれな見た目も好評です。
【ソニー】
SRS-XB01
フルレンジスピーカー+ラジエーターを搭載し、コンパクトサイズながらもパワフルな重低音を実現したスピーカーです。
高水準防水性能を備えているので、お風呂・キッチンをはじめ、アウトドアでも活躍できます。
マルチペアリングは最大8台までの端末が記憶できるので、ご家族や友人とスピーカーを共有することも可能です。
【ソニー】
SRS-XG300
大口径スピーカー+ラジエーター+トゥイーターで構成されており、各帯域をバランス良く楽しめるスピーカーです。
コンパクトサイズ且つ格納式ハンドルが搭載されているので、携帯性も高く、屋内外でもパフォーマンスが発揮できます。
マイク内蔵・オーディオインターフェースをはじめ、マルチペアリングも最大8台まで可能であり、充実した機能性がおすすめです。
【ソニー】
SRS-XB12
迫力のある重低音をはじめ、中音域~高音域もクリアな音質を実現しつつ、携帯性にも優れているスピーカーです。
防水・防塵機能をはじめ、大容量バッテリーも搭載されているので、バッテリー気にせずに音楽が楽しめます。
マルチペアリングは最大8台可能であり、インターフェースも充実しているので、ご家族や友人との共有にも最適です。
【ソニー】
SRS-XE300
ソニー独自の技術を搭載し、コンパクトサイズながらも広いリスニングエリアを実現したスピーカーです。
低音~高音域までバランス良く再生可能であり、縦・横置きで違ったサウンドが楽しめます。
最大8台までのマルチペアリングだけでなく、マルチポイントにも対応しており、充実した機能性が高く評価されています。
【Marshall】
ACTON Ⅱ(ZMS-1001900)
デュアルツイーター+サブウーファーで構成されており、バランスの取れたダイナミックサウンドが体験できるスピーカーです。
スピーカー上部パネルで簡単なコントロールが行えるだけでなく、専用アプリでイコライザーも好みで調整できます。
マルチペアリング機能で2台まで端末情報が記憶できるので、ストレスの無いリスニング環境が構築できます。
【セイコークロック】
クロックスピーカー
デジタル時計+スピーカーが一体化しており、様々な機能を駆使し、快適な日常生活が実現できるスピーカーです。
フルレンジスピーカー+ラジエーター搭載により、低音~高音域までをバランスよく再生できます。
3台まで対応したマルチペアリングをはじめ、充実した機能が日常の質を上げてくれるので、リラックス空間を構築できます。
まとめ
マルチペアリングBluetoothスピーカーは、スムーズな端末切り替えでストレスを減らせますが、本格環境には不向きです。
ですが、日常の質を上げるアイテムとしては優秀ですので、紹介した内容を参考にし、お気に入りを見つけ出してくださいね。
Bluetoothスピーカー マルチペアリング対応 ~マルチポイントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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