あらゆる路面に対応し、街を快適に走るために開発されたのがクルーザーボードです。
その中でも、通常のデッキの2/3程のサイズ感しかない、持ち運びに優れたミニクルーザーというものがあります。
ストリートより気軽なミニクルーザーは、おしゃれな移動手段として定着し、現在ではさまざまなデッキがリリースされています。
今回は、ミニクルーザーのデッキについて解説し、おすすめのデッキに加えコンプリートもご紹介するのでぜひご覧ください。
目次
- 1 ミニクルーザー用デッキを使うメリット
- 2 ミニクルーザー用デッキを使うデメリット
- 3 ミニクルーザー用デッキの選び方
- 4 ミニクルーザー用デッキおすすめ10選
- 4.1 【PENNY SKATEBOARDS】22inch CLASSICS(0PCL8)
- 4.2 【PENNY SKATEBOARDS】ブライトライト 27インチ(PNY-COM-1051)
- 4.3 【HEAVEN SKATEBOARD】クルーザーデッキ
- 4.4 【STOKE】Bamboo ハイブリッドクルーザーデッキ
- 4.5 【バンブースケートボード】ミニクルーザーブランクスケートボードデッキ(1-02-001-00-01)
- 4.6 【BAYTTER】ミニクルーザー
- 4.7 【Globe】EVIL PARADISE(179303)
- 4.8 【Globe】スケートボードクルーザー(10525386-GOODBOYS-27)
- 4.9 【Cal 7】フィッシュテールデッキ(BB-MC75-PNSY)
- 4.10 【ラングスジャパン】ラングスR2ミニクルーザー(6493)
- 5 まとめ
ミニクルーザー用デッキを使うメリット
持ち運びに便利
プラスチック製のデッキを使用したミニクルーザーの重量は、木製と比べ非常に軽く、ほとんどのものが2kgを切ります。
長さも短いため持ち運びに便利で、デッキテープが付いていないことから、衣服にダメージを与える心配なく抱えて持てます。
どこにでも楽に持っていけるうえに乗りたいときにすっと取り出せて、公共交通機関も利用できる最強の乗り物です。
年齢性別関係なしのサイズ
ストリートで使用するコンプリートのセッティングは性別や年齢によって細かく変わり、シビアなセッティングが求められます。
ミニクルーザーには全長が22インチのショートタイプと27インチのミドルタイプがあります。
ほかにもいろいろとありますが、特に人気なのがこの2サイズです。
少々乗りなれるのに練習が必要ですが、成人男性でも22インチのモデルに乗ることが可能です。
ポップなカラーリング
ミニクルーザーに用いられるプラスチック製のボードはカラフルな物が多いです。
それはまるで、アメリカのお菓子のようなポップなカラーリング。
ハードウィールは白のウィールを使うことが多いですが、逆にソフトウィールは白を選ぶ事が少なく、カラーウィールを使用したセットアップが人気です。
木製のデッキと合わせてシックな雰囲気も良し、カラフルなプラスチック製のボードと合わせポップなセッティングも良し。
自分の好みをふんだんに発揮できるのがミニクルーザーです。
ミニクルーザー用デッキを使うデメリット
安定感にかける
全長が22インチのショートタイプのミニクルーザーは、熟練のスケーターでも乗っていて不安に感じるほど安定感が低いです。
長さが短いことによって、足を置く位置が肩幅程度にしか開けず、直立で板の上に乗っているようになってしまうためです。
初心者の方は、ショートタイプよりも27インチ以上あるデッキのほうが安定感があり、乗り慣れるのも早く、安心してプッシュできます。
安全性をとるならグリップテープは必要
プラスチック製のミニクルーザーの多くが、グリップテープが貼られていません。
デコボコとしたパターンがあるのみなので、グリップ力に欠けてしまいます。
ビーチなどで裸足でも乗れるメリットがありますが、街乗りで使用するのであればグリップテープの使用がおすすめです。
グリップテープがないと、段差などですぐにスタンスがずれてしまい、転倒してしまう可能性が上がります。
全部に貼る必要はなく、前足を置く一部分だけでも十分効果を発揮します。
ミニクルーザー用デッキの選び方
素材
ミニクルーザーには、7枚の板をプレスした木製のデッキとプラスチック製のカラフルなデッキの2種類があります。
木製のデッキは硬く、乗っている際の安心感が高い反面、デッキに重量が出てしまいます。
プラスチック製のデッキは柔らかく、乗っている際にぐにゃぐにゃと曲がるので安心感が低いですが、重量は軽いです。
細かな違いなので、基本的には気に入ったデザインで決めてもらって問題ありません。
乗り心地を重視したい方は、最初は木製のデッキのほうが乗りやすく感じるかと思います。
サイズ
ストリートで使用するデッキは基本的には横幅で選びますが、ミニクルーザーの場合は縦の長さで選ぶことが多いです。
全長が短くなればなる程に、スタンスを作った際の足の幅が狭くなるので安定感が低くなりますが、機動性が上がります。
全長が長いデッキは肩幅よりも広くスタンスを作ることができるため、どっしりとデッキの上に乗れて安定感が出ます。
もちろん重量も変わってきますので、乗り心地を考えると長いほうに軍配が上がりますが、短いほうが持ち運びには便利です。
重量
木製のデッキとプラスチック製のデッキでは重量が変わり、木製のほうが重く、プラスチック製のほうが軽いです。
デッキの重量はコンプリートの重量と大きく関係し、重いほうが粗い路面でも走りやすく、小さな段差でもぶれにくくなります。
軽くなってしまうと路面からの振動によるブレが起きやすく、ハイスピード時の横ブレも起きやすくなってしまいます。
大きいウィールを装着したり、軽量化されていないトラックを使用することで、ある程度重量の調整が可能です。
プラスチック製の短いデッキを使用したい方は、デッキ以外のほかのパーツで調整すると乗り心地を良くできます。
ミニクルーザー用デッキおすすめ10選
【PENNY SKATEBOARDS】
22inch CLASSICS(0PCL8)
ミニクルーザーの定番、ペニーの22inchショートタイプのミニクルーザーになります。
おもちゃのような見た目ですが、その品質の高さと乗り心地の良さから、今の人気を獲得したブランドです。
複数のカラーリングから選べるので、カップルで色違いのクルーザーに乗るのも素敵かと思います。
持ち運びに便利な22inchサイズなので、気軽にさまざまなシーンで使用できます。
【PENNY SKATEBOARDS】
ブライトライト 27インチ(PNY-COM-1051)
22inchのペニーと比べ安定感が増した、スケボーを初めて乗る方におすすめな27inchのクルーザーになります。
デッキのブラックカラーと足回りのブライトカラーの相性が良く、乗る人のスタイル、服装を選ばないカラーリングです。
最初の一台としては、これ以上無いぐらいに完璧なセッティングで組まれた一台です。
【HEAVEN SKATEBOARD】
クルーザーデッキ
こちらの特徴は太くて短い点で、太い安定感と短い機動力の良さを併せ持った、初心者から上級者までおすすめできるスペックの一枚です。
短いデッキのデメリットであった安定感の低さを、デッキ幅を太くすることによって改善させています。
木目が非常にきれいに出ている板なので高級感があります。
ポップなクルーザーよりも大人な雰囲気の板を探ししている方にいかがでしょうか。
【STOKE】
Bamboo ハイブリッドクルーザーデッキ
ペニーのパーツをそのまま流用することが可能なクルーザーデッキです。
内側に強度の高いカナディアンメイプル、外側に美しい木目の竹を合わせてプレスした、ハイブリッドモデルになります。
ウィールバイト防止のウェルが彫られており、ノーズには持ち運びに便利で見た目にもおしゃれな2つのキャリーホールが開いています。
すでにペニーをお持ちの方へのステップアップとしておすすめの一枚です。
【バンブースケートボード】
ミニクルーザーブランクスケートボードデッキ(1-02-001-00-01)
ミニクルーザー専用設計で作られおり、しなやかで耐久力のある竹をメイン素材に使用したクルーザーデッキです。
長さが22.5インチとペニーのショートサイズとほぼ同等サイズとなり、前足を置く位置に膨らみを持たせたシェイプとなります。
ペニーと違いトップ面に凹凸が無いので、グリップテープを貼る必要があります。
絵が描かれたグラフィックグリップテープが発売されているので、グリップテープで個性を出すことも可能です。
【BAYTTER】
ミニクルーザー
7枚のメープルウッドをプレスした本格仕様のデッキを採用した、コスパ抜群のミニクルーザーになります。
柔らかい82Aのウィールに、ハイスピードをもたらすabec11のベアリングを装備した滑らかな足回り。
おまけに専用バッグとT型レンチが付くので、後から買い揃える物がありません。
この価格でこのクオリティーは、間違いなくコスパナンバーワンです。
【Globe】
EVIL PARADISE(179303)
オーストラリア発のスケートボードカンパニー、GLOBEによるミニクルーザーです。
PENNYと肩を並べ人気が高く、プロライダーも所属するブランドなので品質は折り紙付き。
アーティスティックなデザインで、ブロンズのマーブルカラーウィールが映えるお洒落なコンプリートセットです。
【Globe】
スケートボードクルーザー(10525386-GOODBOYS-27)
水彩画で描かれた犬のグラフィックがおしゃれな、27インチミニクルーザーになります。
ミニクルーザーらしいシェイプですが、テール部を絞りすぎていません。
そのため、後ろ足を置いた際の安定感が高く、どっしりとスタンスを作ることができます。
トラックには有名ブランドのTENSORが使用され、ターン性能に好評のあるトラックなのでクルーザーとの相性がばっちりです。
【Cal 7】
フィッシュテールデッキ(BB-MC75-PNSY)
70年代のスケートシーンを彷彿とさせる鮮やかなパステルカラーに、特徴的なフィッシュテールを持たせたミニクルーザーです。
ノーズ部分がほとんどなく、通常のミニクルーザーよりもテールが長めに作られています。
そのため、フィッシュテールはさほど乗り心地に影響しません。
乗りやすさよりもデザインを重視させたクルーザーになり、目立つクルーザーに乗りたい方にはぴったりな一枚ではないでしょうか。
【ラングスジャパン】
ラングスR2ミニクルーザー(6493)
イギリスライクなデザインのブラック、アメリカライクなデザインのブルーを、両面にプリントさせたド派手なミニクルーザーです。
仕様はペニーと比べても遜色がなく、ソフトウィールにabec7の高性能なベアリングが装着されています。
22インチのショートサイズのクルーザーなので、乗りこなすのには若干コツがいりますが、持っているだけでも絵になる一枚です。
まとめ
鮮やかなミニクルーザーは乗っているだけで気分が良く、車に乗せておけば旅先でも街を自由に散歩できます。
乗りこなすには練習が必要ですが、乗りこなせれば世界が変わる乗り物なので、皆様もぜひこの機会にトライしてみてください。
ミニクルーザー用デッキの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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