トラックボールは、ボールをコロコロと動かしてカーソルを移動させるという、一般的なマウスと比べやや個性の強いアイテムです。
一般的なマウスよりも繊細な操作が可能だったり、サイドボタンにより機能性が高められていたりするため、需要が高まっています。
ところで、マウスパッドにもトラックボールに適した商品があるというのはご存知でしょうか。
今回は、トラックボール向けのマウスパッドについて、傾斜調整ができるアイテムを含め6点ご紹介します。
目次
トラックボール向けのマウスパッドとは
トラックボールとは、親指や人差し指、中指のあたりにコロコロと転がるボールが搭載されているマウスのことを言います。
このボールを転がすことで、一般的なマウスよりも繊細な操作ができ、細かな作業をする方に非常に便利なマウスです。
しかしながら、トラックボールの欠点として、指や手首の負担が大きくなりやすいというものがあります。
これは、一般的なマウスでは腕と手首が担当するカーソル移動を手だけで完了できてしまうためです。
このような欠点を改善するためのアイテムが、今回紹介するトラックボール向けのマウスパッドになります。
角度をつけたり、リストレストを活用したりすることで、手首や手の負担を軽減し、快適に作業ができるようになるのです。
トラックボール向けのマウスパッドを使うメリット
手首や手の負担を軽減できる
トラックボールを使う大きな欠点として、手首や手の負担があります。
トラックボール向けのマウスパッドでは、この欠点を解消するために様々な工夫がなされているのです。
手首を優しくホールドする高品質なリストレストや、マウスパッド自体に傾斜をつけることで、負担軽減を図っています。
適度なグリップ感でトラックボールがホールドされる
マウスパッドの大きな特徴として、滑りやすく、止まりやすいという機能性があります。
一般的なマウスよりも移動が少ないトラックボールですが、指の動きによりどうしても少々のズレが発生しやすくなっています。
マウスパッドによりトラックボールをグリップする事により、このようなことを防ぎ、作業効率を改善できるのです。
マウスとしての操作性が上がる
大幅にカーソルを動かさなければならないシーンなどでは、トラックボールでもそれ自体を動かすことがあります。
そんなときにも、マウスパッドがあれば狙った位置に正確にカーソルを合わせられるため、操作性が格段に向上します。
トラックボールとして使う時だけでなく、マウスとして使うときにも、マウスパッドは役に立つことでしょう。
トラックボール向けのマウスパッドを使うデメリット
持ち運びに不便
トラックボール向けのマウスパッドでは、マウスパッド自体に傾斜がついていたり、リストレストが搭載されていたりします。
このため、通常のマウスパッドと比べると厚くなり、PCバッグに入れて持ち運ぶ際にかさばってしまうことが考えられるのです。
このような使い方を想定している場合には、リストレストのない薄型のマウスパッドの購入を検討することをおすすめします。
トラックボール向けのマウスパッドの選び方
トラックボール向けのマウスパッドを購入する際、大きく分けて次の3つのポイントに注目しましょう。
サイズ
トラックボール向けのマウスパッドの多くは、真四角ではなく比較的いびつな形をしています。
このため、縦、横、高さをしっかりチェックして購入しないと、思ってたサイズと違った、なんてことが起こりうるのです。
各商品のページにかかれている寸法のデータを参考に、自分にぴったりなサイズのマウスパッドを選びましょう。
傾斜の有無、付け方
トラックボール向けのマウスパッドの中には、マウスパッドそのものに傾斜がついている場合があります。
傾斜のあるマウスパッドの特徴を、下にまとめました。
傾斜の有無は好みが分かれやすい部分でもありますので、要チェックです。
傾斜のあるマウスパッド
トラックボールを操作する際に、手首や手の角度が最適化されるように工夫されているマウスパッドです。
身体への負担をへらすことで、長時間の作業でも疲労が少なく、パフォーマンスを維持し続けられるという特徴があります。
しかし、マウスとして使う際に、角度がある分特定の方向への移動が若干大変になるという欠点が考えられます。
リストレストの有無
特に、傾斜のないマウスパッドが欲しいと考えている方にとって重要なチェックポイントです。
角度のないマウスパッドでも、リストレストで手首がホールドできれば、トラックボール使用時の負担は十分軽減できます。
リストレスト一体型のマウスパッドを購入したり、別売のリストレストを購入したりして、怪我のリスクから手首を守りましょう。
トラックボール向けのマウスパッドおすすめ6選
【エレコム】
トラックボールマウス向けフリップパッド(MP-TBM01BK)
姿勢に合わせてフリップの傾斜を調節でき、最適な傾斜で手首の負担を軽減できる、トラックボール向けのマウスパッドです。
傾斜部はフリップ式となっており、持ち運びの際は折りたたんで平面にできるため、持ち運びやすいという大きな特徴があります。
表面素材はソフトレザーとなっており、柔らかく傷や汚れがつきにくいように工夫されています。
【エレコム】
トラックボールマウス向けディスクパッド(MP-TBM02BK)
パッドを前後左右に回転させ、最適な傾斜に調節することで手首の負担軽減に役立つトラックボール向けのマウスパッドです。
マウスパッドの表面、底面には滑り止め加工が施されており、傾斜により生じるズレやすいという欠点をカバーしています。
ただし、高さが最大126mmあるため、持ち運びには非常に不便であると言えるでしょう。
【エレコム】
トラックボールマウス向けスタンド(MP-TBM03BK)
直接トラックボールの底面に貼り付けることで傾斜を生み出すという、非常にユニークなタイプのアイテムです。
S、M、Lサイズの3サイズ構成で、高さはそれぞれ10mm、15mm、22mmとなっています。
異なるサイズを貼り付けることや、貼り付け位置の調節により角度をつけることが可能です。
【エレコム】
マウスパッド FITTIO(MP-116BK)
横浜市総合リハビリテーションセンターと共同開発して開発された、トラックボールにも適したマウスパッドです。
操作面から約1.5度の傾斜がつけられており、先程までのモデルと比べると控えめではありますが確実に負担軽減に寄与しています。
リストレストの素材には、モータースポーツや医療現場で高い評価を得ているEXGELが採用されています。
【hueilm】
3D マウスパッド(02099)
リストレスト部を頂点に、なだらかな傾斜がつけられているトラックボールにも適したマウスパッドです。
このなだらかな傾斜により、リストレスト部がマウスパッド全体のデザインを損ねにくく、見た目もスタイリッシュです。
裏面は全面にシリコンが貼られており、強力なグリップ性能を発揮しトラックボールのズレを防ぎます。
【Kensington】
GEL Waveマウスパッド(K62401JP)
Kensingtonは、数多くのモデルのトラックボールを開発、販売している有名メーカーの一つです。
そんなKensingtonが販売するこのマウスパッドは、リストレスト部のジェルが程よい弾力で手首をサポートしてくれます。
マウスパッドの中央部には溝がついており、通気性を高めて蒸れにくいように工夫されています。
まとめ
トラックボール向けのマウスパッドには、傾斜の付け方やリストレストの有無など様々な製品がラインナップされています。
皆さんもこの記事を参考に、ご自分の環境にぴったりなマウスパッドを探してみてくださいね。
トラックボール向けのマウスパッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方