最近では、ソロキャンプブームの影響もあり、小型で軽量の焚き火台が多く発売されています。
中でも、軽量で燃焼効率がよく、調理までこなせることで人気を集めているのが、五徳付きメッシュ焚き火台です。
焚き火台は、種類が多いうえ、その違いがわかりにくいこともあり、どれを買おうか悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
今回は、五徳付きメッシュ焚き火台の選び方や、おすすめ商品10選を紹介します。
五徳付きメッシュ焚き火台を使うメリット
軽さ
メッシュ焚き火台は、その名の通り薪を置く火床の部分がメッシュになっています。
その他のパーツもシンプルで、他の形の焚き火台と比べるとその軽さは抜群です。
多くは、ソロキャンプを目的に作られており、収納した際もコンパクトで積載や収納に場所をとりません。
焚き火台の軽量化を考えている方や、徒歩キャンパーなど積載に制限がある方などには特におすすめです。
燃焼効率がいい
メッシュの上に薪を置いて燃やすため、他のタイプの焚き火台と比べ、酸素を供給しやすく、不完全燃焼を起こしにくいです。
酸素不足で薪が不完全燃焼を起こすと、煙も多く綺麗な炎もみえにくいです。
また、再び炎を立たせるためには、火吹棒などで酸素を送る必要があり、ゆっくり焚き火鑑賞とはなりません。
じっくり火を育てる楽しさもありますが、焚き火に慣れていない方や、手軽に綺麗な焚き火を楽しみたい方におすすめです。
片付けが楽
サイズの大きな焚き火台は、片付けで灰を捨てる際に苦労することが多いです。
メッシュ焚き火台は、軽量なうえ、メッシュの部分を外してそのまま簡単に灰を捨てることができます。
また、汚れてしまった際もコンパクトでシンプルな作りのものが多いため、水道で水洗いができます。
撤収中はキャンプで最も体力を使うため、片付けのしやすさは大事なポイントです。
交換可能なパーツ
これは、全ての商品に言えることではありませんが、火床のメッシュだけでも販売しており、破損したら交換可能なものもあります。
メッシュ部分は薪を置いて燃やすため、最もダメージを受けるパーツです。
BBQの網のように、メッシュの火床は消耗品と割り切って、ガンガン使用することもアリなのではないでしょうか。
五徳付きメッシュ焚き火台を使うデメリット
焚き火シートが必要
薪を燃やす部分がメッシュなので、焚き火台の下に灰や火の粉が落ちることもあります。
特に、芝生のキャンプ場では芝が焦げてしまうため、必ず下に難燃シートを敷くようにしましょう。
悲しいことに、マナーの悪さから閉鎖してしまうキャンプ場も多くあります。
環境に配慮し、正しく安全に焚き火を楽しみましょう。
強風時には注意が必要
基本的に、焚き火台の種類に関わらず、強風時は焚き火を中止してもらうというルールのキャンプ場も存在します。
メッシュ焚き火台は、本体自体が軽いため、使い方によっては焚き火台が風で動いてしまうことも。
また、灰や火の粉が舞い上がりやすいことにも注意が必要です。
対策として、陣幕などのリフレクターを使用すると、風の影響を受けにくなります。
薪のサイズに注意
一般的に、市販の薪の多くは長さが30〜40cm程度です。
メッシュ焚き火台を始めとした、ソロキャンプ向けの焚き火台では、コンパクトがゆえに市販の薪がはみ出てしまうこともあります。
そのため、普段使用している薪がはみ出さず、安全に使用できるか確かめることが必要です。
また、もし薪がはみ出てしまう際は、鋸などであらかじめ小さくしておくことで解決できます。
五徳付きメッシュ焚き火台の選び方
調理道具との相性で選ぶ
焚き火台に付属する五徳には、様々な種類があります。
そのため、自分の普段から使っている調理道具によっては、五徳に乗らないこともあります。
乗らない理由としては、サイズが合わないだけでなく、ちょっとした形状の違いが影響することが多いです。
焚き火で料理をしたいと考えている方は、必ず五徳と調理道具が合うか確認しましょう。
形で選ぶ
同じ五徳付きメッシュ焚き火台でも、形は様々です。
平たく薪を置くスペースが広いものや、火床がV字形のもの、側面をプレートで覆っているものなど数多く存在します。
購入に迷った際は、スペックも大事ですが、まずは自分がかっこいいと思った形のものを探してみるのもいいかもしれません。
形が決まると商品の検索もしよりしやすくなります。
使う薪のサイズで選ぶ
先ほども出たように、薪の多くは30〜40cm程度になります。
五徳付きメッシュ焚き火台は、ソロキャンプで使用することを想定し、よりコンパクトに作られていることが多いです。
そのため、キャンプ場で拾った小枝などを使用する場合は別ですが、市販の薪を買う場合には使用できない焚き火台も存在します。
普段使っている薪の長さと、薪を燃やす火床のメッシュの大きさをチェックすることが重要です。
五徳付きメッシュ焚き火台おすすめ10選
【meifom】
焚き火グリル
焚き火台としては高さが低めなこちらの商品は、低い椅子や地面に直接座りながらのロースタイルに向いています。
また、メッシュ部分が平らなことも相まって、焚き火台を使用しない「直火」に近い感覚で焚き火を楽しむことができます。
火床から地面までの距離がかなり近いため、レンガや耐火シートを下に敷くなどの対策が必須です。
【FUTUREFOX】
焚き火台 Confire櫓
焚き火台と言われなければわからないような、斬新なデザインの焚き火台です。
シルバーのカラーが多い焚き火台では珍しく、フレーム部分がブラックになっており、他人と被りたくない方にもおすすめできます。
見た目だけでなく、五徳と土台が一体化しているため、重たいものを乗せた時の安定感は抜群です。
【BUNDOK】
焚火 スタンド ハンディ(BD-480)
こちらは、メッシュ焚き火台とマルチスタンドがセットになった商品です。
マルチスタンドを、メッシュの火床の上に乗せて、五徳として使用します。
そのため、調理が終わったらスタンドを下ろすだけで、簡単に焚き火仕様に変更できます。
マルチスタンドは五徳以外にも使用でき、一石二鳥の優れものです。
【Sutekus】
ステンレス製 焚き火台 (STKN1017)
こちらは、煙突のない薪ストーブのような形をしており、五徳を乗せたままでも側面から薪を足すことができます。
火床と正面、背面がメッシュになっているため、焚き火としての火を楽しむこともできます。
火床が地面から離れているため、下に燃やす予定の薪を置いておくと、地面も保護でき薪も乾燥するためおすすめの使い方です。
【CARBABY】
焚き火台 アイアン焚火スタンド
アイアン風の焚き火スタンドに、メッシュの火床を着けた無骨なデザインの焚き火台です。
焚き火台として使用していないときは、サイドテーブルやラックとしても使用できます。
注意点としては、五徳部分の間隔が広めなため、シェラカップやコップなどを乗せる際は、バランスがとりにくい可能性があります。
【FIELDOOR】
アイアン焚火台
こちらもアイアン風のスタンドを利用した、無骨な焚き火台です。
サイズは、比較的コンパクトなので、より手軽に焚き火と焚き火料理を楽しむことができます。
また、頑丈なアイアンスタンドに、火床のメッシュは別売りで交換可能となっており、男らしくハードに使用できる焚き火台です。
無骨キャンパーや、ブッシュクラフターの方にもおすすめです。
【DOD】
秘密のグリルさん (Q5-574-SL)
こちらは、焚き火台の上に焼き網と五徳を乗せることができる商品です。
五徳と焼き網は焚き火台からズレにくなるように工夫されており、安定して調理をすることができます。
また、火床から五徳までの距離が近いため火力が強く、煮込み料理などに向いています。
これ一台で、BBQからキャンプ飯まで楽しむことができ、おすすめの一台です。
【Campify】
焚火台 軽量 コンパクト
ステンレス製で、大小2つのサイズから選べる多機能焚き火台です。
火床のメッシュを外すと、シングルバーナーの五徳としても使用できます。
シングルバーナーの五徳には置けないようなサイズの鍋やフライパンを置くこともでき、少ない荷物で調理の幅が広がります。
五徳を外さずに薪を足すこともでき、焚き火台としても利便性が高いです。
【PaaGoWORKS】
ニンジャファイヤースタンド シルバー
「Simple is best」を形にしたような、最軽量クラスの焚き火台です。
サイズはソロ向けで、焚き火から調理まで楽しめます。
作りはシンプルですが、空気を遮るものがなく、多くの酸素を供給でき燃焼効率が良いため、機能的にも安心して使用できます。
また、火床から地面まで高さがあるため、地面への影響も少ないです。
【NANGOGEAR】
焚き火台 ファイヤーピット(SOLO-202-JS)
「焚き火でお湯を沸かしながら網焼きも楽しみたい」そんな方におすすめなのがこちらです。
五徳と焼き網が半分ずつになっており、ケトルや鍋を火にかけつつ、焼き鳥や焼肉の調理を同時にすることができます。
また、五徳の高さを変えることで火力調整も可能なため、焚き火だけでなく料理もしっかり楽しみたい欲張りキャンパー向けです。
まとめ
今回は、五徳付きメッシュ焚き火台について紹介しました。
焚き火からキャンプ料理まで手軽に楽しむことができ、収納や積載に場所を取らないため、一つ持っていても損はありません。
この記事を参考に、自分のスタイルに合った焚き火台を選んでみてはいかがでしょうか。
五徳付きメッシュ焚き火台の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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