冬のキャンプは空気も澄んで虫もいなく、星空もきれいで、他の季節とは違った趣があります。
キャンプを積み重ねていくと、季節問わずキャンプをしたくなり、寒さを快適に過ごす薪ストーブにあこがれる方も多いのではないでしょうか。
そのなかでも、焚き火の炎でもご存じのように、ゆらめく炎は心身を癒してくれます。
ガラス窓付きの薪ストーブを手に入れる事で、ゆらめく炎を鑑賞しつつ調理も楽しむことが可能です。
今回は、憧れのガラス窓付きの薪ストーブをご紹介致します。
目次
キャンプ向けガラス窓付き薪ストーブを使うメリット
ゆらめく炎を楽しめる
焚き火は誰もが大好きなアクティビティですが、テントの中ではできません。
ストーブ本体にガラス窓が付いていれば、薪の投入や炎の鑑賞もでき、冬キャンプの楽しみ方も変わってくることでしょう。
薪の投入扉や、3面窓付き、側面に大きなガラス窓など製品も様々で、テントと自分のスタイルに合ったものを見つけることをおすすめします。
炉内の掃除がし易い
ガラス窓が付いていることにより、窓の取はずしが出来たり、窓全体が開閉する製品もあり、炉の内部まで掃除が可能なため、きれいな状態を保つことができます。
ガラス窓の取り外しの有無は、掃除やメンテナンスだけでなく破損した場合も取替えがきくので便利です。
また、側面のガラス窓が空くタイプは、灰の片付けの際も時短になり重宝します。
雰囲気が作れる
ガラス窓があることによって、テント内の雰囲気はガラッと変わります。
ちょっとしたランタンの代わりにもなりますし、何よりムードある雰囲気が作れ、瞬時に安らぎの空間が作れるでしょう。
囲まれた空間の中で燃えているので、音も静かであり、焚き火より時間を忘れて、のんびり他のことをしながら過ごせるのは薪ストーブのおかげです。
キャンプ向けガラス窓付き薪ストーブを使うデメリット
メンテナンスが重要
ストーブの炉の中や煙突は、やはり煤がこびりついており、使用後はなるべく綺麗な状態で保管するのがおすすめです。
特にガラス窓つきの場合は、ガラスに煤が付くので、その都度拭かないとせっかくの炎が見えなくなってしまいます。
それを手間と思うか、苦じゃないと思うかで薪ストーブへの愛着も変わるでしょう。
ガラスの扱いに注意
耐熱ガラスを使用しているため、普通に燃やしても割れる可能性は限りなく低いです。
但し、取扱いに注意しないとヒビや破損の原因となり、ガラスそのものが破損しかねません。
専用ケースのあるものはいいですが、無いものは運搬時に必要な収納袋を用意し、保管時と運搬時の保護をすることをおすすめします。
キャンプ向けガラス窓付き薪ストーブの選び方
暖かさ重視の選び方
最近の薪ストーブはステンレス製のものが多いですが、やはり暖かいのは鉄です。
ステンレス性は、特徴を活かし蓄熱性能を利用して、非常に暖かく頑丈に仕上げられています。
市販の30cm〜40cmクラスの薪が入るかどうかもチェックしておくと、薪を足すときも手間いらずで、いつでも暖かさをキープできます。
料理主体の選び方
ある程度、天板が広いとダッチオーブンや鍋など、天板に載せて料理ができて楽しめます。
天板が開くタイプであれば、ストーブの上で直火ができ、より火力の強い調理ができ、お肉料理にも最適です。
最近では、引き出してピザ窯が出てくるものも登場し、ピザが美味しく焼ける製品もあり、料理の幅も広がります。
炎を楽しむ選び方
薪ストーブは暖をとるためのギアですが、テントの中でゆらめく炎を見ながらのんびり過ごせて最高に癒されます。
ガラス窓つきの薪ストーブであれば、窓から覗く炎はランタンとは違った趣で、視覚的な楽しみ方が可能です。
幕内も部屋の暖炉のようなムードある雰囲気を作れて、燃える炎を見ているだけで身体が暖まります。
サイズや持ちやすさで選ぶ
一般的な持ちやすさは12kg以下といわれています。重さと収納のし易さは、積載時にも大きく影響するので、購入時の目安にすると安心です。
専用の収納袋が付属していると、持ち運びが楽に行えるばかりか、最近では本体も分解できてコンパクトになり、自宅保管の際も邪魔にならず便利な製品もあります。
素材で選ぶ
ステンレス素材は、錆に強く蓄熱性のある特徴から、1度暖まると冷めにくい特性があります。
鉄製は、熱伝導率が優れており、すぐに暖まる特性があり、コスパもよく長く愛用できる製品ですが、錆びる特性上メンテナンスも必要です。
二次燃焼型の製品は、未燃焼ガスを取り込むことで、再燃焼煙がクリーンで優れています。
キャンプ向けガラス窓付き薪ストーブおすすめ10選
【ホンマ製作所】
時計型薪ストーブ(ASW-60B)
ステンレスを使用し、更に黒の耐熱塗装を施すことで耐食性と風格を高め、存在感ある風貌に仕上がっている商品です。
2万前半の価格でコスパもよく、時計型なので天板が広いため、ストーブの上での調理に調理に重宝します。
デザイン的には漆黒の本体とゴールドの取手のコントラストが、落ち着いたゆらぎのひとときを後押ししてくれます。
【テンマクデザイン】
ウッドストーブM
ステンレス304を使用し耐久性に優れている製品であり、脚もワンタッチ開閉と設置も簡単です。
標準装備でダンパー付きの煙突がついていて、空調も思いのまま調整できます。
また、サイドに広がる棚は折り畳みもでき、広げれば料理や調味料、焚き火ツールを吊るすなど用途幅が広がり、ストーブを囲むように団らんができます。
【ウィンナーウェル】
ノマドビュー Sサイズ
サイドの大きな耐熱ガラスより、見える炎は癒しと安らぎを与えてくれます。
ウォータータンクが標準装備により、煙突部分にセットすればお湯が沸き、沸いた後はタンクをストーブの背面にぶら下げ保温になり非常に便利です。
煙突は全て本体内に収納でき、設置や撤収も時間がかからず、コンパクトに持ち運べます。
【G-Stove】
Heat View
ノルウェー発祥のポータブル薪ストーブであり、ステンレス製でサビに強く、1,000℃まで耐えられるタフさが魅力です。
重厚感かつスタイリッシュなデザインで根強い人気の製品であり、オプションパーツも豊富で、キャンプスタイルに合った用途で楽しめます。
燃焼効率もよく、持ち運びも便利なため長く使える製品です。
【Mt.Sumi】
LOCOMO キャンプ薪ストーブ(OG1812C112)
コンパクトな製品でありながら二次燃焼構造のストーブで、燃え残りもほとんど出ません。
漆黒な鉄の中にも、コロっとした愛嬌ある佇まいが何とも可愛げがあります。
便利な両サイドのグリッドは調理台として、シェラカップをぶら下げたり何かと便利です。
ソロやデュオにジャストなサイズ感が、コンパクト設計の中に凝縮されています。
CHANGE MOORE】薪ストーブ 二次燃焼
組み立てができる製品で、収納したサイズの厚みは11cmと軽量かつコンパクトになります。
専用バッグも付属しているため、片付けも楽でツーリングでも携行できる薪ストーブです。
側面には二重構造を採用しており、二次燃焼を促すことによって、完全燃焼しやすい構造となっており、大きな前面窓からの揺れる炎に癒されます。
【M.O.L】
薪ストーブ角型(MOL-W100)
バーベキュー網がセットできるよう、四角い天板付きでバーベキューも楽しめます。
加熱範囲も10畳分を網羅し、ぬくぬくの暖かさをキープし、付属のダンパーを使えば火加減や幕内の温度も思いのままです。
脚も長くセットできるため、程よい高さで作業でき、煙突も本体の中に収納できるので、持ち運びや自宅保管に困りません。
【KingCamp】
薪ストーブ 折りたたみ(KA2319)
ソロ〜デュオで使用する小型薪ストーブで、灰受けも引き出し式で掃除もし易く、使い勝手の良い製品です。
鉄よりも腐食に強いステンレス綱を使用することで、濡れた環境でも使用でき、強度も高く耐久性に優れています。
全ての部品が炉の中に収納可能なため、撤収もコンパクトになり、自宅保管でも邪魔にならない優れものです。
【TOMOUNT】
チタン薪ストーブ(Mini TST)
珍しいチタン素材の薪ストーブであり、その重さは脅威の2kgと超軽量を実現しています。
チタンの特徴として、熱伝導効率の高さ、耐食性と防錆性に優れ、チタンの融点が1,668℃であるため、高温でも変形しにくいのがメリットです。
簡単な折り畳み設計となっているため、軽量コンパクトなこの製品は、バックパッキングにも適しています。
【OneTigris】
ROAD薪ストーブ
シンプルながら非常に存在感があり、かっこいい商品です。
薪投入口が重厚感ただよい、ステンレス鋼で成形された本体は、サイズの割には9.6kgと重量感もありますが、その分丈夫に仕上がっています。
側面に窓がなかったり、飾りっけのない形は逆に飽きることなく、無骨な薪ストーブをお探しの方には、おすすめの製品です。
まとめ
寒い時期、薪ストーブがあれば暖をとるだけでなく調理の熱源としても使え、大変便利なギアです。
便利なだけでなく、あるだけでテントサイトの雰囲気がガラッと変わり、冬キャンの楽しみも倍増するのでチェックしてみて下さい。
キャンプ向けガラス窓付き薪ストーブの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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