近年では機能性に充実したケース・デザインにこだわれるケースなど、多種多様なPCケースが発売されています。
ですが、充実した側面を持つPCケースは玄人向けの製品であり、初心者の中には難しい印象を持たれる方も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、シンプルに設計されたPCケースですが、どの製品を選べば良いのか、判別しづらいと思います。
本記事では、シンプルなPCケースおすすめ10選をはじめ、メリットデメリット・選び方を紹介します。
目次
- 1 シンプルなPCケースを使うメリット
- 2 シンプルなPCケースを使うデメリット
- 3 シンプルなPCケースの選び方
- 4 シンプルなPCケースおすすめ10選
- 4.1 【Cooler Master】E501(MCB-E501L-KN5N-S00)
- 4.2 【Cooler Master】MB600L(MB600L2-KN5N-S00)
- 4.3 【IN WIN】ミニタワーケース(IW-EFS054)
- 4.4 【CORSAIR】110R(CC-9011183-WW)
- 4.5 【Thermaltake】Versa H17(CA-1J1-00S1NN-00)
- 4.6 【ZALMAN】T8(T8BK)
- 4.7 【SilverStone】Precision(SST-PS14B-EG)
- 4.8 【MSI】MAG FORCE(MAG FORGE 110R)
- 4.9 【Fractal Design】Core 1100(FD-CA-CORE-1100-BL)
- 4.10 【ANTEC】ミドルタワーケース(P7-SILENT)
- 5 まとめ
シンプルなPCケースを使うメリット
コストを抑えられる
PCケースにはRGBライティング機能・おしゃれなデザインなど、多種多様な製品が発売されています。
こだわり強い製品ほどに高価格で販売されており、パーツ等に掛かる費用も合算するとかなりの金額が必要になります。
ですが、特にこだわりが無いシンプルなPCケースの場合、手の届く安価な価格で販売されているので、コストを抑えることが可能です。
初心者にも組み立てやすい
PCを自作するには知識が必要になりますし、パーツやケースが複雑であれば、それだけ自作の難易度も高まります。
ですが、シンプルなPCケースは組み立てやすい設計の製品が多いので、自作初心者の方でも安心して組み立てることが可能です。
複雑な配線・接続端子の間違いなど、トラブルのリスクを最大限減らすことができるのがメリットです。
シンプルなPCケースを使うデメリット
こだわったPC製作には不向き
シンプルなPCケースは、黒単色カラー・ノーマルファン付属など、機能性・デザイン性を抑えて低価格で販売しています。
そのため、派手にPCを彩りたい・冷却システムにこだわりたい等の理想を実現しづらいのが難点です。
とりあえずPCを組むならば問題はありませんが、デザイン・機能にこだわりたいなら相応のケースを選ぶ必要があります。
ハイスペックを搭載しづらい
シンプルなケースは、最低限必要なスペースや機能しか搭載されていないことが多く、高い排熱性を有している訳ではありません。
なので、効率の良いエアフローと冷却性能が必須になるハイスペックパーツを搭載するには、圧倒的に不向きです。
性能を十分に引き出せないため、ハイスペックを搭載するならば、機能・スペースが確保されたケースを選ぶ必要があります。
シンプルなPCケースの選び方
サイズで選ぶ
PCケースは、ミニタワー・ミドルタワー・フルタワーなど、サイズに応じて設計されています。
ファン設置可能数・スペース・拡張性・ラジエーター設置可否など、サイズによって大きく異なります。
事前に冷却システム・パーツスペック等の指標を決めますが、理想を叶えるためには適したサイズのケースが必須です。
小さすぎるとスペース不足ですし、大きすぎても無駄にコストが掛かってしまうだけになってしまいます。
理想のスペック・冷却性と実現するために、ケース詳細のサイズを確認し、理想サイズのケースを選びましょう。
拡張性で選ぶ
シンプルなPCケースと言えど、ミニタワー~フルタワーサイズが展開されており、製品で拡張性は大きく異なります。
拡張スロット数はストレージ容量に特に直結する箇所であり、大容量のファイルやデータを扱う場合は重視すべき点です。
スロット数が少ないと容量不足に陥った際、外部ストレージを活用するしか方法がありません。
ですが、スロット数が確保されていれば、内部にストレージを差し込むだけで増設可能です。
膨大なデータを扱う予定がなければ気にする必要はありませんが、膨大なデータを扱うならば拡張性は必ずチェックしましょう。
シンプルなPCケースおすすめ10選
【Cooler Master】
E501(MCB-E501L-KN5N-S00)
フロントにメッシュパネルを使用することで、エアフロー効率を高めたベーシックデザインのケースです。
7つの拡張スロット・水冷ラジエーター設置スペースが確保されているので、スペックも追求することができます。
裏面で配線もまとめることが可能であり、機能性・拡張性で優れているおすすめケースです。
【Cooler Master】
MB600L(MB600L2-KN5N-S00)
フロント前面にヘアライン加工を施すことで、ブラック単色カラーながらも存在感を演出したケースです。
メッシュ加工による十分な通気性に加えて、最大6基ケースファンと水冷ラジエーターも設置できます。
十分なスペースを確保しつつ、着脱式ストレージケース等を活用することで、柔軟な拡張性も実現しています。
【IN WIN】
ミニタワーケース(IW-EFS054)
ミニタワーながらも広いスペースを確保することで、組み立てやすさを実現したケースです。
内外部に拡張ベイが確保されているだけでなく、拡張スロットも4つ確保することで拡張性も高めています。
ワンタッチサイドパネルにより、メンテナンスも容易に行えますし、ケーブルマネジメントも整えられたおすすめ製品です。
【CORSAIR】
110R(CC-9011183-WW)
スチールと強化ガラスパネルを使用することで、シンプルブラックカラーながらも高級感を演出したケースです。
内外部に拡張ベイを5つ、拡張スロットを7つ確保することで、拡張性を高めています。
Mini-ITX~ATX規格までに対応しつつ、水冷冷却システムも設置し、冷却性にこだわれるおすすめ製品です。
【Thermaltake】
Versa H17(CA-1J1-00S1NN-00)
ブラッシュアルミニウムでフロントパネルを仕上げることで、スタイリッシュを演出したミニタワーケースです。
最大350mm拡張カードが設置可能であり、水冷冷却システムも搭載できるので、スペックと冷却にこだわることができます。
拡張性・機能性に優れつつ、コスパの良さを実現しているので、自作初心者の方に特におすすめの製品です。
【ZALMAN】
T8(T8BK)
ブラックパウダーコーティングを施すことで、シンプルながらも高級感を表現したケースです。
最大240mm水冷ラジエーターが設置できるスペースが確保されており、冷却性にこだわることができます。
スチール製なので耐久性にも優れており、ワンポイントLEDを活用することでおしゃれも演出できるおすすめ製品です。
【SilverStone】
Precision(SST-PS14B-EG)
ブラックスモークガラスパネルを使用したスチール製ケースであり、メタリックな高級感が特徴です。
サイドから内部を視認できるので、パーツにこだわることでPC本体を好みの装飾で彩り、楽しむことができます。
拡張性・冷却性にも優れた設計となっていますし、メンテナンスも容易に行えるおすすめケースです。
【MSI】
MAG FORCE(MAG FORGE 110R)
フロントメッシュパネルにより、効率的なエアフローを実現したミドルタワーケースです。
広いスペースと拡張性を有しているので、スペックと冷却性の両面でこだわることができます。
アクリルサイドパネルで内部を視認できるので、RGBパーツを搭載しておしゃれなPCが実現できるおすすめ製品です。
【Fractal Design】
Core 1100(FD-CA-CORE-1100-BL)
滑らかな手触りの艶消しアルミニウムを使用しており、MicroATX~Mini-ITX規格に対応したケースです。
コンパクトサイズながらもケースファン3基に加えて、最大350mm拡張カードスペースが確保されています。
シンプル且つコンパクトサイズなので、初心者にも組み立てやすく、コスパにも優れたおすすめ製品です。
【ANTEC】
ミドルタワーケース(P7-SILENT)
サイド部分に二重構造の遮音パネルを採用することで、静音性を高めたミドルタワーケースです。
拡張ベイを最低限に絞ることで、水冷ラジエーター設置スペースを確保しており、冷却性にこだわるができます。
ダストフィルターを使用することで埃の侵入を防ぎ、長期間パフォーマンスを発揮させられるおすすめケースです。
まとめ
シンプルなPCケースは深くこだわれる設計ではありませんが、自作初心者の方には最適な設計です。
コスパも優れた製品が多いので、紹介した内容を参考にしつつ、理想を叶えられるケースを選び出してくださいね。
シンプルなPCケースの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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