キャンプで暖をとったり、料理したりするときに活躍する焚き火台。
ときにはゆっくり火を眺めて、なんとも言えない癒しを感じることもできるアイテムです。
そんな焚き火台の中でも、燃焼効率に重点を置いて焚き火台を選ぶ方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、燃焼効率が良い焚き火台を使うメリット、デメリット、選び方、おすすめ10選をご紹介します。
燃焼効率が良い焚き火台の選び方に悩んでいる方は、ぜひ最後まで見てくださいね。
燃焼効率が良い焚き火台を使うメリット
少ない燃料で火を燃やせる
燃焼効率の良い焚き火台は、少ない燃料で火を燃やせるところがメリットです。
燃焼効率が良いと、燃料である薪を最大限に使用して燃やしてくれるので、少ない燃料であっても、大きい火を作り出してくれます。
そのため、現地で小枝や枯れ葉を調達して焚き火を楽しめ、着火もスムーズにできます。
高い火力を作り出せる
燃焼効率が良く、どんどん燃料を燃やせるため、高い火力を作り出せるところも燃焼効率が良い焚き火台のメリットです。
前述したように、燃焼効率が良いと燃料である薪を最大限に燃やしてくれるので、薪を入れれば入れるほど、高い火力を作り出せます。
そのため、キャンプファイヤーのような高い火力を持った火を見て楽しみたい方におすすめのアイテムです。
暖房性能に優れている
勢いのある火を作り出せるところから、暖房性能に優れているところも、燃焼効率が良い焚き火台のメリットです。
一般の焚き火台なら、たくさん薪を焚べても勢いのある火を作りにくく、暖房性能も期待できません。
しかし、燃焼効率が良い焚き火台なら勢いのある火を作り出せるので、暖房性能に期待ができ、寒い時期でも効率よく体を暖められます。
煙が少ない
燃焼効率の良い焚き火台は、二次燃焼を起こせるので、煙を少なくできるところが期待できます。
二次燃焼とは、一時燃焼で残った未燃焼ガスに、焚き火台の中で暖められた空気を送り込んで再び燃やす仕組みです。
煙を燃料として再び燃やしてくれるので、煙がほとんどでず、目がしみたり臭いがついたりすることも減らせます。
燃えカスが少ない
燃焼効率が良い焚き火台は、燃料である薪を最大限に燃やしてくれるので、燃えカスが少なくなります。
そのため、燃え残った灰などを捨てる手間がなくなり、後片付けも簡単にできます。
また、焚き火台自体もそこまで汚れなくなるので、ギアのお手入れが楽にできるところもメリットです。
燃焼効率が良い焚き火台を使うデメリット
薪が大量に必要となる
燃焼効率は良いですが、さらに大きい炎を作りたい方は、薪が大量に必要となります。
燃焼効率が良い焚き火台は、良く燃えやすいメリットの反面、それだけ薪が必要になるので、消費する量も多くなります。
特に冬の時期には薪を思ったより用意しておく必要があり、それだけ収納スペースを確保しなければならないため注意しましょう。
ゆっくりとした火を楽しみたい方には不向き
燃焼効率が良い焚き火台は、勢いのある火を作り出すところが特徴となっており、弱い火を作るのは難しくなります。
薪が良く燃えるので、一般的な焚き火台と比べて、薪を焚べるスピードも早く、落ち着いて火を見る時間も少なくなるでしょう。
そのため、ゆっくりとした火を楽しみたい方や、火を育てていきたい方には不向きとなるため、おすすめできないアイテムとなります。
重量が重くなる
燃焼効率が良い焚き火台は、燃焼効率しやすいような設計と、高い火力に耐えられる厚さを必要とするため、一般的な焚き火台と比べても重量が重くなります。
特に二次燃焼できる焚き火台になると、本体が二重構造となるため、さらに重くなってしまうでしょう。
そのため、軽いギアでキャンプをする方や徒歩でキャンプに行く方には不向きなアイテムとなります。
燃焼効率が良い焚き火台の選び方
二次燃焼できるかで選ぶ
燃焼効率が良い焚き火台を選ぶときに、二次燃焼できる焚き火台を選ぶと、非常に高い燃焼効率が期待できます。
二次燃焼が起こることで薪を最大限に燃やしてくれ、少ない薪でも勢いのある火を作り出してくれます。
また、煙も減らせるので、匂いも少なくでき、目がしみる心配もなくなります。
さらに、薪がほとんど燃え切ってくれるので、燃え残りが少なく、片付けする手間も減らせます。
料理できるかで選ぶ
料理できるかで選ぶことも、燃焼効率が良い焚き火台を選ぶうえで重要ポイントとなります。
料理ができる焚き火台を選ぶと、焚き火で暖をとりながら料理ができるので、効率も良くなり、キャンプの醍醐味も上がります。
選ぶポイントとしては、形状をチェックすることが大事で、おすすめはボックス型と四角錐型です。
これらの形状のものなら調理器具も置きやすく、料理のしやすさも期待できるでしょう。
特に長方形のボックス型の焚き火台なら、横に広い分、幅広く使用できるのでおすすめです。
また付属されているものが多ければ、それだけ対応できる料理も増えるので、付属品のチェックをしておくことも大切です。
設営や片付けのしやすさで選ぶ
燃焼効率が良い焚き火台は、設営や片付けのしやすさで選ぶことも大切です。
そうすることで手軽に焚き火ができ、急いで片付けする必要が出てきても心配がなくなります。
選ぶときにおすすめなのが、円柱型の焚き火台で、設営にかかる時間はほとんど必要なく片付けも本体を炭捨て場に持って行き、ひっくり返すだけです。
また、土台に本体を載せるだけで使用できるタイプや炭受けが付属されているものもあります。
土台に本体を載せるだけで使用できるタイプなら組み立てに手間がかからず、炭受けが付属されているものなら片付けも簡単にできます。
収納性で選ぶ
収納性で選ぶことは、キャンパーにとっては上位にくる選び方ではないでしょうか?
特にコンパクトにできるアイテムが欲しい方にとっては必要不可欠で、できる限り収納性が高いコンパクトなアイテムを選ぶことが大切です。
その際、折りたたみ式か分解できる焚き火台を選ぶのが良いでしょう。
折りたたみができるタイプなら、大きいアイテムであっても厚さは小さくできるので、車に詰め込むときもじゃまになりません。
分解できるタイプなら、全体的に小さくできるので、バックパックに入れられたり、片手で持てたりするのでスペースを選ばず収納できます。
燃焼効率が良い焚き火台おすすめ10選
【mont-bell】
フォールディング ファイヤーピット
mont-bellが独自に開発した二重深型構造により、高い燃焼効率を実現した焚き火台です。
焼き網と別売りのクッカースタンドを使用すれば、バーベキューや調理器具を置いて使用できます。
また折りたたみタイプとなっているので、コンパクトに収納でき、加えて手さげができる専用の収納袋を使うことで、持ち運びにも困らないアイテムです。
【DOD】
めちゃもえファイヤー(Q3-626-SL)
二次燃焼が可能となった焚き火台で、名前の通り勢いのある火を作り出せます。
形状は長方形のボックス型となっており、大きい薪もそのまま入れられ、薪を割る必要もありません。
また、調理器具も置きやすくなっているので、料理が好きな方には扱いやすいアイテムとなっています。
【snow peak】
焚火台L(ST-032RS)
四角錐型の形状が特徴的となっている焚き火台で、上部にいくほど広がった形状となっているところから、高い燃焼効率が期待できます。
素材には、頑丈なステンレスを採用しており、焚き火をダイナミックに楽しめます。
また別売りのグリルブリッチを使用すれば、バーベキューはもちろん、ダッチオーブンなどの本格的な料理にも使える調理器具も使用可能です。
【LOGOS】
ピラミッドTAKIBI(81064163)
炭や薪などの燃料を置くロストルが、しっかり空気の通り道を確保してくれるので、高い燃焼効率が期待できる焚き火台です。
耐荷重の高いゴトクが付属されており、使用することでダッチオーブンなどの重い調理器具も置けるので、幅広い料理に対応できます。
本体は組み立て式となっているので収納性も高く、組み立てするときは約10秒で設営できるため、扱いやすいアイテムと言えます。
【ハングアウト】
KOMOREBI(KMB01)
形状がボックス型ですが、独立している3枚のシェードを組み立て設営する、めずらしい形状をしている焚き火台です。
3枚のシェードの組み合わせ方で火力の調整ができるので、焚き火も料理もしやすくなっています。
収納時は、A4サイズのコンパクト収納が可能となっており、持ち運びや収納場所の確保にも困りません。
【CAPTAIN STAG】
ファイアブーストストーブ
ボックス型の形状により、煙突効果による空気の対流と二次燃焼を可能にした、高い燃焼効率が期待できる焚き火台です。
多彩なオプションを組み合わせることで、煮炊きや焼き物など、さまざまな料理に対応できます。
また軽量に設計されており、コンパクトに折りたたむことができるので、ソロキャンパーや荷物を軽くしたい方におすすめです。
【solo stove】
キャンプファイヤー(SSCF)
solo stoveが独自に開発した二重構造により、二次燃焼を可能とした焚き火台で、高い燃焼効果が期待できます。
二次燃焼を可能としているので、少ない燃料で勢いのある火が作り出せ、上から覗けば美しい炎を見られます。
サイズも直径17.8cm、高さ23.5cmとコンパクトサイズになっていることから、1〜2人のキャンプにぴったりなアイテムです。
【Mt.SUMI】
バッドボンファイヤー
八角形というめずらしい形状をしており、加えて深型でもあるので炎が持続しやすく、一般的な焚き火台と比べても高い燃焼効率が期待できます。
また8枚のパーツそれぞれが二重構造となっており、空気の通り道が確保できているということもあり二次燃焼を可能にします。
開口部も大きくなっているので、大きい薪も入れやすく、勢いのある火を楽しみたい方におすすめのアイテムです。
【CANWAY】
キャンプストーブ(OTCS)
サイズが直径13.5cm、高さ20cm、重量0.56kgの小型の焚き火台ですが、繊細な二重構造により二次燃焼を可能としたアイテムです。
付属のゴトクはノコギリ形状となっているので、調理器具が載せやすく、しっかりと置くことができます。
また、壁面にハンドルが付いているので、手軽に持ち運びができ、炭を捨てるときも手間がかかりません。
【FEUERHAND】
パイロン(12845)
丸型タイプで高さ74cmの、まるで立てたドラム缶のような見た目が特徴的な焚き火台です。
高さがあることから急激な上昇気流を作り出し、二次燃焼も可能となっているので、高い暖房性能が期待できます。
その大きさと暖房性能からグループキャンプで使用したい方におすすめのアイテムです。
まとめ
燃焼効率の良い焚き火台は、少ない燃料で勢いのある火を作り出せ、高い暖房性能が期待できるアイテムです。
また、煙や燃えカスが少ないので、ほかのキャンパーの迷惑にならず、扱いやすくなっています。
初心者の方にも使用しやすいので、ぜひ燃焼効率の良い焚き火台を手に入れてみてはいかがでしょうか?
燃焼効率が良い焚き火台の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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