PCを自作する上でケースは必須アイテムですが、ケースにはミドル・フルタワーなどサイズで種類が存在します。
ケースによってスペースや冷却性能は違ってきますが、フルタワーケースには冷却性能を高められる製品が多いです。
とはいえ、PC自作初心者の方の場合、どのケースを選べば良いか判断が難しいこともあるでしょう。
そこで冷却重視フルタワーPCケースのおすすめ10選をはじめ、メリットデメリットや選び方を紹介します。
目次
- 1 冷却重視フルタワーPCケースを使うメリット
- 2 冷却重視フルタワーPCケースを使うデメリット
- 3 冷却重視フルタワーPCケースの選び方
- 4 冷却重視フルタワーPCケースおすすめ10選
- 4.1 【CORSAIR】フルタワーケース(CC-9011219-WW)
- 4.2 【LIANLI】フルタワーケース(O11 DYNAMIC XL-W ROG/B)
- 4.3 【Thermaltake】フルタワーケース(CA-1B6-00F1WN-04)
- 4.4 【Cooler Master】フルタワーケース(MCC-C700M-WG5N-S00)
- 4.5 【COUGAR】フルタワーケース(PANZER MAX)
- 4.6 【Enermax】フルタワーケース(ECA-MKT50-BB-ARGB-01)
- 4.7 【DEEPCOOL】フルタワーケース(R-QUADSTELLAR-G-1)
- 4.8 【Sharkoon】フルタワーケース(4044951027156)
- 4.9 【Fractal Design】フルタワーケース(FD-C-TOR1A-05)
- 4.10 【GAMEMAX】フルタワーケース
- 5 まとめ
冷却重視フルタワーPCケースを使うメリット
冷却とスペックを追求できる
冷却重視フルタワーケースはエアフロー効率を重視したケース設計だけでなく、十分なスペースも確保されています。
フルタワーケースはラジエーターや多数のファンが設置可能であり、エアフロー設計と合わさることで高い冷却性が発揮可能です。
さらに大容量の基礎パーツ搭載スペースも確保されており、スペックと冷却性をとことん高めるのに適しています。
メンテナンスもラク
冷却重視のフルタワーケースはワンタッチサイドパネル・スライドパネルなど、内部へのアクセスが容易に行えます。
ケーブルマネジメントも整えられているので、埃を取り払うメンテナンスやパーツの換装も手軽に実行可能です。
エアフローが高いと汚れや埃の吸着がネックですが、ダストフィルターを設置することでメンテナンスを考慮した設計となっています。
冷却重視フルタワーPCケースを使うデメリット
搭載パーツ次第では宝の持ち腐れになる
冷却重視フルタワーケースの本領はハイスペックなパーツや冷却性能を搭載しつつ、安定した動作が狙える点です。
BTO価格で例えるなら、40万円台から販売されるようなスペックを構築するのに適しています。
そのため、搭載パーツがミドルスペックであったり、水冷冷却システムを搭載しない場合はスペースが無駄になってしまいます。
サイズが大きいので設置場所に困る
製品によって差はありますが、フルタワーケースのサイズ目安は30cm(幅)×60cm(奥行)×60cm(高さ)です。
数字で見るとそこまで大きく感じないかもしれませんが、ヒーター程度の設置スペースは必ず必要になります。
環境によってはデスクを動かす必要等もあるため、必ず設置前にサイズを測って確かめておくと良いでしょう。
自作初心者には不向き
冷却重視フルタワーケースはスペックと冷却性能を高めるのに適していますが、構築するには知識が必要です。
E-ATXのようなマザーボードは高性能な分、接続端子も多く複雑ですし、一つ配線を間違えるだけで故障する可能性もあります。
性能を突き詰めるということは設置や配線も複雑になるため、自作経験が無い方は構築時は注意しましょう。
冷却重視フルタワーPCケースの選び方
拡張性で選ぶ
フルタワーケースはサイズは大きいですが、ストレージベイや拡張スロット数には違いがあります。
ストレージベイ×4+拡張スロット×2のケースもあれば、ストレージベイ×6+拡張スロット×3の場合もあります。
ゲームプレイでパフォーマンスを発揮しつつ、音質にも拘るならば拡張スロット数を重視しなければいけません。
対して、動画ファイル等を大量に扱うならストレージベイの数を重視する必要があります。
自作PCの使用用途や拘りたい部分に合う、最適な拡張性を持つケースを選ぶと良いでしょう。
メンテナンス性を選ぶ
冷却重視フルタワーケースは冷却性能を高めるため、エアフロー効率も考慮した設計が基本です。
エアフロー効率が良いというのは、空気の入れ替えが激しいということを意味しており、埃等の吸収力も高くなります。
メンテナンスが必要になりますが、フルタワーケースはパーツやファンが多数搭載可能な反面、手入れは大変です。
そこでサイド・フロントパネル等が簡単に取り外せて、内部へアクセスしやすいケースを選ぶことでメンテナンスを簡単にできます。
メンテナンスは定期的に必ず行う必要があるので、メンテナンスの手軽さを考慮して選ぶのもおすすめです。
デザインで選ぶ
PCケースには各製品でRGB搭載・形状・カラーリングなど、デザインに特徴があります。
近年ではおしゃれなPCが多く生み出されており、憧れを抱いて自作したいと思う方も多いと思いでしょう。
おしゃれなPCを作り上げるためにパーツや機能に拘るのは大事ですが、一番に目に付くケースデザインに拘らなければいけません。
おしゃれと言っても理想は様々なので、ご自身の理想に近いデザインのケースを選ぶと良いでしょう。
冷却重視フルタワーPCケースおすすめ10選
【CORSAIR】
フルタワーケース(CC-9011219-WW)
幅約25cmとスリムな形状ながら、最大12個のファンとラジエーターも2基設置できるフルタワーケースです。
設置場所を選ばないスリムな形状を実現しつつ、冷却性能を極限まで高めることができます。
さらに通気口を充実させることで強力エアフローも実現しており、ハイスペックを余すことなく活かせるおすすめケースです。
【LIANLI】
フルタワーケース(O11 DYNAMIC XL-W ROG/B)
フルタワーにしては小柄なサイズですが、スペースを活用することでハイスペック且つ冷却性能を高められるケースです。
ファンを最大10基と360mmラジエーターを設置できるだけではなく、フロントのLEDがおしゃれを演出してくれます。
フロント・サイドパネルには強化クリアガラスを使用することで、アクセスも簡単に行えてRGBも楽しめるおすすめケースです。
【Thermaltake】
フルタワーケース(CA-1B6-00F1WN-04)
幅は23cmと控えめながらも高さ・奥行きをフルに活用することで、スペックと冷却性能を高められるケースです。
サイドクリアパネルは簡単に取り外せるのでメンテナンスもラクですし、内装をRGBで彩ればおしゃれを楽しむこともできます。
3.5/2.5インチ共用ストレージベイを8基確保しつつ、最大9基のファンにラジエーターも設置できるケースです。
【Cooler Master】
フルタワーケース(MCC-C700M-WG5N-S00)
フルタワーケースの中でも大き目のサイズであり、湾曲した形状が特徴的なアルミ製ケースです。
マザーボードの取り付け方向の変更、GPUを縦に設置と内装の自由度も高く、スペースを無駄なく活用することができます。
シルバー・ホワイトを基調にクリアサイドパネルも使用しており、RGB等を組み合わせることでオリジナリティの演出も可能です。
【COUGAR】
フルタワーケース(PANZER MAX)
黒基調でシンプル味を出しつつ、フロント・サイドにロゴマークをあしらうことでカッコよさを表現したケースです。
最大8スロットGPUを設置できるだけでなく、最大8基のケースファンとラジエーターも設置できます。
スペック・冷却性能を極限まで高めつつ、RGBを活用することでカッコよさも追求できるケースです。
【Enermax】
フルタワーケース(ECA-MKT50-BB-ARGB-01)
フルタワーケースの中では控えめなサイズですが、全てのスペースを余すことなくフル活用できるケースです。
ハイスペックパーツを柔軟に配置できるだけでなく、最大8基のケースファン・CPUクーラー・ラジエーターも設置できます。
コンパクトで設置場所を選びませんし、スペックと冷却性能に拘れるおすすめケースです。
【DEEPCOOL】
フルタワーケース(R-QUADSTELLAR-G-1)
4つの独立区画から成り立つ星型デザインが特徴であり、拡張性に優れたフルタワーケースです。
ユニークな形状ながらもエアフロー効率を高めており、最大11基のファンやラジエーターを活用して効果的な冷却が実現できます。
強化ガラスパネル・RGBライティングもあしらっているので、形状と合わせてオリジナリティも演出できるおすすめケースです。
【Sharkoon】
フルタワーケース(4044951027156)
フロント部分にあしらった2本のLEDストリップ、リアのRGBファンが特徴のフルタワーケースです。
メッシュパネルを使用することでエアフローを高めるだけでなく、最大7基ケースファンとラジエーターも設置できます。
GPUを柔軟に設置することでスペックと冷却性能に拘りつつ、RGBでおしゃれに彩れるケースです。
【Fractal Design】
フルタワーケース(FD-C-TOR1A-05)
オープングリルなフロントに180mmファンを採用することで、エアフロー効率を高めたケースです。
フロントとボトム部分に使用しているフィルターにより、埃をカットしつつ効率よく排熱できます。
拡張スロットも7個と充実し、PWMファンが5基標準搭載されているので、購入から即時運用できるのもおすすめです。
【GAMEMAX】
フルタワーケース
フロント部分に使用しているLEDを、強化クリアパネルを通して楽しめるおしゃれなケースです。
最大7基のファンとラジエーターが設置でき、パネル内側の通気口でエアフローを効率化することで高い冷却性能が発揮できます。
ボトム部分のダストフィルターで埃をシャットアウトできますし、ケーブルマネジメントにも優れたおすすめケースです。
まとめ
冷却重視のフルタワーケースには、製品によって異なる拡張性やデザイン性を有しています。
今回紹介した内容を参考にご自身の理想を実現できる、最適なフルタワーケースを選び出していただければ幸いです。
冷却重視フルタワーPCケースの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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