キャンプを100%楽しむために、テント泊での睡眠の質は重要なポイントです。
キャンプは好きだけどテントだとよく眠れなくて疲れてしまうという方も多いでしょう。
そこで活躍するのが、テント内で寝袋の下に引くことで寝心地を各段にアップさせることができるキャンプマットになります。
キャンプマットは種類が多く、素材や形状・価格などのほか設営の手間の違いもあるため、自分にピッタリ合った商品を選ぶのは大変です。
この記事ではコスパ重視の方向けに、使い勝手がよく安いキャンプマットについてご紹介します。
安いキャンプマットを使うメリット
手軽に寝心地アップ
もちろん寝袋だけでも寝ることは可能ですが、テントの下の地面に凹凸があったり固かったりすると寝袋だけでは体が痛くなってしまいます。
キャンプマットを寝袋の下に敷くことで敷布団のようにやさしく体を支えてくれるため、キャンプでよく眠れないという方におすすめです。
5,000円以下で購入できる商品も多く、広げるだけで簡単に設営できるものから、空気を注入して使用するものなど様々なタイプのマットがあります。
暑さや寒さも防げる
キャンプマットはクッション効果で寝心地をよくしてくれるだけではなく、断熱効果もあるためより快適に眠ることができます。
夏は地面にこもった暑さを防ぎ、冬も床から伝わる寒気を和らげ底冷えを防いでくれるため、どの季節でもキャンプでは欠かせないアイテムです。
商品によって断熱性能に差があるため、冬キャンプに使用したい場合は断熱性を重視して選ぶとよいでしょう。
違うタイプのマットを複数使い分けることができる
5,000円以下の安いキャンプマットであれば、複数のマットを購入しても負担が少なくすみます。
コンパクト性やクッション性・断熱性などそれぞれ違うマットが複数あれば、季節や場所で使い分けることが可能です。
シーンによって最適なマットを選ぶことで、より快適にキャンプを楽しむことができます。
安いキャンプマットを使うデメリット
荷物が増える
キャンプでは荷物をいかに少なくするかも重要な問題です。
アイテムが増えるとそれだけ荷物が多くなってしまうため、なるべく荷物を少なくしたいという方には不必要に感じるかもしれません。
しかし、キャンプマットは軽量でコンパクトな商品もたくさんあるので、使い心地のよさを考慮すると持っていて損はないでしょう。
タイプによっては設営が手間
キャンプマットの主なタイプの中でもとくにクッション性が高いのがエアーマットです。
ポンプなどで空気を注入して使用するため厚みがあり、ベッドのように快適な寝心地になります。
空気を抜いた状態だと小さく折りたためるためコンパクト性も高いですが、空気を入れたり抜いたりする手間がかかるところが難点です。
耐久性が弱い商品もある
安いキャンプマットは耐久性が弱いものも多く、ちょっとした衝撃で穴が開いたり破れたりしてしまうことがあります。
とくにエアーマットやインフレーターマットなどの空気がクッションになるタイプは、破れると空気が抜けて使用できなくなってしまうため注意が必要です。
エアーマットを使用する場合は、万が一に備えて補修用テープなどを用意しておきましょう。
安いキャンプマットの選び方
素材やタイプ
キャンプマットには主に、クローズドセルマット・エアーマット・インフレーターマットの3種類のタイプがあります。
クローズドセルマットはクッション性のある素材のシートを広げるだけですぐ使用できるため設営が楽で、軽量なうえに丈夫というメリットがあります。
エアーマットは空気を注入して使用するため最もクッション性が高く、寝心地を重視したい方におすすめです。
インフレーターマットはキャップを開けると自動で空気を入れることができるため、設営が楽でクッション性も高いという特徴があります。
価格
キャンプマットは1,000円台から数万円まで商品によって価格に大きな差があります。
マットのタイプの中ではクローズドセルマットが比較的安い商品が多く、アルミ加工が施された銀マットなどは100均にも売られています。
クローズドセルマットは多少傷がついても長く使えるため、最もコスパのよいタイプです。
しかし、安い商品は薄くてクッション性や断熱性がよくないものも多いため、性能と価格のバランスをよく考えて選びましょう。
持ち運びのしやすさ
キャンプマットのタイプによって、コンパクト性や重量など持ち運びのしやすさも大きく変わってきます。
クローズドセルマットは軽量ですがかさばり、エアーマットは空気が抜けた状態だと一番コンパクト性が高いです。
インフレーターマットは中にスポンジが入っている分、エアーマットよりかさばり重さがあります。
安いキャンプマットおすすめ12選
【CAPTAIN STAG】
キャンプマット(M-3318)
手ごろなキャンプグッズで人気のキャプテンスタッグによる、低価格でコスパのよい商品です。
ジョイントマットなどにもよく使用されるEVA樹脂製で、優れた弾力性と耐久性を持ち、さらに断熱性もよく熱や冷気をしっかり防いでくれます。
シングルサイズで約200gとかなり軽量で、コンパクトな折りたたみ式で持ち運びしやすいところも魅力的です。
【Mozambique】
キャンプ マット
アルミ加工が施された断熱性の高いクローズドセルマットです。
20mmと厚めで地面に凹凸があっても快適に眠ることができ、アルミ面を夏は下に冬は上にして使うことで暑さや寒さもしっかり防ぐことができます。
丈夫で何年も使用できるためコスパもよく、取り出しや片付けも簡単な使い勝手のよい商品です。
【GEKETY】
エアーマット
足踏み式のエアーポンプが内蔵された、便利なエアーマットです。
空気を入れるのも抜くのも短時間で完了し、空気の量を調整することでマットを好みの固さに変えることができます。
クッション性が高く枕も付いていて寝心地は抜群なうえ、連結も可能なのでファミリーキャンプにもおすすめです。
【アイリスオーヤマ】
電動エアーベッド
コスパのよい家具・家電で有名なアイリスオーヤマの、低価格な電動エアーベッドです。
エアーマットといえば空気を入れる手間がかかるのがデメリットですが、この電動エアーベッドであればスイッチを押せば30秒で膨らませることができます。
電源が必要になりますが、ポータブル電源があればスマホの充電や照明、調理などキャンプのほか防災にも役立ちます。
【JOYme】
キャンプマット
1,500円台とキャンプマットの中でもトップクラスの安さを誇る商品です。
安いながらも20mmとしっかり厚さもあり、断熱性も優れています。
さらに耐久性の高いXPE素材を使用した完全防水のマットとなっており、汚れたときには本体を丸洗いすることも可能です。
カラーバリエーションも6色と豊富で、お気に入りのカラーを選ぶことができます。
【クイックキャンプ】
車中泊マット
特大バルブと高反発ウレタンにより自動で素早く膨らませることができるインフレーターマットです。
長さが198cmと高身長の男性でもゆとりのある大きめサイズで、2枚以上連結させることができるためファミリーキャンプにも適しています。
5,000円以上するものが多いインフレーターマットの中で、4,200円とコスパのよい商品です。
【AIMEN】
エアーマット
シンプルな設計のエアーマットですが2,000円以下とお手頃で魅力的な商品です。
10~15回ほど息を吹き込むと空気が満タンになるとのことですが、ポンプを別途用意するとよいでしょう。
多層構造のフォーム材により高い断熱性を持ち、防水仕様の生地を使用しているため汚れにも強く耐久性も優れています。
【Norleeva】
キャンプ マット(NLV-02)
ダブルサイズで6,000円以下と、かなりお手頃価格のクローズドセルマットです。
200×120cmと二人で寝ることもできるゆったり大きめサイズで、折りたためば60cm×13cm×33cmとコンパクトに収納することができます。
マットの片面にはアルミ加工が施されており、夏の暑さも冬の寒さもしっかり防いで1年中快適に眠ることが可能です。
【KingCamp】
エアーマット
人間工学に基づきデザインされた、低価格ながらも高性能なキャンプマットです。
インフレーターマットのため、上部のバルブを開くと自動でマットが膨らみ数分で設営が完了します。
クッション性が高く枕が一体化したデザインになっており、寝心地を重視する方におすすめです。
また、耐久性も優れており1年間の長い保証も付いています。
【YAHAVA】
寝袋用発熱パッド 電熱マット(D02)
春や冬の冷え込む季節に特化したキャンプマットです。
海外製の電熱マットは故障しやすくて心配という方も多いですが、この商品は安心の日本製ヒーターを7枚も使用して1万円以下とお手頃価格になっています。
専用モバイルバッテリーも付属しているため、ポータブル電源や発電機も必要ありません。
自宅でも電気毛布やホットカーペットとして使用できる便利でコスパのよい商品です。
【IFORREST】
包みこむキャンプマット
アメリカで絶大な人気を誇るインフレーターマットです。
体を包みこむように枕とアームレストが一体化したデザインと、独特のふわふわと柔らかい寝心地が、他社製品にはない独自の特徴になっています。
202cm×74cmと一般的なキャンプマットに比べてゆとりのある大きさで、補修パッチも付属したコスパ最強の商品です。
【INTEX】
フットポンプ付ダウニーエアーベッド(64762)
ダブルサイズで3,000円台と、かなりコスパのよいエアーマットです。
厚みが25cmもあり、通常のベッドと変わらない快適な寝心地を得ることができます。
フットポンプ付きですが空気を入れるのに5~10分ほどかかるため、楽にすばやく設営したい方は電動ポンプを別途用意するとよいでしょう。
軽量でコンパクトに収納できるため、アウトドア以外に来客時の簡易ベッドとしても活用できます。
まとめ
キャンプでの睡眠不足は大きなストレスになり、運転を伴う場合は事故につながる危険性もあります。
ぐっすり眠ってキャンプを最後まで楽しむため、快適な眠りをサポートしてくれるキャンプマットは必需品です。
ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりのコスパのよい商品を探してみてください。
安いキャンプマットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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