野趣あふれる山や野原に分け入って、自分好みのサイトを作り上げていくのがキャンプの醍醐味です。
そんな時にコンパクトな折りたたみノコギリが一本あると、現地にあるもので焚き火や家具などを自分で調達することが出来るようになります。
キャンプ用の折りたたみノコギリの良い点や注意点、おすすめの製品まで紹介しているので、ワンランク上のキャンパーを目指す方は、是非最後までご覧ください。
コンパクトなキャンプ用ノコギリを使うメリット
コンパクトで場所を取らない
一般的にDIY等で用いるノコギリは、刀身と柄の部分が長く収納が難しい、刃渡りの保護が大変、といった側面があります。
本記事で紹介するキャンプ用ノコギリは折り畳み可能で、かさばらず収納に便利です。
刃の部分が露出しないため、カバンに入れていても周りの物品を傷つけず、安心して収納できます。
身につけてすぐに取り出し可能
キャンプ用ノコギリの中には、体にケースごと直接装着できるものもあり、荷物の多い時でも手が塞がらず作業できることもメリットです。
また、コンパクトなゆえに置き忘れのリスクがあるものの、身に着けておけばその心配も少なくなります。
利用シーンが意外に多い
キャンプにおいてノコギリを使えるシーンは意外と多く、中級～上級キャンパーであれば1本は携えているのがキャンプ用ノコギリです。
キャンプの夜を過ごすのに欠かせない薪を刈ったり、薪を焚き火台に最適なサイズにカットできることはもちろん、自然の素材を利用したブッシュクラフトにも必須のアイテムです。
コンパクトなキャンプ用ノコギリを使うデメリット
大きな部材の切断には不向き
コンパクトであるがゆえに、大きな丸太のような部材を切断したり、木を切り倒したりするようなヘビーな用途には、少し刃渡りが足りない可能性があります。
もちろん、小さめな倒木や藪を刈ったりと、通常のキャンプで想定される用途であれば、キャンプ用のノコギリでも十分に対応可能です。
折り畳まないタイプに比べ強度が低め
可動部のある工具の場合、大きな力がかかると外れたり曲がる可能性もあります。
また、刀身部分も一般的なノコギリに比べ薄刃に加工されている分、慣れていないと刃を折ってしまう恐れもあります。
そのため、初心者の方は刀身の厚いものや丈夫なもの、替え刃を備えているノコギリを選定することをおすすめします。
両刃ノコギリのような使い分けは出来ない
家具製作などに仕様するノコギリには両刃があり、縦引きと横引きにそれぞれ適した目立ての刃を備えています。
木目に沿って平行に切るか、直角・斜めに切るかで使い分けられるのですが、コンパクトなノコギリにはその使い分けは難しいです。
ただし、キャンプ用ノコギリにはマルチに使える目立てを備えているものが多いので、通常利用で困ることはないでしょう。
コンパクトなキャンプ用ノコギリおすすめ8選
【シルキー】
ゴムボーイ 万能目210mm（121-21）
多くのキャンパーに愛されてきた定番の製品で、30年来の販売実績があります。
20mmという柄の部分の安定感が特徴で、鋸を引く際に力を加えやすく、本体も極めて丈夫です。
コスパにも優れているので、初めてキャンプ用ノコギリをお求めの方にもおすすめできます。
【シルキー】
ポケットボーイ（340-18）
前述のゴムボーイと同シリーズで、極めてコンパクトなラインナップです。
その折れ込み時の長さはなんと170mmと、名前の通り、ポケットに入ってしまいそうなサイズ感が群を抜いています。
なお、シルキーのシリーズは「未来目」という特殊なオリジナルの目立てが特徴で、タテヨコ選ばず切断しやすいです。
【サムライ】
騎士 240mm（FC-240-LH）
刃渡りの長さは240mmと長く、太い木材を切断したい際にその力を発揮。
湾曲したフォルムが特徴で、吸い付くような切れ味を誇ります。
人間工学的に考えられた持ち手部分は、しっかり握り込んで力を伝えるのに適しています。
【オピネル】
フォールディングノコギリ（＃12 415）
木製のクラフト感漂うナチュラルなフォルムとそのコンパクトさによって人気を集めています。
ハンドル部分はわずかに湾曲しており、手になじみ力を加えやすいのがポイント。
刀身はカーボンスチールにより、短めの刃渡りながら十分な鋭い切れ味を誇ります。
【高儀】
替刃式 折込鋸 携帯のこ 125mm
125㎜というコンパクトな刃渡りにより、圧倒的な携帯性を誇ります。
身に着けられるホルダーも付属しており、移動しながら薪を切ったり、藪を刈ったりと非常に便利です。
角度を2段階に調節できることで、切りやすい角度にセットできるのは重宝します。
価格帯もリーズナブルなので、一本買って持って置き、いつものキャンプセットに忍ばせて置きたくなる製品です。
【MOSSY OAK】
折込のこぎり
3種類の異なる種類の刃を交換することが可能な万能タイプのノコギリ。
木工用のスタンダードなタイプに加え、金属用、プラスチック用それぞれ付属しており、キャンプのみならずDIYのシーンにおいても活躍しそうです。
こちらもベルトに装着できるケースが付属しているので、持ち運びに便利で紛失もしにくいでしょう。
【BAHCO】
Lander Folding Pruning Saw（396-LAP）
スウェーデン製のメーカーで、DIY工具のメーカーとして長年知られています。
デザインは無骨で、ミリタリー感溢れるフォルムが人気を集めています。
刃渡りはブラックコーティングされており、モノトーンな刀身を引き立てるのみならず、錆びにくくする被膜としての機能も兼ねています。
【タジマ】
G-SAW240（GK-G240）
安心の国産メーカーによる製品で、24cmの長い刀身と、握りやすいエラストマー樹脂により、太くて大きい木材も切断しやすくなっています。
角度が調節可能なので、シーンに応じた使い分けも可能です。
コストパフォーマンスにも優れているので、頻繁に使用される方には買い替えの負担が少なくおすすめです。
まとめ
本記事で紹介したノコギリはいずれもキャンプシーンにおいておすすめできる製品です。
コンパクトさを売りにしたものから、大きな木材も切れる刀身の長いものまで、タイプは様々です。
使いたいシーンを明確にイメージして、最適キャンプ用ノコギリを選定することで、充実したキャンプライフにしましょう。
コンパクトなキャンプ用ノコギリの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方