キャンプ用品の中でも意外と管理が難しく、散らばったり紛失しやすいのが「ペグ・ハンマー」類。
テントやタープの設営に欠かせないペグは、大事に収納しておきたいものですが、土で汚れたり周りのものを傷つけたりと、収納に手こずることも多いのではないでしょうか。
そんな時、ペグ・ハンマーを収納するカバーを1つは持っておくと、管理が楽になるだけでなく、設営・撤収もはかどります。
今回はそんなペグハンマーケースを選ぶポイントから、性能とコストパフォーマンスに優れた、おすすめの商品まで解説していきます。
ペグハンマーケースを使うメリット
ペグを紛失しにくく管理が容易に
ペグを購入した際の付属の袋や、空き箱・空き袋に入れて適当に管理している方、意外と多いと思います。
使っているうちに袋が一部破れており、キャンプサイトにペグを落としてきたことに気付かず、いつの間にか数が減っている・・・といった出来事が、意外にも多いです。
必ず専用のケースで持ち運ぶようにすれば、愛用のペグを末長く使い続けることができます。
ペグの先端で怪我をすることを防ぐ
先端が尖ったペグを放置したり、撤収の際に余ったペグをズボンのポケットに突っ込んだまま、といったことを繰り返していると、突き破って怪我をしたり、他のキャンプギアを傷つけたりと危険です。
設営の時、撤収の時に必ずペグケースを使うことを習慣づけることで、不運な事故を防ぐことができます。
素早くラクにテント設営できる
ペグケースは、ボックス形状になっていてペグを一覧で探せるようになっていたり、1本ずつペグの収納スロットが決まっていたり、サッと取り出しやすい形状に設計されています。
ペグを探して取り出す一瞬の動作がスムーズになることで、思った以上に設営が早くなることに気がつくでしょう。
ペグハンマーケースを使うデメリット
ケース本体が嵩張ってしまう
ケースによってはサイズが大きく、特にハードケースでは意外と場所を取るものも少なくありません。
そのような場合は、ペグやハンマーのみならず、ガイロープなど設営時に一緒に使うものをしまう工具箱として兼用ことで、スペースを削減できます。
ケースが薄いと破れる可能性も
ペグの鋭さを考慮して設計されているケースは問題ないですが、安価なケースの中には使っているうちに内側が痛んだり、突き破ってしまうものもあります。
デザインや価格のみで選ばず、ソフトケースであれば生地の丈夫さ、ハードケースなら外殻の頑強さをチェックして購入することをおすすめします。
ペグ以上に高価な製品もある
近年、デザイン性の高いブランド品のキャンプギアが増えてきています。
中にはケースの方がペグよりも圧倒的に高価な製品もあり、予算配分を誤ると本当に必要なギアを購入することができなくなってしまうことも。
コストパフォーマンスを常に考慮し、バランスよくキャンプギアを揃えるようにすると良いでしょう。
ペグハンマーケースの選び方
収納方式(ソフトケース・ハードケース)で選ぶ
軽く、扱いが容易で、嵩張りにくいのがソフトケースの長所で、クルクル巻いてコンパクトに収納できるものや、中にはウエストに身に付けられる便利なものもあります。
一方ハードケースは、無造作に収納するも良し、ケースごと水洗いするも良しと、ハードに使い倒せることが魅力。
どちらを選ぶかは、キャンプのスタイルと好みにより選択しましょう。
素材・デザインで選ぶ
帆布や化学繊維系などの布系素材であれば、柔軟性もありつつ丈夫な生地のものが多く、デザインにも幅があるため、おしゃれさやブランドの統一感にこだわったキャンパーに好まれているのが特徴です。
スチール製ケースは無骨なデザインで、頑強さを生かしてワイルドな使い方ができるのが強みのため、男前でアウトドアらしいキャンプを好む方におすすめの製品が揃っています。
コンパクト性・持ち運びやすさで選ぶ
バッグの中や収納に場所を選ばず使おうと考えるなら、ケース自体が柔らかい素材や折り畳みできるタイプ、比較的軽量なタイプを選ぶとよいです。
一方、ペグやハンマーをラフに放り込んだり、そのまま水洗いできるような、ワイルドが使い方がメインなら、ボックスタイプや防水タイプを選択することをおすすめします。
ペグハンマーケースおすすめ10選
【LOGOS】
ペグハンマーキャリーバッグ(71996523)
最もベーシックな形状のペグハンマーケースです。
外皮に600Dポリエステルオックスフォードという耐久性抜群で、上質感も漂う素材を採用しています。
重量は160gと比較的軽量で、使用していない時は折りたたんで収納も可能です。
【snow peak】
マルチコンテナ
頑丈な6号帆布を採用し、ハンマーまでヘビーに使い倒しても十分な耐久性が特徴の商品です。
底面には、取り外し可能なベルポーレン(硬質樹脂の一種)がセットされており、破れや型崩れを防止します。
スノーピーク定番のカラーを使用した、多くのキャンパー達に長く愛される製品です。
【YOGOTO】
Xシリーズ マルチコンテナ ツールボックス
素材に流体パラフィン(ロウ引き)加工を施した素材を採用しており、汚れや水、摩擦に強く、ハードに使い倒せるのが特徴。
蓋に裏板を設置していないため、中身が膨らんでも蓋を閉められるフレキシブルな形状です。
収納に便利なメッシュのサイドポケットもついており、細部まで使いやすく設計されています。
【THE NORTH FACE】
フィルデンスツールボックス(NM82205)
外皮素材に優れた耐水性と耐久性のある、ポリエステルTPEラミネートファブリックを使用しています。
様々なギア類が収納可能なメッシュポケットや、取り外し可能な間仕切りも配置されていて、小物の仕分けに便利。
デザイン性も高く、機能と見た目を両立したい方におすすめです。
【Oregonian Camper】
ラージマウス ペグバッグ(OCB2068BC)
ソフトケースの中でも群を抜いてコンパクトな形状の製品です。
開口部分は大きく設計されており、ペグやハンマーが取り出しやすく、また縁に太く丈夫なワイヤーが入っており、型崩れがしにくいのが特徴です。
底や側面に防水加工が施されており、汚れの清掃も容易となっています。
【テンマクデザイン】
ペグロールケース
ペグをそれぞれのポケットに収納し、クルクル巻いて運ぶ形状のソフトケースです。
収納できる本数には限りがありますが、 ペグを紛失しにくく、見た目にも美しく収納できます。
もちろんハンマーも一緒に収納できるよう専用のスペースが設計されており、使い勝手にも入念な配慮がされた製品です。
【DOD】
ペグマクハコブペグバッグ
名前の通り、ペグを収納したケースごと身体に装着して運べるのが大きなポイント。
サイズも大容量、蓋も大口なため、テントの設営時や撤収時にスムーズにペグを出し入れできます。
サブポケットも付いているので他の小物も一緒に持ち運ぶこともでき、様々なシーンで活躍してくれます。
【無印良品】
スチール工具箱(37845992)
シンプルな見た目ですが、 その絶妙なサイズ感と多用途性、アレンジのしやすさにより、多くのキャンパーに使用されています。
ペグやハンマーだけでなく、ガイロープやその他キャンプギアも一緒に収納でき、一つ持っておくと様々なシチュエーションで便利に使用することができます。
【CHUMS】
マルチハードケースM
CHUMSらしい独特なデザインとカラーが個性的な製品。
素材は衝撃に強い EVA 樹脂を採用しており、見た目以上にヘビーに使い回すことができます。
内側の収納スペースにマジックテープで調節可能な間仕切りを設置可能で、ペグとその他の収納物を分けられるのが便利です。
【DOD】
スラッシュペグパッカーン
ケースが二つに大きく開いて中が取り出しやすい、個性的なつくりの製品です。
運搬しやすい内部の取っ手や、オープンなポケット、カラビナが付けられるデイジーチェーンと、キャンプを知り尽くした設計が凝らされています。
まとめ
キャンプ用品の中でも、意外と重要視されることの少ないペグハンマーケースですが、実際に使用してみると、 その便利さを体感することができるでしょう。
それぞれの製品の短所と長所を見極め、自分のキャンプスタイルに合ったペグハンマーケースを選んでみてください。
ペグハンマーケースの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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