サーファーの皆さんはサーフボードやウェットスーツなどのサーフギアを、時にはリペアをしながら、大切に使っていることでしょう。
では、サーフィンに必要不可欠なワックスはどうでしょうか?
「車の荷台やドアポケットに放り込んだまま…」
「ボードケースに入れっぱなしに…」
このような方も多いのでは無いでしょうか?
ワックスは保管方法によっては車や他のサーフギアを汚してしまう原因になります。
また何より、道具を大事にするサーファーはかっこいいですよね。
今回は、ワックスの持ち運びや保管に最適なワックスケースをご紹介します。
サーフィン用ワックスケースを使うメリット
ワックスが溶けにくい
サーフィン用のワックスケースを使うことで、高温によってワックスが溶けるリスクを減らすことができます。
サーフィン用のワックスは、パラフィン(ロウ)とオイルでできています。
各シーズン用で硬さに違いはあれど、夏の車内や直射日光の当たるシチュエーションでは溶けてしまう可能性も。
そのようなとき、ワックスケースにワックスを保管することで、直射日光を防いでくれます。
また、製品によっては断熱性や保冷機能のあるケースもあるので、ワックスが溶けなくなります。
ほかのサーフギアや車を汚さない
ワックスは高温な環境で溶けてしまう可能性があります。
もし車のドアポケットや荷台、サーフボードケースの中で溶けてしまうとどうなるでしょうか?
大切な愛車やボードにべっとりとワックスがついてしまいますよね。
ボードはワックスオフして塗り直すことができますが、車の布地についてしまったワックスは完全に取り除くことは難しいです。
ワックス専用のケースを使うことで、万が一ワックスが溶けても周りを汚すことがなくなります。
ワックスを失くさない
ワックスに限った話ではありませんが、アイテムの定位置を作ることで、失くすことが少なくなります。
ワックスを塗った後、適当に「ポイっ」と置いて、海に走り出す方も多いのではないでしょうか。
これでは、ワックスを失くしたり、そもそも持ってくることを忘れてしまうリスクも高くなります。
ただでさえサーフィンは周辺アイテムが多いです。
ワックスケースでワックスの定位置を作ることで、ワックスの失くし物や忘れ物を防ぐことができますよ。
ワックスの買い忘れがなくなる
サーフィン用のワックスは、季節ごとに大体5~6種類の硬さで使い分ける必要があります。
多くの種類のワックスをグチャグチャに管理していると、ワックスの消耗に気づけずに、海でいざという時に足りなくなってしまう可能性も。
ワックスケースは種類ごとに仕切って収納できるものもあるので、ワックスの消耗に気づきやすくなりますよ。
サーフィン用ワックスケースを使うデメリット
逆にワックスを忘れてしまうことも
これまで、ほかのアイテムとまとめてワックスを持ち歩いていたなら、ワックスケースという持ち運ぶアイテムが一つ増えることになります。
そしてワックスケースごと忘れると、サーフィンができない場合もあるでしょう。
そのため、忘れ物のないように、ボードケースに入れられるタイプのワックスケースを選ぶという手段もおすすめですよ。
サーフィン用ワックスケースの選び方
サーフィン用のワックスケースにはさまざまな特徴の製品がラインナップされています。
ワックスを何個収納できるかチェック
サーフィン用のワックスケースを選ぶ際は、同時に何個のワックスを収納できるかを確認しましょう。
サーフィンでは、シーズンや水温ごとに硬さの異なるワックスを使い分ける必要があります。
なかでも、季節の移り変わりの時期は、その日の水温に合わせてワックスの種類を海で決める場合もあります。
そのため、2種類以上収納できるワックスケースが理想的と言えるでしょう。
特にショートボードのように、激しい動きが多く強いグリップが必要になるサーフィンをする場合、複数のワックスを収納できるケースがおすすめです。
断熱、保冷性能をチェック
夏場にサーフィンに出かける場合には、ワックスが溶けないよう、断熱や保冷機能のあるワックスケースを選びましょう。
夏場は直射日光や車内の高温な環境で、ワックスがドロドロに溶けてしまう可能性があります。
ワックスケースは、プラスチック素材や布生地、ウレタン素材など、さまざまな素材のものが各ブランドからリリースされています。
真夏に使用するものは、日光をしっかりと遮って、断熱性の高い素材でできたワックスケースがおすすめです。
また、ワックスケースの内側に保冷剤を入れるポケットが付いたものもあります。
どうしても長時間炎天下の中にワックスを置く必要がある方はそちらもおすすめですよ。
間仕切りの自由度をチェック
複数のブランドのワックスを使い分ける方には、間仕切りを自由に動かすことができるワックスケースがおすすめです。
ワックスケースを導入する目的として、複数のワックスを一つにまとめることができる点は大きなポイントでしょう。
しかし、ワックスは各ブランドごとに丸い形状や四角い形状、長細いものなど、形状がバラバラですよね。
そういった場合に、間仕切りを自由に動かすことのできるワックスケースであれば、収まり良く収納することができます。
間仕切りの無いケースと比べると、ひと目でワックスの種類もわかりやすく収納が可能です。
また、多少暗い時間帯でもワックスアップがしやすくなるのでおすすめですよ。
サーフィン用ワックスケースおすすめ10選
【マニューバーライン】
ワックスケース スクレーパー 付き
マニューバーラインからリリースされているワックスケースは、低価格で購入することができる定番的な製品。
特別な断熱性能や複数収納できる特徴はありませんが、ワックスコーム兼スクレーパーが付属しており、コスパが良い商品です。
現在ワックスを裸で持ち歩いていて、とりあえずワックスケースを導入したい方におすすめします。
【マニューバーライン】
ワックスエコ スクレーパー
マニューバーラインからリリースされている、ワックスケースとワックススクレーパーの両方の機能を持った製品です。
普段はワックスを一個収納できる、プラスチック製のワックスケースとして使用できます。
ワックスダウンの際にはそのままスクレーパーとして使えるので、普段出番の少ないワックススクレーパーを失くす心配もありません。
安価に購入できるコスパの良さもおすすめなポイントです。
【DECANT】
DOUBLE WAX CASE
DECANTからリリースされている、コンパクトさと保冷機能が特徴のワックスケースです。
ケース自体が縦9cm × 横9cm × 高5cmとコンパクトでありながら、標準的な大きさのワックスを2つ収納できます。
ケース内には仕切りがあり、2種類のワックスをわかりやすく収納が可能。
また、アルミ素材による断熱性能もあり、付属の保冷剤を使うことで夏場のワックスの溶けを軽減することができます。
【RANSOM】
SOFTポーチ
ランソンからは、ソフトな素材と保冷機能素材が特徴のワックスケースがリリースされています。
ワックスが2つ収納可能なワックスケースで、ケース本体とワックスコーム、保冷剤がセットになっています。
ケース全体がソフトな素材になっているので、トリップ時など、ボードケースに直接入れてもボードを傷つける心配がありません。
ケース内部のポケットに付属の保冷剤を入れることで、夏場の高温環境でもワックスが溶けにくくなっています。
【Sticky Bumps】
STICKY PACK-LARGE
40年以上のキャリアを持ち、ワックスを中心に多くの人気を集めるサーフアクセサリーブランドのスティッキーバンプス。
断熱効果のある大きめのワックスケースとワックス1つ、ワックスコームのセットがリリースされています。
幅19cm×高さ14cm×厚み5cmと大きめのケースで、複数のワックスの収納や、その他のアイテムを一緒に収納できます。
【OCEAN&EARTH】
ワックス フリッジ ケース(8073)
アウトドアブランドのオーシャンアンドアースから、大きめサイズで断熱性能の高いワックスケースがリリースされています。
シルバーの外装と断熱素材で、日光や外気温によるケース内の温度上昇を防ぎます。
大きめサイズなので、複数のワックスの保管と一緒に、その他サーフアイテムの収納も可能です。
また、十分な大きさと断熱性能から、ワックス以外にもアクションカムの持ち運びにも便利です。
【OCEAN&EARTH】
FIN POUCH(10014666)
オーシャンアンドアースからリリースされているフィン用のポーチは、ワックスの収納にも優れています。
こちらのポーチには4つの独立したポケットが備わっており、ワックスを種類ごとに収納することが可能。
全体がソフトな素材で薄く畳むことができるので、ボードケースにサーフボードと一緒に収納したい方には特におすすめですよ。
【Transporter】
シーズナルワックスケース
トランスポーターからは、ワックスを各シーズンの種類ごとに収納できるワックスケースがリリースされています。
ワックスのラベルを剥いてしまった後、どのシーズン用のワックスかわからなくなりませんか?
こちらのワックスケースは、中に仕切りがあり、3つのワックスを収納可能です。
フタのデザインで、どの位置にどのシーズン用のワックスを収納したかひと目でわかる工夫がされています。
【EXTRA】
ワックスボックス
エクストラからは、間仕切りが自由に動かすことのできるワックスケースがリリースされています。
ケースの大きさは幅212×高さ42×奥行123mmで、大きめのワックスであれば2つ、幅の細い形状のワックスであれば3つ程度収納可能です。
ワックスと他の小物を一緒に収納した場合にも仕切りを自由に使うことができるので、小物がワックスで汚れることを防げます。
【グリーンフィックス】
ワックスケースセット
エクストラからリリースされている、間仕切りが自由なワックスボックスとグリーンフィックスのワックスのセット。
グリーンフィックスのワックスは熱に対して溶けにくい特徴があり、松油を使用している地球にやさしいワックスです。
エクストラのワックスボックスはこのワックスをピッタリ3つ収納できる大きさで、季節ごとの使い分けがしやすくなりますよ。
まとめ
サーフィンに出かける際にワックスケースを使用することで、ワックスを失くしたり溶けてしまうリスクを減らすことができます。
使用する環境やスタイルによって理想のワックスケースは違ってきます。
ぜひ今回の内容を参考にして、あなたにピッタリなワックスケースを見つけてみてくださいね。
サーフィン用ワックスケースの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方