これから冬キャンプに向け準備されている方が、最も気にされているのがテントの断熱性・居住性ではないでしょうか。
就寝時はもちろん、昼間の快適性も向上させるためには、銀マットをテント設営にうまく取り入れることがマストな条件です。
本記事では、失敗しない銀マットの選び方のポイントとともに、おすすめの銀マット10選を紹介します。
キャンプ初心者の方も経験者の方も、ぜひ参考にしてください。
冬キャンプ向け銀マットを使うメリット
重ね使いで冬の底冷えを防ぐ
冬キャンプにとって大敵なのが、地面の下から上がってくる冷気対策です。
適切な対策を行うことで、寒くて寝られない、朝起きたら風邪をひいていた、といったリスクを回避することができます。
銀マットはマットに比べて厚みこそ薄いですが、表面の金属膜が熱を反射するので、見た目以上に保温効果抜群。
グランドシートやインナーマットとの合わせ技で、熱を逃がさないようにしましょう。
床のクッション性を高めて寝心地を改善
銀マットには様々な種類があり、厚みにも多くのバリエーションがあります。
断熱性のある素材により厚みを増したマットは、断熱性の向上とともに、クッション性が高まります。
夜間の寝心地がよくなることで、翌日の体調も段違いです。
地面の凸凹が気にならない
グランドシートとインナーマットのみでは、河原や石の多いサイト、山中のフリーサイト、雨の後の草原サイトなどでは、地面のデコボコが気になることがあります。
そのようなケースでは、銀マットを仕込むことで、その厚みがその凹凸を吸収し、居住性を改善します。
お座敷スタイルを好まれるキャンパーには、サイトを選ばず床を滑らかに保つことは特に重要な項目です。
軽量でコンパクト
グランドシートやフロアマットは素材の強度はあるものの、重量が大きくかさばります。
居住性改善のため、更に重ねて床にシートを敷くとなると、どうしても荷物の多さが気になってしまうものです。
近年発売されている銀マットは、その軽量性や収納性にも優れたものも多くあります。
中には登山にも使えるほどコンパクトで軽量化されたものもあるので、車の収納を圧迫しないのも魅力のひとつです。
冬キャンプ向け銀マットを使うデメリット
銀マットのみでは冷気を防げない
多くのメリットある銀マットですが、それ単体での断熱性は実はそれほど高くありません。
グランドシートや、インナーマット、インナーラグと併せて幾重にも重ね着することで、その本来の力を発揮するのです。
空気層をたくさん作り、更に熱を反射させることで、テント内の暖気を逃さない構造を作ることができます。
どのシートと合わせ使いするかによって、銀マットも賢く選定しましょう。
薄すぎると破れる可能性あり
ミニマムなキャンプを志向する方は、銀マットの軽量性・コンパクト性を重視されると思われますが、その場合には、素材の丈夫さも重要な選定ポイントとなります。
銀マット自体には石や砂に対しての耐傷性はないので、グランドマットを敷かず直接地面に敷くのは原則NG。
また何度も使用することで表面が破れることも多いので、長く使う場合には素材の強靭さもチェックすると良いでしょう。
厚すぎると荷物を圧迫する
逆に断熱性や、テント内の居住性を重視すると厚さを求めたくなりますが、もちろんその分収納した際のサイズには要注意です。
ファミリーキャンプなどの場合には、銀マットの枚数も人数分準備しなければなりません。
すでに春・夏キャンプで車のトランクルームが満杯の場合、スペース不足になることもあるので、畳んだ際のサイズを常に確認しましょう。
設置向きを間違えると効果半減
実は銀マットには、適切な向きがあるのをご存じでしょうか。
知らずに使うと、十分な保温性が得られず、凍えて夜を過ごすことになります。
多くの銀マットには、片側にアルミのフィルムが接着されています。その向きを上に向けることで、体に近い部分の熱を逃がさず、暖かく過ごすことができるのです。
逆に、夏キャンプの場合には地面のほうの温度が高くなるため、銀のフィルムを下に向けるのが正解となります。
中には、両面にアルミフィルムを貼ることで、更に保温性を高めている製品もありますので、興味のある方は調べてみてください。
冬キャンプ向け銀マットの選び方
収納性と厚みのバランスを考慮する
いつ、どのようなサイトに行くかで最適な銀マットの仕様も変わってきます。
例えば秋の終わり頃くらいの低地であれば、寒さもまだ本格的ではないので、収納した際のコンパクト性を重視してもよいでしょう。
一方、12月以降の真冬にキャンプを行う場合や、比較的標高の高いサイトに向かう場合は、ある程度かさばっても厚み・断熱性を最重要視して選ぶ必要があります。
コストパフォーマンスを重視する
銀マットは何度も使用すると、表面の金属面が破れてくることが多いです。
その傷みの速さは使い方や製品の仕様によって異なりますが、高額な銀マットを購入し、何度も使いつぶすことは極力避けたいもの。
シーズンに複数回キャンプに行かれる方は、ある程度使ったら買いなおすことを考慮して商品を選ぶとよいでしょう。
サイズは人数に応じ十分以上確保する
コストを重視してサイズを就寝スペースギリギリで購入すると、寝返りを打った瞬間に冷たい地面に触れることになり、必ず後悔します。
ファミリーキャンプなら、お子さんの寝相を考慮して、ある程度大きめのサイズを用意することがおすすめです。
冬キャンプ向け銀マットおすすめ10選
【キャプテンスタッグ】
キャンピングジャバラマット(UB-3046)
8mmと十分な厚みがあり、サイズも長辺2.0mと、他の折り畳み式マットに比べ少し大きめのため、車中泊やファミリーキャンプなどにも使いやすいです。
サッと出してすぐ折りたためる利便性と十分な大きさ、厚みによる断熱性と、老舗キャンプメーカーならではの各性能のバランスがよく、コストパフォーマンスにも優れています。
【ユーザー】
極厚15mmマット(U-P993)
この製品の他にはない特徴が、15mmという圧倒的な厚みです。クッション性も非常に高く、この上にシュラフを敷いて寝た場合の寝心地はまさに格別。
またアルミのフィルム面を両面に接着しており、使用する面を問わず設置可能な上、断熱性にも大変優れています。
真冬のキャンプにも絶大な威力を発揮する製品です。
【バンドック】
アルミロールマット(BD-341)
ロール式なので小さく巻いて扱いやすく、軽量のため運びやすいです。厚みも8mmと十分確保しており、バランスに優れた製品と言えます。
コストパフォーマンスも高く、頻繁に利用される方にもおすすめです。サイズ展開が多いのも特徴で、テントのサイズや人数に合わせて選定が可能です。
【サーマレスト】
リッジレストソーライト(04081805208)
素材に軽量EVAフォームを採用しているのが特徴です。
EVAフォームとは、同種のマットによく使用されているポリエチレンと比較し、更に軽量・柔軟性を高めた素材。
本製品は、厚み15mmでありながら、登山にも使えるほどの軽さを誇っています。徹底的に荷物を軽くしたいキャンパーにおすすめです。
【サーマレスト】
Zライトソル
前述のリッジレストソーライトとの違いは、折り畳み式であることです。
ロール式に比べて収納が素早く、広げるときも簡単な点がポイントで、冬キャンプ以外でも、ちょっとした休憩時の座布団がわりなどに使用可能。
リュックにも装着可能で、幅広い利用シーンを想定できます。
【ロゴス】
ROSY テントにぴったり保温マット(73832020)
テントのフロアに敷くことを想定したサイズの銀マットです。
特に、ロゴスのROSYテントには完全にフィットするよう設計されています。2.6m角という大きさがあるので、その他多くのテントサイズにも設置することができます。
継ぎ目や隙間が無いため、幅の短いタイプを敷き詰めるよりも断熱性が高いです。
【HWSHOW】
超軽量キャンプマット
2.5mx2.0mと大判にも関わらず、340gと非常に軽量なのが特徴です。
湿気を通しづらく、撥水性もあるので、フロアマットのみならず、一時的な雨除けなどにも使いやすいです。
アルミフィルムを両面に蒸着しているので、保温性にも優れています。
【Soomloom】
アウトドアマット
参照元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07YBY4GKZ/
6角形の凹凸加工により、柔軟性に優れており、寝心地がよいのが特徴です。
また地面の凹凸を吸収してくれることで、居住性も高いことがポイント。
手軽に展開・収納できるので、キャンプ以外にもハイキングなどのアウトドアに広く活用できそうです。
【スマイルキッズ】
非常用 おおきな アルミシート(ABO-014)
十分な大きさと軽さで、柔軟性もあり使いやすいです。
また同種の製品の中では圧倒的にコストパフォーマンスに優れており、頻繁に利用するなど破損の多いケースでは費用負担が少なくなります。
厚みは比較的薄いため、本格的冬キャンプでの使用は厚みのあるマットと併用すると良いでしょう。
【グラバー】
オールウェザーブランケット(22144)
こちらはNASAが開発に携わっており、オールラウンドに使える製品です。
ブランケットという名称ながら、床面シートからタープまで多用途に使える優れものとなっています。
アルミが接着されていますが、厚みは薄めなので、真冬キャンプなどで、断熱性を向上させる必要のある場合は、その他の銀マットと併用するとさらに効果的です。
まとめ
冬場のキャンプの快適性は、テントの居住性と保温性をいかに高めるかにかかっているといっても過言ではありません。
冬キャンプの銀マット選びのポイントは断熱・性収納、コンパクト性・厚み、柔軟性のバランスです、
寒くて寝られない夜を過ごしてしまわないよう、万全の対策で冬キャンプに臨みましょう。
冬キャンプ向け銀マットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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