小型で省スペースで人気のあるMini-ITXケースですが、気になるのは冷却性能です。
イメージ的に熱がこもりやすいと感じている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、冷却性能をアップさせてくれる、水冷対応Mini-ITXケースについて解説し、おすすめ商品も紹介します。
これから小型の自作PCを組んでみたい人は、是非参考にしてみてください。
- PCゲーム歴15年
- 中古PC組立・販売会社に勤務
幼少期からゲームが大好きで、10代後半に初めてゲーミングPCを購入し、そこからPCゲームにのめりこんでいきました。 遊ぶゲームのジャンルは多岐に渡り、流行りのゲームは遊んでみるタイプです。
目次
- 1 水冷対応Mini-ITXケースを使うメリット
- 2 水冷対応Mini-ITXケースを使うデメリット
- 3 水冷対応Mini-ITXケースおすすめ10選
- 3.1 【サイズ】SAMA IM01-WH
- 3.2 【silver stone】水冷対応 キューブケース SST-SG16B
- 3.3 【RAIJINTEK】STYX SILVER CLASSIC アルミニウム 小型ケース
- 3.4 【darkFlash】DLH21 WHITE
- 3.5 【RAIJINTEK】PAEAN M 0R200068
- 3.6 【Fractal Design】Torrent Nano FD-C-TOR1N-03
- 3.7 【RAIJINTEK】OPHION M EVO TGS 02R20B00135
- 3.8 【BitFenix】Prodigy M 4712883217722
- 3.9 【NZXT】H1 CA-H16WR-W1-JP
- 3.10 【Cooler Master】MasterBox NR200P-MCNN85-SL0
- 4 まとめ
水冷対応Mini-ITXケースを使うメリット
水冷対応Mini-ITXケースを使うことで得られるメリットは、下記のとおりです。
- 冷却性能アップ
- ケース内をスッキリさせられる
冷却性能アップ
小型の簡易水冷でも、空冷より冷却性能がアップすることがあります。
コンパクトなPCケースは内部の空間に余裕がなく、どうしても熱がこもりがちですが、水冷に対応しているPCケースを使えば上手く放熱できます。
冷却性能が上がれば性能の良いCPUも扱えるため、ハイスペックのパソコンを小型PCケースで組むなら、簡易水冷対応のMini-ITXケースがおすすめです。
ケース内をスッキリさせられる
一般的に大型になりがちなCPUクーラーが必要ないので、ケース内がスッキリします。
もちろん、水冷であればラジエーターやケーブルが必要になりますが、ラジエーターはトップもしくはフロントのファン部分に取り付け可能です。
また、ケーブルもそこまで長くないため、ケース内を圧迫せずに済みます。
水冷対応Mini-ITXケースを使うデメリット
一方でデメリットは下記のとおりです。
- グラボが縦置きになることも
- 大きな水冷ラジエーターは使えない
グラボが縦置きになることも
トップにグラボを設置するタイプのPCケースの場合、グラボを縦置きにしてトップに水冷ラジエーターを設置することになります。
そのため、サイドパネルが強化ガラスだと、グラボが全面に出てきて内部の他のパーツが見えなくなります。
例えばですが、水冷の水枕の表面にLEDやRGBライティングが施されていて、それを見せたいと思っても、グラボが邪魔してしまうことも。
もちろん、グラボを縦置きに設置して目立たせたいと考えている人にとっては、デメリットになりません。
大きな水冷ラジエーターは使えない
ケース自体が小型なため、ラジエーターのサイズも必然的にコンパクトになりがちです。
対応サイズも様々ありますが、240mm水冷ラジエーターまで対応のモデルが多く販売されています。
ですが、240mmでも冷却性能は問題ありませんので、よほどハイスペックのパソコンを組まない限り平気です。
場合によっては、120mm/140mmまでしか対応していないモデルもありますので、購入前に確認しておきましょう。
水冷対応Mini-ITXケースおすすめ10選
【サイズ】
SAMA IM01-WH
サイドパネルがメッシュタイプと強化ガラスタイプの2つがセットになっていて、好みに応じて変更できるPCケースです。
小型ながら335mmのグラボと240mmの水冷ラジエーターを搭載可能で、冷却性能とスペックを両立できます。
グラボの縦置きにも対応しているので、縦置きしてみたい人にもおすすめです。
【silver stone】
水冷対応 キューブケース SST-SG16B
周囲をメッシュパネルで囲われているPCケースです。
グラボがトップに来る珍しいタイプですが、そのおかげで水冷ラジエーターが付けられるようになっています。
メッシュパネル裏にはダストフィルターが付いているので、しっかりと吸気しながらも埃は徹底的にブロックしてくれます。
【RAIJINTEK】
STYX SILVER CLASSIC アルミニウム 小型ケース
アルミの切り出しのようなボディがカッコいいPCケースです。
ケースサイズからは想像できないほど内部は広めに作られており、大型グラボはもちろん、簡易水冷クーラーも搭載可能。
カラー展開も7色と、ゲーミング環境に合わせて選べるのもメリットです。
【darkFlash】
DLH21 WHITE
フルメッシュタイプのPCケースで、水冷での利用はもちろん、空冷でもしっかり内部を冷やしてくれます。
カラーも近年人気のホワイトをはじめ、パステルカラーのピンクやミントも展開。
トップパネルはマグネット、その他は手で回せるネジで取り外せるため、メンテナンスも非常にラクです。
また、背面にはグロメットが付いているので、簡単にケーブルをまとめられるようになっています。
【RAIJINTEK】
PAEAN M 0R200068
ほぼオープンフレームのようなPCケースで、水冷ラジエーターを搭載してもケーブルの取り回しが非常にラクです。
サイドの強化ガラスパネルを付けておけば、不意に物をぶつけてもパーツを守ってくれるうえに、トップやフロントは開いているため、冷却性能も高くなっています。
簡易水冷はもちろん、本格水冷もできるので、のちのち本格水冷にチャレンジしたい人にもおすすめです。
【Fractal Design】
Torrent Nano FD-C-TOR1N-03
フロントパネルが大きなメッシュになっていて、スタイリッシュなPCケースです。
内部のトップに電源ユニットを設置するタイプですが、隠してくれるカバーが搭載されており、そこがRGBライティングに対応しています。
180mmファンに対応していますが、水冷ラジエーターの場合は280mmまで搭載可能です。
【RAIJINTEK】
OPHION M EVO TGS 02R20B00135
MicroATXまで対応しているPCケースなので、Mini-ITXで組むと内部が広々として配線の取り回しがラクになります。
艶消しのブラックコーティングがカッコよく、ゲーミング環境に馴染んでくれます。
フロントはもちろん、底面からもしっかり吸気できるケースなので、エアフローも完璧です。
【BitFenix】
Prodigy M 4712883217722
グラボに直接当たるように吸気できるPCケースです。
水冷ラジエーターを取り付ける場合は、グラボを縦置きする必要がありますが、そのぶん外からグラボがカッコよく見えます。
コンパクトなケースながら、SSDを5基・HDDを2基搭載できるようになっているので、データをたくさん保存する人にもピッタリです。
【NZXT】
H1 CA-H16WR-W1-JP
Mini-ITX専用ケースでありながら、305mmまでのグラボを搭載できるほど内部は計算されつくしています。
組み立てとメンテナンスが簡単で、工具を使わなくてもパネルが取り外し可能。
同社の簡易水冷とも相性バッチリなので、ケースと合わせて統一感を出すのもおすすめです。
【Cooler Master】
MasterBox NR200P-MCNN85-SL0
価格は高価ですが、このPCケース専用に設計された水冷クーラーが付属しており、更にGOLD認証された850W電源もセットになっていて、コスパも良いモデルです。
AMDでもIntelでも使えるため、パーツ構成に制限が無く使いやすくなっています。
ケースとファンなどのサイズを合わせて買うのが難しいと感じる人にピッタリです。
まとめ
コンパクトな構成でも簡易水冷が可能な、Mini-ITXケースを紹介しました。
熱がこもりがちな小型ケースでも、しっかり冷却性能を確保したい人にピッタリなので、ぜひ検討してみてください。
本記事を参考に様々なPCケースを比較して、自作PCを組み上げましょう。
水冷対応Mini-ITXケースの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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