バスが日本にやってきたのが1925年。
当時はアメリカからの輸入品が多くありましたが、日本でもバスロッドが作られるようになったのも最近の話しではありません。
そんな日本のバスロッドの歴史には数多くの名竿と呼ばれる竿があります。
今回は今も生きる名竿をご紹介します。
- バス釣り歴20年以上
- JB桧原湖所属(2020年)
- NBCチャプター等の大会参加
NBCチャプターやローカル大会にも数多く参加。2020年はJB桧原湖に所属。
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目次
名竿バスロッドとは
名竿と呼ばれるバスロッドは長い歴史の中で数多くあります。
中でも、かのヒュンヒュンロッドのようにメソッドやテクニックを新たに生み出した名竿は数多くあります。
また、カーボンシートは二度と同じものを作れないので生ものと呼ばれていますが、今の技術をもってしても作り出すことが困難とも言える竿も多くあります。
そんな歴史があるからこそ、現在の技術革新で新たな製法や釣り方も生まれています。
その時代を象徴し、まさに一時代を創った竿が名竿と呼ばれます。
名竿バスロッドを使うメリット・デメリット
メリット
所有欲を満たせる
デメリットにも書いていますが、入手が困難な竿であることが多い名竿。
その分、手に入れることができた時は所有欲をこれでもかと満たしてくれます。
また、所有欲を満たすだけでなく、実釣でもしっかりと使うことができるので、あの名竿を使っているという感覚がまた悦に浸ることができます。
その当時の釣りを知れる
当時の釣りを知れるという点が名竿を使う最大のメリットだと思います。
まさに一世を風靡した竿であることが多い名竿はその当時の最新の釣りや特殊な釣りを体現している竿が多くあります。
現在では違う釣り方になっていることもありますが、当時の釣り人がどう考えて釣り方を研究し、竿を作ってきたのかを考えるととても楽しいです。
技術の進化を知れる
例えばジグの釣りでも、20年前のロッドの製法と現代のロッド製法ではレングスや味付け、方向性がガラッと変わります。
そこに現代の技術の進化を見ることができるので、最新の技術を使った竿で当時の釣りをしてみることで新たな境地が見えるかもしれません。
また、当時は感覚に頼っていたところも、ロッドの感度が上がっていることで知れることも多くあるでしょう。
デメリット
入手困難な可能性
最大のデメリットは入手困難であることです。
下記に挙げた竿は比較的いくつかのサイトや中古マーケットでも見つけやすい竿ですが、本当に見つからない竿もあります。
状態や付属品の有無にかかわらず、見つけたら即買いすることをオススメします。
現在との使用感の違い
使用感も大きなデメリットです。
現代のバス釣りの感覚とは違う味付けがされていることの多い名竿。
時代を知れることは大きなメリットですが、それと同時に現代に落とし込んだ際に違和感として出てくるのはトレードオフの関係にあるでしょう。
昔の釣りを楽しむぐらいの感覚で使用する方が良いかもしれません。
全く同じものはない
バスロッドの芯となるのはカーボンシートです。
このカーボンシート、実は保存がきかず、全く同じものを作ることが難しいため、まさに生ものと呼ばれています。
そのため、過去のロッドを復元したり、再生産することが非常に困難であり、まったく同じものを新品で作ることができません。
当時作られた竿を大事に使うしかありません。
名竿バスロッドおすすめ5選
【ダイワ】
ハートランド 冴掛(HL-Z 6101MLFS-SV)
私がこれまで使用した竿の中で最も感動した竿がこの初代冴掛で、ハートランダーの中でも名竿と呼ぶ人の多い竿です。
SVFコンパイルXを採用した6フィート10インチのミディアムライトアクションかつファーストテーパーなので一般的には硬めの味付け。
しかし、実際の使用感は粘りのある竿の曲がりをしているのに感度が良く操作性の良い何でもロッドですが、ジグヘッドの操作性は特筆ものです。
当時で言うところのフワ釣りに最も適した竿で、軽量ジグヘッドに5インチクラスのシャッドライクなワームをボトム付近でフワフワと自然に泳がせます。
硬いにも関わらず竿先が仕事をしてキレイに曲がる竿なので、ミノーやシャッドもシャキッと動かせます。
【ノリーズ】
ロードランナー ヴォイス ハードベイトスペシャル(HB640ML)
まさにスピナベロッドの名竿とも言える竿です。
ロードランナーシリーズの中でも古くからラインナップされているスペックの竿で、ハードベイトスペシャルでは一度リニューアルされています。
それほどユーザーからの信頼が高く、広く求められている竿だと言えます。
用途としては3/8~1/2ozクラスのスピナーベイトやジャークベイト、大き目のシャロークランクやバイブレーションがメインとなります。
ショートキャストでふわっと投げてロッドに運んでもらう感覚を一度味わったら虜になる竿で、ロードランナーの最初の1本にもおすすめです。
【メガバス】
デストロイヤー エヴォルジオン ディアブロ(F5 1/2-68Xti)
当時新品を定価では買えなかった名竿で、まさにメガバス、そしてITOエンジニアリングでしか出来ない竿。
ロッドブランクスにチタンワイヤーを這わせることで生み出すキンキンな感度と粘り、そしてロッドのパワーは唯一無二。
メガバスの竿はディアブロだけでなく、見た目にも所有感を満たしてくれる名竿が数多く存在します。
ぜひ手に取って体感してください。
【レジットデザイン】
ワイルドサイド (WSS-ST65L)
ライトキャロの使用を前提に開発されたこの竿は現代のスピニングにおけるスタンダードを築いたと言っても過言ではないでしょう。
スモールマウス相手のライトキャロはもちろん、ネコリグやダウンショットだけでなくシャッドまで使えます。
まさにワイルドサイド全体を通して言える懐の深さが最もよく表現された名竿です。
オールシーズン活躍してくれるバーサタイルなスピニングロッドで悩んでいる方はこれを選んでおけば間違いありません。
【シマノ】
ポイズンアルティマ(172H)
ラッシュバーンはポイズンシリーズに始まりヘリテージシリーズ、シマノと共同開発したポイズングロリアスからアルティマに昇華し、22アルティマまで続くまさに名竿です。
7フィート2インチにヘビーアクションというジグ・テキサスにベストなセッティングをその時代に沿った技術で作り上げた名竿。
私もグロリアスシリーズの172Hはなくてはならない竿のひとつになっています。
まとめ
ここにご紹介したロッド以外にも名竿と呼ばれる竿が数多く存在します。
バス釣りの歴史を学びながら、釣り方やロッド製法を知ることで、自分の新たな武器が得られるかもしれません。
ぜひいろいろな竿を使ってみてバス釣りを楽しんでください。
名竿バスロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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