ゴルフ初心者は「飛距離が出ない」、「ボールが真っ直ぐ進まない」などの悩みが出てくる事があります。
もちろん技術的な問題もあるかと思いますが、ボールの影響も大きいです。
ゴルフボールには2つの種類があり、ディスタンス系の飛距離を出すボールと、スピン系のアプローチなどのスピンを増やすボールです。
ゴルフを始めて間もない方や飛ばしたい方にはディスタンス系がおすすめなので紹介していきます。
目次
ディスタンス系ゴルフボールとは
ディスタンス系とはボールの回転量を抑えて飛距離が出しやすい球のことです。
表面のカバーは硬いですが、中のコアは柔らかな性質があります。
反発力を活かすために、潰して飛距離を出す仕組みになっています。
基本的にはディスタンス系のボールの素材はアイオノマーで、スピン系のボールはウレタンになりますが、メーカーにより、特殊な素材を採用しているボールもあります。
ディスタンス系ゴルフボールを使うメリット
飛距離が出やすい
基本的にディスタンス系の球は中に存在するコアが柔らかで、外側に向けて硬くなっていく特徴があります。
クラブとボールがミートする時にボールが潰れることによってスピン量を減らし、初速は中心にあるコアの反発力で飛び、空中では復元力を活かして飛距離が出しやすい構造です。
ゴルフボールの表面にある凹凸はディンプルといい、空気抵抗を少なくするために存在しており、飛距離アップに繋がっています。
300~400個のボールが多く、ミズノの566個が世界最多のボールになります。
曲がりにくい
ドライバーのティーショットの時にスライス弾道で悩む方が多く、スピン量も原因の1つに挙げられます。
カット打ちになっていたり、クラブのシャフトとヘッドスピードが適切でない場合も考えられますが、ボールが適切でない原因も考えられるのです。
ボールの表面が硬いことで、クラブとボールの摩擦やスピン量が減り、風に対しても強くなります。
価格が安い
もちろん安価な物から高価な物がありますが、スピン系のボールに比べて安い傾向にあります。
ボールはコアから外殻まで層状で構成されており、この層をピースといいます。
そのピース数や使っている素材などもありますが、スピン系のボールに比べて簡単な構造をしているため安い傾向にあるのです。
初心者の方が購入している安いボールはディスタンス系が多く、スコアやショットが安定するまではディスタンス系で練習する事をおすすめします。
スイングスピードが遅くても使用可能
スピン系ボールに比べて、ディスタンス系ボールは初心者に優しいボールが多く、ボールの性能を引き出すヘッドスピードが遅くても使いこなせる設計をしています。
初めて間もない方やヘッドスピードがそれほど速くない女性が選ぶときは、最初は2ピースか3ピースのボールがおすすめです。
ディスタンス系ゴルフボールを使うデメリット
止まりにくい
飛距離が出るメリットと逆で、グリーン周りのアプローチでボールが止まりにくくなっています。
プロがスピン系のボールを使う理由は、アプローチの方が精度がいるからです。
思った場所にコントロールしながら打つにはスピンボールが必要で、ディスタンスは飛距離重視になります。
感触が硬い
ゴルフは感覚が大事なスポーツなので、ボールを変えるとスコアにも影響しやすいです。
比較的に好まれるのが柔らかい素材のウレタンで、ディスタンスボールはアイオノマー素材を採用していることが多く、少し硬く感じられます。
推奨スイングスピードが早くなればなるほど硬くなるので、スイングスピードが遅い方は気にならないかもしれません。
ドロー回転の人は飛距離が落ちやすい
ドロー回転とはボールが左下から右上にかけて回転し、ドライブ回転と左回転の間ぐらいの回転です。
ドロー回転は飛距離が出やすい回転なので、それを打ち消してしまうディスタンス系はドロー特性の方には向いていない可能性があります。
ですから、全てが真っ直ぐ飛ぶ訳では無いので、更に飛距離を出せるボールが見つけられればスコアが良くなるでしょう。
ディスタンス系ゴルフボールの選び方
ヘッドスピードを合わせる
ゴルフボールの箱などの裏面によく書かれていますが、ヘッドスピードに合ったゴルフボールの使用がおすすめです。
ボールの素材や構造によって異なり、適切な力でボールを打つ必要があります。
価格帯
スピン系に比べて安価で購入しやすいボールがディスタンス系です。
スピン系は、操作性やコントロール重視に設計された上級者向けのボールが多く、価格が高い傾向にあります。
ディスタンス系は初心者向けで、とにかく飛ばす事に重きを置いているので、ロストしてもそこまで出費が痛くない価格です。
風に強いボール
風に強いということは、空気抵抗が少ない球になります。
ボールの表面にある凸凹は、空気抵抗を少なくして風にも強くなるように設計されています。
凸凹はディンプルといい、300~400個が一般的で、ミズノが販売している566個が世界最多ディンプルです。
プロにまったく凹凸の無いツルツルしたボールと普通のゴルフボールを打たせると、150ヤードの差が出たという実験があります。
多ければいいというものではないですが、ツルツルしたボールより少し凹凸があるボールがおすすめです。
ディスタンス系ゴルフボールおすすめ8選
【ミズノ】
ネクスドライブ(5NJBM32810)
こちらはディンプル数が世界最多で、スイングスピードは全領域に対応しているので、その点は気にする必要がない珍しいボールです。
ショット後は高弾道で飛び、落ちる際にもうひと伸びを実現させるべく、プチディンプルを採用しています。
デザインもお土産用や和風バージョンなど豊富にあり、ギフトとしても喜んでもらえるでしょう。
【ミズノ】
RBツアー(5NJBT84920)
こちらは4ピースのディスタンス&コントロールボールになります。
推奨ヘッドスピードは38m/s~で、ドライバーの時にはスピン量が少なく、アプローチの時にはスピン量が多いです。
コントロールにも力を入れていることもあり、打感はややソフトで、ゴルファーが欲しい飛距離性能とスピン性を両立しています。
【キャロウェイ】
ウォーバード(6421558120044)
こちらのボールは、ハイパフォーマンスで購入しやすいをコンセプトにしています。
高初速コアにより打ち応えがあり、感触の良いトライブレンドアイオノマー素材を採用。
推奨ヘッドスピードは全領域で、高反発力で飛距離を出し、ショートゲームでのスピン性も向上させています。
【本間ゴルフ】
D1(BT-1801)
こちらのボールは、石油の使用を少なくする事で二酸化炭素の排出を抑えた、環境に優しいゴルフボールです。
ディンプル数は368個で、高耐久性のアイオノマーカバーを使用していることで、飛距離も出て傷が付きにくくなっています。
推奨ヘッドスピードは全領域で、環境に優しいというネタ作りにも良いボールです。
【ブリヂストン】
エクストラディスタンス(TEWX)
こちらは、飛距離を追い求めたコストパフォーマンスの良いボールです。
ディスタンス系では珍しく、打感はソフトで弾道は強弾道になります。
高耐久性のアイオノマーカバーで、傷が付きにくく消費しにくい点でもコストパフォーマンスが良いです。
推奨ヘッドスピードは30~48m/sで、女性も男性も使用可能です。
【ブリヂストン】
19PHYZ(P9YX)
こちらはブリジストンのPHYZシリーズのディスタンス系ボールになります。
直進性能を高めた4ピースで構成されており、ソフトな打感で高弾道なショットを実現。
推奨ヘッドスピードは38m/s~で、ディンプル数は338個です。
PHYZ史上最も柔らかいコアで出来ているのでスピンを抑制することができ、左右に曲がりにくい特性があります。
【テーラーメイド】
ディスタンス+ソフト(M7185601)
こちらは、ディスタンス系でソフトな打感を実現しています。
カバーの素材はアイオノマーなので、ディスタンス系の中では柔らかい打感です。
なので、ディスタンス系でありながらスピン量も多く感じられます。
価格帯も安く、アライメントエンドも採用しているので、初心者や100切りしていないアマチュアゴルファーに最適です。
【タイトリスト】
HVCソフトフィール(1HVSF-J)
こちらはタイトリストの中でも柔らかい打感のディスタンスボールです。
推奨ヘッドスピードは全領域で、飛距離と方向性に優れています。
また、独自に生み出したコアにより初速が速く、左右への曲がりを抑えて少なくする特徴もあります。
価格も安くコスパも文句なしなので、これからゴルフを始める方やゴルフ初心者におすすめのボールです。
まとめ
ディスタンス系のボールを紹介させて頂きました。
選ぶポイントとして、ヘッドスピードが合う物、無理せず使用し続けられる価格のボールを選ぶと、スコアも良くなる可能性があります。
ディスタンス系ゴルフボールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方