ゴルフを始めて間もないときは、ゴルフボールなどどれも同じように感じてしまうものですが、ある程度ショットがまとまってきて色々なボールを打つと、飛距離や曲がり方などの違いが分かるようになります。
ゴルフボールの種類は、ざっくりとわけるとディスタンス系とスピン系の2つです。
ボールは何層かに分かれて構造しており、分かれる層の数をピースと呼びます。
一般的に2ピース、3ピース、4ピース、5ピースの4種類があり、値段や性能も変わってきます。
今回は平均的な3ピースのゴルフボールについて紹介していきます。
目次
3ピースのゴルフボールとは
3ピースのつくりは外側のカバーが1層、中のコアが2層で合計3層となっています。
コアは違う性質の物を組み合わせて制作しています。
飛距離を出しやすい「反発性のコア」や落下時に回転がかかりやすい「スピン性のコア」があり、このように性質が違うコアを合わせることによって、打つクラブが違っていてもゴルフボールの性能を引き出すよう制作されているのです。
- ディスタンス系のボールは外側が硬く、内側が柔らかい
- スピン系のボールは外側が柔らかく、内側が硬い
外側の感触はドライバーを打つ時が1番分かりやすいです。
3ピースのゴルフボールを使うメリット
品揃えが豊富
3ピースはゴルフボールの構造として一般的で、各メーカーが試行錯誤を行い制作した様々な種類を販売しています。
例えば、同じ名前でもXとXSとのように2種類に分かれてディスタンス系、スピン系と表しているメーカーが多く、自分のスイングに合うボールを探せます。
打感もパフォーマンスを向上させるために必要な感覚で、ウレタン素材で柔らかい物やアイオノマー素材で硬くなっているものなど、選べる選択肢が増えます。
性能アップしたボールが多い
初心者向けに販売している事が多い2ピース型と比べると、飛距離が10~15yardアップしたり、グリーン周りからのアプローチなどといった力を入れられないスイングでも、表面の素材が柔らかいためにフェースに食いつき、スピンがかかりやすくなるように制作されています。
自分に足りないプレーを補ってくれるようなボールを使うことがおすすめです。
購入しやすい価格
2ピースに比べると価格は上がりますが、安価な物から高級な物まであるのが3ピースの良い所です。
安ければ3000円以上、高ければ7000円以下までありますが、高いからスコアが良くなるという訳ではありません。
性能を引き出せないと意味が無いためです。
2ピースから3ピースに変えたい方は、まずは安いボールからでも十分違いを感じられるはずです。
そこから好きな打感や性能を選択して行くと、自身に最適なボールに出会うことが出来ます。
3ピースのゴルフボールを使うデメリット
種類がありすぎて選べない
1つのメーカーから何種類もボールが販売されているため、どれを選んだらよいか分かりにくいです。
初心者の方は色々なボールを試打、自分に合うボールを探したい方はロストボールの詰め合わせかまずは安価な3ピースボールをおすすめします。
スライサーには合わない
スライサーとはスライス弾道する人のことを言います。
右利きなら右へ、左利きなら左へ意図せず大きく曲がっていく現象です。
一般的にスライス弾道はミートする時に擦れる事が原因で、飛距離はダウンしてしまいます。
ドロー回転は逆に飛距離が出やすい回転で、スライサーはスピン系のボールよりもディスタンス系がおすすめです。
ロストが多いと出費が増す
ゴルフ道具を一式揃えても金銭面で負担のかかる消耗品はゴルフボールとゴルフグローブの2つ。
特に初心者の頃はボールがいくらあっても足りなくなることがあります。
1ダース(12球)購入しても1ラウンドで6球無くせば2ラウンド回ればまた購入しないといけません。
なので、まずは価格帯が低いものを選ぶ事をおすすめします。
あまりロストしなくなってスコアを気にしてくる時期が必ず来ますので、それから性能の良いボールを選んでも遅いことはありません。
3ピースのゴルフボールの選び方
好みの打感を知る
色々な種類のボールを打っていき、気持ちの良いスイングや調子が良いショットが打てている時は打感が好みである場合が多いです。
感触なんてスコアとどのような関係があるのかと思いがちですが、ゴルフはメンタルスポーツで多くのマナーも存在します。
人が打つ時は静かにしたり、アドレス(構えた時)に入ったら影が入らないようにしたり、後ろに立たないなど、気が散る行為はマナー違反とされています。
それほど、ゴルフにおいて感覚や精神は重要とされているので、感覚が良いものを選ぶとスコアやパフォーマンスに繋がることが多いです。
自分が欲しい性能を確認
自分にかけているパワーやテクニックを補ってくれるボールを選ぶことです。
プロのツアーで使用されているボールはスピン系が多いですが、飛距離が欲しい方はディスタンス系をおすすめします。
日本人はドライバーを先に練習しがちな傾向にあるようですが、世界的に見るとアプローチやグリーン周りの教育から入るようです。
なお、グリーン周りの技術を上げる方がスコアはまとまりやすいです。
自分ヘッドスピードを確認
ボールに対しての推奨ヘッドスピードはパッケージの後ろに記載されていることが多く、自分のヘッドスピードを調べる必要があります。
ゴルフショップの試打を行わせて貰うと確認ができます。
- 日本人男子アマチュア平均40m/s台前半
- 日本人男子プロ平均40m/s台後半
松山英樹選手、石川遼選手は51~52 m/s
- 日本人女子アマチュア平均35m/s前後
- 日本人女子プロ平均40m/s前半
渡邉彩香選手、葭葉ルミ選手は45m/s前後
自分の情報に合うボールを選ぶ
打感、性能、ヘッドスピードの情報から、まずは自身に適したボールを見つけることが上達する1つの方法といえます。
ボール表面の形状で空気抵抗問題もありますが、メーカー毎に研究しその時代のベストな仕上がりが販売されているので新作もおすすめです。
3ピースのゴルフボールおすすめ10選
【キャロウェイ】
E・R・Cソフト(6427258128044)
こちらのボールは、初速を求めてハイスピードマントルシステムを採用しており、インパクト時にしっかりとコアがつぶれて高初速、高弾道と変換されていきます。
カバーの素材はアイオノマーですが、打感はソフトに仕上がり。
こちらのレビューでは、スピンもかかるがやや飛び系の印象で、硬すぎず柔らかすぎない良いボールとの声が多く上がっています。
【キャロウェイ】
CHOME ソフト(6421259128044)
こちらのボールはソフト、X、X LSの3種類があり、今回は打感が1番柔らかいソフトを選んでいます。
高めな弾道でアプローチ時はスピンは多めで、CHOME ソフトの中ではディスタンス、スピンの真ん中に位置しています。
こちらのレビューでは、デザインも良く前作より超える性能という声が上がっておりプレゼントにも最適です。
【タイトリスト】
Pro V1(T2027S-LEJ)
こちらのボールはタイトリストの中で大人気のボールで、打感は非常に柔らかくてスピン量が多いです。
3ピースのボールは上級者向けが多い中、Proシリーズはヘッドスピードや性別の違いなど関係なく、スコア100切りを目指しているゴルファーに適しています。
こちらのレビューでは、新しいボールを試してもこのボールに戻ってくる、パットの直進性も良い、素人でも使ってみて操作性が良かったと評価を得ています。
【タイトリスト】
AVX(T9013S-J)
こちらのボールはプレミアムパフォーマンスの中で一番ソフトなコアを使い、全てのショットで柔らかな打感を再現しています。
タイトリストならではのキャストウレタンカバーで、グリーン周りでも高いスピンコントロール性能を実現します。
こちらのレビューでは、打感が非常に良いとの声が多く人気であることがわかります。
【テーラーメイド】
ツアーレスポンス ストライプ
こちらのボールはテーラーメイドの最新モデルで、視野性に優れたビジュアルテクノロジーの360°クリアランスアライメントを搭載しています。
アマチュアゴルファーでも使用しやすい設計です。
打感に優れたキャストウレタン素材を使用していますが、傷に負けない耐久性の高さが特徴です。
こちらのレビューでは、吸い付く打感でパットの転がりがはっきりとわかり練習にもうってつけとの声が上がっています。
【テーラーメイド】
ツアーレスポンス(M7176501)
こちらのボールはツアーレスポンスでシンプルなタイプです。
弾道は高めで打感は柔らかく、ウェッジスピンは多くなっています。
テーラーメイドのツアーボールTP5、TP5x(5ピースボール)で採用している素材を使っており、ドライバーでのボール初速性能も文句なしです。
こちらのレビューを見ると、ストライプは派手だけどスピン量が良いからシンプルなものを選んでいる方も多く、自分に合っているとコメントしている方も多いです。
【ブリヂストン】
ツアーB X(B2WXJ)
こちらのボールはツアーB Xの最新モデルで、ドライバーでは低スピン化を追求し非常に優れた飛距離性能、アプローチでは新しく生み出されたリアクティブIQウレタンカバーで優れたスピン性能にプラスしてフェースへの乗り感がアップしています。
こちらのレビューでは、総合的に満足している、飛距離が10~20ヤード伸びたという声も上がっています。
ゴルフボールをプレゼントする時に迷ったら、こちらがおすすめです。
【ブリヂストン】
US使用ツアーB XS
こちらのボールはツアーB Xのモデルよりスピン系で、タイガーウッズモデルとなっています。
ボールのサイドスタンプにTIGERと入っていて、ボールナンバーが全て1となっている限定モデルです。
ブリヂストンのツアーシリーズは、アマチュアから世界で活躍しているプロまで幅広く使われており、性能や人気はトップクラス。
実際に試合で使用しているものと同じ仕様なので、プレゼントするにしてもアクセントがあっておすすめです。
こちらはレビューでは、タイガー仕様でカッコよく、差別化できて高性能と高い評価を得ています。
【スリクソン】
Z-Star(10311179)
こちらのボールは打感が非常に柔らかく、グリーンサイドのスピン量を最大化し、カバーはソフトに構成されています。
そのため、ドライバーでは空気抵抗を減らし、過酷な風条件でも真っ直ぐ飛ぶ性能を持っています。
こちらはレビューは海外からが多く、この性能でこの価格は安い、アプローチ時のスピン量が多く良く止まるとの声が上がっています。
世界的にスリクソンは使われているのがわかりますね。
【本間ゴルフ】
TW-S
こちらのボールは新しく生み出されたファストソフトコアを採用し、ソフトな打感で優れたボール初速と高い反発性を感じさせてくれます。
338シームレスディンプル設計のスピンモデルながら、ドライバー、アイアン両方とも高い飛距離性能を発揮します。
こちらのレビューでは、柔らかい中にも芯がありバンカーからでもスピンをかけられると声が上がっています。
購入しやすい価格で推奨ヘッドスピードも36m/sと初心者にもおすすめのボールです。
まとめ
今回は数ある中から人気商品の3ピースボールを選びました。
初心者から上級者までが使えるボールのため、プレゼントにも最適です。
初心者の多くはロストした時の出費が大きくなることを考え価格が低い2ピース型を好まれるかもしれませんが、中には手に届きやすいものもあるので参考にしてみてください。
3ピースのゴルフボールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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