道具が変わるとスコアは変わるという言葉、ゴルフをされている方ならば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
もちろんスコアをよくするためには道具でなくて腕前だという考えも正しいと思います。
しかしゴルフは道具の選択肢が多く、ゴルフボール一つにしてもピンキリあり、さらには効果までまったく違うとなると選ぶ基準に迷います。
今回はウレタンカバーのボール、いわゆるスピン系ボールというものがどのようなものなのかを参考にしていただければ幸いです。
目次
- 1 ウレタンカバーのゴルフボールを使うメリット
- 2 ウレタンカバーのゴルフボールを使うデメリット
- 3 ウレタンカバーのゴルフボールの選び方
- 4 ウレタンカバーのゴルフボールおすすめ8選
- 4.1 【KIRKLAND】3ピース ウレタンカバー ゴルフボール v2.0(VCPO-COSTCO-KS Golf Ball-1 Dozen-OB)
- 4.2 【HOMMA】X4(BT1906)
- 4.3 【RZN】MS-Tour(RZN-MS-TOUR-BOX)
- 4.4 【SRIXON】Z-star(10311182)
- 4.5 【Callaway】Chromesoft(6421257120044)
- 4.6 【BridgeStone】Tour BX(B2GXJ)
- 4.7 【TaylorMade】Tour Response(M7177101)
- 4.8 【Titleist】Pro V1(T2027S-LEJ)
- 5 まとめ
ウレタンカバーのゴルフボールを使うメリット
スピン性能の高さ
いわゆるボールにはディスタンス系と言われる直進性の高いボールとスピン系と言われる曲げやすいボールとに大きく分かれています。
ゴルフはレベルが上達するにつれ、飛ばしによる優位性よりも狙った場所に落とすことが重要になってきます。
ウレタンカバーのボールはグリーン上でもおおよそ狙った地点の1m以内にピタリと止めることができます。
打感がソフト
ボールのインパクトとはかなりの衝撃を伴うものです。
筋骨隆々な方やプロであれば力負けすることなくうまくボールを飛ばせるでしょうが、一般的なアマチュアであれば特にパワーロスしてしまいがちです。
パッティングのタッチの問題で硬い打感のほうが好みという方もいらっしゃいますが、繊細なタッチを求める場合はボールを押せる柔らかい打感をおすすめします。
コントロール性能の高さ
ボールの行方はアドレスを含めスイングによるものが大半なのは間違いありません。
しかし細かなコントロールというのは、実はインパクトの15cm前後で行われています。
どれくらいボールを押したか、クラブでスピンをかけたか、フェースの向きはどう入れたか等、わかりやすく情報を得られるのが打感の柔らかなウレタンカバーのボールというわけです。
ウレタンカバーのゴルフボールを使うデメリット
飛距離は落ちる
ボールの硬さにより飛距離が変わってくるというよりは、ボールにかかるスピン量が増えるために球が吹き上がり気味になり風に押し負けます。
数ヤードの違いであるものの、飛距離を気にする方にとっては少し注意すべき点です。
ドライバーに限らずアイアンでも体感的に下がるため、初めてウレタンカバーのボールを使用する際は念頭に入れておきましょう。
耐久性が低い
スピンがよく入るということは、ボールのカバーとクラブフェースの溝がより強く擦れるということです。
クラブのフェースの乗りがよくなるために、ボールによっては3ホールほどで傷だらけになることもあります。
また、カート道や木に当てた場合もディスタンス系のボールに比べ傷が簡単に入ってしまいます。
価格が高め
ウレタンカバーのボールの場合は大体が3ピース構造と言われる3層のボール構造になっています。
当然使われる素材も多くなるためコストが上がり、値段も2ピース構造のディスタンス系ボールよりも約1.3倍~2.5倍高くなってしまいます。
ロストボールについてはその限りとは言えませんが、スピン系ボールの性能を十分に発揮するにはできる限り新しいボールを購入しましょう。
ウレタンカバーのゴルフボールの選び方
価格で選ぶ
ウレタンカバーのゴルフボールは値段が高いとはいうものの、現在は3,000円ほどの安いボールでも十分なスピン性能を発揮します。
とはいえ、脱初心者レベルですとロストボールになる可能性も高くなるために、まずはロストボールでスピン系のボールを購入するか、お試しで1スリーブほど購入して使用感を比較してみるのがよいでしょう。
ヘッドスピードで選ぶ
柔らかいボールはヘッドスピードの速い方が打つと、よく潰れスピン量が増えがちです。
そのためヘッドスピードを計測できるショップの場合は計測し、その上で製品の箱にかかれた適性ヘッドスピードを参考に選ぶとよいでしょう。
しかしながら、ゴルフはいつでもフルスイングということもまずないので、計測したヘッドスピードの0.9倍ほどが許容範囲かと考えられます。
使用ゴルフクラブのメーカーで選ぶ
ゴルフクラブを取り扱うメーカーの中にはボールの製造販売にも関わっているところがあります。
売れているボールというのは信頼と実績があるため、よく売れているメーカーを基準に購入するのもありですが、使用しているクラブに合わせてボールを選ぶことで性能が十二分に引き出せることもあります。
よく使う色で選ぶ
王道の白を選ぶ方が多いかと思われますが、人によってはカラーボールのほうが見つけやすく可愛いので好きな方もいることでしょう。
最近はカラーボールにもバリエーションが増え、スピン系のボールでもカラフルなラインナップが増えてきています。
自分のテーマカラーで気持ちをあげてゴルフするのも楽しむ秘訣です。
ウレタンカバーのゴルフボールおすすめ8選
ここからはウレタンカバー仕様のおすすめゴルフボールを紹介します。
【KIRKLAND】
3ピース ウレタンカバー ゴルフボール v2.0(VCPO-COSTCO-KS Golf Ball-1 Dozen-OB)
3ピース構造ボール。
コストコの名物ゴルフボールとしても有名なこちらの商品は、ほどよく柔らかな打感にしっかりとしたスピン性能が特長です。
飛距離についても過剰にスピンが入るわけではないため、ロスも少なくしっかりと飛ばせるボールとなっています。
ウレタンカバーの耐久性は普通に扱っている分には1ラウンドは余裕でもちますので、価格も安くコスパで考えてもかなり質の良いボールかと思います。
【HOMMA】
X4(BT1906)
4ピース構造ボール。
安い上に良質なボールが多いことで認知度の高いHOMMAの高スピンボールです。
打感は非常に柔らかく、グリーン周りのアプローチで特にフェースに乗る感覚を体感できるかと思います。
3ピース以上のゴルフボールはほかにもありますが、上級者向けの要素ですので、飛距離が伸びることでスピン量が増すことの恩恵を得られるというわけではありません。
【RZN】
MS-Tour(RZN-MS-TOUR-BOX)
3ピース構造ボール。
柔らかな打感と反発力を活かしたドライバーの飛びが魅力の商品です。
アプローチでボールが吸い付くようにフェースに乗るため、しっかりスピンをかけることができボールコントロールがしやすくなっています。
3Dスピードロックレジンテクノロジーがボール表面に組み込まれており、アゲンスト風でもスピンがほどけにくいためドロップを気にせず打てます。
【SRIXON】
Z-star(10311182)
3ピース構造ボール。
SeRMという高分子材料をボール表面にコーティングすることで耐久力が非常に高くなっています。
このSeRMはボールの摩擦係数を増やし、打感はより柔らかく、スピンも抜群に入るため、ボールコントロールを重視するプレイヤーに向いています。
その反面、カバーはやや硬めに作られているため、飛距離を求めるプレイヤーにとっても非常に相性の良いゴルフボールといえるでしょう。
【Callaway】
Chromesoft(6421257120044)
4ピース構造ボール。
インナーコアを大型化させることで低スピン化、カバーを極薄化させることでボールにエネルギーがしっかりと伝わりボール初速が増します。
打感は非常に柔らかく、高弾道の大きなキャリーを提供してくれるでしょう。
トリプルトラックというパターの方向性をアシストしてくれる線も見逃せません。
【BridgeStone】
Tour BX(B2GXJ)
3ピース構造ボール。
高初速・低スピンで重たく風に負けない力強い弾道、インナーコアの芯を感じるしっかりとした打感が特長のボールです。
値段こそ高いものの、高耐久であり自分のレベルに応じてパフォーマンスを引き出してくれることも信頼できるこのボールの特長でしょう。
ヘッドスピードが速い、硬めの打感が好きなゴルファーにおすすめなボールです。
【TaylorMade】
Tour Response(M7177101)
3ピース構造ボール。
スピン性能が高く打感が非常に柔らかいことを活かし、グリーン周りでしっかりと寄せることに長けたボールといえるでしょう。
価格は安い方ではあるものの、ウレタンカバーの耐久性はしっかりとあり、インナーコアはより柔らかくすることでボールを押し潰して打つ気持ち良さが向上しています。
エネルギー伝達が高い素材を使うことで反発力も向上しているため、ドライバーでも高い初速で飛距離ロスを気にせず使用できます。
【Titleist】
Pro V1(T2027S-LEJ)
3ピース構造ボール。
全世界のゴルファー使用率No.1のゴルフボール。
ボール性能はバランスよく、高水準でまとめられた飛距離性能にスピン性能が特長です。
耐久面に関してはやや難ありで、しっかりとフェースに食いつきスピンが入るためか、同じボールで回ると6ホールほどでフェースの擦れによる傷跡も少し目立ちます。
打感はソフトながらも、ボール初速は高くバックスピン量は少なめなために飛距離ロスも少なめな仕上がりとなっています。
まとめ
プロの試合を観戦していると、グリーン上でボールにバックスピンがかかり戻る様に憧れたことでしょう。
ウレタンカバー以外のゴルフボールでも理論上はバックスピンをかけることはできますが、カバーの食いつきが悪くバックスピンをかけるのは難しくなります。
これから初めてスピンボールを買われる方には安いものでも高価なものでもロストし損失を嘆くより、新しいことができるようになる喜びを大事にしてもらえれば幸いです。
ゴルフボール ウレタン カバーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方