スケボーをするにあたって重要なパーツであるトラック。
トラックはデッキとウィールを連結するパーツであり、スケボーをするにあたってなくてはならないものです。
トラックには重量があり軽いトラック、重いトラックさまざま存在します。
また、トラックのメーカーも種類が多いのが現状です。
どのようなトラックを買えばいいか悩んでいる方は少なくないはず。
そこで今回は、スケボー歴3年の筆者が軽いスケボートラックのメリット・デメリットや選び方について解説していきたいと思います。
軽いスケボートラックを使うメリット・デメリット
まずは、軽いスケボートラックのメリット・デメリットを把握しておきましょう。
トラックは重要なパーツであり選ぶ際は慎重になりがちです。
軽いことのメリット・デメリットを把握することで、しっかり自分に合ったトラックを選ぶことができます。
メリット
扱いやすい
軽いと何より操作性に優れます。
オーリーや回し技など少ない力で操作することができます。
少ない力でスケボーを操作できるため、重いトラックに比べて疲れにくいです。
長い時間練習する場合は軽いのと重いのとでは足への負荷がだいぶ違います。
高さが出る
トラックが軽いとデッキを弾いたときに高くまで飛ぶことができます。
少ない力で高さを出すことができるため、初心者は軽い方がオススメです。
デメリット
安定性に欠ける
軽いとスピードを出したときに安定性が出にくいです。
スピードを出すと不安定になりがちで、ボード自体がブレる可能性があります。
しかし、初心者やはじめて数か月の方に関していえばそこまでスピードを出して練習したりすることもないため、ある程度練習してきた方の懸念点といえます。
値段が高い
軽いトラックは重めのトラックに比べて値段が高い傾向があります。
それもそうで、素材に軽い素材を採用しキングピンやシャフトの軽量化という加工がされます。
より軽いチタンを使ったり、軽くするための加工を施すのでおのずと値段は高くなります。
耐久性は落ちる
軽くする加工をすることでパーツの中を空洞化したりする加工をするので、重いトラックに比べて耐久性は落ちます。
フラットトリックを行うだけであればまだ大丈夫ですが、レールなどのセクションを頻繁に使う場合は重めのトラックに比べて消耗が激しいでしょう。
軽いスケボートラックの選び方
軽いスケボートラックというだけでもまだ結構な数の商品があります。
なので軽さを重視しながら細分化して選んでいく必要があります。
そこで今回は初心者でもできる選び方を3つご紹介。
自分でトラックを選ぶ機会があればこの記事を参考に選んでみてください。
トラックの高さ
トラックは「ハイ」、「ロー」に分類されます。
トラックがハイで高いとデッキを弾いたときに高さが出るのが特徴です。
逆にトラックが高いとデッキと地面の距離が離れるのでしっかり弾かなければなりません。
ローは、低いのでスピードを出しても安定感があります。
またデッキと地面との距離が近いので比較的楽にデッキを弾くことができます。
初心者の場合、スケボーに慣れるためにはローから始めるのがオススメです。
トラックの横幅で選ぶ
基本的にトラックの横幅は、
- 幅の大きいデッキには幅の大きいトラック
- 幅の小さいデッキには幅の小さいトラック
というように、デッキの幅に比例してトラックの横幅も変化します。
横幅の大きいデッキに幅の小さいトラックを合わせると乗り心地が不安定になってしまいます。
トリックをするときやスピードに乗ったときにグラついてしまうことも頻繁に出てくるかもしれません。
グラつきながらスケボーをやっているとトリックの練習を思い切りできないため、なかなか上達しないということが考えられます。
トラックの曲がりやすさで選ぶ
トラックは自動車でいうハンドル部分にあたります。
プレイスタイルにもよりますが、小回りが利く柔らかいものや曲がりにくく硬いものというように大きく分けて2つ存在します。
柔らかいものは、小回りが利き曲がりやすいですが、デメリットとして軽い体重移動で曲がれてしまうので、トリックやセクションへのエントリー時にグラつきやすいという欠点があります。
硬いものは、簡単な体重移動では曲がらないのでトリックの安定感が出ます。
しかし、力を入れないと曲がれないので少し慣れが必要です。
実際に店頭で選ぶ場合は、トラックのT字部分の柔らかさを実際に手に取って動かしてみましょう。
軽いスケボートラックおすすめ8選
おすすめトラックを8つ紹介します。
どれも計量モデルを選んだ選りすぐりなので参考にしてみてください。
ブランドも幅広く紹介しています。
【THUNDER】
TITANIUM LIGHTS 3 HI
こちらはサンダーというブランドから出ている商品で、重さは285グラムと非常に軽いです。
サンダーのチタニウムライトというシリーズはどれも軽量なのでオススメです。
サンダーというブランドは、トラックの重量が軽いブランドで瞬発力を出しやすいブランドになります。
145・147・148・149とサイズ展開も豊富です。
【TENSORTRUCKS】
MAGLITE SILVER 5.5
こちらの商品はテンサーというブランドのもので、重量は275グラムになります。
キングピン、シャフトの中が空洞になっていて、ハンガー、ベースプレートはマグネシウム素材を採用して非常に軽さを追求したトラックです。
テンサーは初めてマグネシウム素材をトラックに採用するなどした前衛的なブランドです。
とにかく軽いので練習も疲れにくいし、弾きがスムーズになります。
【Independent】
Forged hollow/Titanium
こちらはインデペンデントから出ているトラックです。
インデペンデントは比較的重いものが多いですが、フォージドチタニウムというシリーズは軽量化モデルになります。
シャフト部分にチタンを採用し、キングピンの中は空洞にした設計です。
軽すぎるのは嫌で程よい重量感が欲しい場合は、ピッタリな商品です。
【VENTURE】
V-TITANIUM ALL POLISHED
こちらの商品は、ベンチャーのV-チタニウムという計量モデルになります。
ベンチャーは割と使用者が多い印象で、一番オーソドックスでクセのないトラックですね。
筆者も一番ベンチャーを使っていた歴が長いです。
クセがないため扱いやすく練習しやすいのが特徴です。
【THUNDER】
HOLLOW LIGHTS 2
サンダーのホローライトというモデルも軽く非常に扱いやすいです。
- 145 HI:289g
- 147 HI:298g
- 148 HI : 322g
- 149 HI : 325g
サイズ展開が豊富で、どのサイズも軽量です。
空洞シャフト、空洞キングピン、軽量化ベースプレートを採用しています。
重量を軽くすることにとことん追求した究極モデルです。
【TENSORTRUCKS】
MAG LIGHT GEOMETRY
テンサーのマグライトジオメトリーというモデルで、従来のマグライトを基準にベースプレートを軽くすることに成功させ、ハンガー部分が強くなっています。
アクセルシャフトを55mmにすることでターン性能を良くし、ウィールバイトを低減。
さらにはキングピンを低くしてグラインドへの干渉を低減させる構造が魅力のモデルです。
- 5.25 HI :288g
- 5.5 HI :297g
- 5.75 HI :301g
というような重量になっています。
【THUNDER】
TEAM HOLLOWS
こちらはサンダーのチームホローズというモデルです。
シャフト・キングピンが空洞になっており軽量化され、オリジナルのベースプレートを採用しています。
そのため、ウィールバイトを軽減し乗りやすくなっております。
重さは、
- 145 HI : 297g
- 147 HI : 311g
- 148 HI : 333g
- 149 HI : 341g
というような重量となっています。
【VENTURE】
POLISHED V-HOLLOW LIGHT
ベンチャーのV-ホローライトというモデルです。
シャフト・キングピンは空洞で、軽量ベースプレートを採用しています。
重さは、329グラムで重さを感じず、違和感なく快適な滑りを体験できることでしょう。
まとめ
スケボーのトラックは非常に重要なパーツであり、選ぶ際は慎重になりがちです。
しかし、自分のスタイルやクセ、トラックの選び方を習得すれば難なく選ぶことができます。
是非この記事を参考に、トラックを選んでみてください。
軽いスケボートラックの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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