子供がスケボーに興味を持っているけどどのようなスケボーを選んだらいいかわからない。
という悩みを解決したいと思います。
はじめに、スケボーを始めるにあたってどのようなイメージがあるでしょうか。
パーツを一から揃えて、一つ一つ組み立てて、なんて思っている方はそのような心配はなく組み立てる必要もありません。
キッズ用のスケボーコンプリードデッキというものが存在します。
パーツがすべて揃っていて、購入したらすぐに滑れるというものです。
今回はスケボー歴3年の筆者が、子供用に最適なコンプリートデッキを10個ご紹介いたします。
キッズ向けスケボーコンプリートを使うメリット・デメリット
まずはじめに、スケボーコンプリートを購入するにあたってメリット・デメリットを把握していきましょう。
メリット
価格が安い
スケボーコンプリートで一式揃えると価格が安く抑えることができます。
スケボーは、以下のように細かくパーツがわかれています。
- デッキ:スケボーの板
- トラック:デッキとウィールを連結する部品
- ウィール:タイヤの部分
- ベアリング:ウィールの中にセットされたウィールを円滑に回す部品
- ビス:トラックとデッキをつなぐネジ
- ブッシュゴム:トラックの中に内蔵されているゴム
- アクセルナット:ウィールとトラックを連結する部品
これらを一から揃えていくと、約30,000円前後します。
スケボーコンプリートの場合、全てセットで買うと、10,000~15,000円ほどで買うことができます。
がすぐ飽きる可能性も考えると、30,000円は大金に感じます。
なので、最初は価格を比較的に抑えられるキッズ用コンプリートを使うことがいいでしょう。
購入してすぐに滑れる
キッズ用コンプリートはもうすべてのパーツが組み立ててあるので、購入したらすぐに滑ることができます。
お店で買ってすぐ、帰り道に公園などに寄って滑るなんてこともできます。
初心者の子供はどれがどのパーツかわからず最初からバラのパーツで購入すると組み立てに戸惑ってしまいます。
親御さんが知っているならまだしも、親子でスケボーについて知らないと組み立てが非常に大変です。
初心者はまずやってみること!
どのパーツがどのような役割を果たしていて、どのように動いているのか、乗りながら覚えていくのがベストです。
コンプリートを買うことですぐに滑れ、組み立てる手間も省けるので一石二鳥ですね。
デメリット
キッズ向けスケボーコンプリートを使うデメリットです。
デメリットを把握しておかないと、粗悪品を購入してしまうことがあるので注意が必要です。
品質が悪いものがある
スケボーコンプリートは品質が悪いものもあります。
コンプリートはスポーツ量販店やおもちゃ屋などでも売っており気軽に買うことができます。
しかし、そういったお店の製品はベアリングの周りが悪かったり、デッキに安物を使っていてはじきが悪かったり…。
なのでやりづらかったり、結果的に上達するのに時間がかかってしまいます。
また、一からパーツを揃えたものよりも品質は落ちるということも頭の片隅に置いておいてください。
買う際は、スケートボードの専門店で、お近くにない場合はネット通販などで購入するようにしましょう。
ウィールの回りが悪い
筆者はスケボーを始めた当初はコンプリートに乗っていて、そこからいろいろ買い換えていったのですが、ウィールはばら売りで買うよりもキッズ用コンプリートは回りが悪いです。
価格を抑える分、いいベアリング、ウィールを使っていないので、スピードに乗ることがあまりできません。
乗ることができてもすぐに失速してしまいます。
なので、あまりにもウィールの回りが悪い時はベアリングにオイルを注したりして改善を試みてみましょう。
キッズ向けスケボーコンプリートの選び方
メリット・デメリットがわかったところで、キッズ用スケボーコンプリートは世の中に山ほどあるし、これから始める人にとって何を基準に選べばいいかわかりませんよね。
そこで今回は、キッズ用スケボーコンプリートの選び方もあわせてご紹介したいと思います。
ブランドで選ぶ
スケボーを提供しているブランドはいくつかあって、ネット通販でも店舗でもそれを買うと失敗せずに買うことができるでしょう。
おもちゃ屋やスポーツ量販店のよくわからないブランドのものだと品質が悪い可能性があります。
そこで、お買い物を失敗しないようにここで主要なスケートブランドをいくつか紹介します。
- Element(エレメント)
- girl(ガール)
- chocolate(チョコレート)
- toy machine(トイマシーン)
- Santa cruz(サンタクルーズ)
- enjoi(エンジョイ)
- Anti hero(アンチヒーロー)
- almost(オールモスト)
- Real(リアル)
- Plan B(プランビー)
厳選して10個上げてみました。
これらは、スケーターの中でも超有名ブランドで知らない人がいないくらいです。
後半の商品もこれらを基準にして選んでいるので、参考にしてみてください。
デッキのサイズで選ぶ
デッキサイズも重要になってきます。
デッキのサイズとはデッキの横幅のことで、大抵インチという単位で表されます。
サイズが細すぎても乗り心地が不安定になりますし、太すぎても重いので、身長、靴のサイズに合ったものを選んでみましょう。
小学校高学年~中学生 | 7.25インチ~7.75インチ |
小学校低学年~小学校中学年 | 7.0インチ~7.25インチ |
就学前児童~小学校低学年 | 6.625インチ~6.875インチ |
ざっくりとこのようなイメージで大丈夫です。
乗っていると自分のサイズが徐々にわかってくるので、練習して買い替えるときは適切なサイズを選べると思います。
コンケーブ・キックがついているものを選ぶ
これはあればいいなというものなので頭の隅にでも置いておいてください。
コンケーブとはデッキの横の反りで、キックとはデッキの前(ノーズ)と後ろ(テール)の反りのことです。
このコンケーブ・キックがあることで、トリックに安定感が出たり高さが出たりします。
キッズ向けスケボーコンプリートおすすめ10選
おすすめのキッズ用スケボーコンプリートを10個紹介します。
年代を幅広くまんべんなく紹介しますので、是非参考にしてみてください。
【ELEMENT】
キッズスケートボードコンプリートセット
こちらはスケーターブランドの中でも代表的なブランドのElementです。
1992年にアメリカ西海岸で誕生したブランドで、アパレルやシューズも展開しています。
こちらの商品サイズは7.38インチで、小学生ならどの年代でも快適に乗ることができるでしょう。
クセがあまりなく、コンケーブもしっかりついており、初心者から上級者まで扱える商品です。
【GIRL】
BANNEROT COMPLETE
GIRLは1993年にアメリカのカリフォルニアで誕生したブランドです。
GIRLのデッキは、軽さが特徴で軽いうえに頑丈です。
軽いため、名前の通り女性でも比較的ほかのブランドと比べると扱いやすくなっています。
キックやコンケーブがやや強めで、トリックの練習が非常にやりやすい初心者にピッタリなブランドです。
この商品は7.5インチで小学生でも扱える商品となっております。
【ALMOST】
スケボーコンプリート
almostはロドニー・ミューレンというスケボー界のレジェンドとデーウォン・ソングが2003年にカリフォルニアに立ち上げたブランドです。
デッキは非常に軽く、乗りやすいです。
若干コンケーブが強めな印象を受けますが、慣れれば問題ないです。
こちらの商品は、7.0インチでシンプルなデザインがかっこいい商品となっています。
【Chocolate】
CRUZ ORIGINAL CHUNK COMPLETE
GIRLの姉妹ブランドとして設立されたブランドで、1994年にスタートしました。
品質がいいのに低価格で買うことができ、紹介している商品も7,980円で買うことができます。
コンケーブは強めで、最初乗る際は安定するのに時間がかかるかもしれません。
キックはやや弱めで、力が弱くてもはじくことができます。
デッキサイズは7.875インチとなっています。
【TOY MACHINE】
VICE MONSTER COMPLETE
トイマシーンは奇抜なデザインが多いブランドです。
1994年にアメリカのカリフォルニア州にあるハンティトンビーチを拠点として設立されました。
デッキのデザインはアメリカらしいデザインとキャラクターでかわいい仕上がりとなっています。
キック・コンケーブ共に緩めで、力の弱い小学生や就学前児童には最適だと思います。
デッキサイズは7.75インチです。
【SANTA CRUZ】
スケートボードコンプリート
続いても奇抜なデザインが目を引くデッキのブランド、サンタクルーズの紹介です。
手から口のようなものが出ているスクリーミングハンドというデザインでサイズは7.75インチになります。
サンタクルーズは、1973年アメリカのカリフォルニアが発祥の地老舗ブランドです。
もともとはサーフボードメーカーだったのですが、デッキ制作の依頼が舞い込んできてスケボー業界へ参入しました。
特徴として、キックやコンケーブがやや強めでデッキがVXデッキといわれる硬い板なので耐久性も申し分ありません。
【REAL】
スケボーコンプリート
リアルは、トミー・ゲレロとジム・シーボーによりアメリカカリフォルニア州サンフランシスコで創業しました。
デザインは楕円形の円の中にロゴが印刷されたシンプルなデザインです。
初心者でも乗りやすいブランドで、軽くスピード感のある走りを体験できます。
デッキサイズは7.3インチで、小学校低学年でも簡単に扱えるサイズです。
【ANTIHERO】
コンプリートセット
こちらはアンチヒーローというブランドで、デッキサイズは7.3インチです。
特徴としては、コンケーブがやや強めで慣れると扱いやすい部類です。
アンチヒーローのデッキはメキシコの工場で作られており、この工場製のものは安定感があり乗りやすいつくりとなっています。
【Plan B】
TEAM OG COMPLETE
Plan Bのデッキは7.75インチのデッキになります。
ダイナミックなトリックを繰り出すスケーターがたくさん在籍しているため、コンケーブが強めでトリックをしやすいつくりになっています。
【enjoi】
コンプリートスケートボード
2000年にマーク・ジョンソンとロドニー・ミューレンの2人でたちあげたブランドです。
パンダのデザインが非常に可愛く、デッキサイズは7.75インチです。
デッキは硬めで、硬いがゆえにはじきやすいので力がなくても扱うことができます。
まとめ
今回はキッズ用のスケボーコンプリートを紹介しました。
選び方を一通り紹介しましたが、乗って練習していくと「もう少しサイズが小さい方が乗りやすいかも」、「もう少しコンケーブがきつくてもいいかも」など感覚がつかめるようになってきます。
デッキの良し悪しもありますが、最初はやはり練習あるのみです。
デッキがどれがいいか悩むよりもとりあえず手に取って練習していきましょう。
キッズ向けスケボーコンプリートの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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