登山やトレッキングに特化した機能を持つスマートウォッチをご存じでしょうか?
スマートウォッチがなくとも山に登ることはできますし、スマートフォンがあればわざわざ必要ないのではと思いますよね。
しかし、登山に特化した機能を搭載したスマートウォッチは、登山を安全に、かつ最大限楽しみたい方には十分検討する価値のあるデバイスです。
登山用のスマートウォッチには、GPSやコンパス、高度計や気温計など登山家であれば必須と言っても良い機能が豊富に搭載されています。
この記事では、登山用スマートウォッチのメリットとデメリットや選び方のコツを解説した上で、おすすめのスマートウォッチ10選をご紹介します。
目次
- 1 登山でスマートウォッチを使うメリット・デメリット
- 2 登山用スマートウォッチの選び方
- 3 登山用スマートウォッチおすすめ10選
- 3.1 【GARMIN】fenix 7(010-02540-04)
- 3.2 【GARMIN】fenix 7 Sapphire Dual Power(010-02540-46)
- 3.3 【GARMIN】Instinct(010-02064-12)
- 3.4 【GARMIN】Instinct Dual Power(010-02293-31)
- 3.5 【GARMIN】epix(010-02582-05)
- 3.6 【GARMIN】Enduro(010-02408-30)
- 3.7 【CASIO】PROTREK クライマーライン(PRW-60Y-1AJF)
- 3.8 【CASIO】PROTREKスマート(WSD-F30-BU)
- 3.9 【SUUNTO】TRAVERSE(SS022226000)
- 3.10 【SUUNTO】SUUNTO9(SS050257000)
- 4 まとめ
登山でスマートウォッチを使うメリット・デメリット
「登山用スマートウォッチって何ができるの?」と疑問を持つ方に向けて、登山用スマートウォッチを着用するメリットとデメリットについて解説します。
メリット
こまめに登山状況を確認できる
今やスマートフォンの登山用地図アプリが普及しており、大きな画面で位置情報を確認することが可能ですよね。
しかし、トレッキングポールなどを持ち両手が塞がっている状態で、都度スマートフォンを取り出すことは長い登山で徐々にストレスになります。
スマートフォンを取り出すのが面倒だからといって、地図やコンパスの確認頻度が下がっては本末転倒ですよね。
一方、腕に着けられるスマートウォッチであれば、腕をチラッと見るだけで必要な情報を確認できます。
頻繁に地図や高度、コンパスなどを確認できますので、登山をより安全に進められるのは非常に大きいメリットになります。
体調確認ができる
登山用スマートウォッチには、心拍数や血中酸素を測れる機能を搭載するモデルもあります。
登山道を進み酸素が薄くなるにつれて、いつの間にか体力が消耗していたという経験がある方は少なくないでしょう。
心拍数や血中酸素は自身の体力や体調を知るいい指標になります。
心拍数が上がりすぎていたら少し休んだり、しばらく経っても心拍数が下がらないようであれば山行の計画を見直すなど、早めの判断に繋がります。
登山ルートの取り込み、記録ができる
あらかじめパソコンやスマートフォンで登山ルートを作成しスマートウォッチと同期させることで、登山途中に地図ルートを表示することが可能です。
常に自分の居場所がルートから外れていないか確認できるととても安心ですよね。
また、GPS機能を搭載しているものの中には、自動的に登山ルートを記録できる機能を持つものもあります。
登山から帰ってきて、「疲れているけど、忘れないうちに山行記録を付けなければ」と悩む必要もありません。
視認性が高い
登山の厳しい環境では、天候が良く明るい時ばかりではありませんよね。
濃霧や夜間の暗い環境では、アナログのコンパスや高度計が見えづらいこともあります。
多くの登山用スマートウォッチにはバックライトが搭載されているため、暗くなってきて体力が消耗してきた時でもストレスなく情報を確認できます。
デメリット
バッテリー切れの恐れがある
スマートウォッチは腕に収まる小型のデバイスにさまざまな機能を搭載しているため、バッテリーも小型となっています。
バッテリーの持ちは製品によってかなり幅がありますが、短いと1日程度でバッテリーが切れてしまうものもあります。
登山へ行く直前になって、充電していなかったことに気付いたら使い物にならなかったということも。
特に数日間かけて登山を行うような方は、バッテリー切れを心配しなくて済むような製品を選ぶなど事前の下調べが重要です。
価格が高い
シンプルな機能の製品であれば1〜2万円程度から購入できますが、フラッグシップモデルになると10万円を超える製品も少なくありません。
登山は多くの品物が必要で、一通り揃えるのにとても費用がかかる趣味の一つですよね。
初心者でこれから登山用具を揃えていく方であれば、予算オーバーにならないようにあらかじめ購入する順序を立てることをおすすめします。
登山用スマートウォッチの選び方
登山用スマートウォッチのメリットとデメリットは理解したものの、多くの製品がありどのように選べばいいか分からないですよね。
ここでは、登山用スマートウォッチ選びの4つのポイントをご紹介します。
スマートフォンのOSと対応した製品を選ぶ
OSはオペレーティングシステムのことを指し、代表的なものとしてAndroidやiOS(iPhone)などが挙げられます。
例えば、iPhoneユーザーにも関わらずIOSに対応していないスマートウォッチを購入してしまうと、スマートフォンと同期できない可能性があります。
異なるOS同士でも同期できることもありますが、接続状況が不安定になったり、公式サポートが受けられなかったりとメリットはあまりありません。
可能な限り、既に使用しているスマートフォンのOSに対応したスマートウォッチを選びましょう。
欲しい機能を満たしているか事前に確認する
登山用スマートウォッチにはさまざまな機能が搭載されています。
デバイスを選ぶ際には必要な機能をあらかじめピックアップしておきましょう。
登山目的であれば、GPSやコンパス、高度計、気圧計などの機能は搭載していて欲しいですよね。
スマートウォッチを日常使いしたい方であれば、電子決済やSNSを操作できる機能も便利です。
もちろん、機能が増えるごとに価格も上がりますので、予算との兼ね合いで必要な機能を搭載したスマートウォッチを選びましょう。
バッテリー性能・充電方法を確認する
登山途中にバッテリーが切れてしまっては元も子もないですよね。
スマートウォッチを連日使用する可能性があるのであれば、バッテリーの充電性能はよく確認しましょう。
スマートウォッチの充電方法は主に下記の2パターンあります。
- 充電式:USBなどの電源と接続して充電するタイプ
- ソーラー充電:屋外の太陽光で充電可能なタイプ
充電式は一番普及しており、自宅にいれば容易に充電できるメリットがありますが、出先で充電するにはモバイルバッテリーが必要なデメリットがあります。
ソーラー電池式は登山中に充電できるメリットがありますが、濃霧が続いたりする状況では充電ができないデメリットがあります。
充電式とソーラー式兼用のモデルもありますので、ご自身の登山頻度に合ったバッテリー性能を持つスマートウォッチを選んでくださいね。
耐久性・耐水性・低温での動作を確認する
登山用のスマートウォッチは登山が過酷であるほど利便性が活きるデバイスです。
そのような過酷な自然の中で登山を行うのであれば、耐久性能は欠かせません。
突然の豪雨や、岩肌に時計をぶつけて簡単に壊れてしまうようであれば、登山用のスマートウォッチとしては不安ですよね。
多くの登山用スマートウォッチでは、防塵・防水性能を示す「IP」などが記載されています。
また、登山では0℃近い低温の環境も決して珍しくないので、低温環境での動作性能も重要です。
ハイキング程度であれば簡単に壊れることは少ないと思いますが、過酷な状況で使用する場合は耐久性能をあらかじめ確認しておくようにしましょう。
登山用スマートウォッチおすすめ10選
【GARMIN】
fenix 7(010-02540-04)
fenix7はGARMINのフラッグシップモデルです。
GARMIN史上初の「パワーサファイアガラス」を搭載しており、太陽光による充電性能向上と傷のつきにくさを両立している点も特徴です。
タッチ決済にも対応しており、シンプルなデザインのためアウトドアのみならず、普段使いにもお使いいただけます。
【GARMIN】
fenix 7 Sapphire Dual Power(010-02540-46)
GARMINのフラッグシップモデルfenix7シリーズです。
こちらのSapphire Dual Powerは通常モデルよりバッテリー容量が大きく、ソーラー充電にも対応している点が特徴です。
GPS機能を搭載しており、事前に作成した登山ルートを入れておけば、山奥でも安心してルート通りに進むことができます。
【GARMIN】
Instinct(010-02064-12)
GARMIN Instinctの特徴は、ミリタリー基準の耐熱、耐水、耐衝撃性能を持っているスマートウォッチであることです。
電子コンパスと気圧高度計も搭載していますので、登山用としても十分な機能を搭載しています。
カラーも複数展開しているため、好みに合ったデザインを選べる点もとても魅力的です。
【GARMIN】
Instinct Dual Power(010-02293-31)
GARMIN Instinctシリーズの商品で、Instinctとの大きな違いはバッテリー性能です。
Instinctが最大14日間持つのに比べ、Instinct Dual Powerは最大24日間持つバッテリーを持っています。
また、ソーラー充電機能も搭載しているため、使用環境によってはさらに長時間使用し続けられます。
防水性能も100m防水と十分ありますので、雨でも関係なくアウトドアを行う方にもおすすめの商品です。
【GARMIN】
epix(010-02582-05)
GARMIN epixはLEDディスプレイを搭載しており視認性の高さが人気のスマートウォッチです。
GPS機能を有し、地図も標準搭載されているため登山にも十分ご使用いただけます。
他のスマートウォッチと違う点として、ゴルフコースデータが入っており、登山のみならずゴルフもするという方には特におすすめの時計です。
【GARMIN】
Enduro(010-02408-30)
高度計、気圧計、電子3軸コンパス、GPSなど登山用として必要な機能はもちろん、血中酸素や水分補給のトラッキングもしてくれる多機能スマートウォッチ。
スマートウォッチが事故を検出すると、緊急連絡先へ位置情報や援助要請を行えるため安心して登山に向かうことができます。
Suicaなどにも対応しているため、日常使いにも役立つスマートウォッチです。
【CASIO】
PROTREK クライマーライン(PRW-60Y-1AJF)
方位、高度、気圧、温度などに対応しており、−10℃の厳しい環境でも動作するモデルです。
電波ソーラー時計のため時刻合わせや充電などの手間がいらない点は嬉しいですよね。
登山用に開発されておりケースの視認性に富んでいます。
また、時計はデジタルよりもアナログ派という方にもおすすめの時計です。
【CASIO】
PROTREKスマート(WSD-F30-BU)
CASIO PROTREKシリーズで、こちらはデジタル表示のモデルです。
オフライン地図にも対応しており、事前に地図データをダウンロードすることで、スマートフォンが圏外の地域でも現在地を表示できます。
また、地図はカラー表示で見やすく、地図を頻繁に確認したい方におすすめのスマートウォッチです。
【SUUNTO】
TRAVERSE(SS022226000)
SUUNTO(スント)は登山やキャンプなどのアウトドアシーンで高い人気を誇る腕時計です。
登山に必要な機能は搭載した上で、SUUNTO独自のスマートフォンアプリもあり、ルート作成や活動記録を見返せます。
十分な機能や耐久性に加えてオシャレなデザインですので、幅広い方に気に入っていただけること間違いありません。
【SUUNTO】
SUUNTO9(SS050257000)
SUUNTO9は登山を初め、トライアスロンやトレイルランニングなど80種類以上のスポーツに対応する人気モデルです。
バッテリー容量に合わせてGPS精度を変更し消費電力を抑えたり、充電タイミングをお知らせしてくれるため、バッテリーを頻繁に確認せず使える点も嬉しいですよね。
10気圧の防水性能がありますので、雨天の過酷なシーンでも心配なくお使いいただけます。
まとめ
登山用スマートウォッチのメリットとデメリットや選び方のコツ、そしておすすめのスマートウォッチ10選をご紹介しました。
多くの便利な機能を持つ登山用スマートウォッチの価格は少々高いものの、登山をより楽しくしてくれることは間違いありません。
ぜひ登山用スマートウォッチを活用して、より良い登山ライフを歩んでいただけたら幸いです。
スマートウォッチ 登山の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方