ゲーミングイヤホンを選ぶうえで、「形」を気にしたことはありますか?
一度は耳にしたことがあると思いますが、イヤホンには「カナル型」と「開放型(インナーイヤー型)」の2種類があり、それぞれ異なった特徴があります。
その特徴を知っていると、自分に合ったゲーミングイヤホンが見つかるでしょう。
そこで今回は、開放型ゲーミングイヤホンにスポットを当てて、使うメリットやデメリットを解説し、そのうえで開放型ゲーミングイヤホンのおすすめ商品を紹介します。
- PCゲーム歴15年
- 中古PC組立・販売会社に勤務
幼少期からゲームが大好きで、10代後半に初めてゲーミングPCを購入し、そこからPCゲームにのめりこんでいきました。 遊ぶゲームのジャンルは多岐に渡り、流行りのゲームは遊んでみるタイプです。
目次
- 1 開放型ゲーミングイヤホンとは
- 2 開放型ゲーミングイヤホンを使うメリット・デメリット
- 3 開放型ゲーミングイヤホンおすすめ10選
- 3.1 【Gamear】hm12 ゲーミングイヤホン ホワイト
- 3.2 【3APLUS】p200 パソコン専用 ゲーム用イヤホン 黒色
- 3.3 【WiseTech】Pai audio オープン型 3.14 FLAT インナーイヤホン PAI-FLAT
- 3.4 【3APLUS】U250 イヤホン インナーイヤー型
- 3.5 【LINKLIKE】ブラック Classic2
- 3.6 【Apple】EarPods with 3.5 mm Headphone Plug
- 3.7 【HyperX】Cloud Earbuds ゲーミングイヤホン HX-HSCEB-RD
- 3.8 【SOUNDPEATS】TrueAir2+ ワイヤレスイヤホン 黒
- 3.9 【Razer】Hammerhead True Wireless ワイヤレスイヤホン ゲーミングイヤホン RZ12-02970100-R3A1
- 3.10 【SRPJ】Smabat M2 Pro インナーイヤー型イヤホン SRPJ2348
- 4 まとめ
開放型ゲーミングイヤホンとは
開放型ゲーミングイヤホンとは、別名インナーイヤー型とも言われており、耳の入り口に引っかけるタイプのイヤホンを指します。
最近よく例に挙げられるのは、iPhoneに付属しているイヤホンが開放型イヤホンです。
あの形状をイメージしていただければ、何となく形は分かるでしょう。
特徴としては、圧迫感やストレスが少なく、かなり軽い付け心地となっており、耳のサイズに左右されずに付けやすいことが挙げられます。
一方でカナル型は、イヤーピースが同梱されていることが多いのですが、それでも上手く合わないことがあり、ややストレスに感じることがある点がデメリットです。
開放型ゲーミングイヤホンを使うメリット・デメリット
開放型ゲーミングイヤホンを使ううえでのメリットやデメリットについてまとめておきます。
カナル型か開放型か、どちらが自分に合うかの参考になるでしょう。
メリット
まずはメリットからですが、下記の4点について考えていきます。
- 着脱が楽
- 外部音が聴き取りやすい
- 圧迫感が無く疲れにくい
- 空間の表現能力に長けている
着脱が楽
まず挙げられる点としては、耳の入り口に引っかかっているだけなので、着脱が非常に楽であることです。
頻繁に着脱することが多いパソコン前での使用の際には、素早くゲームに戻れる為、重宝されることがあります。
仮にケーブルがどこかに引っかかってイヤホンが抜ける際も痛みを感じにくいです。
圧迫感が無く疲れにくい
カナル型とは違い、耳の奥までイヤホンが入っていかないので、圧迫感がありません。
その為、耳に対しての圧迫感が殆ど無く、疲れにくいことがメリットとして挙げられます。
今までカナル型やヘッドセットを使用していて、圧迫感や閉塞感にストレスを感じていたなら、開放型への変更を検討するのもいいでしょう。
外部音が聴き取りやすい
開放型の一番のメリットは、外部音が非常に聴き取りやすいことが挙げられます。
イヤホンをしたままでも会話できてしまうくらい、外部音がハッキリ聴こえてきますので、急な呼び出しなどにも気づきやすいです。
この点が人によってはデメリットになり得ますので、後述します。
空間の表現能力に長けている
耳をふさがない開放型は、基本的には中音~高音域が自然でクリアなサウンドを表現するイヤホンになっていて、空間的な表現能力に非常に長けています。
その為、どの辺りから音が聴こえてきてるのかが分かりやすく、ゲームにおいても有利に働く場面が多いでしょう。
静かな場所で開放型のゲーミングイヤホンを使用すると、より音の広がりや空間を感じられます。
デメリット
反対にデメリットは、下記の3点が挙げられます。
- 遮音性が低い
- 構造上の問題で低音域が出にくい
- カナル型が主流になって種類が減った
遮音性が低い
開放型のデメリットとして一番大きいのは遮音性の低さで、メリットを裏返すと外部の音が入ってきてしまうことです。
ゲームのジャンルにもよりますが、音からの情報が大事な場面で外部が騒がしいと、音量を上げざるを得ません。
また、作業やゲームに集中したい時にも外部音が邪魔に感じることが多く、気が散ってしまうこともあるでしょう。
集中したいという要素が強い場合は、カナル型のゲーミングイヤホンがおすすめです。
構造上の問題で低音域が出にくい
開放型のゲーミングイヤホンは、ゲーム内の足音などに用いられる低音部分が弱く、聴こえづらい構造になっています。
RPGやアクションゲームであれば、さほど気にならないかもしれませんが、音が重要なFPSやTPSゲームにおいては、判断が鈍る可能性があるでしょう。
音質も、どちらかというと中音~高音域に強いので、シャリシャリした音になり、重低音を響かせるのが好みであればカナル型が選択肢に入ります。
カナル型が主流になって種類が減った
ゲーミングイヤホンというジャンルだけで見ると、先述した重低音の重要性や遮音性の観点から、カナル型が主流となってきています。
その為、開放型のゲーミングイヤホンは種類が減ってきており、選びづらい状態です。
また、これから開放型のゲーミングイヤホンが増えるのかといわれると、そういうことも今のところ無さそうですので、後述する開放型のゲーミングイヤホンおすすめを見て、選んでみてください。
開放型ゲーミングイヤホンおすすめ10選
【Gamear】
hm12 ゲーミングイヤホン ホワイト
激安の開放型ゲーミングイヤホンで、引っ張っても断線しづらい素材を使っておりコスパの良さが伺える商品です。
開放型ですが、ゲーミングイヤホンと謳っているだけあり、低音もそれなりに聴こえます。
一方でインラインマイクの音質は良くないので、別途マイクを用意する方がいいでしょう。
【3APLUS】
p200 パソコン専用 ゲーム用イヤホン 黒色
3.5mmプラグが二股に分かれている為、パソコンのみでしか使えない点を除けば使い勝手の良い開放型のゲーミングイヤホンといえます。
今時珍しいタイプですが、マイクを使用しないのであれば、変換コネクタ等を使用して別の機器でも使用できるでしょう。
高性能の14.2mmドライバーを搭載しており、他の開放型より程よく密着感があるので、疲れにくくストレスを感じさせません。
【WiseTech】
Pai audio オープン型 3.14 FLAT インナーイヤホン PAI-FLAT
開放型といえば、昔はこのタイプが多かったので見覚えのある人も多いのではないでしょうか。
プラスチック製の為、非常に軽量で音の響きも付け心地もライトで、低音の響きは少な目でフラットな音質を出してくれます。
ゲーミングイヤホンと謳っていませんが、コスパの良さで紹介しました。
【3APLUS】
U250 イヤホン インナーイヤー型
こちらもゲーミングイヤホンではありませんが、USB式のイヤホンは珍しい為、紹介します。
2.5mもあるケーブルは、パソコンの裏から配線しても足りるほど長く、配線には困らないでしょう。
また、USBということもありノイズは乗りにくく、心地よい音質となっています。
性能としては、先述した同メーカーのものと殆ど変わらず、接続端子で選ぶこととなるでしょう。
【LINKLIKE】
ブラック Classic2
開放型でありながらも、交換用のシリコンイヤーピースが2種類付属しており、よりフィット感を味わえるイヤホンです。
有線で遅延もなく、ゲームにも問題なく使用できるほどのスペックで低価格の為、紹介しております。
先述したイヤーピースのお陰で、一般的な開放型のゲーミングイヤホンとは違った没入感を得られる商品です。
【Apple】
EarPods with 3.5 mm Headphone Plug
開放型といえば、Apple純正のイヤホンが真っ先に思い浮かびますが、これもゲーム用として問題なく使用できます。
購入時に気を付けなければならない点としては、3.5mmプラグとLightningケーブルの2種類があり、前者を購入しましょう。
後者はApple製品でしか使用できないため、注意が必要です。
音質は良くも悪くもフラットですが、付け心地は最高なので試す価値はあります。
【HyperX】
Cloud Earbuds ゲーミングイヤホン HX-HSCEB-RD
絡みにくいフラットケーブルを採用した開放型ゲーミングイヤホンですが、形状的には開放型とカナル型の中間にあたります。
Nintendo Switchにも対応しているので、パソコンだけではなくコンシューマー機でもゲームをする人におすすめ出来るイヤホンです。
音質は低音もしっかり聴こえ、ゲーミングイヤホンとしての性能もお墨付き。
しかし、ミュート機能は使いづらく、ボタンを押している間だけミュートになるので注意しましょう。
【SOUNDPEATS】
TrueAir2+ ワイヤレスイヤホン 黒
ワイヤレスイヤホンですが、ゲームモードも搭載されている為、紹介させていただきます。
ワイヤレスということもあり、装着感が無いほどの軽量で、最高の音質と安定した接続に対応したBluetooth5.2に対応。
一方で、充電が切れたら使えないので、長時間プレイには向いていません。
連続再生時間は5時間程度となっているので、長時間ゲームをプレイされるなら途中で充電を挟まななければならない為、注意が必要です。
【Razer】
Hammerhead True Wireless ワイヤレスイヤホン ゲーミングイヤホン RZ12-02970100-R3A1
こちらもワイヤレスイヤホンですが、しっかりとしたゲーミングイヤホンで、有名メーカーであるRazerの人気モデルとなっています。
カナル型も合わせればワイヤレスイヤホンの中でもエントリーモデルではありますが、確かな音質と性能は流石Razerといったところ。
こちらも連続再生時間は短めの3時間程度となっており、パソコンで使う場合はパソコン側がBluetooth接続に対応していることが前提ですので気を付けましょう。
【SRPJ】
Smabat M2 Pro インナーイヤー型イヤホン SRPJ2348
かなり高額で開放型イヤホンということで紹介しますが、厳密にゲーミングイヤホンと謳っているわけではありません。
音の解像度に関しては最高峰ですが、良くも悪くもフラットな音質で低音の響きは控えめ。
そして特徴的なのは、イヤホン部分のパーツを交換できることですが、素人には難しいかもしれないので、気になる人は調べてみてください。
それよりかは、サウンドカードやミックスアンプを使用して低音を響かせるようにしたほうが効率的です。
まとめ
今回は開放型ゲーミングイヤホンを紹介しましたが、先述した通り種類は少な目となっています。
あまりにも少ない為、ゲーミングイヤホンと謳っていないものも紹介しましたが、問題なく使える商品ばかりです。
カナル型か開放型かで悩んでいる人の参考になればと思います。
開放型ゲーミングイヤホンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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