普段PS4やNintendo Switchをテレビでプレイしている方が多いと思われますが、世の中には「ゲーミングモニター」というモニターが存在します。
ゲーミングモニターも種類が多く、主にリフレッシュレートが関係してくるのですがPS4やNintendo Switchは最大でも60FPSまでしか出せません。
そのため、高性能のゲーミングモニターは必要なく、60~75Hzのゲーミングモニターで十分です。
この記事では、PS4やNintendo Switchでも使えるゲーミングモニターについての説明と、安いおすすめのゲーミングモニターを解説します。
- PCゲーム歴15年
- 中古PC組立・販売会社に勤務
幼少期からゲームが大好きで、10代後半に初めてゲーミングPCを購入し、そこからPCゲームにのめりこんでいきました。 遊ぶゲームのジャンルは多岐に渡り、流行りのゲームは遊んでみるタイプです。
目次
75Hzのゲーミングモニターとは
「Hz」とはリフレッシュレートの値を表す単位で、75Hzのゲーミングモニターというのは、「1秒間に75回画面を切り替えられる」モニターのことを指します。
イメージとしてはパラパラ漫画を連想すると分かりやすいかもしれません。
1秒間に60枚のパラパラ漫画より75枚のパラパラ漫画のほうが、より滑らかに動きを表現できます。
リフレッシュレートが低いということは、カクカクした映像になり、高ければ高いほど滑らかな映像になります。
また、一般的にデスクワーク等で使用されるモニターやテレビは60Hzです。
75Hzのゲーミングモニターを使うメリット・デメリット
75Hzのゲーミングモニターが、どのようなモニターなのか触れたところで、メリットとデメリットについても解説します。
75Hzのゲーミングモニターを使うメリット
75Hzのゲーミングモニターを使うことで考えらえれるメリットは以下の通りです。
- 普通のモニターと比べて応答速度が速い
- HDR(ハイダイナミックレンジ)の映像に対応している商品もある
- ゲーミングモニター自体の機能が充実している
- 価格が安い傾向にある
普通のモニターと比べて応答速度が速い
応答速度(ms)についてですが、同じ75Hzのモニターでも応答速度が速ければ速いほど画面に残像感が残りにくく、応答速度数値が小さいほど高性能になります。
HDR(ハイダイナミックレンジ)の映像に対応している商品もある
一部商品ですがHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応していて、明るさの幅が広いことが特徴です。
暗いところを明るくしようと設定すると明るいところが白く飛んでしまい、逆に白いところを暗くしようとすると黒つぶれしてしまうということが起こりにくいです。
ゲーミングモニター自体の機能が充実している
HDRの設定以外にもゲーミングモニターにはより見やすく、美しい映像でゲームが出来るような設定がいくつかありますので、通常のモニターより優れています。
価格が安い傾向にある
価格の面で比べても安い傾向にあり、PS4やNintendo Switchで使用する場合、無理して144Hzを買う必要が無いので、比較的にお手軽にゲーミングモニターを試すことが可能です。
75Hzのゲーミングモニターを使うデメリット
75Hzのゲーミングモニターを使うことで考えられるメリットは以下の通りです。
- PS4やNintendo Switchは60FPSまでしか対応していない
- 画質にこだわると途端に価格が高くなる
PS4やNintendo Switchは60FPSまでしか対応していない
冒頭でも挙げましたが、PS4やNintendo Switchのスペック的に60FPSまでしか出せず、リフレッシュレートレートに直すと60Hzです。
つまり、75Hzのゲーミングモニターを購入してもフルに性能を活かしきれないこととなります。
ゲーミングPCの購入予定が無く使いまわす予定が全く無いのであれば60Hzのゲーミングモニターも選択肢に入ってきます。
画質にこだわると途端に価格が高くなる
また、メリットのほうで価格は安い傾向にあると書きましたが、後ほど出てくる液晶パネルの選び方によっては金額が跳ね上がります。
コスパを選ぶか綺麗な映像でゲームをプレイするかを天秤にかけて選ぶことをおすすめします。
75Hzのゲーミングモニターを選ぶポイント
PS4やNintendo Switchで使用するなるべく安価でコスパのよいゲーミングモニターを買う上で選ぶポイントは下記の通りです。
- モニターサイズ
- 応答速度
- スピーカーが付いているか
- 液晶パネルの種類
モニターサイズ
モニターサイズは一般的に24~27インチ程度のモニターがゲームに適しており、それより大きいと視点移動が大きくなり目や首に疲労が溜まりやすくなります。
応答速度
応答速度については先ほども出てきましたが、一般的にゲーミングモニターと言われる応答速度は5ms以下を指します。
特にFPSのような動きの激しいゲームは応答速度が重要な要素となります。
スピーカーが付いているか
普段テレビでプレイしている場合、テレビにはスピーカーが内蔵されているので外部スピーカーの必要が無いことが多いですが、ゲーミングモニターにはスピーカーが内蔵されていないこともあります。
もしイヤホンやスピーカーを付けたくないなどの理由がある場合は購入の際にスピーカーが付いているかどうかを確認する必要があります。
液晶パネルの種類
液晶パネルには下記の3種類があります。
- IPS
- VA
- TN
IPSパネルは視野角が広く画質が綺麗なことが特徴ですが、一方で後述するTNパネルより応答速度が若干遅い商品が多く、価格帯も3種類で一番高いです。
VAパネルについては視野角・画質共にIPSパネルとTNパネルの中間です。
メリットとしては他の2種類のパネルよりコントラストが良いのがポイントです。
TNパネルは他の2種類とくらべてリフレッシュレートと応答速度が速い傾向にあり、安価でゲーミングモニターに採用されやすいです。
一方で画質は他に劣り、視野角が狭いことがデメリットではありますが、見比べないと分からないので、どうしても気になる場合は実店舗で試してみることをおすすめします。
75hzの安いゲーミングモニターおすすめ5選
【Acer】
ゲーミングモニター SigmaLine 21.5インチ KG221QAbmix
モニターサイズは21.5インチで、なおかつスピーカーも内蔵されているので省スペースでも設置可能です。
応答速度も1msとスペック的にも申し分なく、とてもコスパのよいゲーミングモニターですが、HDMI端子が1つしかありません。
そのためPS4とNintendo Switchを同時に接続しておけないので、遊ぶ本体を変えるたびに挿し変えなければなりません。
【AOPEN】
ゲーミングモニター 22MX1Qbmiix 21.5インチ
ノングレアのTNパネルを採用したゲーミングモニターです。
スペック的には先ほど挙げた商品と変わりはほとんどありませんが、HDMI端子が2つ付いています。
価格も安価に抑えられており、ゲーミングモニターデビューにもってこいの商品となっています。
【ASTON】
ゲーミングモニター 23.8インチ 75Hz
このモニターの最大の特徴はベゼル(パネル周りのフレーム)が薄いため、インチ以上に迫力のあるグラフィックを堪能できる点です。
また、ベゼルが薄いことでモニター全体としては小さくなっており、スッキリした印象です。
画面のちらつきが発生しづらい機能も付いており、長時間プレイでも目の負担を軽減できます。
【BenQ】
モニター ディスプレイ GL2480 24インチ
フルHDでTNパネルを採用したゲーミングモニターです。
このモニターはHDMI, DVI, D-subと3種類の出力端子あり、このモニター1台でパソコンとPS4などを切り替えながら使用できます。
また、背面はスッキリとした形になっており、中でもスタンドの中にモニターケーブルを隠すことができ、デスク周りはスッキリします。
【KOORUI】
モニター ディスプレイ KS24N1 23.8インチ
あまり聞き馴染みのないKOORUIというメーカーのコスパ最強ゲーミングモニターです。
中国の半導体ディスプレイ最大手であるHKCという会社が作ったブランドで、強みは何といってもこの価格でベゼルも薄く、178°の広視野角IPSパネルを採用している点です。
有名メーカーじゃないと不安だなと思うかもしれませんが、なんと3年保証が付いているのでアフターサポートも充実しています。
75hzの人気ゲーミングモニターおすすめ5選
【Acer】
ゲーミングモニター Nitro 23.8インチ VG240Ybmiifx
真っ先におすすめするのはAcerからNitroシリーズです。
Acerのゲーミングモニターってベゼルが薄くスタンドも細めだけれど安定感がありますし、それだけではなく驚くほどにモニター自体も薄く軽量で、デスク周りがスッキリします。
スペックも当然申し分なく、背面のボタンを押すと画面内にウィジェットが表れて直感的な操作でモニターの表示設定や画面分割設定が出来ます。
【ASUS】
ゲーミングモニター VP248H 24インチ
サイズも手ごろなゲーミングモニターです。
最大の特徴はASCRテクノロジーを搭載しており、ディスプレイ自体が表現できるコントラスト比を拡張する設定がON/OFFできる点です。
例えば全体的に暗いゲームをプレイする際はASCRをONにしてコントラストを高めて明るく見えるようにすることが可能です。
意外とゲーム内の設定だけだとあんまり明るくならなかったりするので、そういった便利機能が付いていると大変助かります。
【グリーンハウス】
27インチ 液晶ディスプレイ フルHD ADSパネル 超薄型 GH-GLCC27FA-SV
先ほどのパネル紹介では出てきてこなかったADSパネルを搭載しており、圧倒的に発色が良くゲームだけではなく動画や映像なども綺麗に見えるゲーミングモニターです。
そして27インチで大画面。
ゲームへの没入感を更に高めてくれます。
応答速度も3段階設定が可能で14ms、6ms、5msとなっており、一般的なゲーミングモニターの応答速度とも言われている5msもしっかり押さえています。
【LG】
モニター ディスプレイ 27QN600-BAJP 27インチ
IPSパネルを採用した27インチゲーミングモニターで、WQHD(2560×1440)と解像度が高く、フルHDと比べると表示領域が約1.8倍の差があります。
作業効率UPと精細な映像を表示が出来るようになるので、ゲームだけではなくクリエイターの作業用モニターとしても重宝されています。
内蔵スピーカーは付いていないので注意が必要です。
【アイ・オー・データ】
ゲーミングモニター 29インチ(75Hz) GigaCrysta EX-LDGCWF291SDB
最後は規格外ですがPS5・PS4に対応しており、応答速度も1.4msのかなり横に長い29インチモニターです。
とても大きなモニターですが、上下左右何処から見ても綺麗に見えるADSパネルを採用しており、見えづらい部分がほどんとありません。
また、ゲーミングモニターとしてのありとあらゆるテクノロジーを搭載しており、75Hzモニターの中では最強スペックと言っても過言ではありません。
FPSゲームだけに特化するならほかのモニターもございますが、ゲームだけでなく様々な場面での活躍が期待できます。
まとめ
PS4やNintendo Switchなどのコンシューマー向けゲーム機で遊んでいる方に向けたゲーミングモニターまとめでした。
「コンシューマー機はどうせ60Hzまでしか出ないなら…」と考えて60Hzモニターの中からしか選ばずに、75Hzモニターも選択肢に入れるのも一つの手です。
75hzのゲーミングモニターの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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