ゲーミングPCはデスクトップ型だけではなく、実はノートパソコン型も存在していて、現在は数多くのメーカーから「ゲーミングノートPC」として販売されています。
通常のゲーミングPCよりも比較的安いモデルが多く、選び方さえ間違えなければコスパ最強の激安ゲーミングノートPCが購入可能です。
少しでも安くゲーミングPCデビューをしたい場合、間違いなく選択肢の一つに入ってきますので、この記事を参考にしていただければと思います。
- PCゲーム歴15年
- 中古PC組立・販売会社に勤務
幼少期からゲームが大好きで、10代後半に初めてゲーミングPCを購入し、そこからPCゲームにのめりこんでいきました。 遊ぶゲームのジャンルは多岐に渡り、流行りのゲームは遊んでみるタイプです。
目次
ゲーミングノートPCは高い安いで何が違う?デメリットは?
高い安いで何が変わるのか?
ゲーミングノートPCの金額の違いでなにが変わるのか?主な違いをまとめてみました。
違う点
- モニターのリフレッシュレートやサイズが違う
- 内部のパーツのスペックが違う
- 排熱性能
- 拡張性
一般的なミドルゲーマー向けのゲーミングノートPCは大体15万円以上の価格設定がされている場合が多く、その代わり上記の項目が優れている場合がほとんどです。
しかし、なるべく安い予算でゲームを遊びたい!という方にとってはミドルゲーマー向けのゲーミングノートPCでも高く感じるでしょう。
安いゲーミングノートPCを買うメリット
単純に新しいPCが安く手に入るということ以外にも以下のようなメリットがあります。
メリット
- 安価でも普通のノートPCよりグラフィック性能などが高い
- ゲームなどの設定を調整することで快適にゲームをプレイできる
- 外出先でもゲームが出来たり、重い処理を必要とする作業にも対応できる
安価なゲーミングノートPCのモニターでもリフレッシュレートが高いモニターが使われていることがあり、更には描写が綺麗であったりと、普通のノートPCとは全然違います。
ゲーム内のグラフィック設定次第でより快適にゲームをプレイ出来ますので、自分が遊びたいゲームの推奨スペックなどと照らし合わせて探してみると良いでしょう。
安いゲーミングノートPCを買うデメリット
安いゲーミングノートPCにも当然デメリットはあり、一般的に考えられるデメリットは下記のとおりです。
デメリット
- 遊びたいゲームによってはスペックが足りず思い通りに動かない可能性もある
- ゲーム自体のアップデートが進むにつれてスペックが足りなくなる可能性がある
- コスパの良いゲーミングノートPCを買うために知識が必要
- 排熱性能が低いことが多い
まず確認しなければならないのが、自分が遊びたいゲームの最低動作環境を確認するところから始めます。
その後、それに見合うPCを探すこととなるのですが、コスパの良いゲーミングノートPCを買うには、それなりの知識が必要です。
ゲーミングノートPCの相場価格!安い・コスパの基準は?
ゲーミングノートPCのミドルゲーマー向けが大体15万円程度とお伝えしましたが、これでも更に安いと10万円~になるかと思います。
10万円を切っているケースは非常に稀で、かなり商品数が少なく、スペックも下がっていきます。
主に価格を上げているパーツは「CPU」と「グラフィックボード(GPU)」です。
これらのパーツを高性能にしようとするほど、全体の価格が高くなっていきます。
これがとても難しく、知識が必要な部分となります。
安いゲーミングノートPCを選ぶ際に抑えるポイント
なるべく安いゲーミングノートPCを選ぶ際に抑えておきたいポイントは下記の通りとなります。
- モニターのリフレッシュレートやサイズ
- CPUとグラフィックボード
- メモリとストレージ
- 拡張性と排熱性能
モニターのリフレッシュレートやサイズ
モニターにはサイズがあり、現在のゲーミングノートPCの主流だと15.6インチ程度のサイズが中心かと思われます。
それに加えてリフレッシュレートというものがあり、120Hzや144Hzや240Hzなどと表記されているのですが、当然この数値が上がれば上がるほど高価になります。
普通のノートPCは60Hzです。大抵のゲーミングノートPCだと、60Hzを超えていると思います。
リフレッシュレートが高いと画面が滑らかに描写されるため、動きの激しいFPSなどのゲームにおいて、とても有利に働くことが多いです。
他のパーツや予算との兼ね合いもありますが、ここは120Hz以上を選んでおきたいところです。
CPUとグラフィックボード
スペックを選ぶ際に真っ先に確認したい項目がCPUとグラフィックボードです。
まずCPUにおいては「Intel Coreシリーズ」と「AMD Ryzenシリーズ」があり、コスパの面で言うとAMD Ryzenシリーズの方が勝ります。
ゲームをする場合、IntelならばCore i5以上、AMDならRyzen5以上をおすすめします。
グラフィックボードはその名の通り、グラフィック性能に関わってくるパーツですが、デスクトップPCのような大きいグラフィックボードは物理的に搭載できない為、性能は低くなっていることが多いです。
最近のグラフィックボードは「RTXシリーズ」が多く、性能は良いのですが高いため、選ぶとすれば「GTXシリーズ」をおすすめします。
メモリとストレージ
次にメモリとストレージですが、意味を間違えやすいので気を付けましょう。
メモリについてですが、一時的にデータなどを保存しておくパーツのことで、この容量が大きいほど、一度に処理できるデータが増えます。
メモリは最低でも8GBが搭載されていますが、ゲームのことを考えるならば16GB以上が好ましいでしょう。
ストレージについてですが、大きく分けてHDDとSSDの2種類があります。
現在はSSDが主流となっており、何よりデータの転送が高速に行えるため、Windowsの立ち上げやゲームの読み込みなどが速くなります。
容量は出来れば512GB以上がおすすめです。
拡張性と排熱性能
拡張性とは、メモリやSSDなどの内部パーツを追加したいときに、まだ取り付ける箇所があるのか、そもそも簡単に交換出来るのか、ということです。
基本的にはノートPCというのは狭い空間にパーツがひしめき合っており、パーツ交換や追加が難しく、ネジも多く大変です。
しかし、最初から16GB以上のメモリを選んでおけばその心配もいらないので気にしなくて良いでしょう。
排熱性能については、ゲーミングノートPCで大事なことで、CPUやグラフィックボードを効率良く冷やす必要があり、ゲーミングノートPCの内部には熱がこもりがちになります。
高性能なファンがついていたり、冷却用のヒートパイプが複数搭載されていると冷却性能が高いといえます。
安いゲーミングノートPCおすすめ8選
【iyama】
LEVEL∞ LEVEL-15FH120-i5-UXSX-M
これ以上安いゲーミングノートPCとなると、中古しか考えられません。
グラフィックボードは搭載されていないものの、「Iris Xe Graphics」というIntelのCPUに搭載されている中でも高性能な内蔵GPUです。
しかし、遊ぶゲームにもよりますが、ゲーム内のグラフィック設定を相当下げないと遊ぶのには厳しそうです。
それ以外のスペックに関しては全く問題ないでしょう。十分です。
【Dell】
G15(5510)Windows 11 Home搭載
有名メーカーのDELLが出しているコスパだけで考えたら最強のゲーミングPCです。
ゲーミングPCにおいてグラフィックボード付きで最低限のスペックに抑えたモデルです。
グラフィックボードが搭載されているのは申し分無いかと思いますが、メモリ8GBがやや不安材料かなと思います。
また、他と違う点はWindows11が搭載されている点です。
遊びたいゲームについて調べて、Windows11にも対応していたら、ゲーミングPCデビューには丁度よさそうではあります。
【GALLERIA】
RL5C-G50
ゲーミングPCと言えばガレリア。BTOパソコンで有名なメーカーです。
BTOパソコンというのは、受注生産品で、いくつかスペックの種類があり、パーツも構成によって異なりますし、予告なく更新されます。
スペックに関して言えば、一昔前の物ですがグラフィックボードが搭載されており、ゲームに適しているといえます。
CPUも代11世代を採用しており、今から一世代前のCPUで性能はピカイチです。
【MSI】
GF63-10SC-043JP
こちらもゲーミングPCでは有名メーカーのMSIが出しているゲーミングPCです。
メモリが8GBにSSDが256GBという点が不安材料ではありますが、足りなければ外付けHDDなどで増設する手もあります。
なにより素晴らしいポイントが、こちらのディスプレイはリフレッシュレート144Hzのゲーミング液晶パネルを採用しており、まさにゲーミングノートPCと言ったところ。
滑らかな描写でゲームを楽しみたい方向けのゲーミングノートPCです。
【ASUS】
FA506IH-R7G1650F TUF Gaming A15 FA506IH
ゲーミングモニターなどを出しているASUSから発売されているTUF GamingシリーズのゲーミングノートPC。
先ほども話に出ていたコスパのいいCPUであるRyzenシリーズを搭載。
このあたりの価格になってくるとグラフィックボードが搭載されているのは当たり前で、安心してゲームを遊べます。
冷却性能も申し分なく、強力なデュアルファンとヒートパイプ、ヒートシンクが付いており、長時間ゲームを遊んでいても熱くなりすぎない設計になっています。
【GIGABYTE】
G5 GD-51JP123SH
スペックとコスパの両方を兼ねそろえたゲーミングノートPC。
この金額でRTX 3050を搭載しているゲーミングノートPCが存在していたことに驚きを隠せません。
先ほどまで良く目にしていたGTX 1650と性能差はハッキリしており、なおかつメモリスロットももう1スロットの空きがあり、増設も可能。
まずは購入しておいて、お金に余裕がでた頃合いでメモリを増設するのも手かもしれません。
【Acer】
ゲーミングノートパソコン Nitro 5
購入の際にスペックがいくつかの中から選べるという特殊なゲーミングノートPCです。
このパソコンの特徴と言えば、なんといってもストレージが2つ搭載されています。
SSDとは別にHDD 1TBも搭載されている為、ゲームやデータの保存に適しています。
こちらもデュアルファン搭載、排気口は4か所、キーボードの面から吸気出来る方式になっており、冷却性能も完備しています。
【Lenovo】
IdeaPad Gaming 360
LenovoからもゲーミングノートPCが発売されていたのが意外でした。
スペック的には平凡かなとは思いますが、大口径ファンを搭載していながらも静かで効率的な冷却を実現しています。
キーボードの形が特殊で、若干キートップが丸みを帯びていて打ちやすそうな形状です。
また、キーストロークが1.5mmと浅く、正確なタイピングが可能となっています。
Microsoft Office Home&Business 2019が標準搭載されていて、ビジネスとの併用も可能です。
まとめ
高性能で高単価なゲーミングPCか、比較的安価でスペック的には選ぶ範囲が狭くなってしまうゲーミングノートPCか。
もっと高いゲーミングノートPCも存在しますので、一度スペックや金額を覗いてみて、上記のおすすめ8選と見比べてみるのも良いかもしれません。
安いゲーミングノートPCの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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