ゲーミングPCやPS4やNintendo Switchでゲームをする機会がとても増えてきている方も多くなってきたかと思います。
色々なゲームを遊んでいる中で、ゲーム中のBGMや環境音をより聴きやすくしたいと考えた場合、現在の環境はどうでしょうか?
断トツで多いのが、テレビやスピーカーから音を出している場合が多く、テレビやスピーカーとの距離によっては聞こえづらいことがあります。
次に出てくる選択肢としては、ヘッドホン・ヘッドセット・イヤホンなどの周辺機器となりますが、この中でもゲームに特化した「ゲーミングヘッドセット」というデバイスです。
しかし、「ゲーミング」と付くと、どうしても金額的に高いなぁという印象があるかと思いますが、意外とそんなこともなく、比較的安くてコスパのいいゲーミングヘッドセットも多数存在します。
今回は、ゲーミングヘッドセットと普通のヘッドセットの違いなども含め、おすすめのゲーミングヘッドセットを紹介していこうと思います。
- PCゲーム歴15年
- 中古PC組立・販売会社に勤務
幼少期からゲームが大好きで、10代後半に初めてゲーミングPCを購入し、そこからPCゲームにのめりこんでいきました。 遊ぶゲームのジャンルは多岐に渡り、流行りのゲームは遊んでみるタイプです。
目次
- 1 ゲーミングヘッドセットとは
- 2 ゲーミングヘッドセットは高い安いで何が変わる?
- 3 ゲーミングヘッドセットの相場価格!安いの基準は?
- 4 ゲーミングヘッドセットの基本的な選び方
- 5 コスパ最強!安いゲーミングヘッドセットおすすめ10選
- 5.1 HyperX Cloud Stinger Core
- 5.2 Corsair コルセア HS45 SURROUND Carbon SP890
- 5.3 HyperX Cloud Silver HX-HSCL-SR/NA
- 5.4 Logicool G ロジクール G G335
- 5.5 Logicool G ロジクール G G435 ワイヤレス
- 5.6 Razer Nari Essential THX RZ04-02690100-R3M1
- 5.7 Logicool G ロジクール G G533
- 5.8 Razer Kraken X マーキュリーホワイト
- 5.9 Razer Kraken Kitty RZ04-02980100-R3M1
- 5.10 Logicool G ロジクール G G733
- 6 まとめ
ゲーミングヘッドセットとは
そもそもゲーミングヘッドセットとは、その名の通り、ゲームをする際に使うヘッドホンのことなのですが、マイクが一体化しているデバイスのことを指します。
ヘッドホンとマイクが一体化したデバイスは、古くから存在していますが、eスポーツの影響からか、一般的に使われることが増えてきました。
ゲーマーにとってゲーミングヘッドセットは必需品といっても過言ではなく、何故ならば以下のメリットがあり「使わない手は無い!」くらい便利なデバイスです。
必要な理由
- 臨場感のある音を楽しめる。特にFPSでは足音が良く聴こえる
- 音量によって家族や近隣住民の迷惑にならない
- マイク付きでボイスチャットも楽しめる
- 実はパソコンだけではなく、PS4やNintendo Switchでも使用可能
ゲーミングヘッドセットを使っているか否かで、ゲームを有利に進められる可能性もあります。
ゲーミングヘッドセットは高い安いで何が変わる?
「ゲーミングヘッドセットを買ってみよう!」と思って、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで検索をしてみると、似たような商品なのに金額が大きく違っていることが分かります。
勿論、有名メーカーであれば価格が上がってしまう傾向にありますが、それ以外に何が違うのか、何が変わるのかを、いくつかまとめます。
挙げるとキリが無くなってしまいますが、大まかな違いは以下の通りです。
違う点
- 音質と聴こえやすさ
- マイクの性能
- 重量と装着感
- 接続方法の違い(ワイヤレスなのか有線なのか)
- 対応デバイスの種類
- 機能面
後ほど、ゲーミングヘッドセットの選び方と合わせてまとめます。
ゲーミングヘッドセットの相場価格!安いの基準は?
ゲーミングヘッドセットの相場ですが、人それぞれ価値観が違いますので、どの程度なら安いかというラインについては個人差があるかと思いますが、2,000円~3,000円あたりが「安い」の基準になってきます。
価格は一気に上がりますが、5,000円程度の商品くらいから音質や使い勝手の良さが向上していく印象があります。
「ただ安いゲーミングヘッドセットが欲しい」場合は、2,000円~3,000円あたりを選び、「コスパの良さ」を求めるのであれば5,000円程度が予算になるかなと思います。
安いゲーミングヘッドセットを選ぶ場合でも、なるべく知名度があったり聞いたこと、見たことのあるメーカーやブランドを選ぶと良いでしょう。
ゲーミングヘッドセットの基本的な選び方
大体の価格帯が分かったところで、次は基本的な選び方について下記のポイントでまとめていきます。
- 音質と聴こえやすさ
- マイクの性能
- 重量と装着感
- 接続方法の違い(ワイヤレスなのか有線なのか)
- 対応機器の違い
- 機能面
音質と聴こえやすさ
第一に重要な事柄だと思います。
ゲーミングヘッドセットの音質において、当然良いことに越したことはありません。
音質については大まかに分けると以下のように分かれており、メーカーやモデルによって様々あるので、遊ぶゲームであったり好みによって選ぶと良いでしょう。
ポイント
- クリアに聴こえる音質
- 重低音が聴き取りやすい音質
特にFPSや敵の位置などが重要なゲームであると、低音が聴き取りやすい方が足音などが聴こえやすくなり有利に立ち回れます。
また、聴こえやすさについてですが、言い換えると「立体感」となります。
これは、サラウンドシステムが充実しているゲーミングヘッドセットだと、音の鳴っている方向が把握しやすくなります。
2.1chや5.1chなど種類が様々で、数字が大きければ大きいほど多方面からの音を聴き分けることが可能になりますが、そのぶん価格は上がっていきます。
また、ノイズキャンセリング機能が付いていると周囲の音が聴こえにくくなりゲームへの没入感や音の聴き取りやすさに関わってきますが、こちらも付いているか付いていないかで価格が大きく変動します。
マイクの性能
近年、LINE通話やDiscordなどの通話アプリで友達と話しながらゲームを楽しんだり、ゲーム内のボイスチャットを利用している方も増えてきています。
マイクにも種類があり、基本的には自分の声さえ相手に届けば問題が無いので「単一指向性のマイク」がとてもおすすめです。
単一指向性とは、一つの方向からのみの音を拾うという意味です。横や反対方向からの音を拾いづらくしてくれます。
それだけではなく、安価なゲーミングヘッドセットのマイクは性能が悪いことが多く、ちゃんと接続しているのにノイズが入ってしまったり、籠ったような声になってしまったりする場合があるので注意が必要です。
重量と装着感
ゲーミングヘッドセットは、イヤホンと違い長時間、頭に装着することになることが多く、装着感はとても重要なポイントと言えます。
装着感とは主に以下などがあります。
ポイント
- 締め付けの強さ
- 耳に当たる部分のイヤーカバーの硬さ
- ヘッドバンド部分の長さ調整が可能か
- 頭のサイズに合っているか
締め付けがキツすぎると頭痛の原因になったり、逆に緩いと滑ってズレてしまい安定しません。
また、イヤーカバーが固いと耳が痛くなり長時間の装着が苦痛になります。
イヤーカバーについては、密閉型と開放型がありますので、好みので選ぶと良いでしょう。
重量に関しても同じで、ゲーミングヘッドセットはマイクもついておりサイズ感もとても大きいです。
使用している材質によってはとても重く、重いデバイスを使い続けると肩こりや首こりなどにも繋がりますので、なるべく軽量のものを選ぶと良いでしょう。
接続方法の違い(ワイヤレスなのか有線なのか)
接続方法はワイヤレス(無線接続)と有線接続がありますが、どちらもメリットとデメリットがあります。
ワイヤレスのメリットとデメリット
メリット
- 配線が無いためゲーム中に邪魔にならない
- イコライザーの設定が出来る商品が多く、好みの音質に仕上げることが可能
デメリット
- バッテリーの充電が必要なので、長時間装着する際はバッテリー切れに注意
- 場所や環境によっては音の遅延が発生することがある
- USB接続が出来ないゲーム機器には使用できない(USB接続のドングルとセットになっていることがほとんどなので)
- どうしても価格が高くなってしまう
個人的なワイヤレスモデルのメリットとしては、装着したまま席を離れることができるので非常に楽です。
有線接続のメリットとデメリット
メリット
- ワイヤレスとは違い、遅延とは無縁で安定する
- USB接続タイプもあれば、3.5mmプラグのタイプもあり汎用性の高さ
デメリット
- イコライザーの調整が出来ない。ただし、別売りのアンプやサウンドカードがあると劇的に性能が上がる
- 配線が邪魔もしくは微妙に足りないなど、環境によっては不自由な部分もある
アンプやサウンドカードについては有線接続であれば是非一緒に導入したいデバイスです。
なお、だいたいのモデルは同スペックで有線とワイヤレスを出しており、性能差はありませんので、使い勝手を取るかコスパを取るかの違いとなります。
対応機器の違い
パソコンでゲームをするのか、PS4なのか、Nintendo switchなのかで選択出来る種類が変わってくるかと思います。
更には、USBタイプでないと使えないのか、3.5mmプラグタイプでないと使えないのかという問題もございます。
気になるゲーミングヘッドセットがある場合は、モデル名と合わせてPS4などで使えるかどうかも口コミで調べてみると良いでしょう。
機能面
安いものと高いものでは、機能の多さや種類に違いがあり、便利な機能が付いています。
ボタン一つでマイクミュートをON/OFFが出来たり、手元で音量調整が出来たり、ノイズキャンセリングのON/OFFが付いていたりします。
正直この辺りは便利機能なだけで必須では無いので好みですし、価格に大きな差は無かったりします。
コスパ最強!安いゲーミングヘッドセットおすすめ10選
ここからはワイヤレス、有線接続どちらも合わせておすすめ10選を紹介します。
HyperX Cloud Stinger Core
HyperXで最安値のゲーミングヘッドセットで、オーディオコントロール付でPCをはじめ、PS5やPS4、Switchと対応機種が多く、色々なデバイスでゲームをする方におすすめです。
接続方法は有線で3.5mmプラグとなっており、調整部分に使われている素材もスチールとなっていて、軽量感もあります。
安価なのに音質は良く、ゲーミングヘッドセットのデビューにもってこいとの口コミも見受けられます。
Corsair コルセア HS45 SURROUND Carbon SP890
PCやモバイルデバイス、PS4、Nintendo Switchに対応しており、パソコン接続時のみとなってしまいますが付属USB変換コネクタを使うことで簡単に7.1chバーチャルサラウンドに対応してくれます。
気軽に高音質、臨場感のある音響を楽しめます。
特徴的な部分としては、着脱可能なノイズキャンセリングマイクを搭載しており、邪魔な時は取り外しておくことでゲームの邪魔をしない設計になっています。
ゲーミングヘッドセットでマイク位置が動かせなかったり、ずらせないものは使いづらい傾向にあるため、とても助かります。
こちらもパソコン接続時のみとなりますが、「iCUE」というソフトを使用することでより聴き取りやすい自分好みの音質に変えることが出来ます。
HyperX Cloud Silver HX-HSCL-SR/NA
有線接続でケーブル上にオーディオコントロールが付いており、手元でマイクミュートのON/OFFが可能となっており、使い勝手抜群です。
また、耐久性に優れたアルミフレームで軽量もあり、低反発クッションとイヤークッションが着用時のストレスを最小限に抑えてくれます。
この価格帯では珍しいノイズキャンセリングマイクが装着されており、取り外しも可能。
ケーブルの長さは1.3mあり、それでも足りない場合は付属の延長Y字ケーブル(2m)で、かなり遠くまで配線を伸ばすことが可能です。
Logicool G ロジクール G G335
有線接続のゲーミングヘッドセットです。
数あるゲーミングヘッドセットの中でも締め付け感が少なく、長時間使用していても頭や耳周辺が痛くなりづらい設計になっております。
その理由としては、小型であり軽量な部分と、ヘッドバンドと呼ばれる部分にソフトな弾力の素材を使用しているためです。
特に設定もいらず、接続するだけですぐに使用可能です。
カラーも3色展開で周辺機器と合わせて選ぶことが出来る点もポイントが高いと思います。
Logicool G ロジクール G G435 ワイヤレス
ワイヤレスと低遅延Bluetooth接続を備えたゲーミングヘッドセットです。
パソコンやPS4などとはUSBドングルにてワイヤレス接続、スマホには低遅延Bluetooth接続が可能です。
Bluetooth接続というのは基本的に遅延が大きく発生しやすいのですが、こちらのG435は極限まで遅延を減らした設計となっています。
とんでもない特徴が2つあり、1つは無線ゲーミングヘッドセットなのに、わずか165gの超軽量で、疲労感を感じにくいところです。
2つ目は、なんと雑音を低減するマイクを内蔵しているため、マイクアームが無いんです。
その分軽量にもなっており、クリアな音声を相手に届けることが出来ます。
マイク内蔵型のヘッドセットはとても珍しいため、選択のポイントの一つになるでしょう。
また、バッテリーの容量も多く、最大で18時間程度の使用が可能ですので、よほどのことが無い限りはバッテリー切れを起こす心配は無さそうです。
Razer Nari Essential THX RZ04-02690100-R3M1
接続方法はUSB接続によるワイヤレスとなっており、取り回しの良さはピカイチです。
回転式イヤーカップと自動調整式のヘッドバンドにより、様々な頭部の形状にフィットしやすく、またアイウェアチャンネルを搭載しておりメガネ着用時の圧迫感を軽減してくれます。
メガネを付けていて、ヘッドセットだとどうしても痛くなってしまうことを気にされている方にはおすすめの商品です。
また、唯一無二の特徴としては、冷却ジェル注入型イヤーパッドというものがあり、長時間のゲームでも熱がこもらずとても快適です。
Logicool G ロジクール G G533
こちらも接続方法はUSB接続によるワイヤレスとなっており、なんと折り畳みまで可能。
どうしても邪魔になりがちなゲーミングヘッドセットをコンパクトに収納することが出来て、デスク周りもスッキリします。
DTS Headphone:X 7.1 サラウンドを採用しており、360度どこの音も聞き漏らすことなくゲームに集中できます。
超低遅延のワイヤレス接続となっており、15m程度であれば混信や音飛び、遅延を気にせず安定した接続が可能です。
Razer Kraken X マーキュリーホワイト
Razerと言えば黒に緑のマークが特徴的ですが、こちらはホワイトがベースでレアカラーとなっています。
あまり日本では使われていないように感じます。
価格はかなり高くなっていますが、ノイズキャンセリングであったり超軽量、コードにではなくヘッドセット本体にオーディオコントロール装着など、価格に見合った商品となっています。
個人的ではありますが、見た目が一番好きなゲーミングヘッドセットです。
Razer Kraken Kitty RZ04-02980100-R3M1
接続方法はUSB接続で有線タイプとなっております。
こちらの一番のおすすめはなんと!ねこみみが付いていますし、RGBライティングでネコミミとイヤーカップ部に専用のアプリを用いて個別に設定できるRazer Chromaライティングを搭載。
カラーもピンク・ブラックの2色展開で女性人気が高そうな商品です。
もちろんRazerの中でもトップクラスのスペックですのでご安心ください。
マウスやキーボードなどと合わせて光らせてみると統一感がありかっこよくなりそうです。
Logicool G ロジクール G G733
ロジクールの中でもハイエンドモデルのゲーミングヘッドセットです。
デザイン性もさることながら、Logicool G 史上最高峰のワイヤレステクノロジーである「LIGHTSPEED」がヘッドセットに搭載されて登場。
マイク性能・音質・重量や着け心地、どれをとっても一級品で、快適なゲームライフをサポートしてくれます。
1度のフル充電で29時間使用可能(RGBオンの状態でも20時間)で、充電切れの心配は全くございません。
寝てる間に充電しておくだけで、一日中使用可能です。
長時間配信者やプロゲーマーに向けて作られた最高級品ですが、予算に余裕があれば検討の余地ありだと思います。
まとめ
あまりにも種類の多いゲーミングヘッドセットと普通のヘッドセットの違いや特徴についてまとめてご紹介しました。
口コミなどを参考にしながら、実店舗で試着や試聴が出来るならば是非試してみることをおすすめします。
ゲーミングヘッドセットで更にゲームが面白くなること間違いなしなので、この記事を参考に、自分に合ったお気に入りのゲーミングヘッドセットを見つけてみてください。
安いゲーミングヘッドセットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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