昨今のキャンプスタイルではロースタイルが主流となってきました。
これまでは一般的なリビングテーブルなどと同等の高さであるハイスタイルのテーブル、それに合わせた高さのハイチェアが主流でした。
ハイチェアは普段使用している一般的な椅子と似たような高さで作られているため立ち上がったり座ったりの動作も楽にできるメリットがあります。
しかし、キャンプ場やアウトドア用品店の椅子を見てみるとほとんどのものがローチェアです。
今回はローチェアがなぜ昨今のアウトドアシーンで広まっているのか、おすすめの製品と合わせてご紹介させていただきます。
目次
- 1 【ソロキャンプ】ローチェアとは
- 2 ソロキャンプでローチェアを使うメリット・デメリット
- 3 ソロキャンプに適したローチェアの選び方
- 4 ソロキャンプ用ローチェアおすすめ10選
- 4.1 【ヘリノックス】タクティカルチェア
- 4.2 【ヘリノックス】アウトドア グラウンドチェア(1822229)
- 4.3 【Moon Lence】アウトドアチェア グラウンドチェア
- 4.4 【DOD】SUGOISSU(C1-774-TN)
- 4.5 【ハイランダー】ウッドフレームチェア
- 4.6 【コールマン】コンパクトフォールディングチェア(2000033562)
- 4.7 【DOD】スワルエックスハイ(C1-592-TN)
- 4.8 【BUNDOK】焚き火チェア(BD-111)
- 4.9 【キャプテンスタッグ】ロースタイル リクライニングチェア(UC-1502)
- 4.10 【ロゴス】Tradcanvasポータブルあぐらチェア
- 5 まとめ
【ソロキャンプ】ローチェアとは
ローチェアとはハイ(高い)チェアに対して座面が低い(ロー)位置に設定された椅子です。
一般的にリビング用の椅子や事務用の椅子として使用されている椅子の多くはハイチェアの高さにあたります。
高さについて明確な定義はありませんが、一般的に販売されているローチェアの多くは座面の高さが30cm〜35cmほどの高さに設定されています。
ソロキャンプでローチェアを使うメリット・デメリット
メリット
ローチェアの最大のメリットと言えるのが、ハイチェアと比較して非常にコンパクトかつ軽量な点です。
特にソロキャンプを楽しまれる人にとって道具の軽量化はとても重要になります。
車での移動を主として、キャンプサイトから車までの距離が近い場所であれば多少道具がかさばったり重くなったりしてもそれほど影響はないかもしれません。
しかし、キャンプサイトから駐車場までの距離が遠い場合には、荷物が重くてかさばってしまうとなかなか大変です。
またローチェアはハイチェアと比較してより地面との距離が近いことも大きなメリットです。
日常から離れて自然をより近い距離で楽しみたい方にとって、ローチェアは欠かせない存在です。
デメリット
軽量かつコンパクトで非常に優秀なローチェアですが、デメリットも存在します。
中でも大きなデメリットとして挙げられるのが、立ち上がりが面倒な点です。
先ほどメリットの中で地面との距離がより近いという点を挙げましたが、この点がデメリットとなり立ち上がりの際にエネルギーを消費します。
普段座っている椅子から立ち上がるよりも地面から直接立ち上がる時の方がより大きなエネルギーを消費しますよね。
一瞬の行動なので気にならない方もいらっしゃるかと思いますが、1日の中での立ち上がりがどのくらいあるか想定すると、多少なりとも足腰に負担は受けそうです。
ソロキャンプに適したローチェアの選び方
なるべく軽量なものを選ぶ
せっかくローチェアを選ぶなら、その長所を最大限に生かした軽量なものを選びましょう。
ローチェアは形状にもよりますが1kg〜4kg程度の重さのものが多く販売されています。
中には軽いものだと1kg未満のローチェアも存在します。
素材もローチェアによって様々なものが使用されておりますが、フレームに関しては軽量かつ丈夫なアルミ素材がおすすめです。
フレームに木材を使用しているものはそのナチュラルな印象から自然に溶け込んだ素敵なデザインのものが多いですが、その反面重さが増してしまいます。
コンパクトに収納できるものを選ぶ
ローチェアは本体をそのままたたんで薄くまとめることができるものと、フレームと座面を外してコンパクトにまとめられるものがあります。
ソロキャンプで特におすすめしたいのはフレームと座面を外せるタイプのローチェアです。
このタイプはショックコードで繋がれたフレームをコンパクトに折りたたむことができるので、本体をそのままたたむチェアよりも圧倒的にコンパクトにまとめることができます。
大きめのザックであればそのまま詰め込んだり、またはロープやカラビナでザックにくくりつけて持ち運ぶこともできるので大変便利です。
人気のある実績メーカーで選ぶ
ローチェアを調べてみると似たような形状の製品でも様々なメーカーから様々な価格帯で販売されており、どれを買えば良いのかわからないという方も多いかと思います。
そのような方は自分の知っている、あるいは聞いたことのあるメーカーの製品を選ぶことも方法の一つとしておすすめです。
形状がほぼ同じなのに圧倒的に低価格な製品の中には良品もありますが、生地の縫製が甘くほつれが目立ったり、在庫の管理体制が悪く新品なのに汚れや傷が確認されるケースもあります。
ある程度人気の有名メーカーであれば管理体制も整っているためそのようなリスクも大きく軽減します。
ソロキャンプ用ローチェアおすすめ10選
【ヘリノックス】
タクティカルチェア
ローチェアではすでにお馴染みのブランドのヘリノックスより販売されているタクティカルチェアです。
申し分のない座り心地で安定感があり、また付属のケースに入れることでコンパクトに持ち運ぶことができます。
好みによって単色や柄など豊富なラインナップより選べるのも嬉しいポイントです。
【ヘリノックス】
アウトドア グラウンドチェア(1822229)
タクティカルチェアの快適性を残しながらも重量を大きく抑えたモデルです。
なんとその重量615gと大変軽量となっており、これだけ軽量となっていながらも耐荷重は120kgと申し分ありません。
足は4点で支えているほか、隣接する足同士もフレームで繋がれているため安定感があります。
【Moon Lence】
アウトドアチェア グラウンドチェア
先ほど紹介したヘリノックスのチェアと同様の形状のグラウンドチェアですが、こちらはさらに付属の足を接続することで高さを調節することができます。
使用する場所に合わせて好みの高さに調整できるのは大変嬉しいですね。
また価格もヘリノックスのチェアと比較して大変お安くなっているため、初めてローチェアを購入される方にもおすすめです。
【DOD】
SUGOISSU(C1-774-TN)
デザイン性が高く評価され年々そのブランドファンも増加しているDODのスゴイッスです。
先ほどご紹介したMoon Lenceのローチェアのようにこちらも高さ調節が可能となっておりますが、スゴイッスは4段階の高さ調整が可能となっています。
高さの他にも椅子の角度調整も可能となっており、座面の生地は収納ポケットを備えたコットン素材の機能満載ローチェアです。
【ハイランダー】
ウッドフレームチェア
コスパ最高の人気ブランド ハイランダーより販売されているウッドフレームチェアです。
見た目は木の温もりを感じるナチュラルな印象で、木製のテーブルなどと合わせて使用することでまとまりのあるおしゃれなサイトに仕上がります。
また各パーツを外して付属の収納ケースに入れることで大変コンパクトにまとめることができます。
【コールマン】
コンパクトフォールディングチェア(2000033562)
初心者からベテランまで多くのキャンパーから愛されるコールマンのローチェアです。
フレームはアルミ製で2.1kgと軽量ながらも安定感のある印象です。
また木製の肘掛けも付属しておりデザイン性や快適性も申し分なしのバランス型のローチェアです。
【DOD】
スワルエックスハイ(C1-592-TN)
ローチェアでも快適にリラックスしたいという方におすすめなのがこちらのスワルエックスハイです。
背もたれが高くなっているためリラックスした状態で座ることができます。
安定性の向上を図るためX型のフレームが採用されています。
見た目は大きく見えますが専用のキャリーバックにコンパクトに収めることができるため、バックパックひとつでキャンプを楽しむ際にも十分に持ち運べるローチェアです。
【BUNDOK】
焚き火チェア(BD-111)
低価格かつ丈夫で安心なギアが評価されているバンドックより販売されているローチェアです。
見た目は非常にシンプルで落ち着いたカラーリングに木製の肘掛けがとてもスタイリッシュな印象です。
生地にはコットン素材を採用しているため、焚き火を楽しみながら火の粉で穴が空いてしまう影響などを気にせず安心して使用できるローチェアです。
【キャプテンスタッグ】
ロースタイル リクライニングチェア(UC-1502)
燕三条の有名人気ブランドでありながらも低価格で高品質な製品展開を行なっているキャプテンスタッグのローチェアです。
肘掛け付きの定番なフォルムに加え4段階のリクライニング機能が付いてこの価格はさすがキャプテンスタッグといった印象です。
ソロだけでなく家族で同じものを揃えたいという場合もお買い求めしやすくなっておりおすすめです。
【ロゴス】
Tradcanvasポータブルあぐらチェア
ロースタイルであぐらをかいて座るという他に見ない新しい発想のローチェアです。
従来の製品よりもワイドサイズなのによりコンパクトに収納できる仕様となっています。
体の力を抜いてあぐらをかきながらハイバックの背もたれに身を預けることで、より地面に近い位置で快適にキャンプを楽しみことができます。
まとめ
アウトドア用の椅子はキャンプの快適性を大きく左右する重要な役割を果たします。
重さやコンパクト性、デザイン性や価格面などご自身がどこを重要視するかバランスを考えながらお気に入りのローチェアを選んでみてはいかがでしょうか。
ソロキャンプのローチェアの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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