普段の喧騒まみれの俗世から離れて、ソロキャンプは時間をゆっくり優雅に過ごせることが魅力でしょう。
この優雅な時間に大半の人はティータイムをしながら過ごすのではないでしょうか。
その時に活躍するのが、やかんもしくはケトルです。(狭義では違いがありますがほぼ同じなのでここではケトルという表記で統一します。)
今回はソロキャンプで使用するケトル解説やアイテムの選び方、筆者がおすすめできるケトル10選をご紹介させていただきます。
目次
- 1 【ソロキャンプ】ケトルとは?
- 2 ソロキャンプにケトルは必要?いらない?
- 3 ソロキャンプに適したケトルの選び方
- 4 ソロキャンプ向きケトルおすすめ10選
- 4.1 【Coleman コールマン】ファイアープレイスケトル 2000026788
- 4.2 【snow peak スノーピーク】クラシックケトル1.8 CS-270
- 4.3 【FIRESIDE ファイアーサイド】グランマーコッパーケトル(小) 12113
- 4.4 【CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ】ホーローケットル CSブラックラベル UH-522
- 4.5 【trangia トランギア】325ケトル0.6L TR-325
- 4.6 【CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ】アルミキャンピングケットル UH-4102
- 4.7 【MSR エムエスアール】キャンプポッド ピカ1L 39002
- 4.8 【Coleman コールマン】パッカウェイケトル/0.6L 2000010532
- 4.9 【LOGOS ロゴス】たためるケトル1L 81210305
- 4.10 【Belmont ベルモント】ファイアースクエアケトル BM-293
- 5 まとめ
【ソロキャンプ】ケトルとは?
日本ではやかんという言葉の方が馴染み深いでしょう。
最近では電気ケトルが家庭用調理器具で人気になったのでケトルという言葉も耳にするとは思います。
やかんとケトルは底の形状や高さなど細かく見れば違いはありますが使用用途は同じなので、同じアイテムだと思って頂いて大丈夫です。
そしてケトルの仕事はただ一つ。湯を沸かすことのみです。
また材質や作りによって能力に差はありますが、基本的に保温することができません。
一見すると使用用途に幅のないアイテムです。
しかしこのケトルは材質や作り、サイズなどで大きく使い心地が変わるアイテムでもあります。
このケトルの深い世界を知ることで、また1つキャンプの味を深めることができるそんなアイテムです。
ソロキャンプにケトルは必要?いらない?
極論を言えば不要かもしれません。
先ほど言ったように湯を沸かす能力しかないからです。
ソロキャンプは1つのアイテムでいろいろ兼用し荷物を減らすことも大事なことなのでケトルが不要なのも間違いではありません。
湯を沸かすだけならクッカーやマグカップ、シェラカップ等で代用も可能ですが、無骨なのでお世辞にもおしゃれではないです。
おしゃれに優雅な時間を過ごすなら、ケトルで湯を沸かしドリッパーでコーヒーを淹れ、堪能する時間は何にも代えられず必須でしょう。
快適になる、雰囲気が上質になるなど唯一無二の付加価値を見出せるアイテムなら例え荷物が増えても必須というのはよくあることです。
前にも伝えたようにケトルはそれだけ深みを持たせてくれるアイテムです。
余談ですがミニマルキャンプを心掛けている私ですが、ケトルは絶対に必要派です。
ソロキャンプに適したケトルの選び方
容量・サイズ(コンパクトさ)
ソロキャンプで使用することに着目すると、容量は0.6Lから1.2L程度のケトルを選択すればまず困らないと思います。
お湯を頻繁に使うなどがあれば一度の湯沸かしで事足りるよう大きめの方が便利でしょう。
しかし基本的に容量が増えるとサイズは大きくなりコンパクトではなくなるので注意が必要です。
特徴としてやかん型は底面積が広く高さは低くできており、ケトル型は底面積が狭いですが高さがあります。
更に底面積が広いやかんの方がケトルの型より熱が伝わりやすいので湯の沸騰が早い点だけは考慮する必要があります。
自分のパッキング能力やスペースと相談し総合的に判断することをおすすめします。
素材
アウトドア用のケトルは主にステンレス、アルミ、チタン、コッパー(ブロンズ)、ホーローなどがあります。
基本的に素材の違いに関わらず直火は対応しています。
どの素材も焚火での使用は大丈夫だと思いますが、メーカーの説明には記載されていないもの多々あるので注意が必要です。(自己責任の範疇でお願い致します。)
また取手が本体と同じ素材であれば熱傷に注意し、ラバー素材などで対策されている場合は焚火などで溶ける場合もあるので気をつけなければなりません。
簡単に各素材の特徴はステンレス、コッパー、ホーローは頑丈で重く、アルミ、チタンは軽量です。コッパーやホーロー類はおしゃれなアイテムが多いのも特徴でしょう。
ソロキャンプで使い勝手の良いサイズとなるとステンレス、アルミが大半を占めると思います。
スタッキング性能
ケトル型のアイテムはスタッキング性能を前面に出したものはあまりありません。
ケトル自体の高さがあるのでそのサイズ内であれば中に物を入れられるので手持ちのアイテムで可能なものはスタッキングできるでしょう。
筆者は飲料水などを中にスタッキングして運用しています。
やかん型の場合ブランドによっては同ブランドのクッカーやガスカセット・ストーブ等とスタッキングできるアイテムも販売されています。
ケトルをスタッキングできるとスタッキングが大変楽になるのでおすすめです。
便利機能
ケトルに細かな配慮や工夫がされていると実はとてもありがたいことが多々あります。
火傷対策で取手にラバーが巻かれていることや、注いだ際に蓋が落ちてこないようになっているものもあります。
その他にもケトルを傾けた際に内容量全てが注げるようにされていることや、注ぎ口に蓋がついていることで焚火の灰や臭いがシャットアウトされているなどです。
この便利機能はケトルの使う用途によって必要かどうかか変わってくるので自分のケトルの運用方法で機能を考慮すると良いでしょう。
ソロキャンプ向きケトルおすすめ10選
【Coleman コールマン】
ファイアープレイスケトル 2000026788
材質:ステンレス 重量:570g 容量:1.6L
直火でも焚火でも安心の丈夫なステンレスは定番で、さらにクラシックなケトルのフォルムがおしゃれです。
焚火の灰が中に入りにくいように注ぎ口にも蓋が付いていて痒い所にも手が届きます。
個人的にトライポッドで吊るしても丁度良いサイズ感なのも高評価のポイントです。
コールマンからはスタッキングアイテムは販売されていませんが、中に入るものなら入れられます。
【snow peak スノーピーク】
クラシックケトル1.8 CS-270
材質:ステンレス鋼 重量:690g 容量:1.8L
こちらも直火でも焚火でも安心の丈夫なステンレス鋼で、さらにクラシックなフォルムのケトルです。
容量が1.8Lとかなり大きめなので一度にたくさんの湯を沸かすことができます。
スノーピークからスタッキングアイテムは販売されていませんが、容量は大きいのでいろいろ入れることも可能です。
スノーピーク好きにはオススメできるアイテムでしょう。
【FIRESIDE ファイアーサイド】
グランマーコッパーケトル(小) 12113
材質:真鍮・銅 重量1.1kg 容量:満水3.3L 適正容量2.3L
たっぷりの湯を素早く沸かす風合い豊かな銅製のケトルです。
銅は熱伝導率が高く、底面積をなるべく広げられるデザインにすることによって湯を早く沸かすことができます。
ケトル界隈では高級品ですが、それに見合う存在感を持ち合わせている一品です。
コッパー素材の食器なども揃えると貴族のアウトドアが楽しめるかもしれません。
大容量なのでソロキャンプだと少し荷物になるのは否めません。
【CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ】
ホーローケットル CSブラックラベル UH-522
材質:ホーロー用鋼板 重量660g 容量:満水1.1L 適正容量750ml
酸や塩分に強く腐食しにくいホーロー製ケトルです。
素材もそうですが一番のおすすめポイントは何と言ってもブラックカラーであることでしょう。
ブラックカラーで統一したい方にもそうですし、焚火で使用する方にも向いています。
機能としては蓋が本体と連携していないことや、吊り下げ取手などが付いていないのでそこは注意が必要です。
CSブラックラベルシリーズで食器なども販売されているので一式揃えるとオシャレキャンパーの仲間入りです。(ちなみにホワイトカラーもあります。)
【trangia トランギア】
325ケトル0.6L TR-325
材質:アルミニウム 重量:140g 容量:0.6L
無垢のアルミを使ったクラシックなやかんです。
同ブランド商品であるストームクッカーSサイズ(別売り)のソースパンの中にスタッキングすることができます。
クラシックなやかんスタイルはクッカーなどとの相性も考えられて作られている拘りです。
焚火でガンガン使っても絵になる雰囲気はさすがの一品で、トランギアらしさが感じられるでしょう。
【CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ】
アルミキャンピングケットル UH-4102
材質:アルミニウム 重量:137g 容量:満水700ml
耐食性を備えた硬質アルマイト(陽極処理)をケトルの表面に加工しています。
熱伝導率が高い素材なので湯沸かしが得意でありつつ、取手はステンレス鋼とシリコンで熱電動を抑える素材で火傷対策もされているので安全です。
何より低価格ながら最軽量クラスで容量も適度にありコスパは高いでしょう。
OD缶の110サイズがスタッキングできるので便利です。
【MSR エムエスアール】
キャンプポッド ピカ1L 39002
材質:アルミ(ハードアナダイズド加工) 重量:136g 容量:1L
大容量でありながら最軽量級である作りはさすがMSRと言わざるを得ないでしょう。
注ぎ口は細くゆっくり注げ、水切れもよく水滴が垂れない独自の形状が特徴です。
蓋の材質がコポリエステルなので焚火では使えず、直火でも火力を強くしすぎると蓋が変形するので注意が必要なのが懸念材料でしょう。
コンパクトストーブが内部にスタッキングできるので収納力もあります。
【Coleman コールマン】
パッカウェイケトル/0.6L 2000010532
材質:アルミニウム、ステンレス 重量:150g 容量:約0.6L
熱伝導率が高いアルミニウムを使用しハードアナダイズド加工で傷が付きにくいようになっています。
同ブランドのパッカウェイクッカーセット(別売り)にスタッキングが可能です。
蓋は連携していませんが最後まで注いでも蓋が外れない設計になっています。
価格、性能、スタッキング性能を考えるとコスパ最強アイテムでしょう。
何気にメッシュポーチが付属しているのもありがたいポイントです。
【LOGOS ロゴス】
たためるケトル1L 81210305
材質:ステンレス・シリコン 重量:400g 容量:1L
スタッキング能力はありませんが、一番の特徴は畳めるケトルと言うことでしょう。
パッキングに問題を抱えやすいケトルに於いて畳むことができるのは新しい試みです。
難燃性シリコンを使用しているので直火は大丈夫ですが、焚火は対応していないので注意が必要になります。
パッキングを少しでも収めたい方やカラーリングとアコーディオン機能から誰とも被らないアイテムをお探しの方にはオススメです。
【Belmont ベルモント】
ファイアースクエアケトル BM-293
材質:ステンレス 重量860g 容量1.6L
このユニークな形状はオシャレな面だけかと思いきや、パッキングがしやすくなるようにと考えられたアイテムです。
注ぎ口に蓋が付いているのはもちろんのこと、ストレーナーが付属しているのでコーヒーやお茶煮出しまでできる優れものです。
実用性を考えつつ、注目度間違いなしのデザインはオシャレなキャンパーには目が離せないアイテムでしょう。
まとめ
おすすめケトル10選を紹介させていただきました。
個人的にケトルは実用性よりも雰囲気を高めるアイテムだと思っています。
つまり拘りが詰まったアイテムなので紹介したケトル以外でも、とことん握ってみて自分に一番合うケトルを探してみてください。
あなたのソロキャンプスタイルに合った素敵なケトルを見つけられてください。
ソロキャンプのケトルの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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