サツキマスはルアーでも狙えるターゲットで、ミノーやスプーン、スピナーやメタルジグなどが使用されています。
サツキマスは本流や湖、時に海などフィールドが様々で、そのポイントに合わせてルアーをチョイスしなければいけません。
その場合、ルアーのカラーやサイズなどはどう選ぶのが適切なのでしょうか。
そこで今回はサツキマス狙いのルアーについて、選び方と長良川など人気ポイントでも実績の高いおすすめルアーもご紹介します。
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
- 1 サツキマス用ルアーの選び方
- 2 サツキマス用ルアーおすすめ12選
- 2.1 【ラパラ】カウントダウン(CD7)
- 2.2 【スミス】D-コンタクト72
- 2.3 【デュオ】スピアヘッドリュウキ(70S)
- 2.4 【スミス】チェリーブラッド MD(MD70)
- 2.5 【ティムコ】シュマリ ミディアムランナー(MR88F)
- 2.6 【ラパラ】フローティングジョイント(J7)
- 2.7 【ラッキークラフト】フラッシュミノー(80F)
- 2.8 【ティムコ】 ライトニングウォブラー(56㎜/9.8g)
- 2.9 【ダイワ】レーザーチヌークS(14S)
- 2.10 【タックルハウス】ツインクルスプーン NA(TSNA8.5)
- 2.11 【ダイワ】ブレットン(No.3)
- 2.12 【ジャクソン】鱒男爵 30g
サツキマス用ルアーの選び方
サツキマスは釣れるポイントが様々で、産卵のために遡上するため、食い気が極端に薄い魚でもあります。
それらの特性を踏まえて、サツキマス用ルアーを選ぶポイントを解説します。
ルアーの種類
ルアーの種類はポイントや誘い方によって変わるので、それぞれの適した使い方を把握しておきましょう。
ミノー
サツキマス釣りでは定番のルアーで、シンキング、フローティングどちらも使用します。
ロッドアクションを活かした釣りがしやすく、ポイントに応じたアピールが可能です。
ただし金属系に比べて飛距離は劣るので、遠投が必要な場合は不利なシーンもあります。
スプーン
スプーンはトラウトフィッシングの定番ルアーで、サツキマスでは主に本流や湖での釣りで使用します。
安定したアクションを出しやすく、比重が大きいのでボトムを取る釣りが得意です。
ミノーに比べて価格が安いのもメリットなので、初心者の味方にもなるでしょう。
スピナー
渓流では定番ですが、サツキマス釣りでは出番の少ないルアーです。
直線的な動きしかできないため、ポイントをじっくり攻めるような釣りが不得意だからです。
一方で状況に上手くはまればよく釣れるので、ひとつはタックルボックスに入れておくといいでしょう。
メタルジグ
メタルジグは、主に海でサツキマスが釣れる場合に使用するルアーです。
高比重で飛距離が出しやすく、まれに湖で使用されることもあります。
川ではあまり使用されず、他のルアーでは届かない飛距離が必要な時にのみ使われることが多いです。
カラー
サツキマス釣りの場合、絶対的なルアーカラーは存在せず、アングラー各自が経験則でチョイスしています。
基本的にはアピール系、ナチュラル系、金属(メタリック)系とバランスよく使用されています。
ひとつ定番としてよく耳にするのがメタリックなシルバー系で、フラッシングの強いルアーをベースカラーとする方も多いです。
サツキマス狙いでハンドメイドミノーの人気が強いのも、アルミの金属光沢を好んでのことでしょう。
また、サツキマス釣りができる本流のいくつかでは鮎が生息していることもあり、ミノーでは鮎カラーが定番です。
それ以外でも、チャートなどトラウトの定番カラーの釣果も安定して聞かれるので、幅広いカラーを用意しておくのがおすすめです。
水の濁りや時間帯、レンジによってもヒットカラーが変わることもあります。
その点スプーンであれば比較的価格が安く数を用意しやすいので、カラーバリエーションを用意したい場合に頼るのもおすすめです。
サイズ
本流や湖でのトラウトフィッシングは、一般的に大型のトラウトが狙えるため、比較的大きなルアーを使用することが多いです。
しかしサツキマスはほとんどがメスと言うこともあり、アベレージは40cm程度、大きくても50cm程度とやや小ぶりな魚です。
このため、あまり大きなルアーだとフッキングに至らないこともあり、基本的には小さめのルアーを中心に使用されます。
一方で、広大なフィールドで小型ルアーのアピールは心もとないのも事実で、そのバランスを両立させるのが釣果を上げるカギの一つです。
サツキマスに使うルアーの中では、サイズ感の使い分けをしたい場合はミノーを中心に用意するといいでしょう。
ミノーでは7cmを中心に、小さいものは5cm、大きいもので9cm程度までがよく使用されています。
スプーンの場合はサイズが大きいとその分重くなりすぎるため、7cm程度のものが良く使用されています。
スピナーはボディがないのであまりサイズが選ぶことができず、メタルジグは重さベースで選ばれることが多いです。
重さ
サツキマス釣りのポイントは、本流や湖などを中心に、広大なフィールドが多いです。
そういったポイントでは遠投がカギになることもあるため、ルアーの重さは重要な要素の一つになります。
サツキマスはポイントに着く魚ではないため、広く探りながら釣るために、十分な遠投ができるルアーは必須になるのです。
一方で、重いルアーは早いアクションを付けなければいけないので、サツキマスの目の前を通せる確率は下がります。
このため、ポイントに応じて十分な飛距離を確保でき、かつ重すぎないルアーを選ぶのが適切です。
本流では最低でも流心を狙える程度、湖では30m以上の飛距離を確保できる重さのルアーがおすすめです。
ルアーの種類によって変わるので一概に言えませんが、5g以下は飛距離を出すのが難しいので、それ以上のものがいいでしょう。
サツキマス用ルアーおすすめ12選
上記したポイントを踏まえて、サツキマス狙いにおすすめのルアーをピックアップしてご紹介します。
実績が高いものを中心にピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。
【ラパラ】
カウントダウン(CD7)
トラウトにベストマッチ!ナチュラルアクションのウッドルアー
長い歴史を持ち世界中で愛されている、バルサウッドをベースにしたシンキングミノーです。
バルサは非常に浮力が強い素材で、低比重を活かしたなめらかなナチュラルアクションで魚を誘います。
トラウトフィッシングでも人気が高く、サツキマス釣りでタックルボックスに入れている方も多いです。
インジェクションに比べ低比重なので飛距離は劣りますが、アクション重視のシチュエーションでは強い武器になるでしょう。
【スミス】
D-コンタクト72
和製トラウトヘビーシンキングミノー代表!遠投可能で操作性抜群
日本のトラウトフィッシング界において、ヘビーシンキングブームの火付け役ともいえる定番のシンキングミノーです。
ヘビーシンキングのメリットである遠投性と安定性はもちろん、水中での操作性と惰性アクションが魚を魅了します。
元々は渓流用として誕生したルアーですが、72mmで9.6gのウエイトは、十分本流サツキマスにも対応できます。
定番カラーの中には2パターンの鮎カラーも用意されているので、鮎がベイトになるポイントにもおすすめです。
【デュオ】
スピアヘッドリュウキ(70S)
複雑な流れも攻略!中流域のサツキマスも狙える高安定型ミノー
中流から本流で必要になる遠投性に加え、流れの中での破綻しないアクションを両立したシンキングミノーです。
水噛みのいいセミロングリップと扁平ボディでアクションを演出しつつ、徹底的な低重心設計によって安定感も高めています。
手に取りやすいコスパのよさで評価の高いモデルですが実績もよく、中流域を中心としたサツキマス釣りでも高評価です。
メーカーもサツキマスをターゲットに想定しているので、ぜひ用意しておきたいルアーの一つと言えます。
【スミス】
チェリーブラッド MD(MD70)
本流トラウト専用設計!ディープレンジで活きるキレのアクション
サツキマスや本流戻りヤマメをターゲットにした、本流トラウト用ダイビングミノーです。
本流や中流の流れの中で0.8~1.3mまで潜るミディアムディープレンジセッティングで、サツキマス狙いで美味しいレンジを狙えます。
ナチュラルドリフトを活かしつつ、ここぞというポイントではロッド追従性のいい切れのあるアクションで誘うこともできます。
引き抵抗を抑えた設計なので、ライトなサツキマスタックルでの使用もおすすめです。
【ティムコ】
シュマリ ミディアムランナー(MR88F)
絶妙なレンジを狙い撃ち!湖にも本流にも対応するアピール力
水面下1mという絶妙なレンジを狙い撃つために設計された、ビッグトラウト用ミノーです。
サツキマスを含む大型トラウトはレンジがシビアで、目の前を通せるレンジキープ力は大きなメリットになるでしょう。
全長88mm、ウエイト10gと比重が大きいので遠投にも適しており、大型河川はもちろん湖でのサツキマス釣りのも対応します。
なかなか追ってこないシビアな状況を打破するために、一つ用意しておきたいルアーです。
【ラパラ】
フローティングジョイント(J7)
バルサ×ジョイントの圧倒的なまめかしさ!低速アピールも可能
高浮力のバルサウッドとジョイントボディにより、独特のアクションを演出できるフローティングミノーです。
低速ではジョイントを活かしたくねくねとした動きを、高速では独自形状のリップで水を受けきびきびとした動きでアピールします。
サツキマス釣りではどちらも活きるシチュエーションがあるので、アクションで食わせたい状況に対応しやすいでしょう。
ジョイント構造と言うこともあり飛距離は劣るので、比較的近距離でのテンポのいい釣りにおすすめです。
【ラッキークラフト】
フラッシュミノー(80F)
飛距離で差を付ける!シャープなボディに可変重心を備えた遠投派
トラウトに使われるルアーとしては珍しく、重心移動システムを組み込み、飛距離を稼げるフローティングミノーです。
通常、トラウト用ルアーの多くは固定重心なので、可変重心のミノーならサーチ範囲に差を付けることができるでしょう。
シャープなボディでロッドアクションでの操作性もよく、ただ巻きはもちろん、トゥイッチやジャークでもアピールできます。
とくにサツキマス狙いで湖で釣りをする場合に頼りになるモデルと言えます。
【ティムコ】
ライトニングウォブラー(56㎜/9.8g)
サツキマス釣りの定番スプーン!流れを攻略する独自形状
ネイティブトラウトシーンを席巻する、広範囲をじっくり探れるスプーンです。
独自のテーパーブレード形状はこれまで難しかったデッドスローでのアピールを可能にし、スローでじっくり探るのに適しています。
後方が太く厚くなっていることで重心が後方に移動しているため、遠投性能も向上しています。
ウエイトは最大18gなので、本流でのサツキマスから湖でのサツキマス釣りまで、幅広く対応可能です。
【ダイワ】
レーザーチヌークS(14S)
濁りに強いハイアピール!ボトム狙いも可能なヘビー系スプーン
ビッグトラウト用スプーンとしておなじみのチヌークを、レーザーホログラム仕様にカスタムしたシリーズです。
本流での釣りでは濁りが入るシチュエーションも多いですが、レーザーホログラムの反射は濁りの中でもアピール力を確保できます。
スプーンの特徴としては重さを活かしたボトム狙いを得意とし、ボトムを転がすように探るのに適しています。
希少なサツキマス釣りシーズンを、多少の濁りであきらめたくないという方の強い味方になるでしょう。
【タックルハウス】
ツインクルスプーン NA(TSNA8.5)
常時アピール!どんな状況でもアピールするハイレスポンス設計
どんなアクションでも水を噛み、常にアピールするノンストップ設計のトラウト用スプーンです。
大きく湾曲した立体構造とテーパードボディにより、わずかな水圧の変化にも対応してレスポンスよくアクションします。
これによりアップダウン問わず、加えてフォールでもアクションし、対応能力の高い設計になっています。
カラーも反射にこだわったラインナップになっており、サツキマスにも的確にアピールしてくれるでしょう。
【ダイワ】
ブレットン(No.3)
フランス製定番スピナー!本流対応ヘビーウエイトラインナップも
40年以上の長きにわたり愛される、癖がなく扱いやすい、よく釣れるスピナーです。
オーソドックスなスタイルでコスパがよく、臆せず攻めることができるので、筆者も何度もいい思いをさせてもらったルアーです。
通常スピナーは重くて5g程度ですが、このモデルは最大11gまでラインナップされているので、広く探りたい状況にも対応できます。
本流や湖で、スピナーを使ったサツキマス釣りを試してみたい方におすすめです。
【ジャクソン】
鱒男爵 30g
スリムボディの遠投仕様!海トラウトで頼れるメタルジグ
トラウトフィッシングに焦点を当てたアクションと、後方重心で最強クラスの飛距離を誇るメタルジグです。
海サツキマスは魚影が濃いポイントは少なく、飛距離がものをいうので、鱒男爵の遠投性は強い武器になるでしょう。
スリム系ボディなのでアクションはリトリーブを主体に、トゥイッチなど変化を付けるのがおすすめです。
サツキマスの近縁に当たる海サクラマスでも非常に釣果がいいので、海サツキマスでもぜひ試してほしいモデルです。
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