ソロキャンプやデュオキャンプなど、なるべく荷物を少なくしたい方や登山にも使用したいと考えるなら、コンパクトなダウン寝袋がおすすめです。
ダウン寝袋は非常に軽量なのもポイントで、手のひらサイズに収納できる製品もあり持ち運びに重宝します。
徒歩キャンプや登山など、バックパックのスペースを取りがちな寝袋をコンパクトに持ち運べるのは荷物の軽量化にもなり、体力の消耗も抑えられるでしょう。
今回は軽くてコンパクトに持ち運びができるダウン寝袋を、メリットやデメリットと共にご紹介します。
目次
- 1 コンパクトなダウン寝袋を使うメリット
- 2 コンパクトなダウン寝袋を使うデメリット
- 3 コンパクトなダウン寝袋の選び方
- 4 コンパクトなダウン寝袋おすすめ10選
- 4.1 【mont-bell】ダウンハガー650#5 ブルーリッジ R/ZIP (#1121383)
- 4.2 【PuroMonte】DLシリーズ ヘッドレスコンパクト撥水ダウンシュラフ(DL303)
- 4.3 【ISUKA】タトパニX ネイビーブルー(146821)
- 4.4 【Naturehike】高級ダウン シュラフ 超軽量 冬用(CW)
- 4.5 【Naturehike】アップデート版 ダウン寝袋 封筒型
- 4.6 【Litume】700フィルパワーダウンのマミー型寝袋(C2101-EU-FR)
- 4.7 【MOUNTAIN PASS】シュラフ マミー型850FP羽毛寝袋
- 4.8 【BISINNA】コンパクト シュラフ 防水 軽量
- 4.9 【QEZER】シュラフ ダウン コンパクト マミー型
- 4.10 【whiteseek】シュラフ ダウン 封筒型 軽量
- 5 まとめ
コンパクトなダウン寝袋を使うメリット
荷物を減らすことができる
コンパクトなダウン寝袋は、1kg以下と非常に軽量でコンパクトに収納できるため、荷物を減らすことができるのは大きなメリットでしょう。
オートキャンプでのファミリーキャンプではそれほど気にならない寝袋の大きさですが、ソロやデュオキャンプではなるべくコンパクトに収めたいものです。
駐車場からサイトまで距離があり、歩いて荷物を運搬する場合でも、コンパクトサイズの寝袋は非常に重宝します。
登山や徒歩キャンプに最適
荷物をバックパックに入れて長時間移動する徒歩キャンプや、1gの差が体力の消耗に影響する登山にも、コンパクトなダウン寝袋は大活躍してくれます。
バックパック内の寝袋がしめるスペースは非常に大きく、軽量テントとほぼ同等かそれ以上の場合もあるため、寝袋は軽量コンパクトであるほど嬉しいものです。
また、広々と眠れる封筒型にもコンパクトサイズの製品があり、快適性を諦めずにストレスなく持ち運ぶことができます。
ダウン素材は保温性が高い
寝袋の中綿には水鳥の羽毛を使用したダウン素材と、ポリエステルなどを加工した化学繊維の2種類があります。
昨今の技術の進化で化学繊維も保温性が向上しましたが、やはり天然ダウンの暖かさには敵いません。
とても暖かく軽量なダウン寝袋は、冷え性な方やふわふわな寝心地を得たい方にも非常におすすめです。
冬はインナーシュラフとしても使いやすい
コンパクトなダウン寝袋は薄手で非常に軽いので、冬キャンプでは封筒型の寝袋のインナーシュラフとしても重宝します。
ほとんどの製品は春から秋用のため、冬キャンプに単体で使うのは向いていませんが、その軽さと保温性は寒い季節でも大いに活用できます。
薄い化繊の寝袋とダウン寝袋のダブル使いでコストを抑えることもできるので、冬キャンプの寝袋選びの選択肢に加えてみてください。
コンパクトなダウン寝袋を使うデメリット
化繊の寝袋より高価になる
ダウン素材の寝袋は、全体的に化繊を使用した寝袋より高価になる傾向があります。
メーカーや製品の質によっては安価な価格帯のものもありますが、それでも化学繊維の製品に比べると予算がかかってしまうのはデメリットでしょう。
ですが、保温性や軽量性は圧倒的にダウン寝袋が優れており、長くキャンプを楽しむなら選んで損はありません。
気軽に洗濯機で洗えない
洗濯機で気軽に丸洗いができる化学繊維の寝袋と違い、ダウン寝袋はお手入れに手間がかかるのがデメリットといえます。
製品によっては洗濯機で丸洗いができるものもありますが、ほとんどのダウン寝袋は手洗いや、洗濯機使用でも工夫が必要になり、初心者には敷居が高い印象です。
ダウン専用の洗剤の使用など、家事の延長で洗濯しにくいので、常に清潔を保ちたい方には不向きなアイテムでしょう。
コンパクトなダウン寝袋の選び方
重量や収納サイズで選ぶ
コンパクトなダウン寝袋にも重量やサイズの違いがあり、使用するシーンやスタイルに合わせて選ぶ必要があります。
最軽量タイプの500g台から1kg弱の冬でも使用できるタイプまで、様々な製品が揃っているので、必ずぴったりな製品が見つかるでしょう。
春夏の登山や徒歩キャンプでの使用や冬キャンプや車中泊など、状況によって使い分けるのもおすすめです。
形で選ぶ
自由に身体を伸ばせて快適に使用できる封筒型か、保温性が高くより軽量コンパクトに持ち運べるマミー型の、どちらを選ぶかは好みや状況で違いがあります。
マミー型は寝袋内部に余分なスペースがなく、暖かい空気が逃げないので寒がりの方や肌寒い季節にも重宝します。
使用中のスペースも取らないので、小さなテントでの使用や登山など、軽量コンパクトを重視するならマミー型がおすすめです。
また、キャンプで人気の封筒型にも非常に軽量コンパクトな製品があり、快適さを重視する方や寝相の悪い方に最適です。
対応する季節で選ぶ
寝袋には快適に安眠できる気温が決まっており、使用する季節や気温に見合った製品を選ぶことが重要です。
コンパクトなダウン寝袋は、薄手で春から秋までの季節に対応した製品が多く、軽量コンパクトな冬用の寝袋は選択肢が限られてしまいます。
極寒の冬キャンプでの使用を考えているなら、コンパクトさは諦めるか、本格的な登山メーカーの寝袋を選ぶと良いでしょう。
春夏の使用ならコンパクトな寝袋でも安心して使用できますが、いずれにせよ使用可能温度は必ずチェックしてから購入することをおすすめします。
メーカーで選ぶ
コンパクトなダウン寝袋は、mont-bellなどの登山系のメーカーの製品なら、登山や徒歩キャンプなどのアクティブな使用にも安心です。
登山系の寝袋は高価になりますが、余計な荷物を持たず、コンパクト性を重視するスタイルなら選ぶ道具にもある程度の機能性が必要になります。
それほどハードな状況では使用しない、初心者だけどシンプルなキャンプに挑戦したいなら、Naturehikeもおすすめ。
コスパも良く低山程度の登山なら安心して使用でき、キャンプでも非常に使いやすいのが特徴です。
コンパクトなダウン寝袋の価格帯
コンパクトなダウン寝袋の価格帯は、驚くほど高価というわけではありませんが、安価で取り入れやすいとも言えません。
登山系の寝袋は3万円前後の製品が主流になり、これからキャンプを始める方には敷居が高いと感じるでしょう。
購入しやすい価格帯の製品は8千円前後〜1万円台と取り入れやすくなり、品質的にもライトな使用なら十分快適に使用できます。
なるべく予算を抑えたいなら5千円前後で購入できる製品もありますが、やはり化繊の安価な寝袋と比べると高価に感じてしまうのは否めません。
コンパクトなダウン寝袋おすすめ10選
メーカー名 製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 使用温度 |
---|---|---|---|---|
mont-bell ダウンハガー650#5 ブルーリッジ R/ZIP | 575g | 183cmまで | 30Dスーパーマルチポリエステルタフタ、ダウン | 8℃〜−11℃ |
PuroMonte DLシリーズ ヘッドレスコンパクト撥水ダウンシュラフ | 595g | 210×80×7.65cm | ポリエステル、ダウン | 0℃まで |
ISUKA タトパニX ネイビーブルー | 774g | 78×208cm | ポリエステル、ホワイトダックダウン | 2℃ |
Naturehike 高級ダウン シュラフ 超軽量 冬用 | 910g | 220×85×7.62cm | ナイロン、ダウン | 0℃〜5℃ |
Naturehike アップデート版 ダウン寝袋 封筒型 | 570g | 190×72cm | ナイロン、ダウン | 11℃〜6℃ |
Litume700フィルパワーダウンのマミー型寝袋 | 500g | 215×80cm | ナイロン、ダウン | 6℃〜20℃ |
MOUNTAIN PASS シュラフ マミー型850FP羽毛寝袋 | 800g | 225×85×7.62cm | 20Dナイロン、ダウン | 0℃〜15℃ |
BISINNA コンパクト シュラフ 防水 軽量 | 780g | 200×80cm | 400Tナイロン、ダウン | 0℃〜10℃ |
QEZER シュラフ ダウン コンパクト マミー型 | 780g | 215×80cm | 400T20Dナイロン、ナチュラルダックダウン | 3℃〜15℃ |
whiteseek シュラフ ダウン 封筒型 軽量 | 700g | 185×72cm | ポリエステル、ダックダウン | 5℃〜10℃ |
【mont-bell】
ダウンハガー650#5 ブルーリッジ R/ZIP (#1121383)
バックパックでの移動でも楽々持ち運びができる、モンベルの登山用のダウンシュラフです。
わずか575gと非常に軽量コンパクトで、登山だけでなく徒歩キャンプやツーリングなど、春から秋までのアウトドアに重宝します。
モンベル独自のスーパースパイラルストレッチシステムを採用し、コンパクトながらストレッチ効果で窮屈感を感じさせないのも大きなポイントです。
重さ | 575g |
---|---|
サイズ | 183cmまで |
素材 | 30Dスーパーマルチポリエステルタフタ、ダウン |
使用温度 | 8℃〜−11℃ |
【PuroMonte】
DLシリーズ ヘッドレスコンパクト撥水ダウンシュラフ(DL303)
春夏の使用にぴったりな製品で、登山でも使用できる本格的なダウンシュラフとしては、比較的コスパが良いのが特徴です。
ダウンシュラフは結露や湿気が弱点ですが、こちらの製品は撥水加工を施されているので安心して使用できます。
また、シーズン毎に適切な対応温度の寝袋が揃っているので、シーンに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
重さ | 595g |
---|---|
サイズ | 210×80×7.65cm |
素材 | ポリエステル、ダウン |
使用温度 | 0℃まで |
【ISUKA】
タトパニX ネイビーブルー(146821)
高品質で高価なISUKAの寝袋としては、コスパも良く気軽に使用できるのがポイントで、春から秋までのアウトドアに最適な製品です。
720フィルパワーの高品質なダックダウンを使用し、生地は撥水性に優れた極細のポリエステルマイクロファイバーを採用しています。
登山用の寝袋ですが、キャンプや車中泊など様々なシーンで使いやすく、本格的な軽量シュラフが欲しい方にピッタリです。
重さ | 774g |
---|---|
サイズ | 78×208cm |
素材 | ポリエステル、ホワイトダックダウン |
使用温度 | 2℃ |
【Naturehike】
高級ダウン シュラフ 超軽量 冬用(CW)
オールシーズン使用でき、ダウン量も多く保温性にも優れていながら、非常にコンパクトに圧縮して収納できるおすすめの製品です。
多少重さはありますが手のひらサイズに収納して持ち運ぶことができ、なるべく荷物を少なくしたい方や、冬の徒歩キャンプに使用したい方もぴったり。
また、快適に身体を動かせる封筒型なので、普段はマミー型を愛用する方でも、登山でのテント泊に持ち出しやすいのも大きなポイントです。
重さ | 910g |
---|---|
サイズ | 220×85×7.62cm |
素材 | ナイロン、ダウン |
使用温度 | 0℃〜5℃ |
【Naturehike】
アップデート版 ダウン寝袋 封筒型
収納サイズが大きくなりがちな封筒型ですが、こちらはわずか570gと非常に軽量コンパクトなサイズのおすすめの製品です。
封筒型はマミー型よりもゆったりとした使用感で、マミー型が苦手な方や寝相が悪い方にも最適です。
同製品を2枚連結して2人用の寝袋としても使用でき、登山からファミリーキャンプまで、幅広いシーンで重宝します。
重さ | 570g |
---|---|
サイズ | 190×72cm |
素材 | ナイロン、ダウン |
使用温度 | 11℃〜6℃ |
【Litume】
700フィルパワーダウンのマミー型寝袋(C2101-EU-FR)
春夏の使用に最適な薄手のダウンシュラフで、重量500g、収納サイズ18×12.5cmと非常にコンパクトな製品です。
バックパック内でほとんどスペースを取らないコンパクトさで、UL系のキャンプや徒歩キャンプでもストレスなく持ち運ぶことができます。
足の部分は立体構造になっており、マミー型にありがちな窮屈感が少なく、身体を快適に動かすことができるのも嬉しいポイントです。
重さ | 500g |
---|---|
サイズ | 215×80cm |
素材 | ナイロン、ダウン |
使用温度 | 6℃〜20℃ |
【MOUNTAIN PASS】
シュラフ マミー型850FP羽毛寝袋
キャンプや車中泊がメインで登山での使用を考えていないなら、購入しやすい価格帯で初心者にもピッタリなこちらの寝袋もおすすめです。
引き裂きに強く耐久性にも優れたナイロン生地を採用し、防水加工も施されているので結露や湿気にも強く、朝まで保温効果を保つことができます。
天然ダウンを使用していますが、自宅の洗濯機で丸洗いできるお手入れの簡単さもポイントです。
重さ | 800g |
---|---|
サイズ | 225×85×7.62cm |
素材 | 20Dナイロン、ダウン |
使用温度 | 0℃〜15℃ |
【BISINNA】
コンパクト シュラフ 防水 軽量
こちらは手のひらサイズの収納サイズで、非常にコンパクトに持ち運べる封筒型のダウンシュラフです。
幅80cmと比較的ゆったりサイズの封筒型なので、就寝中に伸び伸びと身体を動かせるのも大きなポイント。
また、連結して2人用寝袋としても使用でき、コンパクトさと快適性のどちらにもこだわりたい方に特におすすめです。
重さ | 780g |
---|---|
サイズ | 200×80cm |
素材 | 400Tナイロン、ダウン |
使用温度 | 0℃〜10℃ |
【QEZER】
シュラフ ダウン コンパクト マミー型
徒歩キャンプや車中泊用に気軽に取り入れやすい、初心者にもおすすめの非常にバランスの良い製品です。
コスパ、性能共に春から秋のキャンプでは十分快適に使用でき、夏の低山ならテント泊にも重宝します。
高価な日本製の寝袋は必要ないけど、ある程度の機能性は欲しい方に最適な、取り入れやすいダウンシュラフです。
重さ | 780g |
---|---|
サイズ | 215×80cm |
素材 | 400T20Dナイロン、ナチュラルダックダウン |
使用温度 | 3℃〜15℃ |
【whiteseek】
シュラフ ダウン 封筒型 軽量
天然のダウンを使用しながら、5千円を切る価格帯で気軽に購入できる、春夏用の封筒型ダウンシュラです。
使用可能温度が高いので秋冬の使用には向きませんが、ファスナーを開いて掛け布団や冬のインナーシュラフとしても重宝します。
2枚連結して2人用の寝袋としても使用できるので、ファミリーキャンプや車中泊など、一枚持っていると何かと活躍するおすすめの製品です。
重さ | 700g |
---|---|
サイズ | 185×72cm |
素材 | ポリエステル、ダックダウン |
使用温度 | 5℃〜10℃ |
まとめ
コンパクトなダウン寝袋は、本格的な製品からライトな初心者向きのものまで、様々なニーズに合わせた製品が揃っているおすすめのアイテムです。
特に春から秋の登山や徒歩キャンプ、ミニマムキャンプにぴったりなので、こちらの記事を参考に取り入れてみてください。
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