最近ではハイキングなどでも、ヘルメットを使用しているのをよく目にします。
標高の高さに関係なく、万が一の事故に備えて被っておくことは、心理的にも安心して登山を楽しむことができます。
しかし、雪山を登る際は危険性も格段に上がるため、実用性のあるヘルメットを持って行くことが必要です。
今回は、雪山向けの登山ヘルメットの選び方と厳選した商品を紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
- 1 雪山向け登山ヘルメットを使うメリット
- 2 雪山向け登山ヘルメットを使うデメリット
- 3 雪山向け登山ヘルメットの選び方
- 4 雪山向け登山ヘルメットおすすめ10選
- 4.1 【マムート】SKYWALKER 3.0(2030-00300)
- 4.2 【Black Diamond】ハーフドーム
- 4.3 【CAMP】ストームヘルメット(2457-L8)
- 4.4 【mont bell】アルパインヘルメット(1124639 OG)
- 4.5 【OTTEXPO】ロッククライミングヘルメット
- 4.6 【CLIMBING TECHNOLOGY】ギャラクシー(6X94807AE0CTSTD)
- 4.7 【GRIVEL】STEALTH WHITE
- 4.8 【EDELRID】サラテ オアシス(ER72048)
- 4.9 【Petzl】Strato Vent
- 4.10 【KAILAS】Selma Ⅱ(KE820002A)
- 5 まとめ
雪山向け登山ヘルメットを使うメリット
身を守ることができる
登山時にヘルメットを被る理由としては、落下物や転倒、滑落した際に頭部を守ることができるからです。
特に、冬場は山道が凍っている可能性もあるため、夏山に比べて危険性が高まります。
そのため、ヘルメットをしてないと命をおとすこともありうるので、万が一を想定して雪山ではヘルメットをしましょう。
防寒の役割をする
冬場の山の気温はとても低く、標高が高くなればなるほど体感温度も変化し、標高が1,000m上がると5,6度下がると言われています。
また場合によっては吹雪の中を歩ることもあり、その際体に風があたり体力を奪われる可能性が生じるので、対策が必要です。
ヘルメットを被るだけで風の影響を軽減させる効果がありますので、使用することをおすすめします。
雪山向け登山ヘルメットを使うデメリット
値段が高い
デメリットとして、本格的なヘルメットは値段が高いです。
安価なヘルメットもたくさん販売されているのですが、安全性に疑問がある商品もありますので冬の登山には適さないものもあります。
そのため、ある程度雪山で安心して使用できる商品を購入する必要があります。
荷物になる
登山用ヘルメットの悩みは、サイズや形状の影響で収納がしづらいことです。
最近ではコンパクトにしてリュックに収納できる、折りたたみヘルメットなどが発売されていますが、その種類は多くありません。
また、過酷な環境で使用するヘルメットは強度が大事ですので、現段階では折りたたみなどには不向きで、そのままの状態で持って行く場合が多いです。
雪山向け登山ヘルメットの選び方
サイズで選ぶ
ヘルメットは頭を保護するために被るので、自分の頭に合ったものを選ぶことが大事です。
合っていないヘルメットを被っていると、万が一転倒して頭を打っても衝撃を吸収することができませんので、ヘルメットの意味がありません。
大きさもそうですが、形状も重要ですので、ネットで購入の際は説明文をしっかり読みましょう。
また、メーカーによってサイズの表記が違う場合もありますので、気を付けて下さい。
種類で選ぶ
登山ヘルメットは大きく分けて「ハードシェル」と「インモールド」と呼ばれるものがあります。
ハードシェルは、外側部分のシェルに硬く丈夫な素材を使用し、内側には発泡ポリスチレンなどの衝撃吸収材を使っているヘルメットです。
インモールドは、シェルと衝撃吸収材を一体型にしたタイプで、シェルの素材には主にポリカーボネートが使用され軽量のヘルメットです。
また、ハードシェルは重量があり、インモールドは価格が高いなどの特徴がそれぞれにあります。
安全基準
登山ヘルメットには基準が設けてあり、主に「UIAA規格」と「EN規格」の安全基準があります。
UIAA規格は国際山岳連盟、EN規格は欧州標準化委員会が定めた規格ですが、それぞれ合格したヘルメットには証明のシールが貼られています。
これらの基準をクリアしているヘルメットは、安心して使用できるので購入の目安にしてください。
この規格の他にも、メーカー独自で安全基準を設定している作っているヘルメットもあります。
メーカー
ヘルメットを販売しているメーカーは、アウトドアで有名な企業であったり、クライミングのアイテムを開発している会社が多く販売しています。
「mont bell」は国内のメーカーですので、日本人の頭の形状に合ったヘルメットも多く安心して選ぶことができます。
また「マムート」はスイスのアウトドアブランドなのですが、質が高い商品が多いことでファンが多く、デザイン性にも定評があり人気です。
価格帯
価格帯はネットで探してみると3,000円~30,000円で販売しています。
ハイキングなどでの使用であれば、安い商品でも良い場合がありますが、雪山での使用を考えるのであれば高いもの選ぶことになります。
理由としては、雪山での使用する場合は、安全性・快適性などの性能が優れているものが良いので、おのずと商品の高いヘルメットを購入することになるからです。
雪山向け登山ヘルメットおすすめ10選
メーカー 製品名 | 重さ | サイズ | 素材 |
---|---|---|---|
マムート SKYWALKER 3.0 2030-00300 | 330g | フリーサイズ | 記載なし |
Black Diamond ハーフドーム | 350g | M/L(56ー63cm) | ポリカーボネート |
CAMP ストームヘルメット 2457-L8 | 約250g | L(54-62cm) | ポリカーボネート |
mont bell アルパインヘルメット 1124639 OG | 378g | M-L(56-58cm) | 記載なし |
OTTEXPO ロッククライミングヘルメット | 220-240g | S-M(52-58cm)L-M(59-61cm) | ポリカーボネート |
CLIMBING TECHNOLOGY ギャラクシー 6X94807AE0CTSTD | 350g | S/L/M(50-61cm) | 記載なし |
GRIVEL STEALTH WHITE | 200g | 55-61cm | ポリカーボン |
EDELRID サラテ オアシス ER72048 | 210g | 52-62cm | ABS樹脂 |
Petzl Strato Vent | 415g | 53-63cm | ABS |
KAILAS Selma Ⅱ KE820002A | 386g | XS-M | ポリカーボネート |
【マムート】
SKYWALKER 3.0(2030-00300)
ハードシェルタイプのヘルメットで、最先端のハイブリッド構造を新たに採用しているため、頑丈で耐久性に優れていています。
内側にストラップを収納できるよう、コンパクトに設計されているのが特徴です。
また、頭のサイズに合わせて調整ができる上に通気口が付いているので、フィット感が良く快適に被ることができます。
重さ | 330g |
---|---|
サイズ | フリーサイズ |
素材 | 記載なし |
【Black Diamond】
ハーフドーム
ポリカーボネートシェルと、EPSフォームを一体成型のインモールドタイプのヘルメットです。
形状と合わせてヘッドランプクリップも、軽量化されているので長時間被っても首に負担がかかりにくいです。
他にもサスペンションシステムが優れており、調整のダイヤルが片手で操作できるので雪山でも扱いやすくできています。
重さ | 350g |
---|---|
サイズ | M/L(56ー63cm) |
素材 | ポリカーボネート |
【CAMP】
ストームヘルメット(2457-L8)
インモールドタイプのヘルメットで、重量は約250gと非常に軽量に作られています。
側面部分には大きな通気口がいくつも設けているので、通気性に優れていて快適です。
また、ヘルメットの形状的に風を受けるよりも逃がす形をしているので、強風にも強く雪山に持って行くことをおすすめします。
重さ | 約250g |
---|---|
サイズ | L(54-62cm) |
素材 | ポリカーボネ-ト |
【mont bell】
アルパインヘルメット(1124639 OG)
国内のアウトドアメーカーの登山ヘルメットで、日本人の頭部形状に合わせて作られています。
インモールドタイプで、重量も軽く長時間の使用にも耐えれように軽量に仕上げています。
国際的な安全基準を満たしているので、雪山などの過酷な環境での使用も安心して使用することが可能です。
重さ | 378g |
---|---|
サイズ | M-L(56-58cm) |
素材 | 記載なし |
【OTTEXPO】
ロッククライミングヘルメット
本体に21個もの通気口が付いているので、通気性に優れており長時間快適に使用することができるヘルメットです。
ベルト部分にはバックルがついており、しっかりと顎を保護してくれるので、安心して使用することができます。
また、グローブをつけたままでも片手で調整できるヘッドバンド付きですので、雪山でも扱いやすいです。
重さ | 220-240g |
---|---|
サイズ | S-M(52-58cm)L-M(59-61cm) |
素材 | ポリカーボネート |
【CLIMBING TECHNOLOGY】
ギャラクシー(6X94807AE0CTSTD)
シェルの素材にABS樹脂を採用しているため、耐久性に優れ繰り返し登山に持って行くことができます。
また、ヘルメットの全体に10ヶ所のベンチレーションを設けているので、通気性にも優れているため快適に被ることができます。
雪山だけでなく縦走などオールシーズン使える登山ヘルメットですので、一つ持っておくと非常に便利です。
重さ | 350g |
---|---|
サイズ | S/L/M(50-61cm) |
素材 | 記載なし |
【GRIVEL】
STEALTH WHITE
重量が200gと軽量にできていますので、超軽量の登山ヘルメットを探している方におすすめです。
耐久性があり、衝撃があった場合は、20mm厚のポリスチレンパッドが吸収してくれます。
また、フィット感にも優れており、日本人の体型を反映したJapan Fit規格品ですので、安心して使用することができます。
重さ | 200g |
---|---|
サイズ | 55-61cm |
素材 | ポリカーボン |
【EDELRID】
サラテ オアシス(ER72048)
軽量で衝撃に強い素材の発泡ポリプロピレンと、ABS樹脂を使用したシェルを組み合わせているヘルメットです。
さまざまな機能も充実しており、大きなベンチレーションホールはヘルメット内部の放熱をしてくれるので、快適に被ることができます。
また、インナーパッドは着脱式ですのでメンテナンスがしやすいです。
重さ | 210g |
---|---|
サイズ | 52-62cm |
素材 | ABS樹脂 |
【Petzl】
Strato Vent
側頭部に大きな通気口が設けれているデザインが、特徴の登山ヘルメットです。
拡張ポリプロピレンと発泡ポリスチレンの組み合わせで作られているので、強い衝撃にも強く、重量が軽減されています。
中の素材は交換が可能になっていますので、メンテナンス次第で長く使用することができます。
重さ | 415g |
---|---|
サイズ | 53-63cm |
素材 | ABS |
【KAILAS】
Selma Ⅱ(KE820002A)
インモールドタイプで作られており、重量は220gの超軽量の登山ヘルメットです。
デザイン性やフィット感に優れており、カラーも雪山では視認性が良いものが採用されているなどの特徴があります。
グローブを付けたままでも操作がしやすいように作られているので冬山にはおすすめの商品です。
重さ | 386g |
---|---|
サイズ | XS-M |
素材 | ポリカーボネート |
まとめ
雪山で使用する登山ヘルメットは、長時間にわたり被ることが多いので身体への負担を考えてなるべく重量が軽くて耐久性に優れているものがおすすめです。
また、ヘルメットには耐用年数が設けられていますので使用の際は注意しましょう。
雪山向け登山ヘルメットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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