「Apex Legends・VALORANT」をはじめ、FPSタイトルの人気が急上昇し、プレイ人口も増加傾向にあります。
FPSはサウンド品質が重要ですが、有利なゲームプレイにサウンドカードは必要なのか、疑問を抱く方も多いでしょう。
「どのような恩恵があるのか、いらないと思うけど実際はどうなんだ?」と気になる方もいると思います。
そこで本記事では、FPS向けサウンドカードおすすめ製品を紹介しつつ、メリットデメリット・選び方等を解説します。
目次
- 1 FPS向けサウンドカードはいらない?
- 2 FPS向けサウンドカードを使うメリット
- 3 FPS向けサウンドカードを使うデメリット
- 4 FPS向けサウンドカードの選び方
- 5 FPS向けサウンドカードおすすめ12選
- 5.1 【ASUS】Xonar SE
- 5.2 【ASUS】Xonar DSX
- 5.3 【Creative Media】Sound BlasterX AE-5 Plus(SBX-AE5P-BK)
- 5.4 【Creative Media】Sound Blaster X Fi Titanium(70SB088000004)
- 5.5 【Creative Media】Sound BlasterX G6(70SB177000000)
- 5.6 【Creative Media】Sound Blaster X3(SB-X-3)
- 5.7 【Creative Media】Sound Blaster X4(SB-X-4)
- 5.8 【Creative Media】Sound Blaster GC7(SB-GC7)
- 5.9 【EPOS】GSX 1000 2nd Edition(1001150)
- 5.10 【EPOS】GSX 300
- 5.11 【ASTRO】MixAmp Pro TR(MAPTR-002)
- 5.12 【SteelSeries】Game Dac Gen 2(60262)
- 6 まとめ
FPS向けサウンドカードはいらない?
PCやゲーム機は極端にサウンド品質が低いというわけでは無いため、必ずしも必要ではありません。
ですが、細かいイコライザー調節・バーチャルサラウンド機能は端末のみでは活用できないため、受けられる恩恵が多いのも事実です。
特に「Apex Legends」のような人気FPSタイトルはサウンドが勝利に直結するため、導入が推奨されています。
ご自身がプレイされるデバイスを考慮し、サウンド品質の向上が見込めるなら導入を検討されるのがおすすめです。
FPS向けサウンドカードを使うメリット
音質を強化できる
FPSゲームの環境を整えるにあたり、重要となるのがフレームレート・サウンド品質です。
しかし、標準性能ではサウンド品質は決して高くないため、重要な局面で音を聞き逃してしまうケースもあります。
そこでサウンドカードを接続することにより、サウンド品質の向上が見込めるため、ゲーム体験に深い没入感を与えてくれます。
足音・銃声の定位性を強化できる
PCやゲーム機でリリースされているFPSタイトルが人気を博しており、ユーザー数も増えつつあります。
これらのゲームをプレイするにあたり、重要になるのが足音・銃声の位置把握ですが、標準音質では判別しにくいのが欠点です。
ですが、サウンドカードを導入することにより、音の定位性を強化できるため、重要な音を確実に拾って有利な状況を作り出せます。
ノイズを軽減できる
近年登場しているゲーミングPC・ゲーム機は極端にサウンド品質が低いわけではありませんが、ノイズが混じらないわけではありません。
重要な局面で音を判断しにくいケースもありますし、マイクを使用したボイスチャットの品質にもこだわれません。
ですが、サウンドカードは入出力共に品質を向上しつつ、ノイズを軽減できるため、クリアなサウンドの入出力が可能です。
機能性に優れている
FPS向けサウンドカードは全ての製品が対応しているわけではありませんが、様々な機能を搭載した製品が登場しています。
中でも各帯域の強弱を個別に調節できるイコライザー、疑似的に定位性を強化できるバーチャルサラウンドは魅力的です。
必要な音のみを強化できるため、有利なゲーム体験が実現できますし、深い没入感を味わえるのは大きなメリットです。
FPS向けサウンドカードを使うデメリット
コストが掛かる
FPS向けサウンドカードはサウンド品質の向上が見込めるため、ゲームプレイの質を1段階引き上げてくれるアイテムです。
マイク入力の音質向上も期待できますが、導入するためには相応のコストが掛かります。
最低限の性能でも5千円程度は必須ですし、総合的に優れた製品だと2万円以上の予算が必要になる製品もあります。
スペースを圧迫してしまう
FPS向けサウンドカードは音質の向上・ノイズ軽減など、様々な恩恵を受けられますが、設置にはスペースが必須です。
内蔵型の場合はPCケース内に収まらなければ設置できないため、事前のサイズチェックが必要です。
外付けタイプはケーブルを繋ぐため、サウンドカードを設置しつつ、ケーブルが取り回せるスペースを確保する必要があります。
FPS向けサウンドカードの選び方
音質で選ぶ
FPS向けサウンドカードを接続することにより、音質の向上が見込めますが、製品によってサンプリングレートが違ってきます。
16Bit/48khz~24Bit/192khzと幅が広いですが、数値が大きさに比例して音質も高くなるのが基本です。
そのため、サンプリングレートは高いに越したことはありませんが、製品価格も高騰する点には注意です。
ご自身の予算を加味しつつ、手が届く範囲で理想の音質を実現できる製品を選択しましょう。
タイプで選ぶ
FPS向けサウンドカードにはPC内に設置する内蔵タイプ、USB端子で外部から接続する外付けタイプが存在します。
内蔵タイプはPC端末でしか運用できず、設置には知識が必要ですが、デスク上のスペースを圧迫する心配がありません。
外付けタイプは簡易的に外部から接続できるため、知識は必要ありませんが、設置スペースの確保やケーブルの取り回しがネックです。
両タイプは一長一短となるため、ご自身の使用端末や知識を考慮し、選択するのがベストです。
機能性で選ぶ
FPS向けサウンドカードを接続することにより、音質向上・ノイズ軽減などの恩恵を受けられますが、機能は製品で違ってきます。
イコライザーは帯域別に強弱を調節できるため、ゲーム別で適したイコライザーを設定できると非常に便利です。
バーチャルサラウンドは疑似的に7.1chサラウンドサウンド空間を構築できるため、音の定位性を抜群に強化できます。
機能性次第では製品価格が高騰することもあるため、予算と相談して理想の機能を搭載した製品を選びましょう。
メーカーで選ぶ
FPS向けサウンドカードは製品数こそ限られますが、国内外のデバイスメーカーから登場しています。
しかし、日本国内では聞き馴染みが無いメーカーも非常に多いため、メーカー選びは見極めが重要です。
メーカー選びで失敗しないためには日本国内での人気、レビュー評価を参考にしましょう。
Creative Media・EPOSは国内で高い人気と使用率を誇っており、初心者にもおすすめのメーカーです。
価格帯で選ぶ
FPS向けサウンドカードは国内外をデバイスメーカーから登場しており、2千円以下~2万円以上の価格帯で展開されています。
コストを抑えるなら低価格帯からの選択になりますが、最低限の音質+マイク接続不可など、自由度は低めです。
クオリティの高い音質・マイク接続・機能性を求める場合、最低でも1万円以上の予算が必須です。
最低限の実用性で良いなら低価格帯、音質や機能性にこだわるなら予算と相談し、1万円以上のラインナップから選びましょう。
FPS向けサウンドカードおすすめ12選
メーカー・製品名 | サイズ/重量 | タイプ | 音質 | バーチャルサラウンド |
---|---|---|---|---|
ASUS Xonar SE | 23.6×16.6×6cm/272g | 内蔵 | 24Bit/192khz | 非対応 |
ASUS Xonar DSX | 25.4×17.8×7.6cm/467g | 内蔵 | 24Bit/192khz | 対応 |
Creative Media Sound BlasterX AE-5 Plus | 14.5×12.8×2cm/215g | 内蔵 | 32Bit/392khz | 対応 |
Creative Media Sound Blaster X Fi Titanium | 16.5×11.1×3cm/278g | 内蔵 | 24Bit/192khz | 非対応 |
Creative Media Sound BlasterX G6 | 11.1×7×2.4cm/144g | 外付け | 32Bit/384khz | 対応 |
Creative Media Sound Blaster X3 | 12.9×12.9×4.2cm/334g | 外付け | 32Bit/192khz | 対応 |
Creative Media Sound Blaster X4 | 13×13×4.1cm/650g | 外付け | 24Bit/192khz | 対応 |
Creative Media Sound Blaster GC7 | 17.4×11.6×4.5cm/280g | 外付け | 24Bit/192khz | 対応 |
EPOS GSX 1000 2nd Edition | 10×10×2.5cm/220g | 外付け | 16Bit/48khz | 対応 |
EPOS GSX 300 | 9.1×8.1×4.1cm/160g | 外付け | 24Bit/96khz | 対応 |
ASTRO MixAmp Pro TR | 13.3×8.1×4.7cm/228g | 外付け | 16Bit/48khz | 対応 |
SteelSeries Game Dac Gen 2 | 11.5×8.3×4.3cm/163g | 外付け | 24Bit/96khz | 対応 |
【ASUS】
Xonar SE
最大5.1chサウンドに対応しており、Hyperテクロノジーにより、遅延を軽減したサウンドカードです。
パンチのあるパワフルな重低音が特徴的であり、ゲームプレイでは深い臨場感を味わえます。
細かい機能などは搭載されていませんが、内蔵タイプながらも5千円弱で導入できるコスパの良さも魅力です。
サイズ/重量 | 23.6×16.6×6cm/272g |
---|---|
タイプ | 内蔵 |
音質 | 24Bit/192khz |
バーチャルサラウンド | 非対応 |
【ASUS】
Xonar DSX
ASUS独自開発のサウンドチップを採用しており、24Bit/192khz高音質再生を実現したサウンドカードです。
7.1chバーチャルサラウンド機能を活用し、音の定位性を強化できるため、有利なゲーム展開を構築できます。
3D Effect Audio機能により、深みのあるサウンドを再現し、深い臨場感を味わえる点も好評です。
サイズ/重量 | 25.4×17.8×7.6cm/467g |
---|---|
タイプ | 内蔵 |
音質 | 24Bit/192khz |
バーチャルサラウンド | 対応 |
【Creative Media】
Sound BlasterX AE-5 Plus(SBX-AE5P-BK)
ハイクラスDACを採用し、32Bit/384khz高音質を実現した内蔵型サウンドカードです。
5.1ch&7.1chバーチャルサラウンドに対応しており、音の定位性を強化しつつ、パワフルな臨場感が楽しめます。
スカウトモードも搭載されているため、僅かな音の変化やリロード音を強調できるため、音を見逃す心配もありません。
サイズ/重量 | 14.5×12.8×2cm/215g |
---|---|
タイプ | 内蔵 |
音質 | 32Bit/384khz |
バーチャルサラウンド | 対応 |
【Creative Media】
Sound Blaster X Fi Titanium(70SB088000004)
映画館のような迫力のあるDTSサウンドが特徴であり、深い没入感を味わえるサウンドカードです。
ハードウェアアクセラレーション技術により、サウンドの入出力で遅延が起きる心配がありません。
一般的なサウンドカードでは特定しにくい定位性にも優れており、パフォーマンスを求める方におすすめです。
サイズ/重量 | 16.5×11.1×3cm/278g |
---|---|
タイプ | 内蔵 |
音質 | 24Bit/192khz |
バーチャルサラウンド | 非対応 |
【Creative Media】
Sound BlasterX G6(70SB177000000)
USBだけでなく、光デジタル端子も搭載しており、環境に応じて自在に接続できるサウンドカードです。
バーチャルサラウンドだけでなく、スカウトモードにより、音の定位性を抜群に強化できます。
様々なジャンルに対応できるプリセットが搭載されており、ワンタッチでコントロールできる操作性も好評です。
サイズ/重量 | 11.1×7×2.4cm/144g |
---|---|
音質 | 32Bit/384khz |
バーチャルサラウンド | 対応 |
【Creative Media】
Sound Blaster X3(SB-X-3)
コンパクトサイズの筐体で設置しやすく、32Bit/192khz高音質を実現したサウンドカードです。
躍動感あふれるサウンドにより、深い没入感が味わえますし、スカウトモードで有利なゲーム体験が行えます。
ゲーム・観賞用途向けに3つのプリセットが標準搭載されており、シンプルな扱いやすさも好評です。
サイズ/重量 | 12.9×12.9×4.2cm/334g |
---|---|
音質 | 32Bit/192khz |
バーチャルサラウンド | 対応 |
【Creative Media】
Sound Blaster X4(SB-X-4)
シンプルな正方形型で設計されており、中央に大きなコントロールノブを配置したサウンドカードです。
USB・光デジタル両接続に対応しており、ご自身の環境に合わせて接続端子を自在に切り替えられます。
迫力のある重低音をはじめ、足音・銃声等の有利なゲームプレイに欠かせないサウンドを確実に強化できる点がおすすめです。
サイズ/重量 | 13×13×4.1cm/650g |
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音質 | 24Bit/192khz |
バーチャルサラウンド | 対応 |
【Creative Media】
Sound Blaster GC7(SB-GC7)
各種エフェクトボタン・コントロールノブを表面に配置し、コンパクトに仕上げたサウンドカードです。
iOS/Androidに対応したソフトウェアもリリースされており、端末1つで各種パラメーターをコントロールできます。
距離感や奥行きを明瞭に表示できるバトルモード、定位性を強化できるスカウトモードに対応している点も魅力です。
サイズ/重量 | 17.4×11.6×4.5cm/280g |
---|---|
音質 | 24Bit/192khz |
バーチャルサラウンド | 対応 |
【EPOS】
GSX 1000 2nd Edition(1001150)
7.1chバーチャルサラウンドに加えて、ゲーム音声・ボイスチャットを個別に調節できるサウンドカードです。
直感的なコントロールを可能にしつつ、デバイスインストールやソフトウェア要らずで運用できます。
コンパクトサイズ+充分なケーブルの長さを確保しており、任意の位置に設置できる点も好評です。
サイズ/重量 | 10×10×2.5cm/220g |
---|---|
音質 | 16Bit/48khz |
バーチャルサラウンド | 対応 |
【EPOS】
GSX 300
シンプルなボックスタイプで設計し、大型コントロールノブを配置したサウンドカードです。
ハイクオリティなサウンド処理に加えて、バーチャルサラウンドに対応しており、優れた定位性を実現できます。
マイク入力におけるノイズキャンセリングでもパフォーマンスを発揮できるため、クリアな音声を届けられる点もおすすめです。
サイズ/重量 | 9.1×8.1×4.1cm/160g |
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音質 | 24Bit/96khz |
バーチャルサラウンド | 対応 |
【ASTRO】
MixAmp Pro TR(MAPTR-002)
大小コントロールノブ+ボタンスイッチを配置し、初心者でも扱いやすい操作性を実現したサウンドカードです。
デジタルデイジーチューンに対応しており、パーティボイスチャット間での遅延を極限まで抑えてくれます。
独自管理ソフトウェアに対応しており、各種パラーメーターを個別で自在に調節できる点もおすすめです。
サイズ/重量 | 13.3×8.1×4.7cm/228g |
---|---|
音質 | 16Bit/48khz |
バーチャルサラウンド | 対応 |
【SteelSeries】
Game Dac Gen 2(60262)
ヘッドセット・マイク用の入出力端子を搭載しつつ、2つのUSBポートも備えたサウンドカードです。
表面に大きく配置されたコントロールノブに加えて、タッチパネルで直感的に音のカスタマイズが行えます。
低音~高音域までの各帯域を10段階で調節できるため、ゲームタイトルに合わせて最適化しやすい点も魅力です。
サイズ/重量 | 11.5×8.3×4.3cm/163g |
---|---|
音質 | 24Bit/96khz |
バーチャルサラウンド | 対応 |
まとめ
FPS向けサウンドカードは必ずしも必要というわけではありませんが、あるとゲームプレイの質を1段階高められるアイテムです。
導入にはコストや設置スペースの確保が必須ですが、気になる方は本記事を参考に選んでいただければ幸いです。
FPS向けサウンドカードの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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