パソコンの音質を向上させ、音楽や映画などの様々なコンテンツをより臨場感たっぷりに楽しめるサウンドカード。
SpotifyやApple Musicなどの音楽ストリーミングサービスの普及により、パソコンで音楽をもっと楽しみたいという方には必須のアイテムです。
とはいえ、パソコンのことをあまり知らないという方でしたら、どんなサウンドカードを選べばよいか分かりづらいですよね。
そこで今回は、光デジタル出力対応のサウンドカードについて、そのメリットやデメリットも交えつつご紹介します。
目次
- 1 光デジタル出力対応のサウンドカードを使うメリット
- 2 光デジタル出力対応のサウンドカードを使うデメリット
- 3 光デジタル出力対応のサウンドカードの選び方
- 4 光デジタル出力対応のサウンドカードおすすめ9選
- 4.1 【CREATIVE】Creative Sound BlasterX AE-5 Plus(SB1740)
- 4.2 【CREATIVE】Creative Sound BlasterX G6(SBX-G6)
- 4.3 【CREATIVE】Creative Sound Blaster X4 Hi-Res(SB1815)
- 4.4 【CREATIVE】Creative Sound Blaster Z SE(SB-ZSE)
- 4.5 【CREATIVE】Sound Blaster AE-7(SB-AE-7)
- 4.6 【ONKYO】PCIデジタルオーディオボード(SE-200PCI)
- 4.7 【VAlinks】USB 2.0 外付けサウンドカード(VA312)
- 4.8 【StarTech.com】7.1ch対応USB-DACヘッドホンアンプ(ICUSBAUDIO7D)
- 4.9 【ASUS】ゲーミングサウンドカード Xonar SE
- 5 まとめ
光デジタル出力対応のサウンドカードを使うメリット
パソコンからの音質が向上する
通常、ノートパソコンやデスクトップパソコンの多くには、オンボードタイプのサウンドカードが搭載されています。
このタイプのサウンドカードは音にノイズが混ざりやすかったり、音質が優れていなかったりするものが多い傾向にあります。
サウンドカードで音質を向上させれば、よりクリアで迫力のあるサウンドを目一杯楽しめるようになるでしょう。
音の位相がはっきりし、ゲームで有利になる
APEX LEGENDSやEscape from TarkovなどのFPSゲームを楽しんでいる方でしたら、敵の足音や銃声を把握するのにもサウンドカードが役に立ちます。
サウンドカードにより音の位相をより明確にさせることで、このような音がどこから鳴っているのかがより直感的にわかります。
ゲームのスキルアップやスコアアップにも、サウンドカードは大きな役割を果たしてくれることでしょう。
マイクの音声もクリアになる
サウンドカードは単に出力される音をアップグレードするだけでなく、入力される音もアップグレードしてくれます。
代表的な例がマイクで、高性能なマイクと高性能なサウンドカードの組み合わせでハイレベルな配信環境を築くことも可能です。
オンライン会議が多い方でも、自分の声が相手方に届きやすくなることで、より円滑なコミュニケーションに繋がります。
光デジタル出力対応のサウンドカードを使うデメリット
高音質なスピーカーやヘッドホンが必要になる事がある
サウンドカードはあくまで出力される音をアップグレードするものですので、それを音に変えるデバイスも重要になります。
例えば、ハイレゾ音源の出力が可能なサウンドカードでしたら、その音を楽しむにはハイレゾ対応のデバイスが必須です。
購入前に一度、身の回りのデバイスの仕様や音質をチェックしておくことを強くおすすめします。
セットアップの難易度がやや高い
サウンドカードにはいくつかのタイプがありますが、特にマザーボードにセットするタイプのものに見られるデメリットです。
このタイプのサウンドカードは、マザーボードを本体から取り出して指定のスロットに差し込むことで使えるようになります。
極端に難しい作業ではありませんが、パソコンの構造がわかっていないとセットアップに苦労するかもしれません。
光デジタル出力対応のサウンドカードの選び方
自分に合った光デジタル出力対応のサウンドカードを選ぶには、次の6点に注目しましょう。
サウンドカードのタイプ
サウンドカードには、大きく分けると内蔵タイプと外付けタイプの2つのタイプがあります。
内蔵タイプのサウンドカードは、パソコンのマザーボードに接続して使うタイプのもので、セットアップの難易度がやや高いです。
外付けタイプのサウンドカードはUSB接続で使用するタイプのため、プラグアンドプレイに対応しているモデルもあります。
パソコンにあまり詳しくない方やノートパソコンをお使いの方は、外付けタイプの物を選ぶとよいでしょう。
性能
サウンドカードの性能を把握する上では、いくつかのスペックに注目すると良いでしょう。
サンプリング周波数は、アナログの音声信号をデジタルに変換する時に1秒間に何回サンプリングを行うかという回数を表します。
サンプリングビット数とは、サンプリングを行う時に所得するデータの量の事を表し、bit(ビット)という単位が使われます。
多くのサウンドカードはこの2つを組み合わせてその性能を示しており、192kHz/24bitと表記されているとかなり高性能だと言えるでしょう。
出力端子
サウンドカードから音声を出力するのに使う端子には様々な種類があり、それによって利便性が大きく異なってきます。
代表的な例が3.5mmステレオミニプラグで、有線イヤホンやヘッドホンへの出力によく使われるおなじみの端子です。
また、今回ご紹介するサウンドカードは、全て光デジタル出力端子が搭載されているモデルとなっています。
この端子からの音は音質が劣化しづらく、Wi-Fiルーターなどの電磁波の影響も受けにくいためコアなユーザーには特に人気です。
機能性
サウンドカードはメーカーやモデルごとにそれぞれ特色が異なっており、様々な機能が搭載されています。
例えば、ゲーミング用のサウンドカードでしたらゲーム内の環境音を大きく出力する機能が搭載されていることがあります。
その他、音のテイストを自分好みにカスタマイズする事ができるイコライザ機能やノイズキャンセリング機能などもあります。
メーカー
光デジタル出力対応サウンドカードを販売しているメーカーは数多くありますが、その中でもメジャーなメーカーをご紹介します。
CREATIVEはゲーム用サウンドカードやサウンドデバイスで有名なメーカーで、数多くのモデルをラインナップしています。
ASUSはゲーミングブランドのROGシリーズで有名で、ハイスペックでリーズナブルな商品が多いことで有名です。
ONKYOはアンプやコンポなどで高い評価を得ている日本のメーカーで、その音質の高さは格別です。
価格帯
光デジタル出力対応のサウンドカードは、おおよそ15,000円前後から購入できます。
この価格帯というのは、サウンドカードというジャンルの中でもやや高く、簡単に手出しができる金額ではないでしょう。
光デジタル端子が搭載されていないモデルは10,000円以下で購入できますので、予算に合わせて選びましょう。
光デジタル出力対応のサウンドカードおすすめ9選
メーカー・製品名 | サウンドカードのタイプ | 性能 | 機能性 |
---|---|---|---|
CREATIVE Creative Sound BlasterX AE-5 Plus | 内蔵タイプ | 32bit/384kHz | Scout Mode Sound Blaster Acoustic Engine Xamp ヘッドホンアンプ |
CREATIVE Creative Sound BlasterX G6 | 外付けタイプ | 32bit/384kHz | バーチャルサラウンドサウンド GameVoice Mix機能 Xamp ヘッドホン アンプ |
CREATIVE Creative Sound Blaster X4 Hi-Res | 外付けタイプ | 24bit / 192 kHz | Super X-Fi ヘッドホン オーディオ ホログラフィ Dolby Digital Live SXFI BATTLE モード |
CREATIVE Creative Sound Blaster Z SE | 内蔵タイプ | 24bit/192kHz | Dolby Digital Live 7.1cH バーチャルサラウンドサウンド CrystalVoice |
CREATIVE Sound Blaster AE-7 | 内蔵タイプ | 32bit/384kHz | Xamp ディスクリート ヘッドホンバイアンプ CrystalVoice Scout Mode |
ONKYO PCIデジタルオーディオボード | 内蔵タイプ | 24bit/192kHz | シンメトリーに配置されたVLSC回路 銅製バスプレート 7.1チャンネル出力対応 |
VAlinks USB 2.0 外付けサウンドカード | 外付けタイプ | サンプリングレート32,44.1,48kHz | 5.1チャンネル出力対応 USB 2.0 |
StarTech.com 7.1ch対応USB-DACヘッドホンアンプ | 外付けタイプ | サンプリングレート32,44.1,48kHz | 7.1チャンネル出力対応 |
ASUS ゲーミングサウンドカード Xonar SE | 内蔵タイプ | 192Hz/24bit | Xonar Audio Center 5.1チャンネル出力対応 ハイパーグラウンディングPCB製造 |
【CREATIVE】
Creative Sound BlasterX AE-5 Plus(SB1740)
最大32bit/384kHzのハイレゾ音源に対応した、非常に音質に優れる内蔵タイプの光デジタル出力対応のサウンドカードです。
左右のチャネルを独立したアンプによって増幅させるXamp ヘッドホン アンプにより、よりハイパワーな音を出力できます。
また、本体にはRGB LEDライトが搭載されているため、ゲーミングパソコンのデザインにもしっかりとマッチします。
サウンドカードのタイプ | 内蔵タイプ |
---|---|
性能 | 32bit/384kHz |
機能性 | Scout Mode Sound Blaster Acoustic Engine Xamp ヘッドホン アンプ |
【CREATIVE】
Creative Sound BlasterX G6(SBX-G6)
パソコンだけでなく、PlayStation 5などの据え置き型ゲーム機用としても使える光デジタル出力対応のサウンドカードです。
USB接続でパソコンなどと接続して使う外付けタイプのサウンドカードで、コンパクトなサイズ感も魅力的です。
本体に搭載されたノブからゲームとチャットの音量を調節できるGameVoice Mix機能が使え、ゲームへの没入感をより高めることができます。
サウンドカードのタイプ | 外付けタイプ |
---|---|
性能 | 32bit/384kHz |
機能性 | バーチャルサラウンドサウンド GameVoice Mix機能 Xamp ヘッドホン アンプ |
【CREATIVE】
Creative Sound Blaster X4 Hi-Res(SB1815)
マルチチャンネルでのスピーカー出力やオーディオミックス等、便利な機能が充実した光デジタル出力対応のサウンドカードです。
パソコン版のファイナルファンタジーXIVにおいて、スクウェア・エニックスの認証を受けた推奨周辺機器に登録されています。
S/N比は114dBとクリアな音で、音質も24bit/192 kHzとかなり良いため音量を上げても音割れする心配はありません。
サウンドカードのタイプ | 外付けタイプ |
---|---|
性能 | 24bit / 192 kHz |
機能性 | Super X-Fi ヘッドホン オーディオ ホログラフィ Dolby Digital Live SXFI BATTLE モード |
【CREATIVE】
Creative Sound Blaster Z SE(SB-ZSE)
S/N比が116dBとかなりノイズが抑えられており、クリアなサウンドが楽しめる光デジタル出力対応のサウンドカードです。
光デジタル出力端子に加えて5つの3.5mmステレオミニプラグが搭載されており、ヘッドホンなどのサウンドのミックスも可能です。
深いレッドの外装がプレミアムな印象を与えるデザインで、クリアなパソコンケースに設置しても違和感はありません。
サウンドカードのタイプ | 内蔵タイプ |
---|---|
性能 | 24bit/192kHz |
機能性 | Dolby Digital Live 7.1cH バーチャルサラウンドサウンド CrystalVoice |
【CREATIVE】
Sound Blaster AE-7(SB-AE-7)
デスク上からオーディオコントロールができるコントロールデバイスが付属する、光デジタル出力対応のサウンドカードです。
オーディオ処理を効率よく、CPUに負荷をかけずに行える専用プロセッサーにより、音質に加えパソコン自体の性能もアップします。
専用アプリのSound Blaster Command ソフトウェアを使うことで、イコライザの設定や各種機能の設定が可能になります。
サウンドカードのタイプ | 内蔵タイプ |
---|---|
性能 | 32bit/384kHz |
機能性 | Xamp ディスクリート ヘッドホンバイアンプ CrystalVoice Scout Mode |
【ONKYO】
PCIデジタルオーディオボード(SE-200PCI)
高音質なオーディオデバイスを多数販売してきたONKYOの技術を余すことなく詰め込んだ、光デジタル出力対応のサウンドカードです。
ONKYOが誇るVLSC回路を左右独立でシンメトリーに配置することで、ノイズが少なく信号バランスが整ったサウンドを実現しています。
7.1チャンネルでのアナログ出力にもネイティブで対応しているため、映画やゲームを圧倒的な臨場感と迫力で楽しめます。
サウンドカードのタイプ | 内蔵タイプ |
---|---|
性能 | 24bit/192kHz |
機能性 | シンメトリーに配置されたVLSC回路 銅製バスプレート 7.1チャンネル出力対応 |
【VAlinks】
USB 2.0 外付けサウンドカード(VA312)
シンプルかつコンパクトなデザインでデスクに設置しやすい、光デジタル出力対応のサウンドカードです。
サウンドの出力機能と録音機能を兼ね備えており、録音時にはサウンドカードがミックスしたサウンドがパソコンへ送信されます。
かなり古いOSでも使えるため、古いパソコンの負荷を抑えて寿命を伸ばすのにも有効です。
サウンドカードのタイプ | 外付けタイプ |
---|---|
性能 | サンプリングレート32,44.1,48kHz |
機能性 | 5.1チャンネル出力対応 USB 2.0 |
【StarTech.com】
7.1ch対応USB-DACヘッドホンアンプ(ICUSBAUDIO7D)
本体上部に操作ボタンを用意し、直感的な操作を可能にしている初心者でも使いやすい光デジタル出力対応のサウンドカードです。
リーズナブルな価格設定ながら7.1チャンネルでの音声出力にも対応しており、出力面でも十分以上の性能を有しています。
製造元により2年間の製品保証と無期限のテクニカルサポートが受けられるため、万が一の故障時にも安心です。
サウンドカードのタイプ | 外付けタイプ |
---|---|
性能 | サンプリングレート32,44.1,48kHz |
機能性 | 7.1チャンネル出力対応 |
【ASUS】
ゲーミングサウンドカード Xonar SE
デスクトップパソコン用の中でもコンパクトなタイプで、ミニタワー型でも設置できる光デジタル出力対応のサウンドカードです。
高品質なヘッドホンアンプが内蔵されており、クリアかつディテールがはっきりした重低音が特徴的です。
音の歪みやノイズを抑制するため、ASUSの独自技術であるハイパーグラウンディングPCB製造が採用されています。
サウンドカードのタイプ | 内蔵タイプ |
---|---|
性能 | 192Hz/24bit |
機能性 | Xonar Audio Centerソフトウェア 5.1チャンネル出力対応 ハイパーグラウンディングPCB製造 |
まとめ
光デジタル出力対応のサウンドカードには、製品のタイプや機能性など、様々な特徴を持った製品が数多く販売されています。
みなさんもこの記事を参考に、自分に合ったサウンドカードを是非一度探してみてくださいね。
光デジタル出力対応のサウンドカードの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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