世界でも注目される日本の人気ブランド「ナンガ」の寝袋は、高品質なダウンを利用し、包み込まれるような柔らかな質感と、高い保温力が魅力です。
海外の雪山でも利用できるような本格モデルが注目されがちですが、ナンガからは、夏も利用できる軽量でコンパクトな寝袋も販売されています。
ですが、「暑い夏に利用するダウンの寝袋はどれを選べばいいの?」と戸惑う方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、ナンガの夏用寝袋おすすめ10選と、選び方のポイントを解説します。
目次
- 1 ナンガの夏用寝袋を使うメリット
- 2 ナンガの夏用寝袋を使うデメリット
- 3 ナンガの夏用寝袋の選び方
- 4 ナンガの夏用寝袋おすすめ10選
- 4.1 【NANGA】ミニマリスム 5ビロー(N12Y14)
- 4.2 【NANGA】ミニマリスム ゼロ(N12V14)
- 4.3 【NANGA】ミニマリスム ハーフ(N12Z14)
- 4.4 【NANGA】エコバッグ350(N1E1KH11)
- 4.5 【NANGA】オーロラスクエアフット400
- 4.6 【NANGA】マウンテンロッジバッグ 200(N1E1KH11)
- 4.7 【NANGA】ウンテンロッジバッグ 120(N1M8BK13)
- 4.8 【NANGA】オーロラライト350DX(AURLT350DX)
- 4.9 【NANGA】ドッテドパディングバッグ(N1DIYY14)
- 4.10 【NANGA】レクタンギュラー パディング バッグ(N1PGN4)
- 5 まとめ
ナンガの夏用寝袋を使うメリット
高地の冷える朝晩にも対応できる
ナンガの夏用寝袋は、高地でのキャンプや登山で活躍します。
夏は涼を求めて高地のキャンプ場を利用する方も多いですが、注意したいのは朝晩の冷え込みです。
高地では真夏でも最低気温が20度を下回ることもあり、そのような環境では夏用の寝袋が活躍します。
高地に限らず自然の中では「思ったより寒かった」ということも多いので、夏でも快適に過ごせる寝袋を準備しましょう。
ナンガの寝袋の中では安い
夏用の寝袋は、ナンガのアイテムの中でも比較的低価格なのがメリットです。
ナンガの寝袋は高品質で高機能なのが魅力ですが、同時にハイスペックゆえ、高価格で購入を躊躇する方も多いでしょう。
ですが、夏用寝袋はダウンの量が少ないため、ハイクラスモデルと比べて半分ほどの価格のものもあります。
価格を理由にナンガの寝袋を諦めていた方でも、夏用であれば購入しやすくなります。
通気性が高い
ナンガの夏用寝袋は、通気性が高く適度な温かさと快適さを両立させたアイテムです。
シングルキルト構造による縫製や、ふんわりと品質の高いダウンを利用しているのが大きなポイントです。
「ダウンは暑すぎるのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、少ないダウン量の夏用アイテムであれば通気性があり、夏でも快適に過ごせます。
ナンガの夏用寝袋を使うデメリット
他メーカーアイテムと比べると価格が高い
ナンガの夏用寝袋は、他のメーカーのアイテムと比べると高価格帯であることがデメリットです。
Amazonなどでは1万円前後でたくさんの選択肢がありますが、ナンガの夏用寝袋は2万円以上が相場です。
高額ではありますが、ダウン独特の獣臭やボリューム感がないなどの不安要素はなく、機能性の高さに相当した価格と言えるでしょう。
封筒型のアイテムが少ない
夏用の寝袋に限ったことではありませんが、ナンガの寝袋は封筒型アイテムの少なさがデメリットです。
封筒型は開放感が大きな魅力で、特に夏のアウトドアでは、圧迫感を避けるため封筒型を利用する方が多いでしょう。
連結したり、ブランケットのように広げて使えるアイテムが少ないため、汎用性の高さを求める方が満足できるものは少ないかもしれません。
ナンガの夏用寝袋の選び方
シングルキルト構造のアイテムを選ぶ
ナンガの夏用寝袋を選ぶときは、「シングルキルト構造」のアイテムを選びましょう。
ナンガの寝袋は、シングルキルト構造・ボックスキルト構造・台形ボックスキルト構造などの縫製方法があります。
その中でも、シングルキルト構造は、表面と裏面を直接縫い合わせてダウンを入れるスペースを作る構造のため、軽量でコンパクトになるのが特徴です。
通気性も高いため、夏用の寝袋に利用されることが多い縫製方法です。
ダウン量で選ぶ
ナンガの夏用寝袋を選ぶときは、ダウンの量も参考にしてみましょう。
寝袋は一般的に、ダウンの量が多いほど保温効果が高くなり、ダウン量が少なければ気温が高い環境でも使いやすくなります。
例えば、-27℃の環境で利用できる寝袋のダウン量は900gに対し、夏用として販売されている寝袋はダウン量120gと大きな差があります。
ただし、ダウン量が少ないほどボリューム感が少なくなったり、使えるシーズンが限定されてしまうため注意しましょう。
快適使用温度で選ぶ
ナンガの夏用寝袋を選ぶときは「快適使用温度」もチェックしましょう。
快適使用温度とは「快適に眠れる目安の温度」を示した数値で、夏用の寝袋であれば、快適使用温度が10℃前後のものがおすすめです。
ただし、快適に眠れる温度は個人で大きく差があり、絶対的なものではないことを頭に入れておきましょう。
また、ナンガの公式ホームページを見ても、快適使用温度の表示がないアイテムがあるので、快適使用温度だけに頼らず、多角的に見てアイテムを選びましょう。
価格帯で選ぶ
アイテムを選ぶときは「価格帯」も重要なポイントです。
ナンガの寝袋は、はっ水加工や防水透湿性などの機能性によって価格が大きく変動します。
例えば、ミニマリスムゼロは、はっ水加工などの機能性が高く、定価は40,000円程と決して安くはありません。
その一方で、マウンテンロッジバッグ200は、20,000円前後とややリーズナブル。
利用環境に合わせて、価格と機能性のバランスが取れたアイテムを選びましょう。
ナンガの夏用寝袋おすすめ10選
製品名 | ダウン量 | 本体サイズ | 収納サイズ | 重さ |
---|---|---|---|---|
ミニマリスム 5ビロー | 250g | レギュラー(210×80cm) | 13×25cm | 約415g |
ミニマリスム ゼロ | 180g | レギュラー(210×80cm) | 13×20cm | 約325g |
ミニマリスム ハーフ | 130g | レギュラー(210×80cm) | 10×20cm | 約265g |
エコバッグ350 | 350g | レギュラー(210×80cm) | 13×25cm | 記載なし |
オーロラスクエアフット400 | 400g | 210×85cm | 14×30cm | 約966g |
マウンテンロッジバッグ 200 | 200g | レギュラー(210×80cm) | 13×20cm | 約585g |
ウンテンロッジバッグ 120 | 120g | レギュラー(210×80cm) | 11×18cm | 約435g |
オーロラライト350DX | 350g | レギュラー(210×80cm) | 13×25cm | 約730g |
ドッテドパディングバッグ | 600g(ポリエステル中綿) | 210×85cm | 22×43cm | 約1140g |
レクタンギュラー パディング バッグ | 800g(ポリエステル中綿) | 210×98cm | 46×40×17cm | 約1380g |
【NANGA】
ミニマリスム 5ビロー(N12Y14)
500g以下と超軽量で、コンパクトに収まるミニマリスムシリーズの寝袋です。
ダウン量は250gで少なく感じますが、ダウンが偏らない設計や縫製で保温力をしっかりキープします。
また、水に弱いのがダウンのデメリットですが、ダウンの超はっ水加工により梅雨時期などのキャンプでも保温力が落ちにくく、安心して使えます。
ダウン量 | 250g |
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本体サイズ | レギュラー(210×80cm) |
収納サイズ | 13×25cm |
重さ | 約415g |
【NANGA】
ミニマリスム ゼロ(N12V14)
前項のアイテムと同シリーズで、さらに軽量・コンパクトな寝袋です。
わずかな違いではありますが、バイクや自転車での移動で重さにこだわりたい方におすすめのアイテム。
夏に単体での利用はもちろん、他の寝袋と併用したり、冬にテント内でストーブなどを利用して温かく過ごせるキャンプでの利用にも最適です。
ダウン量 | 180g |
---|---|
本体サイズ | レギュラー(210×80cm) |
収納サイズ | 13×20cm |
重さ | 約325g |
【NANGA】
ミニマリスム ハーフ(N12Z14)
ナンガのアイテムの中でも最軽量、わずか約265gのミニマムな寝袋です。
ダウンウェアとの併用を想定して開発されたアイテムですが、夏用やインナーシュラフとしての利用もおすすめです。
また、コンパクトに収納できるので常に車に常備しても邪魔にならず、季節の変わり目など気温の変動が大きい時期にあると重宝します。
ダウン量 | 130g |
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本体サイズ | レギュラー(210×80cm) |
収納サイズ | 10×20cm |
重さ | 約265g |
【NANGA】
エコバッグ350(N1E1KH11)
回収されたダウンを再利用して作られた、環境に優しく、サステナブルに着目してつくられたアイテムです。
ダウンだけでなく、全体を覆う生地も廃材が利用されており、環境保全やリユースに関心の高い方から支持されています。
また、一部には人工羽毛の「プリマロフト」も利用されており、ダウンを超えると言われる素材の使い心地を体感したい方にもおすすめです。
ダウン量 | 350g |
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本体サイズ | レギュラー(210×80cm) |
収納サイズ | 13×25cm |
重さ | 記載なし |
【NANGA】
オーロラスクエアフット400
足元は封筒型で開放感があり、頭部はマミー型で保温効果の高い形状のハイブリッドアイテムです。
1枚の布団のように広げて利用でき、環境や気温に合わせて利用できるのが、このアイテムの人気のポイントです。
真夏に平地での利用にはややハイスペックですが、夏でも朝晩が冷える高地でのキャンプや、体が冷えやすい女性の利用に適しています。
ダウン量 | 400g |
---|---|
本体サイズ | 210×85cm |
収納サイズ | 14×30cm |
重さ | 966g |
【NANGA】
マウンテンロッジバッグ 200(N1E1KH11)
夏の登山やキャンプにおすすめの「マウンテンロッジバッグシリーズ」の寝袋です。
通気性がよく、軽量でコンパクトになるシングルキルト構造で、夏のアウトドアに最適のアイテム。
テント泊ほど保温性を必要としない山小屋での宿泊や、車中泊に利用する方も多く、さまざまなシーンで利用できるのが大きなメリットです。
ダウン量 | 200g |
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本体サイズ | レギュラー(210×80cm) |
収納サイズ | 13×20cm |
重さ | 約585g |
【NANGA】
ウンテンロッジバッグ 120(N1M8BK13)
ダウン量120gとナンガの寝袋の中でも、特に夏に使いやすいアイテムです。
利用できるシーズンは限られますが、インナーシュラフとして併用したり、少し肌寒いと感じるときのために車に乗せておくと重宝します。
また、通気性がよく化学繊維の寝袋よりコンパクトになるため、「暑がりで夏にダウンは…」と言う方でも一度試してほしいアイテムです。
ダウン量 | 120g |
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本体サイズ | レギュラー(210×80cm) |
収納サイズ | 11×18cm |
重さ | 約435g |
【NANGA】
オーロラライト350DX(AURLT350DX)
ナンガの代名詞とも言える、「オーロラライトシリーズ」の寝袋です。
独自開発の防水透湿素材「AURORALIGHT」素材が使われており、水ぬれに弱い欠点をカバーし、汗などの水分は蒸発して蒸れにくい高機能アイテム。
高額シリーズですが、その中でも比較的低価格のため、機能性は重視しつつ予算を少しでも抑えたい方におすすめです。
ダウン量 | 350g |
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本体サイズ | 210×80cm |
収納サイズ | 13×25cm |
重さ | 約730g |
【NANGA】
ドッテドパディングバッグ(N1DIYY14)
ポリエステルの中綿600gが使用された、2シーズン対応の寝袋です。
化学繊維を使用した寝袋は、ナンガのアイテムの中でもリーズナブルな価格帯であり、メンテナンスがしやすいのも大きなメリット。
また、ポリエステル中綿の寝袋は、雨などにぬれても保温効果が落ちにくいので、テントを利用しないハンモックスタイルのキャンプにもおすすめです。
ポリエステル中綿量 | 600g |
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本体サイズ | 210×85cm |
収納サイズ | 22×43cm |
重さ | 約1140g |
【NANGA】
レクタンギュラー パディング バッグ(N1PGN4)
ゆったりとスペースが確保できる封筒型の寝袋で、同アイテムを連結してファミリーでの利用もおすすめです。
サマーシーズンに最適なスペックですが、寒い時期は中に他の寝袋を入れての利用など、長い期間使うこともできます。
また、付属の収納バッグにいれてクッションとしても利用できるなど、利便性の高さが魅力のアイテムです。
ポリエステル中綿量 | 800g |
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本体サイズ | 210×98cm |
収納サイズ | 46×40×17cm |
重さ | 約1380g |
まとめ
温かさが重視されがちな寝袋ですが、ナンガの夏用寝袋は適度な温かさを保ちながら通気性もあり、多くのユーザーに支持されています。
夏のアウトドアでも気温の下がる高地でのキャンプや登山に、高品質なナンガの夏用寝袋を活用しましょう。
ナンガの夏用寝袋の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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