ノートパソコン・タブレット・スマホ端末が普及率が増加傾向にあり、ビジネス・編集・ゲームとあらゆる用途で活躍しています。
しかし、優れた携帯性・スペックを持つ反面、内部から容量を拡張できないため、外付けSSDを検討される方もいるでしょう。
ですが、Type-C端子しか搭載されていない端末も多く、対応外付けSSDを選ぶにあたり、迷うこともあると思います。
そこで本記事では、USB Type-C対応外付けSSD製品を紹介し、メリットデメリット・選び方を解説します。
目次
- 1 USB Type-C接続可能な外付けSSDを使うメリット
- 2 USB Type-C接続可能な外付けSSDを使うデメリット
- 3 USB Type-C接続可能な外付けSSDの選び方
- 4 USB Type-C接続可能な外付けSSDおすすめ10選
- 4.1 【トランセンドジャパン】256GB ポータブルSSD(TS256GESD310C)
- 4.2 【Timetec】256GB 外付けSSD
- 4.3 【SUNEAST】512GB コンパクトSSD(SE-PSSD01AC-512G)
- 4.4 【Adata】SE800(ASE800-512GU32G2-CBK)
- 4.5 【Lexar】SL660 BLAZE(LSL660X512G-RNNNU)
- 4.6 【バッファロー】1TB 外付けSSD(SSD-PHP1.0U3BA/N)
- 4.7 【Netac】ZX20
- 4.8 【Kingston】XS2000(SXS2000/1000G)
- 4.9 【SanDisk】Extreme Pro(SDSSDE81-2T00-GH25)
- 4.10 【Samsung】T7 Shield(MU-PE4T0S-IT/EC)
- 5 まとめ
USB Type-C接続可能な外付けSSDを使うメリット
簡単にストレージを拡張できる
デスクトップPCは内部からの拡張性は高いですが、増設には知識が要求されるため、故障のリスクが伴うのが欠点です。
対して、ノートパソコン等は携帯性・スペックを両立させていますが、初期構成からの拡張には対応していません。
ですが、Type-C対応外付けSSDは故障のリスク等が無く、端末ポートに接続するだけで簡単に容量を拡張できます。
携帯性に優れている
外付けSSDはPC内部に取り付けるストレージや外付けHDDとは違い、少ないパーツでサイズを抑えているのが特徴です。
手のひらサイズで持ち運びやすく、軽量化も施されているため、バッグ等に収納してもかさばることがありません。
これにより、ノートパソコン・タブレット等の携帯端末にも運用しやすく、あらゆるシーンで簡易的なストレージ増設が可能です。
互換性の幅が広い
Type-C端子はPC端末をはじめ、近年登場しているタブレット・ゲーム機・スマートフォンにも搭載されている端子です。
Type-A接続外付けSSDの場合、PC端末への接続が限界ですが、Type-Cはあらゆる端末への互換性を持っています。
PC端末は当然ですが、インターフェースが少ないタブレット端末、ゲーム機等のストレージも拡張できます。
転送速度に優れている
外付けSSDは製品による差はありますが、HDDよりも遥かに速いデータ転送速度を実現しているのが特徴です。
外付けSSDの転送速度幅は広めですが、最低値でもHDDより3倍以上の速度を実現しています。
容量が小さなファイルは数秒で転送できますし、10GB~100GBに迫る容量も短時間で保存できるのが強みです。
USB Type-C接続可能な外付けSSDを使うデメリット
性能次第ではコストが掛かる
USB Type-C対応外付けSSDはあらゆる端末に互換性を持ち、簡易的にストレージを拡張できるのが強みです。
転送速度においてもHDDと比較して遥かに優れていますが、パフォーマンスに比例して製品価格が高騰する傾向にあります。
1TB以上を搭載し、転送速度に優れた製品は2万円以上のコストが掛かる製品もあるため、予算が限られている場合は注意です。
単体容量が少ない
外付けSSDは簡易的なストレージ増設を可能にしつつ、高速転送でスムーズにファイルを保存できるのが強みです。
しかし、HDDは10TB以上の製品が登場しているのに対し、SSDは最大4TBとなるため、単体容量の少なさが欠点です。
4TBの製品も登場こそしていますが、1TB・2TBと比べるとラインナップが少なく、選択肢が限られてきます。
USB Type-C接続可能な外付けSSDの選び方
容量で選ぶ
USB Type-C対応外付けSSDは製品数が非常に多く、250GB~4TBまで幅広い容量で展開されています。
容量は扱うファイルサイズ・数に応じて選ぶのが基本ですが、容量の大きさが価格に比例する点には注意です。
250GB~1TBはビジネス・フルHD程度の動画等を扱うのに適していますが、サイズが大きなゲームファイル等には不向きです。
ゲームファイル・高画質動画を多数扱う場合、容量不足に陥りやすいため、コストには注意し、2TB~4TBを選びましょう。
転送速度で選ぶ
USB Type-C対応外付けSSDは簡易的に容量を増設できますが、転送できる速度は製品で違ってきます。
転送速度は500MB/秒~2,000MB/秒と差が大きく、最低値と最高値を比較すると4倍以上の性能差が生じます。
しかし、転送速度は速いに越したことはありませんが、速度で優れているほどに製品価格が高騰する点に注意です。
ご自身の予算を加味しつつ、手が届く範囲で理想の転送速度を実現した製品を選択しましょう。
接続規格で選ぶ
Type-C対応外付けSSDに用いられる接続規格ですが、USB 3.1~3.2あたりが主流です。
規格によって端末との速度が違っており、優れているほどに高速且つ安定した接続が行えます。
USB 3.1が10Gbpsで接続できるのに対し、USB 3.2は20Gbpsで接続可能であり、2倍ほどの差があります。
接続速度は優れているに越したことはありませんが、価格が高騰する傾向にあるため、予算と相談しての選択がベストです。
メーカーで選ぶ
Type-C対応外付けSSDは国内外を含む、家電・デバイスメーカーから豊富なラインナップが登場しています。
国内メーカーはユーザー人気の高いメーカーを選ぶことで失敗を回避しやすく、サポートを受けやすいのが強みです。
海外メーカーはサポートを受けにくいため、失敗を回避するにはレビュー評価が多い「Kingston」などを選びましょう。
一度利用したことがあり、使用感が良かったメーカーあるなら、そのメーカーを利用するのもおすすめです。
価格帯で選ぶ
Type-C対応外付けSSDは製品数が非常に多く、5千円前後~4万円越えと幅広い価格帯で展開されています。
しかし、大容量+高速転送を実現した製品は相応のコストが掛かるため、限られた予算での導入は不可能です。
予算が限られている場合、最低限の容量・転送速度を持つ製品に限定される点に注意です。
とはいえ、1万円以上なら選択肢も増えてくるため、事前にある程度の予算を確保し、予算内から選びましょう。
USB Type-C接続可能な外付けSSDおすすめ10選
メーカー・製品名 | サイズ/重量 | 容量 | 転送速度 | 接続規格 |
---|---|---|---|---|
トランセンドジャパン 256GB ポータブルSSD | 7.1×2×0.8cm/11g | 256GB | 1050MB/秒 | USB 3.1 |
Timetec 256GB 外付けSSD | 15.2×7×2.1cm/90g | 256GB | 560MB/秒 | USB 3.1 |
SUNEAST 512GB コンパクトSSD | 7.8×6.1×1.3cm/80g | 512GB | 560MB/秒 | USB 3.1 |
Adata SE800 | 7.3×4.4×1.2cm/40g | 512GB | 1050MB/秒 | USB 3.1 |
Lexar SL660 BLAZE | 14.4×9.8×5cm/350g | 512GB | 2000MB/秒 | USB 3.2 |
バッファロー 1TB 外付けSSD | 10.7×5.7×1.3cm/79g | 1TB | 1050MB/秒 | USB 3.1 |
Netac ZX20 | 7.1×4.3×0.8cm/90g | 1TB | 2000MB/秒 | USB 3.2 |
Kingston XS2000 | 7×3.3×1.4cm/29g | 1TB | 2000MB/秒 | USB 3.2 |
SanDisk Extreme Pro | 11×5.7×1cm/78g | 2TB | 2000MB/秒 | USB 3.2 |
Samsung T7 Shield | 8.8×5.9×1.3cm/98g | 4TB | 1050MB/秒 | USB 3.1 |
【トランセンドジャパン】
256GB ポータブルSSD(TS256GESD310C)
スティックタイプで携帯性を高めつつ、両サイドにType-A/Type-C端子を搭載した外付けSSDです。
最大10Gbps+1,050MB/秒転送速度を実現しており、あらゆるデータを瞬時に転送できます。
容量こそ小さいですが、スムーズな転送を可能にしつつ、幅広い互換性を持っている点も魅力です。
サイズ/重量 | 7.1×2×0.8cm/11g |
---|---|
容量 | 256GB |
転送速度 | 1050MB/秒 |
接続規格 | USB 3.1 |
【Timetec】
256GB 外付けSSD
頑丈なアルミニウム素材を採用し、落下・接触等による衝撃からの保護力を高めた外付けSSDです。
Windows/MacOSをはじめ、android等への互換性も持ち、Type-C接続で簡易的に容量を拡張できます。
1万円以下で導入できますが、容量・転送速度が最低限となるため、一般的な用途でPC等を使用される方に最適です。
サイズ/重量 | 15.2×7×2.1cm/90g |
---|---|
容量 | 256GB |
転送速度 | 560MB/秒 |
接続規格 | USB 3.1 |
【SUNEAST】
512GB コンパクトSSD(SE-PSSD01AC-512G)
手のひらサイズ+軽量で設計されており、片手でも容易に持ち運べる携帯性を実現した外付けSSDです。
ボディにアルミニウム合金を使用し、落下をはじめ、接触や振動による耐久力を高めており、安全にデータを管理できます。
最大10Gbpsで接続による遅延が起きにくく、512GB容量を確保しつつ、コストが抑えられている点も好評です。
サイズ/重量 | 7.8×6.1×1.3cm/80g |
---|---|
容量 | 512GB |
転送速度 | 560MB/秒 |
接続規格 | USB 3.1 |
【Adata】
SE800(ASE800-512GU32G2-CBK)
IP68防水・防塵規格が認定されており、耐衝撃性も高めることで安全にデータを管理できる外付けSSDです。
スリムフォルム+コンパクトサイズで設計されており、持ち運ぶ際に負担が掛からず、あらゆるシーンに運用できます。
最大10Gbps接続+1,050MB/秒により、容量が大きなファイルも短時間でスムーズに保存できます。
サイズ/重量 | 7.3×4.4×1.2cm/40g |
---|---|
容量 | 512GB |
転送速度 | 1050MB/秒 |
接続規格 | USB 3.1 |
【Lexar】
SL660 BLAZE(LSL660X512G-RNNNU)
頑丈なアルミニウム素材を採用し、サンドブラスト加工で耐久力を高めた外付けSSDです。
着脱可能なスタンドにより、任意の位置で設置しやすく、RGB機能で空間に彩りを演出できます。
容量こそ最低限ではありますが、最大20Gbps+2,000MB/秒の高速転送を実現している点が高く評価されています。
サイズ/重量 | 14.4×9.8×5cm/350g |
---|---|
容量 | 512GB |
転送速度 | 2000MB/秒 |
接続規格 | USB 3.2 |
【バッファロー】
1TB 外付けSSD(SSD-PHP1.0U3BA/N)
Type-C/Type-A両端子を搭載しており、コンパクトサイズで携帯性を高めた外付けSSDです。
暗号化ソフトウェアに対応しており、パスワード・パターン認証を活用し、盗難や紛失のリスクから保護できます。
1TB大容量を搭載しているため、大容量ファイルを多数扱わない限り、容量不足に陥る心配もありません。
サイズ/重量 | 10.7×5.7×1.3cm/79g |
---|---|
容量 | 1TB |
転送速度 | 1050MB/秒 |
接続規格 | USB 3.1 |
【Netac】
ZX20
硬質プラスチックで耐久力を強化しつつ、滑らかな肌触りと携帯性を実現した外付けSSDです。
PC端末をはじめ、スマホ・ゲーム機への互換性を持ち、Type-C接続で1TBを簡易的に増設できます。
最大20Gbps+2,000MB/秒で高速転送を可能にしつつ、1.5万円を切る価格で導入できるコスパの良さも好評です。
サイズ/重量 | 7.1×4.3×0.8cm/90g |
---|---|
容量 | 1TB |
転送速度 | 2000MB/秒 |
接続規格 | USB 3.2 |
【Kingston】
XS2000(SXS2000/1000G)
ポケットサイズ+軽量で持ち運びやすく、1TB大容量であらゆる用途に適応できる外付けSSDです。
PC端末をはじめ、タブレット・スマホ・ゲーム機への互換性を持ち、Type-C接続でストレージを拡張できます。
最大20Gbps+2,000MB/秒高速転送を可能にし、大容量を搭載しつつ、コストが抑えられる点も魅力です。
サイズ/重量 | 7×3.3×1.4cm/29g |
---|---|
容量 | 1TB |
転送速度 | 2000MB/秒 |
接続規格 | USB 3.2 |
【SanDisk】
Extreme Pro(SDSSDE81-2T00-GH25)
放熱性・耐久性に優れたアルミニウムフレームを採用し、頑丈に設計された外付けSSDです。
2TB大容量で容量不足に陥る心配が無く、付属セキュリティソフトを活用し、大切なデータを保護できます。
最大20Gbps+2,000MB/秒転送速度を実現しており、コストは掛かりますが、パフォーマンスを求める方に最適です。
サイズ/重量 | 11×5.7×1cm/78g |
---|---|
容量 | 2TB |
転送速度 | 2000MB/秒 |
接続規格 | USB 3.2 |
【Samsung】
T7 Shield(MU-PE4T0S-IT/EC)
コンパクトサイズ+軽量で持ち運びやすく、3mからの落下テストをクリアする耐久性を実現した外付けSSDです。
4TB大容量で容量不足に陥らず、長期的に使用できますし、パスワードロック機能で安全に保護できます。
管理ソフトウェアにより、ドライブ内の整理も容易ですし、Type-Cケーブル1本で幅広い端末に接続できる点も好評です。
サイズ/重量 | 8.8×5.9×1.3cm/98g |
---|---|
容量 | 4TB |
転送速度 | 1050MB/秒 |
接続規格 | USB 3.1 |
まとめ
USB Type-C対応外付けSSDは幅広い端末への互換性を持ち、簡易的に容量を増設できるのが魅力です。
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