安全に刻みたい時のティーショットや、ロングホールの2打目など、様々な場面で使用する3wですが、シャフトによって性能は大きく変化します。
数多くあるシャフトの中でも、フェアウェイウッドにはフェアウェイウッド専用設計のシャフトを使用することをおすすめします。
ですが、シャフトのスペックには様々な要素があるため、何を選んだらよいのか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、3wにおすすめのフェアウェイウッド専用設計モデルのシャフトを紹介しています。
メリット・デメリットや選び方とともに紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
3wフェアウェイウッド用シャフトを使うメリット
打球が上がりやすくなる
3Wに限らずですが、芝の上からフェアウェイウッドを直接打つ際に、打球が上がらずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ティーアップしている時は、ドライバーと同じように考えればいいのですが、芝の上から打つ際にはドライバーと異なるため注意が必要です。
芝の上から打つことも考慮して設計されたフェアウェイウッド専用シャフトは、より扱いやすく、打球が上がりやすくなるためおすすめです。
飛距離が伸びる
ドライバーと比較してヘッドに重量のある3wは、スイング中にヘッドの挙動が安定せず、インパクトにバラつきが出やすい傾向にあります。
フェアウェイウッド専用シャフトを用いることで、ヘッド重量の重い3wでも安定して芯で捉えるインパクトをしやすくなるでしょう。
また、しなり具合も最適化されるので、ヘッドが走りやすくヘッドスピードの向上につながりやすいため、結果的に飛距離が伸びる傾向にあります。
他のクラブとのバランスがよい
ゴルフは14本のクラブを用いてラウンドするため、3wの振りやすさだけではなく、セット全体での重量フローを考える必要があります。
一般に、重く感じやすい長いクラブほど軽くすることで、持ち替えた時にも同じような重量感覚でスイングできるようになります。
3wを振りぬきやすい重量でありながら、全体のバランスも考慮したシャフトを選ぶことで、よりセット内のクラブを使いやすくなるでしょう。
3wフェアウェイウッド用シャフトを使うデメリット
費用がかかる
言わずもがなではありますが、シャフトを変えることには費用が掛かります。
可変スリーブと言われるネジを回すだけで交換ができるヘッドであれば、スリーブ付きシャフトを購入するか、スリーブ交換費用の追加で済みます。
ですが、可変シャフト非対応のヘッドですと、シャフト交換の工賃や時間がかかってしまうため注意が必要です。
選択が難しい
フェアウェイウッド専用シャフトには、数多くの種類があります。
また、ヘッドとは違い試打することが難しいため、どのシャフトが合っているのかを判断して選択することは難しい傾向にあります。
3wフェアウェイウッド用シャフトの選び方
重量
シャフト選びで最も重要な要素の一つとして挙げられるのが、重量です。
クラブの重量が軽いとスイングスピードは上がりますが、安定感がなくなりバラつきやすくなります。
一方で、重くなると振り切ることが困難になったり、コントロールが難しくなってしまいます。
重量は、自分が力を入れなくても気持ちよく振りきれる重さに設定することが重要です。
硬さ
シャフト選びで最も重要な要素のもう一つが、硬さ(フレックス)です。
シャフトはしなることでヘッドに力を伝えていますが、硬すぎるとしなりにくくなりヘッドが走らないため、思うような飛距離が得られなくなってしまいます。
一方で、軟らかすぎるとしなりすぎるため、タイミングを合わせるのが難しくなります。
硬さについても、自分のヘッドスピードがどれくらいなのかによって、適切なスペックのものを選ぶのが重要です。
調子
シャフトには、もう一つの指標である「調子」や「キックポイント」と言われるものがあります。
これは、シャフトの中のしなりやすい部分を表していて、先調子だとヘッドが動きやすいので、飛距離は出ますが安定性には欠けるでしょう。
一方で、元調子だとヘッドが動きにくくなり、飛距離は出にくいですが安定感はあります。
3wに何を求めるのかをよく考えて、調子を選ぶと良いでしょう。
メーカー
ゴルフクラブのシャフトにも多くのメーカーがあり、それぞれの特徴があります。
グラファイトデザインやフジクラ、三菱ケミカルなどは有名で、製品の質にも定評があります。
一方で、シンカグラファイトやクレイジーなどはマイナーですが、特徴的な良いシャフトを作っているメーカーです。
それぞれのメーカーの特徴を考えながら、自分のゴルフにマッチしたメーカーをえらぶと良いでしょう。
価格帯
価格帯は、安いもので1.5万円ほどから、高いものでは5万円近くするものまで様々です。
もちろん、価格が高ければ高いほどゴルフが上手くなるわけでも、スコアが良くなるわけでもありません。
価格も大事ですが、自分のゴルフやスイングにマッチしたシャフトを選ぶようにしましょう。
3wフェアウェイウッド用シャフトおすすめ10選
メーカー・製品名 | 調子 | 重量展開 |
---|---|---|
USTマミヤ ATTAS MB-FW | 中調子 | 45/55/65/75 |
エストリックス S-TRIXX VALMER VX-F | 中調子 | 55/65/75 |
コンポジットテクノ Fire Express FWⅡ | 中元調子 | 65/75 |
グラファイトデザイン ツアーAD F | 中調子 | 55/65/75/85 |
フジクラ SPEEDER F | 先中調子 | 40/50/60/70/80 |
フジクラ MCF | 中調子 | 4/5/6/7/8 |
シンカグラファイト LOOP Prototype FW SEVEN | 先中調子 | 74 |
N.S.プロ レジオFW | 中調子 | 60/70/80 |
クレイジー アローFW | 中調子 | 44 |
三菱ケミカル グランドバサラFW | 先中調子 | 39/49 |
【USTマミヤ】
ATTAS MB-FW
フェアウェイウッドで芝の上から直接打つ場合にも、芝に負けず適切なロフト角をキープしたままインパクトを迎えやすくなっています。
東レの新素材「トレカ®M40X」という、従来よりも強度が30%高おじゅした炭素繊維を先端部に用いており、先端剛性がアップしました。
中調子で先端剛性が高いタイプですので、ヘッドの挙動が暴れにくくシャフト全体のタメを使いながらしっかり振りたい方におすすめです。
調子 | 中調子 |
---|---|
重量展開 | 45/55/65/75 |
【エストリックス】
S-TRIXX VALMER VX-F (S-TRIXX VALMER VX FW)
三菱レイヨンとの共同開発によって高度な設計のもと、方向性・飛距離性能・操作性を実現したコスパの高いフェアウェイウッド専用シャフトです。
手元から先端部に向けて剛性をなだらかに変化させることで、シャフト全体が均一にしなりクセのないフィーリングをもたらしています。
価格も低く抑えられており、アマチュアゴルファーからアスリート志向の方まで幅広いゴルファーが満足いくシャフトになっています。
調子 | 中調子 |
---|---|
重量展開 | 55/65/75 |
【コンポジットテクノ】
Fire Express FWⅡ
ボールを拾いやすく、程よくつかまり、飛距離が安定し、狙いどおり打ち出せる、ほしい機能の全てを手に入れられる贅沢なシャフトです。
手元剛性を抑えた中元調子であるため、安定感がありながらもタメを使ってヘッドスピードを出しやすくなっています。
素直な挙動でインパクトが安定しつつも、最近はやりの高速化ヘッドにマッチしやすい、万能型高機能なフェアウェイウッド専用シャフトです。
調子 | 中元調子 |
---|---|
重量展開 | 65/75 |
【グラファイトデザイン】
ツアーAD F
フェアウェイウッド専用設計で、芝の上から直接打つ際にもインパクトが安定し、ボールが上がりやすくなるように先端部がしっかりした作りです。
中調子ではありますが、手元側から全体的にクセ無くしなるためコントロールしやすく、芝の上のボールを叩きやすくなっています。
ややしなりやすい感じも受けますが、ヘッドは安定して動くうえにクセのないしなり方をしますので、どんなヘッドにも合う万能型です。
調子 | 中調子 |
---|---|
重量展開 | 55/65/75/85 |
【フジクラ】
SPEEDER Speeder EVOLUTION Ⅶ FW
大きなキャリーと大きな飛距離を生むことで大人気のEVOⅡシリーズの特徴をそのままに、フェアウェイウッド専用にアレンジしたシャフトです。
フェアウェイウッド専用モデルとしては珍しい先中調子で、つかまりやすくボールを上げやすい、そしてヘッドが走りやすいタイプです。
ドライバーでEVOⅡを愛用しているけれども、フェアウェイウッドには苦手意識があるような方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
調子 | 先中調子 |
---|---|
重量展開 | 40/50/60/70/80 |
【フジクラ】
MCF
カーボンと金属の融合技術を採用した、全く新しいフェアウェイウッド専用シャフトです。
カーボンのしなりとアイアンの操作性という良いとこ取りをしていて、球を拾いやすく上げやすい上に球筋の打ち分けなどの操作性も抜群です。
重量設定も40g台から80g台まで豊富にラインアップされていて、多くの方に満足していただけるシャフトになっています。
調子 | 中調子 |
---|---|
重量展開 | 4/5/6/7/8 |
【シンカグラファイト】
NEO LOOP Prototype FW SEVEN
「70g台のフェアウェイウッド専用シャフト」として設計された贅沢なシャフトです。
重量感がありつつも、速さと操作性を兼ね備えており、「叩く・払う・打ち込む」といった動きに忠実に反応してくれます。
パワーのある方で、ドライバーとのバランスも考えて70g台にするものの、操作性やシャープさが失われていると感じている方におすすめです。
調子 | 先中調子 |
---|---|
重量展開 | 74 |
【N.S.プロ】
レジオFW
一般的なシャフトとは異なる剛性パターンをしており、中間部が軟らかく手元側は硬く、中調子ではありながらも先調子に近い印象です。
中間部から先のヘッド側がしっかりとしなることで、ヘッドがよく走り、大きなしなり戻りによって高い打ち出し角を得られます。
やや重めの重量設計でスイングに安定感が生まれ、大きな飛距離を得ながらもミート率と方向性の向上が見込めます。
調子 | 中調子 |
---|---|
重量展開 | 60/70/80 |
【クレイジー】
アローFW
「矢のような鋭い球筋でフェアウェイの的をとらえる」をコンセプトに作られた、フェアウェイウッド専用の40g台シャフトです。
重いシャフトは振りきる力もないけれど、軽いシャフトでは当たり負けして飛ばない気がする方に向けたシャフトになっています。
ヘッドの戻りがよく、しっかりとつかまったインパクトを迎えやすくなりつつ、手元剛性が高く安定感もあり分厚い球を打ちやすくなっています。
調子 | 中調子 |
---|---|
重量展開 | 44 |
【三菱ケミカル】
グランドバサラFW
見た目にも高級感のあるプレミアムな軽量シャフトのフェアウェイウッド専用モデルです。
高強度カーボンファイバーを用いており、軽量でありながらも剛性が高く、当たり負けすることはなく大きな初速を生み出します。
重いシャフトを振る力はないけれど、もう一段階ヘッドスピードを上げて、もう一番手飛ぶようになってほしい方におすすめです。
調子 | 先中調子 |
---|---|
重量展開 | 39/49 |
まとめ
3wなど、フェアウェイウッドにはフェアウェイウッド専用のシャフトが発売されており、性能面でもメリットが多くあります。
大事なティーショットや二打目の長い距離を打つクラブですので、スイングやヘッドに合ったシャフトを選ぶために、ぜひ参考にしてみてください。
フェアウェイウッド シャフト 3wの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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