ゲーミングモニターには、画面の動きの滑らかさを表すリフレッシュレートという数値があります。
リフレッシュレートは60hzから240hzまで、ゲーミングモニターのモデルによって様々です。
特にリフレッシュレートが60hzのゲーミングモニターは、とても安いので購入しやすく魅力的ですよね。
コスパの良い60hzゲーミングモニターは、ゲーム初心者にとっては選択肢から外せません。
この記事では60hzのゲーミングモニターに向いているゲームやメリット・デメリット、おすすめ製品を解説します。
ぜひゲーミングモニター選びの参考にしてみてください。
目次
- 1 60hzのゲーミングモニターに向いているゲームとは
- 2 60hzゲーミングモニターのメリット・デメリット
- 3 60hzゲーミングモニターは安い高いで何が違う?
- 4 60hzゲーミングモニターの相場価格!安いの基準は?
- 5 60hzゲーミングモニターの選び方
- 6 60hz対応の安いゲーミングモニターおすすめ10選
- 6.1 【LGエレクトロニクス】22MN430H-B(21.5インチ)
- 6.2 【IODATA】LCD-AH191ED(18.5インチ)
- 6.3 【アイリスオーヤマ】ILD-A16262KS-B(15.6インチ)
- 6.4 【LGエレクトロニクス】27EA430V-B(27インチ)
- 6.5 【Acer】PM161Qbu(15.6インチ)
- 6.6 【アイリスオーヤマ】ILD-A1616MS-B(15.6インチ)
- 6.7 【HP】E14 G4(14インチ)
- 6.8 【リンクス】LKM-156FA(15.6インチ)
- 6.9 【HP】V28 4K(27.9インチ)
- 6.10 【Acer】KG281KAbmiipx(28インチ)
- 7 まとめ
60hzのゲーミングモニターに向いているゲームとは
60hzのゲーミングモニターは、Nintendo SwitchやPS4などの家庭用ゲーム機の映像出力に向いています。
これらの家庭用ゲーム機は、映像出力時の対応リフレッシュレートが60hz以下に設定されています。
そのため、それ以上のゲーミングモニターを接続してもパフォーマンスを出し切れません。
60hzのゲーミングモニターなら、モニターが出せる最大のリフレッシュレートで遊べます。
ただし、PS5は120hzまでの出力に対応しているため、60hzのゲーミングモニターは物足りないと感じる場合があります。
動きが速いゲームやグラフィックが繊細なゲームを遊びたい場合は、120hzに対応したものを選んでみてください。
60hzゲーミングモニターのメリット・デメリット
メリット
コスパが良く導入しやすい
低価格で販売されているため導入しやすいのは、60hzゲーミングモニターの一番の魅力です。
初めてゲーミングモニターを導入する時、あまりにも高価だとなかなか購入できませんよね。
60hzゲーミングモニターは、とてもコスパが良いためゲーミングモニターデビューにも向いています。
家庭用ゲーム機の最大リフレッシュレートに対応
多くの家庭用ゲーム機は映像出力時の最大リフレッシュレートが60hzに設定されています。
家庭用ゲーム機の中でも人気のあるNintendo SwitchやPS4も、最大リフレッシュレートは60hzです。
Nintendo SwitchやPS4のゲームを大画面で遊びたい人には特におすすめです。
デメリット
60hz以上に対応している家庭用ゲーム機には不向き
PS5は8K出力の他にフルHDや4K出力もできるため、最大120hzのリフレッシュレートに対応可能です。
PS5で高解像度で遊ぶ時、60hzのゲーミングモニターに出力してしまうとパフォーマンスが出し切れません。
家庭用ゲーム機をメインで遊ぶ場合は、そのゲーム機の最大リフレッシュレートに合ったモニターを検討してみてください。
PCゲームもする場合は物足りない
家庭用ゲーム機だけではなくPCゲームも遊ぶ場合は物足りないと感じてしまう場合があります。
特にFPSやアクションなどの画面の動きが速いジャンルは、リフレッシュレートが高くなるほど画面がスムーズに動きます。
最大限にパフォーマンスを発揮するためには、高いリフレッシュレートのモニターを使った方がよいでしょう。
60hzゲーミングモニターは安い高いで何が違う?
同じ60hzゲーミングモニターでも価格帯は様々で、10,000円台で購入できる物からそれ以上の物まで販売されています。
高価なゲーミングモニターは、ゲームのジャンルに合わせてモニターの画像モードを変更できます。
FPSゲームを遊ぶ場合は画像モードを変更することで、遠くの敵が見やすくなったりマップ把握がしやすくなります。
他にも目に優しい「ブルーライト低減機能」や画面のちらつきを抑える「フリッカーフリー」が搭載されている物もあります。
機能を吟味して、予算内で購入できる自分にピッタリのモニターを購入するのがおすすめです。
60hzゲーミングモニターの相場価格!安いの基準は?
60hzゲーミングモニターは20,000~30,000円台のモデルが最も多く、次いで多いのが40,000円台のモデルです。
中には10,000円台の安いゲーミングモニターもあるので、自分の予算に合わせて選ぶようにしてみてください。
コスパ面を考えると、色々な機能が搭載されている相場のモデルが安いと言えます。
同じ価格帯のゲーミングモニターでも、それぞれ搭載されている機能が違うため、必要な機能が揃っているか必ず確認しましょう。
60hzゲーミングモニターの選び方
パネルの種類で選ぶ
ゲーミングモニターのパネルには「TN」「IPS」「VA」という種類があります。
TN(Twisted Nematic)
TNパネルは、ねじれネマスティック液晶とも呼ばれる最も主流のパネルです。
ほとんどのゲーミングモニターが採用しているパネル仕様で、対応リフレッシュレートの幅が広く、コスパが良いのが特徴です。
安価で高性能なゲーミングモニターが欲しいという人におすすめです。
IPS(In-Plane Switching)
IPSパネルは、TNパネルと比較して視野角が広く、画面の白っぽさが少なく色彩表現が美しいのが特徴です。
ADS(Advanced super Dimension Switch)パネルとも呼ばれる。
TNパネルと比較して応答速度がやや遅いため、FPSにはあまり向いていません。
MMORPGなどの世界観を重視したゲームを遊ぶ人におすすめです。
VA(Virtual Alignment)
VAパネルは、TNパネルやIPSパネルと比較して黒がハッキリと発色するパネルです。
視野角はTNパネルとIPSパネルの中間くらいで、遮光性が高くぼやけにくいのが特徴です。
画面全体が黒っぽくなってしまうため、FPSで使用すると索敵がしにくくなるデメリットがあります。
ゲームで使用するよりも、映画鑑賞や動画視聴に向いているパネルです。
表面加工の種類で選ぶ
モニターの表面加工には「グレア」と「ノングレア」があります。
「グレア」は光沢感があり、出力される映像の色彩に深みがあってが美しいのが特徴です。
一方「ノングレア」は「アンチグレア」とも呼ばれ、光沢感がなくサラサラした手触りで、指紋や埃が付きにくいのが特徴です。
「ノングレア」は「グレア」と比較すると、映像にやや曇った感じがありますが、長時間使用しても目が疲れにくいです。
搭載されている機能で選ぶ
ゲーミングモニターに搭載されている機能で代表的な物に「ブルーライト低減機能」と「フリッカーフリー」があります。
ブルーライト低減機能
ブルーライト低減機能とは、その名前の通りブルーライトをカットすることで目の疲れを低減する機能です。
青色の出力が控えめになるため、全体的に画面がやや黄味を帯びた発色になります。
フリッカーフリー
フリッカーと呼ばれる画面のちらつきを抑える機能で、長時間の使用でも目が疲れにくくなります。
フリッカーフリー非搭載モニターは、画面をよく見ると黒い線が入っていますが、その線がなくなるため映像出力がクリアになります。
様々なジャンルのゲームで活躍する機能なので、ぜひ欲しい機能のひとつです。
60hz対応の安いゲーミングモニターおすすめ10選
【LGエレクトロニクス】
22MN430H-B(21.5インチ)
ノングレア仕上げのIPSパネルのモニターで、価格は60hzゲーミングモニターの中でも非常にコスパのよい15,180円です。
小さめサイズなので、デスクが小さいけれどデュアルモニターでゲームを楽しみたい人にも向いています。
モニターを左右に動かせるスイーベル機能が搭載されているので、狭いスペースでの使用でも大活躍します。
特別な機能は備わっていませんが、応答速度も5mと早く、価格以上に使えるバランスの取れたゲーミングモニターです。
【IODATA】
LCD-AH191ED(18.5インチ)
2021年12月下旬に発売されたばかりの新型ゲーミングモニターで、価格は19,470円です。
ブラックとホワイトの2色展開なので、自分のPC周りの雰囲気に合わせてカラーが選べるのも魅力的です。
ADSパネルを採用しているので視野角が広く、映像の色彩が鮮やかで美しいのが特徴です。
ブルーライト低減機能である「ブルーリダクション2」や、画面のちらつきを抑える「フリッカーレス」が搭載されています。
【アイリスオーヤマ】
ILD-A16262KS-B(15.6インチ)
15.6インチのポータブルモニターで、持ち運びにも便利なコンパクト設計です。
最安価格は19,800円と20,000円以下で購入できるので、小さくて便利なコスパが良いモニターを探している人にもおすすめです。
コンパクト設計なので、Nintendo Switchのような小型家庭用ゲーム機であれば一緒に持ち運びできます。
専用の保護カバーはスタンドにもなる2WAY仕様で、便利に使えます。
【LGエレクトロニクス】
27EA430V-B(27インチ)
フルHDのIPS液晶パネルが美しい27インチのAmazon限定販売モニターで、価格は19,980円です。
10,000円台で購入できるモニターの中では、モニタサイズがトップクラスなので、大画面でゲームをしたい人に向いています。
AMD Free Syncテクノロジーによって、画面のちらつきやカクつきを軽減する機能が搭載されているため、FPSやTPSにもおすすめです。
映像内の暗くて見にくい部分を自動認識して明るく映し出す「ブラックスタビライザー機能」も魅力的です。
【Acer】
PM161Qbu(15.6インチ)
携帯しやすいスリム設計の15.6インチモバイルディスプレイで、家庭用小型ゲーム機との持ち運び相性も抜群です。
15.6インチながらIPS仕様のフルHDパネルを搭載しているので、視野角が広く細部まで鮮明な映像を楽しめます。
背面にスタンドがついているため、好きなところに設置してゲームを楽しめます。
最安価格は20,100円と非常にコスパが良く、活躍の場面が多い便利なモニターです。
【アイリスオーヤマ】
ILD-A1616MS-B(15.6インチ)
最大表示色1677万色のIPSパネルポータブルモニターで、最安価格は21,790円です。
USB Type-C端子とminiHDMI端子を搭載しているので、AltMode対応スマートフォンとの接続も可能です。
電源を入れて端子と接続するだけの簡単接続なので、機械が苦手な人でもストレスなく使えます。
薄型で場所を選ばず設置できるので、色々なシーンでの活躍が期待できるモニターです。
【HP】
E14 G4(14インチ)
スタイリッシュなデザインが目を引く、価格.com限定のコンパクトモバイルモニターです。
左右両サイドにUSB-C端子があり、配線しにくい環境でも柔軟にケーブリングできます。
画面の輝度が高く外で使用してもしっかりとモニターが見えるため、場所を選ばず使用できるのも嬉しいポイントです。
本体背面のスタンドはしっかりと自立する作りとなっているので、安定感も抜群です。
【リンクス】
LKM-156FA(15.6インチ)
無段階チルト対応の自立スタンドを搭載したモバイルモニターで、用途に合わせて自在に角度を調節できます。
本体に3.5mmイヤホンジャックがあるため、モニターのゲーム音をイヤホンで視聴することが可能です。
パネルはIPS仕様なので視野角が広く、鮮やかな画面でゲームを楽しめます。
最安価格22,800円で、比較的購入しやすい価格帯なので、モバイルモニターの導入にもおすすめです。
【HP】
V28 4K(27.9インチ)
4K解像度対応のTNパネル仕様のディスプレイで、27.9インチの大画面が魅力的なモデルです。
応答速度は僅か3.5msで、FPSやTPSなどの反応速度が求められるゲームにも向いています。
AMD Radeon FreeSyncにも対応しているため、ゲームをしている時の遅延によるストレスがありません。
最安価格は27,940円で、値段以上のパフォーマンスを発揮してくれるのでコスパも良くおすすめです。
【Acer】
KG281KAbmiipx(28インチ)
V字スタンドが特徴的なデザインのゲーミングモニターで、28インチのTNパネル仕様です。
応答速度はわずか1msと非常に高速なので、動きの速いゲームでもストレスなく遊べます。
画面の色彩が非常に綺麗な4K対応モニターで、発色は鮮やかでしっかりしている印象です。
TNパネルはIPSパネルと比較して視野角が僅かに狭いですが、一般的なゲームであれば問題なく遊べます。
まとめ
60hz対応のゲーミングモニターは数多くのモデルがありますが、搭載されているパネルや機能は様々です。
自分が遊びたいゲームのジャンルや環境にピッタリのモニターを選んで、ゲームライフを素敵な物にしてください。
60hz対応の安いゲーミングモニターの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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